【最近の翻訳】
アルジャーノン・ブラックウッド「木に愛された男」(『新編怪奇幻想の文学3』所収)、「五月祭前夜」(同『4』所収)、「古い衣」(同『5』所収)、「ジョーンズの狂気」(『幻想と怪奇15』所収)
ドナウ川を舞台にふしぎな出来事を描く連作短篇集ですが、引用先の投稿にもある通り、不適切と思われる表現が一部にありますので、その点を検討したうえで購入するかどうか決めていただければと思います。
通販の予約は6/6開始の予定です。
youtu.be/fDgxIOXDojs?...
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なかには没年が不明の画家もいるので、挿絵はなしになるかもしれません。
底本は本棚に収まっているんですが、その棚の前に大量の本が積みあがっているので、それを別の場所に移して、ついでに掃除したりしたため、昼下がりはほとんどこの作業でつぶれてしまったのでした。これをもって大掃除ということにしたい……。
なかには没年が不明の画家もいるので、挿絵はなしになるかもしれません。
底本は本棚に収まっているんですが、その棚の前に大量の本が積みあがっているので、それを別の場所に移して、ついでに掃除したりしたため、昼下がりはほとんどこの作業でつぶれてしまったのでした。これをもって大掃除ということにしたい……。
ケイトリン・R・キアナン『溺れる少女』(河出書房新社)何卒よろしくお願いします。
ケイトリン・R・キアナン『溺れる少女』(河出書房新社)何卒よろしくお願いします。
何卒よろしくお願いいたします。
何卒よろしくお願いいたします。
G&SはM・R・ジェイムズをテーマにした同人誌で、46年にわたって英国で刊行されています。内容はたいてい、ジェイムズ関連のニュースや評論、作品の考察やジェイムズの本業(考古学)における功績の紹介、ジェイムズ風短篇や書評からなります(ここしばらくで読んでいた2024年や2025年の小説はこれに収録されていたものです)。寄稿者はこの分野の第一人者ばかり(なかには英国のホラー作家やロンドン好古協会の会員もいたりする)なので、→
G&SはM・R・ジェイムズをテーマにした同人誌で、46年にわたって英国で刊行されています。内容はたいてい、ジェイムズ関連のニュースや評論、作品の考察やジェイムズの本業(考古学)における功績の紹介、ジェイムズ風短篇や書評からなります(ここしばらくで読んでいた2024年や2025年の小説はこれに収録されていたものです)。寄稿者はこの分野の第一人者ばかり(なかには英国のホラー作家やロンドン好古協会の会員もいたりする)なので、→
という完璧な計画だったんですが、西荻の路地で迷っている間に時間がなくなって盛林堂さんには寄れなかったのでした。無念!!
という完璧な計画だったんですが、西荻の路地で迷っている間に時間がなくなって盛林堂さんには寄れなかったのでした。無念!!
www.tartaruspress.com/valentine-un...
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おもしろかった。
語り手の旧友スーが寄宿学校時代に体験した恐怖の出来事について語る。
長距離走大会の日、彼女は川で古い眼鏡を拾う。その後、同級生に自分の眼鏡を壊されたため、夜の勉強の際に例の古い眼鏡を使うようになるが、部屋が微妙にずれていて、箪笥の上に黒い影がうずくまっているような印象を受ける。
おもしろかった。
語り手の旧友スーが寄宿学校時代に体験した恐怖の出来事について語る。
長距離走大会の日、彼女は川で古い眼鏡を拾う。その後、同級生に自分の眼鏡を壊されたため、夜の勉強の際に例の古い眼鏡を使うようになるが、部屋が微妙にずれていて、箪笥の上に黒い影がうずくまっているような印象を受ける。
二人の少女がダンセイニ卿の初期短編をゆるふわ考察談義する合同誌で、小説にショート漫画もあります。
電子書籍なので場所をとりませんし、チロルチョコを買う感覚でこの機会にぜひ!
www.melonbooks.co.jp/detail/detai...
二人の少女がダンセイニ卿の初期短編をゆるふわ考察談義する合同誌で、小説にショート漫画もあります。
電子書籍なので場所をとりませんし、チロルチョコを買う感覚でこの機会にぜひ!
www.melonbooks.co.jp/detail/detai...
