大吉堂
banner
daikichidou.bsky.social
大吉堂
@daikichidou.bsky.social
古本屋「大吉堂」店主の独り言。
「10代の心(実年齢問わず)を刺激する」本を並べる。YAと懐ラノ(懐かしのライトノベル)、SF、ミステリ、ファンタジーなど娯楽小説中心。
https://daikichidou.web.fc2.com/
朝日新聞は日ごろ、ジェンダーや部活のあり方、勝利至上主義でないスポーツなど、様々な問題に取り組み記事にしているのに、高校野球となると何故こうも思考停止してしまうのか。女子マネージャーが選手のためのごはんを炊く写真を一面に載せるなよ。と思う。
July 14, 2025 at 6:36 AM
子どもたち(中高生含む)が、自分で選んだ本を自分のものにする体験は絶対に必要だよね! という催しを来月やります。子どもたち(中高生含む)が夏休みに自由に過ごせる場所が必要だよね! と、町に駄菓子屋さんは必要だよね! も同時にやっちゃいます。お楽しみに。
July 12, 2025 at 12:22 PM
2025年6月の #読了 をまとめました。少なめの9冊読了。バラエティに富んだ読書になっていたかも。好きなものばかりに出会えたひと月。

大吉堂読書録・2025年6月|大吉堂
note.com/daikichidou/...
大吉堂読書録・2025年6月|大吉堂
『沢村貞子の献立日記』新潮社とんぼの本 テレビでもお馴染み献立日記を再現したレシピや、縁のある人の言葉、本人の著作からの引用などなどから、沢村貞子という人物が浮かび上がる。 シャンとした人、という印象。食べるということは、生活の基礎となることだなと改めて思う。 さて今日は何にしましょうかね。 『レディ・ムラサキのティーパーティ らせん訳「源氏物語」』(毬矢まりえ、森山恵)講談社 100年前ウ...
note.com
July 12, 2025 at 12:48 AM
『こうべの古書ノ市』
神戸阪急本館9階催場
6/18(水)〜6/23(月)

設営してきました。児童書、海外児童ファンタジーをしっかりと。アート&デザイン関係の本をどっさりと。本についてや料理の冊子もたっぷりと。今回児童書を扱うお店も多いです。ぜひぜひお楽しみくださいませ。
June 18, 2025 at 2:51 AM
オタクはずっと差別や偏見や排他的思考に虐げられてきたではないか。だからこそオタクは、全ての差別や偏見や排他的思考に反対し抗わなければいけない。そう思う。
June 14, 2025 at 9:43 PM
「こうべの古書ノ市」
6月18日(水)〜23日(月)
神戸阪急本館9階

大吉堂も参加します。YAと児童書、ファンタジー強めでどっさりと。ここ半年くらいにやって来た、アート&デザイン系のアレコレも、まとめてどーんと並べてみます。よろしくお願いします。
#こうべの古書ノ市
June 14, 2025 at 7:15 AM
『パラゴンとレインボーマシン』(ジラ・べセル、三辺律子・訳) #読了

伯父が残したロボット・パラゴンに隠されたものとは。先天色覚異常、雨が降らず水を求め世界中が戦争をしている時代、人とは違うこと、ロボットらしくないロボット。様々な要素が絡み集約するラストシーンが印象的で心打たれる。
May 1, 2025 at 1:20 PM
『放課後によむ詩集』(小池昌代・編) #読了

詩のアンソロジー。放課後から連想されるイメージは様々だろう。この本のタイトルを見た時に「枠外」という言葉が浮かんだ。読んでみると、あながち外れてもいなかったなと思う。詩を味わうことにまだ慣れていない。でもじわりと体に沁み込むものを感じた。
April 26, 2025 at 12:59 PM
『マイ・ディア 親愛なる物語』(氷室冴子) #読了

あの時代の氷室冴子の熱量のこもった語り口で、当時でさえ過去のものとなりつつあった作品の魅力が語られるからこそ「家庭小説」と呼びたい。
作家ならではの視点による、作劇上のポイントや、女性作家が物語ることへの想いも示されることに心が響く。
April 25, 2025 at 10:25 PM
『小説』(野崎まど) #読了

小説が好きです。なぜ小説を読むのか、小説を読むことに意味があるのか、小説とは何か。その答えは自分の中に何となくあります。それを小説の形で明確に提示したのが、この『小説』でしょう。小説が好きです。好きでよかった。そう思わせてくれる小説です。
April 23, 2025 at 1:38 PM
『烏は主を選ばない』(阿部智里) #読了

待っていました、雪哉ですよー! アニメを先に見た時から彼の大ファンです。なのでこのシリーズ、1〜2巻は続けて読むことを強くお勧めします。
うつけ若宮とぼんくら少年。自分が最も大切にすることを守るための決意。この台詞で締めるのかと心が震撼した。
April 21, 2025 at 1:47 AM
6月開催の「こうべの古書ノ市」、8月開催の「夏の阪神古書ノ市」のチラシが届きました。この2件含む、大阪、京都、兵庫、三重の古書催事案内しおりもあります。どれもこれも、よろしくお願いします。
#こうべの古書ノ市 #阪神古書ノ市
April 20, 2025 at 11:13 AM
『名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド』(杉江松恋・編著) #読了

