感想ブログ https://nanos.jp/ya10co/blog/2/
オペラホワイトマックスよりも分厚い紙なんだけどあの本文用紙一体 四六判の本にしてはすごい厚い紙だったな
オペラホワイトマックスよりも分厚い紙なんだけどあの本文用紙一体 四六判の本にしてはすごい厚い紙だったな
mollydogfilms.com
虹の橋を渡った自分のワンコたちのことを思い出して号泣しそうだけど、一応、カレンダーに書き込んだ。
youtu.be/2D7V86d1eyc?...
mollydogfilms.com
虹の橋を渡った自分のワンコたちのことを思い出して号泣しそうだけど、一応、カレンダーに書き込んだ。
youtu.be/2D7V86d1eyc?...
国書刊行会っぽくない珍しい本がきたな、と思った。どっちかっていうと河出っぽいなーと思う。
10歳の少女とその親友の不謹慎で楽しくてやるせない生活のお話をされていて サリンジャーの作品に見える「子どもの反逆者」みたいな感じがした。ただ主人公よりも親友の方がそういう暴れ方があり、主人公はそんな彼女に憧れて大好きでそしてちょっとしんどさを持ってるのもいい。
ませた子どもが自分を過信して暴れてるなーって感じがすごくよかった。ライ麦畑でつかまえてもすきなので。あの作品で言うところの「ライ麦畑ではしゃぐ子ども」がこちらなのだけれど。
国書刊行会っぽくない珍しい本がきたな、と思った。どっちかっていうと河出っぽいなーと思う。
10歳の少女とその親友の不謹慎で楽しくてやるせない生活のお話をされていて サリンジャーの作品に見える「子どもの反逆者」みたいな感じがした。ただ主人公よりも親友の方がそういう暴れ方があり、主人公はそんな彼女に憧れて大好きでそしてちょっとしんどさを持ってるのもいい。
ませた子どもが自分を過信して暴れてるなーって感じがすごくよかった。ライ麦畑でつかまえてもすきなので。あの作品で言うところの「ライ麦畑ではしゃぐ子ども」がこちらなのだけれど。
"プロパーのミステリ作家ではないからこそ、時代の空気や潮流を敏感に捉えていたとも考えられよう。本書の翻訳が、新たなミステリ史の流れを模索するきっかけとなることを期待したい。(本書解説より)"
ヴァンス・トンプソン/ 板垣節子 訳 『歪んだ木』
comingbook.honzuki.jp?detail=97848...
"プロパーのミステリ作家ではないからこそ、時代の空気や潮流を敏感に捉えていたとも考えられよう。本書の翻訳が、新たなミステリ史の流れを模索するきっかけとなることを期待したい。(本書解説より)"
ヴァンス・トンプソン/ 板垣節子 訳 『歪んだ木』
comingbook.honzuki.jp?detail=97848...
オマーンの地下水路灌漑システムを助けてくれる「水追い師」になった男の話……なんだけども産まれてくるまでも長いし、水呼び師になるまでも長い。そして地下水路があることを証明するまでの地道な努力もまた長い。
ひたすらに気の長くなるようなお話は水と信仰というテーマに対してたいへん誠実でそれこそが信じられるものなんだろうなと思った。主人公の方が正しいんだけども、その目に見えない正しさは全然伝わらないというのも歯がゆくて仕方がないと思うことでもあった。
菊池寛の小説が好きな人間なのでどこか似ている雰囲気があるこちらが面白かった。
オマーンの地下水路灌漑システムを助けてくれる「水追い師」になった男の話……なんだけども産まれてくるまでも長いし、水呼び師になるまでも長い。そして地下水路があることを証明するまでの地道な努力もまた長い。
ひたすらに気の長くなるようなお話は水と信仰というテーマに対してたいへん誠実でそれこそが信じられるものなんだろうなと思った。主人公の方が正しいんだけども、その目に見えない正しさは全然伝わらないというのも歯がゆくて仕方がないと思うことでもあった。
菊池寛の小説が好きな人間なのでどこか似ている雰囲気があるこちらが面白かった。
ハヤカワの韓国SFでお馴染み(……? と個人的に思う)キム・チョヨプのエッセイ。作家が自分はどのように本を書いているか、という振り返るエッセイを読むのが好きなのだけれどもSFというジャンルの特性上「読む人を納得させるための世界」が必要という言葉に納得しながら読んでた。
知識と創作物が緊密なつながりがあって「ネタ切れだ!」となったときに大量のインプットがあるお話とかは親近感がわくと同時にこれほどの量を仕入れてから生み出されるんだな~と実感しました
単純に紹介されている本やドキュメンタリーも興味深いです。きのこの菌とか特に。
ハヤカワの韓国SFでお馴染み(……? と個人的に思う)キム・チョヨプのエッセイ。作家が自分はどのように本を書いているか、という振り返るエッセイを読むのが好きなのだけれどもSFというジャンルの特性上「読む人を納得させるための世界」が必要という言葉に納得しながら読んでた。
