渦巻栗
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渦巻栗
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英国とアイルランドの怪奇幻想小説が好きな翻訳家。アルジャナン・ブラックウッド全訳計画を進めています。
【最近の翻訳】
アルジャーノン・ブラックウッド「木に愛された男」(『新編怪奇幻想の文学3』所収)、「五月祭前夜」(同『4』所収)、「古い衣」(同『5』所収)、「ジョーンズの狂気」(『幻想と怪奇15』所収)
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盛林堂書房さまより、ぼくの訳したゾラン・ジヴコヴィチ『ドナウ川五つの驚異』(盛林堂ミステリアス文庫)をご恵贈いただきました。誠にありがとうございます。
ドナウ川を舞台にふしぎな出来事を描く連作短篇集ですが、引用先の投稿にもある通り、不適切と思われる表現が一部にありますので、その点を検討したうえで購入するかどうか決めていただければと思います。
通販の予約は6/6開始の予定です。
『仮面ライダーBLACK』の第十六話、京本政樹氏が出演している!!!(興奮)
youtu.be/fDgxIOXDojs?...
仮面ライダーBLACK 第16話[公式]
YouTube video by 東映特撮YouTube Official
youtu.be
December 7, 2025 at 1:14 PM
『ブラックウッド童話全集』の二巻のために挿絵をスキャンしたわけですが、調べてみると、一部には著作権がまだ存続しているっぽいですね……。
なかには没年が不明の画家もいるので、挿絵はなしになるかもしれません。
底本は本棚に収まっているんですが、その棚の前に大量の本が積みあがっているので、それを別の場所に移して、ついでに掃除したりしたため、昼下がりはほとんどこの作業でつぶれてしまったのでした。これをもって大掃除ということにしたい……。
December 7, 2025 at 8:57 AM
Reposted by 渦巻栗
ほ、ほんとに売ってる!(@紀伊國屋書店新宿本店、撮影許可ずみ)
ケイトリン・R・キアナン『溺れる少女』(河出書房新社)何卒よろしくお願いします。
December 6, 2025 at 9:50 AM
こないだの洋書まつりで買ったダイアン・フォーチュン『Psychic Self-Defence』(Aquarian Press, 1971)の序文を読むなどしました。フォーチュン自身が二十歳のころに体験したという、雇い主からの霊的攻撃の逸話が出てきたり(まるでオカルト・スリラーもののよう)、序文から読みごたえがあります。真相はともかく、若いころから苦労していた方だったんですね……。
December 6, 2025 at 12:39 PM
『このミステリーがすごい!2026年版』で情報がちょろっと出ましたが、来年、ぼくが編纂と翻訳を担当したH・R・ウェイクフィールドの怪奇短篇集が国書刊行会から刊行されます。二篇が新訳で、それ以外(大部分)は本邦初訳の作品です。いずれも超自然の存在が登場する物語となっております。
何卒よろしくお願いいたします。
December 5, 2025 at 11:55 AM
G&Sはホチキスどめの素朴な本だけど、中身はものすごい。商業では採算などの面で難しいことを本気でやる。これこそ同人誌ですよ。
December 1, 2025 at 12:50 PM
『Ghosts and Scholars』(Haunted Library)の47~49号を読み終わりました。47と48は2024年、49は今年刊行です。
G&SはM・R・ジェイムズをテーマにした同人誌で、46年にわたって英国で刊行されています。内容はたいてい、ジェイムズ関連のニュースや評論、作品の考察やジェイムズの本業(考古学)における功績の紹介、ジェイムズ風短篇や書評からなります(ここしばらくで読んでいた2024年や2025年の小説はこれに収録されていたものです)。寄稿者はこの分野の第一人者ばかり(なかには英国のホラー作家やロンドン好古協会の会員もいたりする)なので、→
December 1, 2025 at 12:42 PM
SITALの料理、味もボリュームも最高なのでおすすめです。西荻に行ったらSITALで食事をしよう!!!
November 30, 2025 at 6:11 AM
SITALで料理を注文→つくってもらっている間に三門さんのところと盛林堂さんに行く→お店で料理を受けとって帰宅
という完璧な計画だったんですが、西荻の路地で迷っている間に時間がなくなって盛林堂さんには寄れなかったのでした。無念!!
November 30, 2025 at 6:07 AM
で、昼食は例によってインド料理店SITALでテイクアウト。きょうはじゃがいもとカリフラワーのカレー(辛口)とベジマサラクルチャ(なかに香辛料で味付けしたじゃがいもやグリーンピース、にじんが入っているおやき的なパン)です。どちらもボリュームたっぷりでお腹いっぱいになりました。
November 30, 2025 at 6:04 AM
西荻ブックフリマに行き、Re-ClaM編集部ブースにてジョセフ・カミングス「ギャラリーの幽霊」「殺意はすぐそこに」、マーガレット・アーウィン「呪いの手稿」のセットを購入するなどしました。アーウィンの作品は怪奇小説のようですぞ。
November 30, 2025 at 6:03 AM
Zagavaから出ていたマーク・ヴァレンタインさんの幻想小説短篇集『The Uncertainty of All Earthly Things』がTartarus Pressから復刊されるそうです。Zagava版に入っていた日記が省かれて、かわりに掌篇九作が追加されているっぽい。
www.tartaruspress.com/valentine-un...
