夏山栞
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短歌を詠む人です / かばんの会所属 プロフィール ▶ https://heathered-toucan-911.notion.site/22c3fb51004280eb88cce777bf3e19f8
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食べることが大大大好きなので、個人のレベルでも社会のレベルでも「より良く持続的に食べていく」ことに興味があります。
食の不均衡もそのトピックスのひとつ。人ひとりにできるのは本当に些細なことばっかりだけど、チリツモ精神で細く長くいろいろ工夫していきたいです🍴
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今年も🍙
onigiri-action.com

(Blueskyは投稿の対象外ですが、やってるよ~🫶の意でこちらでも)

#OnigiriAction
#OnigiriAction2025
食卓の写真。塩昆布おにぎり、梅おかかおにぎり、卵とキムチのスープ。
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昨日の夜、窓を開けて涼みながら秋のつまみをつついて秋の日本酒を飲んで猫を撫でる……のようなことをしていたところ不意に「本当にこれ以上なにもいらない……」という気分になってなんか泣きそうになってしまった🌕

満月なんてそもそも欠けるのが自明のものなのだから、藤原道長もほんとは自信満々だったわけじゃなくて、「望月、欠けると分かっちゃいるけど今だけは最高だよ」みたいな気持ちだったんじゃないかなあと邪推したりも。どうなんだろうね。小市民にはわからないだけかも。何にせよ今日もいい夜だ。
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ちょうど一年前くらいに詠んだ連作。
秋は詩情が膨らむけど、それはそれとして今年の私はきっとこれ作れないなあ、と思うので不思議……。

『永い話』8首

秋生まれだから知ってるわたしまで届くひかりの永い話を / 夏山栞

#tanka
目覚めたくないまどろみに猫は来てほんの永遠のような鈴の音

ひたひたとポスト見にゆくきっとない葉書いちまいあるかもしれず

へこむときビードロの音する胸ならばうつくしいだろう 秋はなおさら

十月の猫はふしぎとやわらかく九月のそれよりもよくのびる

金木犀のにおい、わかっていないのに頷いたのが罪だとしたら

あの夏の中であなたは炭酸をあける刹那の顔をまたする

秋生まれだから知ってるわたしまで届くひかりの永い話を

カーディガンの内側にあるかなしみの案外猫に似た温かさ
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モンハンのキャラクリ、素体にも装備にも男女の区別という概念が無くなったのいいなあ~とニコニコしながら作り込むなどしていた。現実社会に対する願いという意味でももちろんそうだし、「男体キャラだけど別にこんなにゴツい鎧装備したくないんだよな……」「女体キャラだけどこの子は腹出ししたくないよ……」のようなゲーム上のビジュアル面でも痒いところに手が届くようになった感じ。
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ひょんなことからPS5を入手し、今更モンハンを始めたりデトロイトビカムヒューマンに呻いたりしています(近況)
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かばん9月号が届きました👜
今月の表紙は裁断された紙の層!最初遠目で見た時、図形が水に落ちた瞬間(?)みたいに見えた……👀

私は『それと夕立』8首を掲載頂いてます。久しぶりにコテコテの労働詠です。

人員の再配置って言うんだよおとなは椅子取りゲームのことを / 夏山栞
「女性ならではの視点を期待します」パキラが空調に揺れていた / 同

#tanka
かばん9月号の表紙。黒い図形(三角と丸)が4つ印刷された横長の画用紙が何層にも分厚く重なっていて、図形を切り裂くように裁断されているクラフト作品の写真。断面の様子がアーティスティック!
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観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一生 / 栗木京子『水惑星』

教科書にも載っているという超有名な一首。一日は「ひとひ」、一生は「ひとよ」のルビです🎡
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林桂さんから、月間総評にてコメントを頂いておりました。励みになります🎡
栗木京子さんの名歌『観覧車回れよ回れ』の歌と読み比べていただき、大変恐縮です&光栄です……!

観覧車 しずかに煙る遠景のくだりのほうが長かったこと / 夏山栞

#口語詩句投稿サイト72h
#tanka
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カクヨム短歌賞応募作を全部(!)読むというX有志の皆様の企画で、個人賞を頂戴していたようです。

たくさんの作品の中から目に止めていただき、大変光栄です。ありがとうございます!そしてまずは何よりお疲れ様でございました……!👏🍵

x.com/hyousyoku83/...
x.com
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肝がスプラッタみたいになってしまったが、今晩は秋刀魚を頂いておりました。
2年ぶりくらいかも……🐟
脂の乗った焼き秋刀魚が皿に乗っている食卓の写真。正方形の皿に収まるように腹のあたりで2等分に切られているが、身が崩れて肝がこぼれてきてしまっている。美味しそうではある……。
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8月度は7首を佳作に選んでいただきました。ありがとうございました!

