村山章
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村山章
@murayamaakira.bsky.social
いつまでやれるかはさておき映画ライター。
中目黒のSpace Utility TOKYOで水曜から始まるカレンダー特集に、エイガノタンカでカレンダーを出品します。ひと月一本、12本の映画を、イラストと短歌と音声解説でオススメする内容で、パッと見ではDVDソフトのフリをしています。11月23日の文フリ東京にも持って行きます。

カード状の2026年カレンダーとCD、オンライン再生のリンク付き。音声解説CDの尺は57分あります。短歌、さとうかずみ。絵と解説と音楽、村山章。
www.space-utility.com/zineandzakka...
November 11, 2025 at 1:27 PM
10日の金曜、京都の出町座で『アメリカン・ハニー』一週間限定版上映のトークに登壇します。大好きな作品であり、大好きな監督アンドレア・アーノルド特集の一環で呼んでいただき光栄です。

奇跡の原石サッシャ・レインに夢中にならずにいられない『アメリカン・ハニー』は配信に出ることも稀で観られる機会は貴重。京都は今回のアーノルド特集に先駆けてみなみ会館が2回だけ上映してくれたことがある日本唯一の地ですが、まだまだ観ている人は多くないはずなのでゼヒ!

demachiza.com/event/18360
【アフタートーク】『アメリカン・ハニー』村山章さん ‹ イベント ‹ 出町座
京都 出町桝形商店街にある映画×書店×カフェのカルチャー拠点
demachiza.com
October 5, 2025 at 12:06 AM
たった4人のエリートに地球の舵取りをすべて任せてしまう愚民たちをなだめすかしながら、お腹を空かせた巨大兵馬俑をだまくらかすためにヤシマ作戦を決行するトックリセーターズの映画を観たんだけど、すべては幻だったような気がしてきた。
July 26, 2025 at 2:01 AM
『サスカッチ・サンセット』は野心のカタマリみたいな映画でした。予告を見てもどんな内容かわからないし説明するのも至難の業だけれども、動物を人間視点でキャラ化することを可能な限り拒絶していて、もしかしたら動物映画の最高峰と言っていいくらいのピュアさに到達している気がする。あと人ならぬものの視点が完遂されている点で『アンダー・ザ・スキン』を想起したりした。とにかく後半はこちらの視点も獣側になっていて、脳の負荷は大きいけど得難い体験。
May 25, 2025 at 8:04 AM
アトロク2の岡本喜八監督特集でも推しまくった『斬る』について6500文字くらいある記事を書きました。オモシロさに反してあまり文字として語られてこなかった作品だと思うので、お時間あるときに読んでいただけたら嬉しいです。

あと今回いろいろ調べていて、東宝からの注文が「グループサウンズの線を狙え!」だったことに仰天したりした。

「白黒の映画のハードルが高い」という世代が大勢いることは理解しつつ、『斬る』には「白黒とかカラーとかオモシロさとは関係ねえな!」と、壁を突き崩してくれる力があると思っているので、若い人ほど観てほしい。みんな勧めて!
cinemore.jp/jp/erudition...
『斬る』“東宝・岡本喜八映画”の集大成と呼ぶべき大傑作時代劇|CINEMORE(シネモア)
「世界でいちばん面白い映画」は何か?答えが出るわけのないバカげた質問だが、極私的な思い入れで選ぶなら、1968年に公開された岡本喜八監督の娯楽時代劇『斬る』を挙げたい。映画が始まってものの数分で、喜八監督は鮮やかな手さばきで本作の世界観に観客を放り込む。このスピード感、小気味いいリズム、そして階級社会を痛烈に皮肉る反骨精神が岡本喜八の真骨頂であり、ノンストップで炸裂する“喜八タッチ”に惚れ惚れせず...
cinemore.jp
April 16, 2025 at 11:40 AM
『雪の花 ともに在りて』は映画好きのひとは観ておいたらいいと思います。古臭いはずがいろいろひっくり返ってもはやシュールでアグレッシブな域に達してる。そして原作にはわずかしか登場しない芳根京子に見せ場ありすぎた。これに参加してる人たちみんなすごいよ。あと会場中で笑いたいのでなるべく大勢いる客席で再見したい。
February 2, 2025 at 8:13 AM
毎年一月になると「さるハゲロックフェスティバル」というイベントをやってます。主宰はマンガ家しりあがり寿。音楽やらそうでないものやらトークやら似顔絵やらいろいろ集まるお祭りです。もう17年目。今年は新宿Loftで1月18日、今週末土曜の開催です。

