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伊坂幸太郎さんの『死神の浮力』を読了。サイコパスとの戦いだが、こちらに死神がついていればまず負けない。『マリアビートル』の王子くんほどの憎らしさではないが嫌な奴で、死神のせいでペースを乱されてコミカルでもある。
『世界の民族超入門』を読了。全世界の民族、人種、宗教とそれによる問題を解説した本。知らなかったことが多くて勉強になるし、日本が平和すぎるのを実感した。
伊坂幸太郎さんの『死神の精度』を読了。主人公の死神が対象者を1週間観察して、死なせるか死なせないか決める話。基本的に一話完結なのだが、話に連続性があっておもしろいね。
『ローマ人の物語40』を読了。ヴァレンティニアヌスは蛮族の侵入に対処する。しかしながらその後のヴァレンスは大敗。そうこうしているうちにローマ帝国はキリスト教に飲み込まれ国教化される。多神教のローマ宗教から一神教のキリスト教に変わり、政治、文化、風土が一気に変貌していく。
万城目学さんの『六月のぶりぶりぎっちょう』を読了。2編の話が入っていて、『三月の局騒ぎ』の方が良かった。場所が北白川でなじみがあるし、謎の女性「清(きよ)」さんのキャラが光ってた。
『ローマ人の物語39』を読了。ユリアヌスはキリスト教の優遇策を撤廃し改革を進める。が、得意だと思われたペルシャ戦役で細かいミスを繰り返し、戦闘中に重傷を負い死んでしまう。次の皇帝はユリアヌスの政策をすべて元に戻してしまう。
夏川草介さんの『スピノザの診察室』を読了。京都の小さな医院に勤める内視鏡医の話。この方の文体はいつもさわやかな感じがあるので、終末期を迎える患者たちとのやりとりが暗い話にならず進んでいく。『神様のカルテ』同様に好きな本ですね。
池井戸潤さんの『ハヤブサ消防団』を読了。田舎の消防団からかなり壮大な話になってくるミステリー。最後の数十ページになっても犯人が不明確でドキドキするね。相変わらず話の展開が上手。
伊坂幸太郎さんの『陽気なギャングの日常と襲撃』を読了。また短編集だけどつながりのある話だった・・・。ギャングシリーズは殺し屋シリーズほどキャラが濃くないし。
『ローマ人の物語38』を読了。コンスタンティヌスのあと、5人に引き継がれるがやっぱり争いがおこり、1人が残る。また1人だと外敵に対応できず、遺児を副帝にする。この副帝ユリアヌスは軍事、政治経験がないのだが、そこそこ有能。
『現代哲学の最前線』を読了。正義論、承認論、自然哲学、心の哲学、新しい実践論の5つの問いについて書かれた本。何となく理解できるが結局はよくわからくてすっきりしない、という状態だが、それが哲学なのかもしれない。
伊坂幸太郎さんの『首折り男のための協奏曲』を読了。長編だと思ったら短編集だった。同じ人物がちょくちょく登場するのでどうなるかと思ったら、どうにもならなかった。短編集って書いておいてよ。
『ローマ人の物語37』を読了。四頭政は終わり、コンスタンティヌスが勝ち残る。専制君主制をひくことになり、ローマ帝国自体の仕組みが大幅に変更される。キリスト教の布教も認めることとなり、雰囲気が中世ヨーロッパっぽくなってきた。
『ローマ人の物語36』を読了。四頭政が続くがそのうち6人まで皇帝が増える。運良く外敵からの侵入がない間に内戦が続き、2人までに絞られる。そしてついにキリスト教を公認する。強いリーダーシップのありそうなコンスタンティヌスが登場して安定しそうなのだが、滅亡まであと7巻。
『ローマ人の物語35』を読了。ディオクレティアヌスは北と東の侵入に対して帝国を2つに分けてさらに副帝を置く四頭政を敷く。軍は肥大化して巨大な官僚組織が出来上がる。支出増大に伴う税制改革、インフレ対策を行うが、権力の集中が進み、絶対君主制に変わっていく。外敵への対策はできたが、だんだんと内部からのほころびが目立ってきました。
ヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』を読了。ドイツの強制収容所から生還した精神科医の話。昔の本なので読みにくいかと思ったが、自分の体験が淡々と記述され理解もしやすい。この本の最大のポイント"わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なのだ"がすんなり理解できず、何度も読み返したがまだしっくりこない。極限まで追い詰められた人のことを、そんなに簡単に理解できるものではない。
『ローマ人の物語34』を読了。帝国の劣化は見られるが、それでも有能な皇帝があらわれる。アウレリアヌスは3分割してしまった帝国を再び統一し、プロブスは蛮族の侵入から守るのではなく攻め込んで撃破する。しかし、いずれも謀殺される。このころの皇帝は謀殺→病死→謀殺→病死→謀殺→事故死→謀殺→謀殺、で殺されすぎですね。
町田そのこさんの『52ヘルツのクジラたち』を読了。ほわーんとした主人公とクジラの話で癒されるが、ストーリー全体は最初から最後までかなりえぐい。硬軟織り交ぜた展開にぐいぐい引き込まれる。女性作家の作品は想像を超えた切り込み方をされることがあって、今回も心臓をぐさぐさやられた。また素晴らしい作家に出会えてうれしい。
『荒木飛呂彦の新・漫画術 悪役のつくり方』を読了。絵も交えながらの制作術の紹介の内容。文章もJOJOっぽいんだよなー。何がJOJOっぽいかうまく説明できないけど。面白いというより飽きさせない感じ。プッチ神父の素数を数えるシーンを読んで数学者になりました、という読者の話を挟むし。あと読んでない短編の話がでてきたが、単行本になってないみたいで読みたい。
セネカの『人生の短さについて』を読了。人生は短いわけではなくて使い方が悪くて短くしている、とのこと。ローマ皇帝ネロの家庭教師をしていた2千年前の哲学者の本であるが、人間そのものや悩みはほとんど変わってないですね。
『ローマ人の物語33』を読了。兵士による皇帝殺害が続いて、皇帝が次々と現れては消える。帝国はゴート族の侵入とペルシアとの2方面から攻められる。有能さを発揮しそうだったデキウスはゴート族との戦争で戦死し、ヴァレリアヌスはペルシアに捕縛される。もはやすぐ滅亡しそうなほど大ピンチな気がするが、まだあと10巻ある。
伊坂幸太郎さんの『火星に住むつもりかい?』を読了。危険人物を処刑する平和警察と戦う正義の味方の話だが、ちょっとひねっている。いつもよりユーモアが少なくて最初の1/3はディストピアの話が続くが、そのあとは軽快に話が進む。やっぱり伊坂作品は面白いね。
マルクス・アウレリウスの『自省録』を読了。賢人皇帝と呼ばれたマルクス・アウレリウスの記録ノート。ローマ皇帝とはいえ元老院と強調して政治を進めなければならなかったので、人間関係のお悩みが多い。あと皇帝としてのあるべき姿、政治的な判断についてもいろいろ悩んでいますね。
『ローマ人の物語32』を読了。セヴェルスの息子のカラカラは軍事的には才覚を見せるが、ローマ市民権の開放を行い帝国の弱体化に拍車をかける。マクリヌス、ヘラガバルス、アレクサンデル・セヴェルスはいずれも結局は外敵にうまく対処できず軍に忙殺される。ローマ帝国の混乱はさらに深まる。
ポスト数から2024年は43冊の読書をしました。今年はもっとたくさんの本に出合いたいね。