テレンスの青い空
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テレンスの青い空
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xでは「テレンス」名義でやっておりました……ていうか、今もやってます。ただ、最近のxのしんどさに避難してきました。とりあえず映画の感想中心に……。あ、感想は基本Xのものと同じですが、イイですよね? よう知らんけど。
●シネ・ヌーヴォXで松井良彦『こんな事があった』(2025)。繋がりや葛藤、断絶や怒りと、心やその痛みを描き出そうとするあたり、監督の映画は昔から全然変わってないように思う。主演の若い2人が素晴らしいが、2人を取り巻く井浦新、柏原収史、波岡一喜など大人たちの描写にも感じ入るものが。力作。
November 12, 2025 at 4:45 PM
Reposted by テレンスの青い空
◎『旅の日々』
こんなククククッて笑ってもいいのだろうかというくらい笑ったぁ〜

11月、豊田、阪本、三宅と邦画でこんな贅沢してもいいんだろうか〜 それぞれ持ち味出てたなぁ〜
November 7, 2025 at 1:17 PM
●イオンシネマシアタス心斎橋で三宅唱『旅と日々』(2025)。ホントに題名通り(笑)だが、そこはかとなくシミジミと面白い。シム・ウンギョンを主人公という発想には驚いたが、見ると実に味わい深い。こういう映画が商業作品としてちゃんと作られ公開されることに、ちょっと感動。これは再見せねば。
November 12, 2025 at 1:37 AM
●シネ・ヌーヴォで大河原恵『素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎる』(2025)。現実的にはかなり痛々しい状況では……?と思う、その一方で映画の作り手が主人公や周辺の人々を全力で(!!)肯定し魅せてくれているので、けったいな印象を良い意味で持ちつつ見終わってとても嬉しくなった。監督の次作も楽しみ。
November 9, 2025 at 3:39 PM
●シネ・ヌーヴォでミゲル・ゴメス『私たちの好きな八月』(2008)漸く初見。ドキュメンタリーがいつの間にかフィクションに…というだけでなく、相互に絶妙にせめぎ合っていて、その独特のあわいに戸惑いつつもグイグイと魅入ってしまった。これは早くも再見したいなあ、と楽日に見たのを少し後悔w あと、前作のミュージカル場面は正直微妙wだったけど、今回は音楽が良かったですね。
November 7, 2025 at 11:48 AM
●シネ・ヌーヴォXでギデンズ・コー『赤い糸 輪廻のひみつ』(2021)。元になる世界が台湾に暮してないとピンと来ない題材(台湾の若者はピンと来たのだろうか?)を用いて、ここまで上等エンタメを創りあげ、しかも些細なことでも徳を積んどかなアカンなぁ〜wと嫌味なく思わせるのだから、いや~お見事!
November 4, 2025 at 12:10 PM
●シネ・ヌーヴォで成瀬巳喜男『秋立ちぬ』(1960)。大人の身勝手さに純真な子供が翻弄させられる悲劇なのだが、いいかげんであればあるほど大人たちが喜劇に見えてしまうという不思議。ていうか落語を見てるようで、それぐらいの心持ちでいれば大丈夫だよ、と思った私も随分と薄情な大人だなと苦笑。
November 4, 2025 at 9:40 AM
●シネ・ヌーヴォでミゲル・ゴメス『自分に見合った顔』(2004)。突き放しつつ、どこかセンチメンタルな印象が。調べたら監督自身も30歳代前半の頃なので、当時の心情も加味されてるんだろうなあと色々推察。逆に言えば今こういう題材を撮ったら、どんなふうに描いてみせただろう?とも思ったりも。
October 29, 2025 at 12:38 PM
●出町座でリュック・ムレ『映画館の座席』(1989)。いや~まだまだ私はシネフィルじゃないなぁ〜と安堵のため息がw カフェで主人公ら仲間たちが集まる場面は作り手の自虐も含む悪意を感じつつ、なんだか主人公がマシに見えてきて苦笑。今後もムレ特集をするなら次はコッタファーヴィ作品もヨロシク。
October 29, 2025 at 9:04 AM
●イオンシネマ高の原でポール・トーマス・アンダーソン『ワン・バトル・アフター・アナザー』(2025)。このタイミングでコレが公開されるのだからハリウッドを侮れないw 勿論映画も素晴らしくて、ガチな社会派な面と緩いリズムとユーモアとの絶妙な融合はずっと見ていたい衝動に駆られる。お見事!
October 27, 2025 at 12:38 PM
●出町座でアルベール・セラ『パシフィクション』(2022)。正直最初はどうなるのかと。しかし、ブノワ・マジメルのある場面での長台詞の演技から、彼が映画全体を見事に体現してみせていることに気づいて、うわ〜もう1回最初から見直してぇ〜と(苦笑)。それぐらい尋常じゃない映画でした。
先日見た『サターン・ボウリング』と同じ2022年の作品。余計な感傷やカタルシスを排している点で共通するのは偶然か必然か? 『パシフィクション』の場合はナルシシズムとは違う、ある種の諦念のようなものが伝わってくる。ラスト、いや~そこで終わりますか!と。
誰か配給・公開しませんか?