舞台は17世紀のケンブリッジ大学。当時、語り手であるトマス・ベイカーの同僚にワイズマンという貧しい男がいた。ある日の夜、ワイズマンは黒づくめの見知らぬ男と雑談していて、後援者の遺産がもらえなさそうだと嘆く。すると、相手から、なにか差し出してくれるなら望み通りにしてやるといわれ、魂を差し出すと約束してしまい……。
語り手が17~18世紀の歴史学者(実在した人物)というだけあって、文章も古めかしく、ベイカーから直接怪談を聞いているような気分が味わえました。
舞台は17世紀のケンブリッジ大学。当時、語り手であるトマス・ベイカーの同僚にワイズマンという貧しい男がいた。ある日の夜、ワイズマンは黒づくめの見知らぬ男と雑談していて、後援者の遺産がもらえなさそうだと嘆く。すると、相手から、なにか差し出してくれるなら望み通りにしてやるといわれ、魂を差し出すと約束してしまい……。
語り手が17~18世紀の歴史学者(実在した人物)というだけあって、文章も古めかしく、ベイカーから直接怪談を聞いているような気分が味わえました。
なんと言っても終末的なヴィジョンが凄まじすぎる。ナイトランドの描写だけでお腹いっぱいになるほど。
物語的にはビルドゥングスロマンを下敷きにドイツロマン派的な精神性を持った古典ファンタジーでジョージ・マクドナルドの異端的な後継という感じ。荒俣訳でカットされた後半の愛の描写は保守的キリスト教的な恋愛の葛藤のなか聖性を保ち続けるロマン派のな観念的恋愛ビルドゥングスとして読めたのでなかなか面白かった。個人的にはノヴァーリスを連想した。こうしたところは完訳でないとわからないと思うので本当shigeyukiさんありがとうございました!
なんと言っても終末的なヴィジョンが凄まじすぎる。ナイトランドの描写だけでお腹いっぱいになるほど。
物語的にはビルドゥングスロマンを下敷きにドイツロマン派的な精神性を持った古典ファンタジーでジョージ・マクドナルドの異端的な後継という感じ。荒俣訳でカットされた後半の愛の描写は保守的キリスト教的な恋愛の葛藤のなか聖性を保ち続けるロマン派のな観念的恋愛ビルドゥングスとして読めたのでなかなか面白かった。個人的にはノヴァーリスを連想した。こうしたところは完訳でないとわからないと思うので本当shigeyukiさんありがとうございました!
お品書き画像を忘れていた…
スペース「う-58」です。
いつものやつを持って行きます!
吸血鬼成分と陰謀成分が多め!
伝奇ファンタジーがお好きな方にお薦め!ルーマニアの油田を破壊する工作部隊がドラゴンと遭遇したりします!
あと、観光地近くの町を訪れた謎の男と時を同じくして現れたキョンシーで騒動が起きたりします!
無配も合わせて読んでいただけると嬉しいです!
お品書き画像を忘れていた…
スペース「う-58」です。
いつものやつを持って行きます!
吸血鬼成分と陰謀成分が多め!
伝奇ファンタジーがお好きな方にお薦め!ルーマニアの油田を破壊する工作部隊がドラゴンと遭遇したりします!
あと、観光地近くの町を訪れた謎の男と時を同じくして現れたキョンシーで騒動が起きたりします!
無配も合わせて読んでいただけると嬉しいです!
よかった。
題名の通り、十七の短篇を収録しており、変人探偵篇、奇書篇、ふしぎな場所篇、妙な協会篇、とり憑かれた人物篇の五部構成となっています。どの作品からもヴァレンタインさんの書籍愛や歴史趣味が感じられて、とても心地のよい読書ができました。
幻想小説が多めですが、三篇は探偵小説(それもシャーロック・ホームズやプリンス・ザレスキーなどのパスティーシュ)で、→
よかった。
題名の通り、十七の短篇を収録しており、変人探偵篇、奇書篇、ふしぎな場所篇、妙な協会篇、とり憑かれた人物篇の五部構成となっています。どの作品からもヴァレンタインさんの書籍愛や歴史趣味が感じられて、とても心地のよい読書ができました。
幻想小説が多めですが、三篇は探偵小説(それもシャーロック・ホームズやプリンス・ザレスキーなどのパスティーシュ)で、→
語り手は夢想家で、世界七不思議に関する調査をライフワークとしていたが、部屋の不具合を直そうとしない大家や揚げかすを入れてくれないフィッシュ・アンド・チップス屋の店員、図書館のテーブルをずっと占領して新聞を読むおじさんといったひとびとにいらだっていた。
ある日、語り手は、古典的な名作の主人公の名前に友人や家族の名前を入れて本にしてくれるサービスにヒントを得て、ホラー小説の主人公に気に入らない人間の名前を入れたら憂さ晴らしになるのではないかと思いつき……。
語り手は夢想家で、世界七不思議に関する調査をライフワークとしていたが、部屋の不具合を直そうとしない大家や揚げかすを入れてくれないフィッシュ・アンド・チップス屋の店員、図書館のテーブルをずっと占領して新聞を読むおじさんといったひとびとにいらだっていた。
ある日、語り手は、古典的な名作の主人公の名前に友人や家族の名前を入れて本にしてくれるサービスにヒントを得て、ホラー小説の主人公に気に入らない人間の名前を入れたら憂さ晴らしになるのではないかと思いつき……。