Valentine: Uncertainty
www.tartaruspress.com
November 28, 2025 at 12:14 PM
ジェイムズの作品は数年前に邦訳でひと通り読んだだけだし、内容を覚えていないのもけっこう(というか大半?)ある……
November 24, 2025 at 12:16 PM
オマージュ元のジェイムズ作品は、双眼鏡にまつわるあの話っぽいですね。作品が収録されている冊子の編集の方が「(オマージュ元がどれか)きっとわかるはず」と書いていたので、わからなかったらどうしようと思っていたのですが、ぎりぎりわかりました。
November 24, 2025 at 12:14 PM
キャロライン・モーズリー「See Walking a Dead One」(2025)を読みました。
おもしろかった。
語り手の旧友スーが寄宿学校時代に体験した恐怖の出来事について語る。
長距離走大会の日、彼女は川で古い眼鏡を拾う。その後、同級生に自分の眼鏡を壊されたため、夜の勉強の際に例の古い眼鏡を使うようになるが、部屋が微妙にずれていて、箪笥の上に黒い影がうずくまっているような印象を受ける。
November 24, 2025 at 12:12 PM
Reposted by 渦巻栗
メロンブラックフライデーで『ムングの獣かく語りき』の電子書籍が95%オフの35円で販売中です!(12月7日まで)
二人の少女がダンセイニ卿の初期短編をゆるふわ考察談義する合同誌で、小説にショート漫画もあります。
電子書籍なので場所をとりませんし、チロルチョコを買う感覚でこの機会にぜひ!
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ムングの獣かく語りき(ねこ工房)の通販・購入はメロンブックス
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November 24, 2025 at 11:57 AM
なぜか二重に投稿していたので、一方を削除
November 23, 2025 at 11:57 AM
マーク・ニコルズ「The Durham Charm: A College Fable」(2025)を読みました。
舞台は17世紀のケンブリッジ大学。当時、語り手であるトマス・ベイカーの同僚にワイズマンという貧しい男がいた。ある日の夜、ワイズマンは黒づくめの見知らぬ男と雑談していて、後援者の遺産がもらえなさそうだと嘆く。すると、相手から、なにか差し出してくれるなら望み通りにしてやるといわれ、魂を差し出すと約束してしまい……。
語り手が17~18世紀の歴史学者(実在した人物)というだけあって、文章も古めかしく、ベイカーから直接怪談を聞いているような気分が味わえました。
November 23, 2025 at 11:47 AM
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『ナイトランド』ウィリアム・ホープ・ホジスン
なんと言っても終末的なヴィジョンが凄まじすぎる。ナイトランドの描写だけでお腹いっぱいになるほど。
物語的にはビルドゥングスロマンを下敷きにドイツロマン派的な精神性を持った古典ファンタジーでジョージ・マクドナルドの異端的な後継という感じ。荒俣訳でカットされた後半の愛の描写は保守的キリスト教的な恋愛の葛藤のなか聖性を保ち続けるロマン派のな観念的恋愛ビルドゥングスとして読めたのでなかなか面白かった。個人的にはノヴァーリスを連想した。こうしたところは完訳でないとわからないと思うので本当shigeyukiさんありがとうございました!
November 22, 2025 at 11:26 AM
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#文学フリマ東京
お品書き画像を忘れていた…
スペース「う-58」です。
いつものやつを持って行きます!
吸血鬼成分と陰謀成分が多め!
伝奇ファンタジーがお好きな方にお薦め!ルーマニアの油田を破壊する工作部隊がドラゴンと遭遇したりします!
あと、観光地近くの町を訪れた謎の男と時を同じくして現れたキョンシーで騒動が起きたりします!
無配も合わせて読んでいただけると嬉しいです!
November 22, 2025 at 11:23 AM
「できました」が連続しているじゃあないか!!
November 22, 2025 at 8:06 AM
かくしてマーク・ヴァレンタイン『Seventeen Stories』(Swan River Press, 2013)を読み終わりました。
よかった。
題名の通り、十七の短篇を収録しており、変人探偵篇、奇書篇、ふしぎな場所篇、妙な協会篇、とり憑かれた人物篇の五部構成となっています。どの作品からもヴァレンタインさんの書籍愛や歴史趣味が感じられて、とても心地のよい読書ができました。
幻想小説が多めですが、三篇は探偵小説(それもシャーロック・ホームズやプリンス・ザレスキーなどのパスティーシュ)で、→
November 22, 2025 at 8:04 AM
マーク・ヴァレンタイン「You Walk the Pages」(2011)を読みました。
語り手は夢想家で、世界七不思議に関する調査をライフワークとしていたが、部屋の不具合を直そうとしない大家や揚げかすを入れてくれないフィッシュ・アンド・チップス屋の店員、図書館のテーブルをずっと占領して新聞を読むおじさんといったひとびとにいらだっていた。
ある日、語り手は、古典的な名作の主人公の名前に友人や家族の名前を入れて本にしてくれるサービスにヒントを得て、ホラー小説の主人公に気に入らない人間の名前を入れたら憂さ晴らしになるのではないかと思いつき……。
November 22, 2025 at 8:03 AM