映画がらみだと深田晃司監督とか、劇伴も手がけるパスカルズとか、『温泉シャーク』の監督主演プロデューサーが集うトークとかあります。

いつ来ていつ帰っても盛りだくさんで愉快なんで、よかったら遊びに来てください。村山に言っていただければチケット取り置きしますのでお気軽に。

タイムテーブルも貼っときます!

sarufes.com/sarufes25
January 16, 2025 at 12:27 AM
眼球が溶け落ちるくらい泣くみたいな評判の新作映画が2本、みごとにピンとこなかったけど、友だちに昔観た映画を説明していたら泣いた。老い、むしろ老害感ある。ちなみに泣いたの『フィッシャーキング』と『ストリート・オブ・ファイヤー』です。
November 20, 2024 at 11:46 PM
わしゃ、めちゃくちゃ強い奴隷が実は王子さまで、亡き父の遺志を継いで国と民を救う英雄になる!みたいな話にノレるほど無邪気に現代を生きてはおらんのよ、というのが最大の感想。
November 16, 2024 at 2:29 PM
『画家と泥棒』のバルボラさんが帰国前にビール飲もうと誘ってくれて、絵の搬出でユーロスペースに行かないとと言うので、だったら今日の上映が終わる頃に行けばお客さんもまだ絵が見られて喜ぶんじゃないかみたいなことを言ったら、今から即興でトークできないかと言い出し、ユーロスペースに聞いたらいいですよと言ってくれて、ほとんど飛び込みで2人で40分喋ったんだけど、お客さんにしたら突然知らないオジサンと今観たばかりの映画に出てたひとがステージに座って喋り出して、いったいナニゴトと思ったんだろうか。
November 11, 2024 at 6:29 PM
旧Twitterで『ゴジラ-1.0』を批判した投稿が炎上した件、嘲笑に集まるような擁護派の反論の多くが文脈から逸れていっているのはよくあることとして、こういう記事も助長してるよなと思う。

監督の実体験でしたというのは映画にとってなんの担保にもならず、作品に説得力があるか、もしくは力技で押し切る剛腕があるかが問われるべき。これに限らず監督がこう言ってる(わかってやってる)んだからその批判は当たらなん!みたい物言いは観客軽視にしかならんでしょう。

違う文脈だったけど月永さんが書かれていた映画は誰のものなのか問題にも連なる話かと。
news.yahoo.co.jp/articles/ef9...
『ゴジラ-1.0』山崎貴監督、ネットで「強引な展開」とされる場面に「あるんです」 ゴジラ生誕70年記念イベントで真相語る(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース
アジア映画史上初のアカデミー視覚効果賞に選ばれた「ゴジラ―1.0(マイナスワン)」(2023年)の山崎貴監督(60)が3日、東京都内で開かれたゴジラ生誕70年記念のイベントに出席。同作で「強引な展
news.yahoo.co.jp
November 6, 2024 at 12:39 AM
『画家と泥棒』のベンジャミン・リー監督の新作『イベリン: 彼が生きた証』がNetflixで配信。ずっと泣いてました的な感想もなるほどと納得できるいい話でありいい映画だと思うのだが、すごくストレートにいい人、いい親、いい子、いい友達、いい青春の物語になっていて、『画家と泥棒』くらいに人間にエグみがないとただただ冷静に観てしまう自分がいる。これは結構な人間性リトマス試験紙だなと思った次第です。
October 30, 2024 at 7:08 AM
仕事柄、映画の記事とかを書くためにいろんなことを勉強してはなんとかカタチにして、せっかく得た知識をすぐに忘れてしまうの繰り返しなんですが、ついにいつかは読まねばならないと思っていた「マハーバーラタ」を学ぶときがやってきた。全部読み解くのは不可能なんで、子供用のやつとかから入るべきか。
October 14, 2024 at 1:02 PM
見る人の少なそうなblueskyで書くのはズルだなと思いつつ書くけど映画ルックパックについて全否定に近い気持ちをどうまとめればいいのか考えていて絵作りは優れていても音楽の使い方に疑念を抱かせる作り手が苦手でそれってわりと開始5分で判断がついてしまうんだよなあ58分だったとてそりゃ苦しいよと。それだけじゃないけれども音楽と絵をどう合わせるかで合う合わないはほぼわかるなと思った次第です。
July 11, 2024 at 11:51 AM
先週決断をしたので12時間バスに乗って広島に行き、到着1時間後からオッペンハイマーの35mmフィルム上映を観て、7時間後くらいにまたバスに乗って12時間かけて帰って来る。今夜出発。
April 23, 2024 at 10:44 AM
映画ライターなんて職業としてはもう酔狂以外の理由ではやっていられないのが現状だが、気になることを納得できる形でチェックするためには広島往復しないといけない案件が発生。そもそも原稿料なんて雀の涙である以上、手を引くのが大人の対応だとわかった上で、深夜バスで現地泊せずに往復できるか検討するのをやめられない。
April 17, 2024 at 12:47 PM
告知で失礼いたします。今週末に名古屋と山梨を回ります。

