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ブッコです。実家にいた猫の名前です
Twitterではbukko_neko
「鍵のかかった部屋」ってミステリファンならいくらでも想起するいろんな超絶トリック作品があるし英文学好きならオースターと思うかな。これはなんと「糸を使って鍵をかける」ってベタベタの古典トリック縛りの同一トリックアンソロジー。どれも楽しいけど過去を辿る大叔母さんの話がよかった(クリスティ好きは過去事件が好き)
November 8, 2025 at 12:23 AM
阿刀田高「チェーホフを楽しむために」図書館本。このシリーズ昔たくさん読んだけど、来月ちょうどチェーホフのお芝居観に行くので未読だったのを手に取りました。代表作の戯曲は読んでるけど短編は有名な数編読んだくらい…のレベルでも十分おもしろい。まあそういう読者向けなんだよね。作者の作家視点からの分析はさすがという感じ。
November 8, 2025 at 12:08 AM
済東鉄腸「千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話」…タイトル長い!そしてタイトルそのままの話、おもしろい、おもしろい!勢いというかグルーヴ感があってどんどん読めて、読みながら泣き笑いみたいな感情がだばだば湧いてくる。…この勢いが自分にあれば私だってとっくにロシア語の詩くらい書けてるはずなのにとじっと手を見てしまう
November 7, 2025 at 11:59 PM
映画を先に観ました(低予算でよく作ったと思う)。かげはら史帆「ベートーヴェン捏造」内容はずっしり重いけど文体は軽めで読みやすい。芸術の、音楽の偉大さが人を狂わせて彼我の境を越えさせてしまうの?それともそもそも人の心奥にそういう願いが埋まってるの?とか考えちゃった
November 7, 2025 at 11:50 PM
武塙麻衣子「酒場の君」作中の言葉を借りるなら「絶妙なタイミングで出されるすなぎものような」味わい。読み終わりたくなくて少しずつ読んだ。言っちゃえば全編酒場に行って飲んでくるだけの話なのに、離れがたい感じがするのはなぜ。
微妙に行動範囲が被ってて知ってる店も知らない店もあるのが好ましい。いつか行くぞとメモったりしたし、折にふれ再読しそう
November 7, 2025 at 11:41 PM
筒井康隆「本の森の狩人」図書館払い下げ本。初めて知ったタイトル。一年という短いスパンだったから?なのかあんまり話題にもされてないような…これがいやもう掘り出しもので!筒井御大が論じるだけでなく本毎に唯野教授に美藝公、七瀬ちゃん、ファン大喜びのキャラが語るんですよ、すごい!逆に言えば筒井ファンでないと面白みがわからないのかも…
November 7, 2025 at 11:25 PM
忘れた頃の読書記録
November 7, 2025 at 11:15 PM
鯨統一郎「文豪たちの怪しい宴」おなじみのバーで意外な新説が語られるシリーズ。うまい!なるほど!っていうのもうーん?無理筋?っていうのも人それぞれにあるでしょう。私は「走れメロス」の話が好き。昨今まことしやかに動画で語られる「あの名作実は…だったんです!」みたいなのより遥かにソフィスティケートされてて好き。
September 18, 2025 at 12:02 AM
岸本佐知子「わからない」。翻訳家にして名エッセイスト…迷子になりそうな読後感から迷の字を当てたいけど失礼になるのでやりません。写真集やビジネス本の感想「ベストセラー快読」の切り口もそりゃおもしろいけど、たとえばリディア・デイヴィスを語る熱量は半端なくてすごくいい。「わかる」。
September 17, 2025 at 11:54 PM
仕事関係で読んだ「推薦入試の合格法」、実感としてかなり腑に落ちる。高校生のいるおうちの人は読むといいと思う。「推薦や総合型は都会で留学とかしてるお金持ちで明るくハキハキした陽キャの子が受かる」って先入観が消えるよ!小手先の合格テクの話じゃなくて本質の見極め重要、という内容です
September 17, 2025 at 11:14 PM
久住昌之「面食い」と書いてジャケぐいと読む。ネットに頼らずに店構えでふらりと入るのって現代の冒険譚じゃないかしら。(行ってみたいお店いくつかあったけど誰かに踏んでもらった道しか進めないのは臆病者…)
毎月読んでる「おとなの週末」の連載がメインだけど新鮮に読んだ
September 17, 2025 at 11:03 PM
「書くことのメディア史」大著だから時間はかかるけど、チューリングのイミテーションゲームとかから始まって、基礎知識少しあるとかなり読みやすい。大きな流れを俯瞰して、自分はどうありたいか考えられる本。「ジーヴスとしてのAI」そのように使いこなしたいところだけど。
September 17, 2025 at 10:55 PM
読書記録ほったらかしだ、ぼちぼち書こ
September 17, 2025 at 10:46 PM
「おお振り」38巻!新一年生も入ってきて、サインとか守備位置とか丁寧に描いててほんと面白い、面白いんだけどこのペースで三年まで描き切るまで私、生きてられるかな…エナメルのタイプとかセカユニについて触れてる野球マンガ他に知らないよ(そうね最近はリュックタイプだよね〜)
July 19, 2025 at 12:38 AM
野瀬泰申「文学ご馳走帖」出張続きだったので車内で軽く楽しく読めるものをたくさん借りてました。軽快なテンポでどんどん読んでいけるけど、本書は単なる蘊蓄や裏話だけではなくて、全体から日本の文学のそこかしこに流れる食文化のありよう、変化が浮かんでくるようで、読後感はどっしりとお腹いっぱい。好ましいです。
July 19, 2025 at 12:28 AM
新大阪の駅ナカで古書市やっててクリスティの原書がごっそりあって悲鳴あげた(安い、欲しい、でも持って帰れない!)
