冬眠する刀は人型のまま眠っちゃう子もいれば本体に戻っちゃう子もいる。笹は人型のまま冬眠するタイプ。
冬眠する刀達は数が多くないので一つの大広間にまとめて寝かされる。
毎年11月下旬頃からいつ冬眠しても良いように準備を始め、12月初旬には眠り始める。
放っておいても餓死する訳でも錆びる訳でもないので、三日に一度、清掃当番が本体を手入れしたり人型の身なりを綺麗にする。
身内や恋刀がいる場合は、その相手が世話をしたりする。
稲さんは冬眠明けまで毎日世話をしにくる。
こんこんと眠り続ける笹の髪を梳いたり着物や布団を直したり時には隣で寝たりする。
冬眠する刀は人型のまま眠っちゃう子もいれば本体に戻っちゃう子もいる。笹は人型のまま冬眠するタイプ。
冬眠する刀達は数が多くないので一つの大広間にまとめて寝かされる。
毎年11月下旬頃からいつ冬眠しても良いように準備を始め、12月初旬には眠り始める。
放っておいても餓死する訳でも錆びる訳でもないので、三日に一度、清掃当番が本体を手入れしたり人型の身なりを綺麗にする。
身内や恋刀がいる場合は、その相手が世話をしたりする。
稲さんは冬眠明けまで毎日世話をしにくる。
こんこんと眠り続ける笹の髪を梳いたり着物や布団を直したり時には隣で寝たりする。
稲さんは自分が笹にとって最愛だと疑わないので真っ先に笹の元に向かって行く。今ならはぐらかされないで素直な本音が聞けるだろう、甘やかしてやろうと笹の部屋に直行するけど不在。お互い非番なのですぐ帰って来るだろうと部屋前で待つが、いくら待っても帰ってこない。痺れを切らして本丸中を探しに行くがどこにもいない。良かろう、ならば絶対に探し出してみせると変なスイッチ入っちゃう稲さん。
稲さんは自分が笹にとって最愛だと疑わないので真っ先に笹の元に向かって行く。今ならはぐらかされないで素直な本音が聞けるだろう、甘やかしてやろうと笹の部屋に直行するけど不在。お互い非番なのですぐ帰って来るだろうと部屋前で待つが、いくら待っても帰ってこない。痺れを切らして本丸中を探しに行くがどこにもいない。良かろう、ならば絶対に探し出してみせると変なスイッチ入っちゃう稲さん。
毎回純粋に驚いちゃう、かわいっ
毎回純粋に驚いちゃう、かわいっ
近況報告などたわいのない話をしつつ酒を呑み進めて、ふと会話が途切れた時に遠くを見つめる笹の横顔をぼんやり見つめて「好きだ」と思わず零してしまう稲さん。
ハッと我に返りしまった振られてしまうと強ばっていると、笹がゆっくり稲さんの方を見て「オレも好きだよ」とにっこり微笑む。
何が起こったか分からず目を白黒させながら「それは…本当か?」と恐る恐る確認すると笹が吹き出して「嘘ついてどうすんの」とクスクス笑うから、
近況報告などたわいのない話をしつつ酒を呑み進めて、ふと会話が途切れた時に遠くを見つめる笹の横顔をぼんやり見つめて「好きだ」と思わず零してしまう稲さん。
ハッと我に返りしまった振られてしまうと強ばっていると、笹がゆっくり稲さんの方を見て「オレも好きだよ」とにっこり微笑む。
何が起こったか分からず目を白黒させながら「それは…本当か?」と恐る恐る確認すると笹が吹き出して「嘘ついてどうすんの」とクスクス笑うから、
「まっはっは!こじゃんとお迎えしちゅうがや!」
「むつぅ!待ってたよお!」
「ほいたら、お待ちかねの土産じゃ」
「わ!あいがと!むつ、好き~~~」
「わしもおまんのこと好きやき、両想いじゃなあ」
仲良さそうな二振りを見て、酒に目がないとはいえ、これは浮気じゃないか!?とヤキモチやく稲さん。このあと拗ねる。
「まっはっは!こじゃんとお迎えしちゅうがや!」
「むつぅ!待ってたよお!」
「ほいたら、お待ちかねの土産じゃ」
「わ!あいがと!むつ、好き~~~」
「わしもおまんのこと好きやき、両想いじゃなあ」
仲良さそうな二振りを見て、酒に目がないとはいえ、これは浮気じゃないか!?とヤキモチやく稲さん。このあと拗ねる。