金曜は名古屋伏見のローリングマンにてザ・スリーメンの一員として演奏。

土曜は、ツリーポット、ホルモン鉄道、東京かけひき倶楽部が出る金城市場のイベントよほほんでブラブラしてます。

日曜は、上野原の肉とワインのフェスのどっかにステージがあるらしく、ザ・スリーメンで出ます。映画とはぜんぜん関係ないですけど、どなた様もよかったら遊びに来て、声かけてやってください!
April 2, 2024 at 7:54 AM
このところ真面目な内容の原稿を立て続けに書いているが、本来なるべくどうでもいいことを書き連ねていたいので、思いきりくだらないことが書きたい。『キラーナマケモノ』の劇場パンフの校正チェックが回ってきていて、随分前に書いたやつだけどホントくだらなくてもはや誇らしい気持ちになる。
March 22, 2024 at 1:11 AM
自分が好きな作品が穫るような催しじゃないのはわかっているし、もともと映画賞というものにあまり重きを置いてないとはいえ、ここまで苦手な作品ばかりが受賞するとさすがに疎外感みたいなものには襲われる。あと毎年観た人の数だけで決まってるとしか思えない外国語映画賞ってなんなんだろう。『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『バービー』『TAR』と『ミッション:インポッシブル』が競うって時点でナンセンスではありますけども。
March 8, 2024 at 3:37 PM
『ゴールデンカムイ』続きはドラマシリーズで。映画は結局パイロット版だったというか、そういうメディアミックスなら全体で評価するしかないから最初からそう言ってほしい。「夜中のクロスレビュー」で取り上げたのは単体の映画として評価しようとしたわけで、まあバカを見たというしかねえ。
March 4, 2024 at 7:32 AM
こないだみたいなことにならないようにサクッと2000字くらいでまとめるぞと思っていたが5000字からなんとか減らそうと頭を抱えている。紙の時代の文字数ぴったりに合わせるスキルは老いとともにどこかにお出かけになった。
March 2, 2024 at 2:37 AM
先日投稿した『哀れなるものたち』の1万1千文字記事がようやく出ました。考察とか解説、というより、原作や歴史的背景の研究発表みたいな内容。さすがに読みづらいよと言われても仕方ないボリュームですが、それなりに読み応えはあると思うのでネタバレ全開ですがよろしければぜひ。

あと少しでもわかりやすくなるようにと、いくつかイラスト図解も描きました。ライターから一方的に図を送りつけられて、載せてくれた編集部に感謝です。

safarilounge.jp/online/cultu...
映画『哀れなるものたち』を考察する(1) 人間の愚かさを描く天才、ランティモスの新境地。 | Culture | Safari Online
映画的知名度の低かったギリシャで“奇妙な波”と呼ばれた映画ムーブメントを牽引し、2015年の『ロブスター』で英語圏にも進出、いまや世界的映画監督となったヨルゴス・ランティモス。独特の奇妙にねじくれた世界観で映画ファンを幻惑し、かつ魅了してきた異才である。ランティモスの作風にはいくつもの際立った特徴があるが、一貫して感じるのは人間に対する懐疑的な視線である。もっと平たくいえば、彼の映画からは「人間と...
safarilounge.jp
February 24, 2024 at 5:08 PM
『哀れなるものたち』の解説記事をようやく入稿した、先月末に10日くらいあれば書けそうですとのたまったものが20日が経過し、結局11000文字を超えるムチャクチャなボリュームに。自分が読者だったとしても11000文字を読むのは容易ではないので、せめてどこかにいる奇特な人に届いてくれたらありがたい。
February 20, 2024 at 6:20 AM
『哀れなるものたち』の長文記事を書こうと自分のペースでリサーチと執筆を進めているうちに、切り口が被る記事がチラホラと出てきていて、自分の仕事のノロさを呪う。同時に、マジメにリサーチしてたらこうなるよみたいにボヤきたい気持ちもある。今は丸かぶりしてるところはないよなと目を光らせつつ、明後日くらいには仕上げたい。
February 13, 2024 at 3:24 AM