豪華で楽しいミステリ入門。古典メインの海外ミステリ作品の紹介、名探偵パスティーシュ、豆知識など、楽しみ方満載。既にミステリに慣れ親しんでいる身にも、改めてまとめられたものを読むことで再発見があります。
April 19, 2025 at 5:35 AM
銀英伝は徳間ノベルズと創元SF文庫で読んでいました。なので徳間文庫の解説を読んでいなかったということに気づいたのです。先日まとめてやって来たので、解説をまとめて読む。楽しい。あの話はここに載っていたのか! という発見も。楽しい。
April 18, 2025 at 12:22 AM
『漂流 本から本へ』(筒井康隆) #読了

幼少期からの読書遍歴、読んだ本を語りながら自身の半生を描く。
この自伝部分が滅法面白い。その時の意識がどこに在ったのか、どこを向いていたのかが本を介して語られる。
自作への影響も示し、いかにして筒井康隆は筒井康隆となったのかを見ることができる。
April 18, 2025 at 12:09 AM
『烏に単は似合わない』(阿部智里) #読了

アニメが途轍もなく面白く、原作読まねば! との思いから手に取るまで時間掛かりましたが、読み始めました。
表現媒体の違いによる描写の差異を、思う存分に堪能する。特にアニメは構成が違ったためここでは描かれてない部分があり、そのために見えてくるものや、際立つものがあるのことに気づく。
それがアニメとの印象の違いを生んでいるのだと楽しむ。それができるのも、この作品の持つ力のすごさだろう。面白い。
こうなると次巻もまた、見えてなかった魅力に気付かされるのかと楽しみになる。
April 16, 2025 at 9:49 PM
『わたしたちが光の速さで進めないなら』(キム・チョヨプ、カン・バンファ・ユン・ジヨン・訳) #読了

SF短編集。各作品を読むと、SFは世界を創るものだという思いを強くする。かと思えば、個人の感覚や想いに則した描写があり、その人物の目を通してまた世界が描かれる。
世界を映すカメラが大きく引いたり寄ったりすることで、世界からはみ出たものにも焦点が合わさる。
それがSFの力であり、キム・チョヨプ作品の魅力なのだろう。ここで描かれる世界が好きだなあと思える、幸せな読後感があった。
April 13, 2025 at 6:09 AM
やって来ました。ベイカー街少年探偵団ジャーナル、少年シャーロック・ホームズ、福家警部補、にかいどう青、辻堂ゆめ、紅玉いづき、ビースト三獣士、卵王子カイルロッドの苦難、谷山浩子、ブレイディみかこ。
April 11, 2025 at 10:34 PM
『街に躍ねる』(川上佐都) #読了

絵が上手で物知りで不登校でコミュニケーションが苦手な高校生の兄。小学生の晶は他人から兄が「普通じゃない」と評されたことに戸惑う。自分の中の一番弱い部分を刺激されたような、心の中のあれこれを強く掴まれたような感覚。晶が必死に考える姿に感情が渦巻く。
April 11, 2025 at 9:10 AM
『さみしい夜のページをめくれ』(古賀史健) #読了

中学生タコジローの物語に乗せて、なぜ本を読むのか、どう本を選ぶのか、いかに本を読むのかを考える。本棚から光り輝き浮き出る本の言葉。あなたのための本がある。どんな自分になりたいのか。自分の本を見つけた時、その答が見えてくるかも。
April 10, 2025 at 11:44 AM
「子どもの本」と言うときに、そこに中高生向けのYAも入れてください! と強く思うのです。YA専門の図書館や新刊書店や古本屋のできないかなあ。もっとYAというジャンルが広まりますように。10代にYAが届きますように。
April 9, 2025 at 1:00 PM
町なかに誰でも使えるベンチとトイレとゴミ箱が必要だ。
April 9, 2025 at 1:09 AM
誰かがつけた「評価」でしか作品を見られない(読めない)なんて、悲し過ぎるしつまらない。自分の価値観を持てばいい。面白いか面白くないか、いいものかどうかは、自分で決めればいい。作品を見た(読んだ)感想に正解なんてない。自分の感情に答え合わせをすることなんてない。
April 7, 2025 at 1:28 PM
『呼人は旅をする』(長谷川まりる) #読了

なにかを引き寄せてしまう呼人は、その特性ゆえに旅をする。理由なく不意に「マイノリティ」になってしまった人にまつわる、偏見、同情、理解、困難、諦観、支援、そして希望を、オムニバス短編により様々な情景とともに描く。実に巧い。そして面白い。
April 7, 2025 at 4:03 AM