October 25, 2025 at 12:49 PM
●シネ・ヌーヴォXで横浜聡子『海辺へ行く道』(2025)。三好銀の原作を読んで見直すと、原作の面白さを踏まえての脚色・演出の素晴らしさに唸った。石井輝男がつげ義春を映画で肉迫した方法は採らず、十数年後にアップデートされた、映画から原作への愛すべき返信のように見えた。再見の今回も堪能。
October 23, 2025 at 1:46 PM
●シネ・ヌーヴォでサタジット・レイ『主人公』(1966)。監督の映画を続けて見ていて、良い意味での人への視線の厳しさを感じていたけど、更に言えば真面目。もう少し浮かれまくっても良いのにと思うぐらい主人公が真面目、それゆえの厳しさだなぁと思ったり。限定された空間での人物捌きもあざやか。
October 23, 2025 at 1:46 PM
●シネ・ヌーヴォでサタジット・レイ『臆病者』(1965)。これもまた題材的にはメロドラマになっても不思議ではないのだが、そんな甘さを蹴散らす厳しさが映画に漲っていた。この時代にこれを作る凄さを思いつつ、60年近くを経てインドの若い監督が『私たちが光と想うすべて』を撮った意義もひしひしと。
October 23, 2025 at 1:45 PM
●シネ・ヌーヴォで成瀬巳喜男『女優と詩人』(1935)。その後の成瀬作品のイメージからは想像もつかない軽やかな喜劇で驚くが、トーキー2作目でこれほど手馴れた音や声の演出をしていることにもビックリ。クレジットには主題歌ならぬ主題落語(!)があったそうだが、確かに映画のノリは落語に近いかも?
October 23, 2025 at 1:44 PM
●京都シネマでパトリシア・マズィ『サターン・ボウリング』(2022)。先日の映画批評月間で見た監督作にも「男をこんなふうに見ている」という面を感じさせてはいたが、本作はそれを更に深化させ、余計な感傷を排し、ひたすら観察し凝視する映画に。その徹底ぶりと内容の凄まじさに恐れ慄く。物凄い。
October 20, 2025 at 12:55 PM
●イオンシネマ高の原で押井守『機動警察パトレイバー2 the movie』(1993)。今夜だけ一番大きな劇場での上映だったので満を持して(?)。今見ても驚くほどに凄い、それもかなりヤバい映画だったんだなぁと。そして絵の素晴らしさは勿論だが、声の演者さんの素晴らしさに改めて感動。特に榊原良子さん!!
October 18, 2025 at 12:23 PM
●シネ・ヌーヴォでサタジット・レイ『音楽サロン』(1958)。撮影や美術、音がホント素晴らしくて。主人公にはちっとも同情できないのにね…と苦笑。そんななか踊り子と楽団を招いた会での主人公の行動は、唯一共感というか胸がすく思いに。でも後できっちり方を付ける、その厳しさと容赦のなさに圧倒。『チャルラータ』もだが、今時の映画の作り手でここまで登場人物に厳しい視線を持つ人、いますかね? その一方で『音楽サロン』では、主人公が没落する前は人々に慕われていたのであろうという面が、説明ではなくニュアンスとして、そこはかとなく伝わってくるのだが、それ故にギャップもまた凄い。
October 16, 2025 at 1:08 PM
●シネ・ヌーヴォでサタジット・レイ『チャルラータ』(1964)漸く初見。知らない固有名詞が一杯あったwけど、画面から受ける躍動感、空間の捉え方、音や音楽の絶妙さ…と、ハーッとため息の連続だった。特に凄かったのがラスト。甘いようで、寧ろ人の見つめ方の厳しさを感じて、見終わって暫し呆然。
October 14, 2025 at 9:40 AM
●シネ・ヌーヴォでアルノー&ジャン=マリー・ラリュー『ジムの物語』(2024)。一見すると駆け足で物語を追ってるように思えて、時間の流れとそれに伴う変容と不変を的確かつ繊細に捉えていて、それらを見事に体現する主演のカリム・ルクルーに唸った。これはどなたか頑張って配給・公開してほしいなあ。
October 10, 2025 at 3:06 PM
●尾花deキネマでパスカル・ボニツェール『オークション 盗まれたエゴン・シーレ』(2023)。ドロドロとした魑魅魍魎な世界とそこに生きる人々(と、そうでない人々)をサラリと語ってみせるのが愉快だが、個人的には嘘をつく=演じることでこの世界を生き抜こうとしている…ように見える研修生の女が痛快。
October 10, 2025 at 12:56 PM
●シネ・ヌーヴォでパトリシア・マズィ『走り来る男』(1988)。一応ジャンルとしてはドラマなんだろうが、サスペンスも、スリラーも、そして西部劇もある(!?)と意外な印象も強く、長編第1作にしてこのエネルギーに凄え〜ッ!と唸った。これは『サターン・ボウリング』を心して見に行かなくては……!
October 6, 2025 at 12:28 PM
●シネ・ヌーヴォでパトリシア・マズィ『ボルドーに囚われた女』(2024)。ファンタジーで甘いお菓子を゙拵えてしまいがちなところを、それは無い!と毅然と言い切り、更にその先をもきちんと描いてみせるあたりに、ちゃんとした大人の監督が作る映画だなぁと。こういうのこそ日本で配給ついてほしいね。
October 5, 2025 at 9:24 AM
●アップリンク京都でエナ・センディヤレビッチ『テイク・ミー・サムウェア・ナイス』(2019)。よく練られたと思しき1つ1つの画面が、見ているうちにどんどん窮屈な印象になるのだが、それが3人の登場人物が置かれている状況や心情にスライドしているよう。ユーモラスよりも切実な何かを強く感じた。それにしてもよくまあ、こういうのを買い付けて配給・公開したなぁと。
September 30, 2025 at 12:54 PM
●塚口サンサン劇場でソイ・チェン『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(2024)。見終わって感じたのは『ALWAYS三丁目の夕日』とアクションとの香港的融合。特にセットと合成の在り方にそれを強く感じる。経過する時間の重層性が至る所から感じられたり、思った以上に渋い味。最後、泣けた。
September 25, 2025 at 1:10 AM