知識と創作物が緊密なつながりがあって「ネタ切れだ!」となったときに大量のインプットがあるお話とかは親近感がわくと同時にこれほどの量を仕入れてから生み出されるんだな~と実感しました
単純に紹介されている本やドキュメンタリーも興味深いです。きのこの菌とか特に。
ようやく買ったので読了~~。サマンタ・シュウェブリンの文章は幻想的なのにどこか怖くて「わたしが好きなタイプのゴシックホラーだ!」になってた。小川洋子の作風にホラー要素が足されているという感覚
あとやっぱりホラーものの中での母子というキーワードは強いなと思いました。生み出した存在だからこそ強く影響するというか……。羊水とへその緒の解釈なのかなーと思って読んでた。
表紙と作中モチーフがちゃんとマッチしてて「うわー!」とビックリさせられるのもよかった
ようやく買ったので読了~~。サマンタ・シュウェブリンの文章は幻想的なのにどこか怖くて「わたしが好きなタイプのゴシックホラーだ!」になってた。小川洋子の作風にホラー要素が足されているという感覚
あとやっぱりホラーものの中での母子というキーワードは強いなと思いました。生み出した存在だからこそ強く影響するというか……。羊水とへその緒の解釈なのかなーと思って読んでた。
表紙と作中モチーフがちゃんとマッチしてて「うわー!」とビックリさせられるのもよかった
フォロワー好きそう もう見てるかな
フォロワー好きそう もう見てるかな
世界に銃口を向ける女たちのミステリ30作ということでアガサ・クリスティからク・ビョンモの『破砕』まで収録したブックガイド本。自分の知ってる本も知らない本もあって面白かった。特に女と暴力の話をしてるときの「女が戦うもの」の話しをしている時に敵対する人間の話や、自分に害意を向ける人間、愛してるから傷つける話まで含めてそういうオススメの仕方になるんだ~~と面白かった。
ドラゴン・タトゥーの女に関して「人権さえも失われた女の復讐譚」と言ってたのがよかったな。
世界に銃口を向ける女たちのミステリ30作ということでアガサ・クリスティからク・ビョンモの『破砕』まで収録したブックガイド本。自分の知ってる本も知らない本もあって面白かった。特に女と暴力の話をしてるときの「女が戦うもの」の話しをしている時に敵対する人間の話や、自分に害意を向ける人間、愛してるから傷つける話まで含めてそういうオススメの仕方になるんだ~~と面白かった。
ドラゴン・タトゥーの女に関して「人権さえも失われた女の復讐譚」と言ってたのがよかったな。
おもしろかった~~。海底マッピングの難しさと、お金のかかる時間と、AIの考えたデータだけではまだまだ足りないという話と……。自分の知らないお仕事の話がいっぱいあった。人間は海底よりも月の表面について知っている、という言葉にキレた研究者がそのセリフがいつ出てきたのかを調べあげて論文にしたというエピソードめちゃくちゃ面白くて好き
おもしろかった~~。海底マッピングの難しさと、お金のかかる時間と、AIの考えたデータだけではまだまだ足りないという話と……。自分の知らないお仕事の話がいっぱいあった。人間は海底よりも月の表面について知っている、という言葉にキレた研究者がそのセリフがいつ出てきたのかを調べあげて論文にしたというエピソードめちゃくちゃ面白くて好き
発起人の山口さん夫妻は、この本のすてきな装幀を担当してくださいました。最近サイン時に押す似顔絵ハンコは、この本に描かれたわたしの顔を利用させてもらったものです。
残り3日。
よかったら応援してください。
greenfunding.jp/thousandsofb...
発起人の山口さん夫妻は、この本のすてきな装幀を担当してくださいました。最近サイン時に押す似顔絵ハンコは、この本に描かれたわたしの顔を利用させてもらったものです。
残り3日。
よかったら応援してください。
greenfunding.jp/thousandsofb...
『入門 男らしさの歴史』を読んでた
男らしさというのは、社会的なルールが勝手に決めていることで時代によって変わっていくというのは分かっているのに どうしても「性別的に決められていること」が自分の根底にもあるんだよなと思いながら読んでた
悪しき風習としてのエピソードも多く、こういうのを客観視したときにようやく自分の中のものが解体されることがあって、自覚が必要なんだな……と思ったり。
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
『入門 男らしさの歴史』を読んでた
男らしさというのは、社会的なルールが勝手に決めていることで時代によって変わっていくというのは分かっているのに どうしても「性別的に決められていること」が自分の根底にもあるんだよなと思いながら読んでた
悪しき風習としてのエピソードも多く、こういうのを客観視したときにようやく自分の中のものが解体されることがあって、自覚が必要なんだな……と思ったり。
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...