「ゼロ時間へ」があれば…と思ったけど見当たらず、「終わりなき夜に生まれつく」を買いました。いやでもこの表紙はどうなの?(ネタバレというには微妙、でも…という感じなので説明はしません)
July 19, 2025 at 12:19 AM
「コーヒーブレイクに読む喫茶店の物語」図書館本、ショートストーリーが25作品。どんどん読めてキリも良くて出張の合間に最適。まあ玉石混交ではあるけどワンテーマだと「まあこんな切り口が…」みたいな楽しみ方もある。知らない作家さんと出会えるからアンソロジー好き
July 19, 2025 at 12:12 AM
信田さよ子「なぜ人は自分を責めてしまうのか」オンライン講座をまとめたもの。家族や母娘関係に悩んだ訳でないんだけど、掘り下げたくなっていつもこの作者の本を手に取っちゃうし、いつもハッとさせられるとこがある。「不確実性に耐える」というのが、「〈私〉を取り戻す哲学」のエポケーと通じる気がして、また戻って読んだり。
July 19, 2025 at 12:05 AM
ナシエ「かわいい北欧」「北欧が好き」エッセイコミック、かわいい絵柄で北欧愛強くて、北欧への憧れがマシマシになります。フィンランド行ってオーロラは見てみたい、けど寒いのきらい、でもムーミンは好き…など引き裂かれる自己なのでした
June 9, 2025 at 11:57 AM
岩内章太郎「〈私〉を取り戻す哲学」、図書館本。二章までしか読んでないけど一章の「退屈した食傷精神」というとこがドンピシャにハマってしまい、一語ずつ噛み締めたい感じで、全然読み飛ばせない。これは買わないといけない、でも買うと安心して止まっちゃうやつ…まずは読了しないと。エポケーについて時間をとってゆっくり考えたい
June 9, 2025 at 11:50 AM
「世界はラテン語でできている」おもしろかった!日本語でも重みや特別感出すのに四字熟語使っちゃうみたいにラテン語使う感じがなんかわかる。私も「たとえば」ではe.g.を頑固に使う…ちゃんと勉強したいと思いつつ幾星霜、知識が増えてうれしい
June 9, 2025 at 11:40 AM
「地政学で読み解く『これからの世界』」「学校では教えてくれない地政学の授業」ちょっと必要があって読んでる。へえ、知らなかった!と思うようなことが結構色々書かれてるのに端からサラサラこぼれてくのなんとかしたい。断片は入っても大きな体系だった知識に育っていかない感じ…
May 19, 2025 at 8:38 AM
岸本葉子「幸せは97%で」ブログからのエッセイ集。何読んでも誠実で正直な感じの作家さんなので疲れてるけど何か読みたいって時に選びがち
May 19, 2025 at 8:31 AM
「アガサ・レーズンと告げ口男の死」シリーズものはなんかダレてきたなと思っても読んでしまう。本格ミステリの謎解きを求めてる訳じゃないから誰が犯人でも同じっぽ展開でもいいんだ(おもしろいのよ?)。中国系警官のビルくんには幸せになってほしい
May 19, 2025 at 8:24 AM
塩野七生「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」コンクラーベのニュースでふと思い出して再読、というか何十年ぶりかの再々々々読くらい。なにしろ人生で初めて買ったハードカバーの本がこれ。初っ端でコンクラーべ出てくる。んで枢機卿をすうきけいと読むのはこの本のせい(ルビふってあった)
May 9, 2025 at 9:33 AM