夕立のなごり気だるく歩くより泳ぐかんじでゆく下り坂 / 夏山栞

地に足をそんなにつけて人ならば冷えた踵でひとり歩けと / 同

#口語詩句投稿サイト72h
#tanka
夕立のなごり気だるく歩くより泳ぐかんじでゆく下り坂

耳朶にひかりを纏わせるための穴があること 朝のつめたさ

すっぴんのわたしと見合う洗面所 赦しあわないことを赦せば

地に足をそんなにつけて人ならば冷えた踵でひとり歩けと

殺す夢はいい夢だよとミキサーにひどく氷を砕かせながら

観覧車 しずかに煙る遠景のくだりのほうが長かったこと

渇きから順にわすれる誰だってよかった日々に一面の葦
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🏀、出陣式のお席ご用意いただけていた……!⚡️
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八丈富士を仰いで漕いで歌いたい鼻歌が今こんなにもある / 夏山栞
(かばん2025年7月号掲載)

上記の歌に「シーカヤックを漕いでいる景だろうか」という評を賜って、嬉しいと同時に確かに……!という新鮮な気づきを得ました。実際には自転車で島内を巡った際の歌なのですが、確かにカヤックという読みもできる🚲🌊

そう思うと「自転車を漕ぐ」ってちょっと不思議で素敵な表現だなあと感じます。おそらく元々は舟のための言葉なんだろうけど、まったく違う陸の乗り物である自転車も「漕ぐ」とは。あと思いつくのはブランコとか……。
車などには使われないから、人力で動かす躍動感が「漕ぐ」のキモですかね。面白い!
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わたしもう若くないから髪ざつととかしてどこへだつて行けるわ / 小島ゆかり『あかい花しろい花』
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カクヨム短歌賞応募作品『夕風』10首

いきるとはつま先を死へ向けること あるいはビアガーデンの夕風 / 夏山栞

#tanka #カクヨム短歌賞
草はらを撫でてゆく風わすれたくないものはみな不可算名詞

まばたきは小さな他界 葉陰には横顔の記憶が多いでしょう

繰り返す日々のわたしの不確かさ車窓に透きとおる影うつして

トンネルを抜けて光が差すときに消されても、驚きはしないけど

KALDIのレジ列長く鳥葬にまつわる記事ひとつを読み終える

いきるとはつま先を死へ向けること あるいはビアガーデンの夕風

それぞれの来世をうすく予感して好きなぶんだけ巻くトルティーヤ

ひとしきり臓器に雨のふるような主訴もてあます 胡瓜を齧る

だいじょうぶ、夜は大きな影だから明日のありかを祈らなくても

冠を戴くときの角度にてうつむく惑星(ほし)よ 夏至の果てなさ
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あなたにも怖い木目があったなら話してもいい埋葬のこと / 夏山栞

#tanka
短歌道場in郡上2025
あなたにも怖い木目があったなら話してもいい埋葬のこと
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短歌道場in郡上、3位入賞という結果でした!
私自身は歌合に参加するのが初めてだったのですが、いつもとは違う短歌筋(?)の使い方がとても刺激的で、明日あたりある種の筋肉痛になりそうです笑

結果については、自分(たち)の全力が通用しているかも!という感覚があったからこそ悔しい部分もあり……でも悔しさを上回って本当に楽しかったし、何より勉強になりました。

改めまして、今日ご一緒させていただいた皆さまありがとうございました。短歌大好きです!🫶
会場となった岐阜県郡上市、古今伝授の里の写真。幾重にも山が重なる自然豊かな景観と、いかにも暑そうな夏空。 「短歌道場in郡上」と毛筆で大きく書かれた垂れ幕。 参加者に振る舞われた美味しそうな鮎の塩焼き!炭火のまわりで、棒に刺さった鮎が並んで炙られている。 今回の出場チームの写真。左から、3位賞品が入った紙袋を掲げる折田日々希さん、チーム宛の賞状を持った夏山栞、ピースサインをする沖田薫さん。
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嬉しい感想すぎる……ありがとうございます!おかげさまで猫は今日もめっちゃ元気です🐱💪
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『習作:猫として』8首
#tanka
習作:猫として

夕立の気配はいつも右側のひげの先からわかりはじめる

縄張りに入っても良い足音が近づいてきて、もうすぐ声が

開けさせた窓辺すずしく夏風と秋風をひとしく嗅ぎわける

まずいというほどではないが☆3がせいぜいの低脂肪カリカリ

おれはもうビニール紐にはしゃげない歳だって何回伝えれば

にんげんの目が濡れている夜だった言葉を話す夢を見たのは

おれたちは祈らないから尾でふれるここに確かにすべてあるぞと

完璧な幸福なんてないけれどていねいに舐めておく肉球
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今月号こぼれ話👜

実はちょうど1年前に、「習作:魔女として」というタイトルで今月号の連作と同じようなコンセプトの作品を掲載しています。その時はあまり成功したと思えなかったので、まずは1年越しのリベンジ(?)ということで。
私性ってどこに宿るんだろう、みたいなことをふんわり考える連作です。

魔女に/猫になったつもりで詠んでも、かならずそこに私の何かが良くも悪くも滲んでしまう気がしていて……
その「私の何か」って何なんだろう、それは歌のどこから感じるんだろう、短歌における「私」の範囲ってどこまでなんだろう……?みたいな……

ほんとはこういう話を自由投稿欄にぶつければいいのかも🕺笑
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また、6月に寄稿した句またがりにまつわる前号評について、みおうたかふみさんからさらに一歩踏み込んだ論考が自由投稿欄に投稿されておりました。必見です!

大変勉強になりますし、お返事をいただいたように感じられてとても嬉しいです🕺ありがとうございました。
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かばん8月号が到着しました👜
私は『習作:猫として』8首掲載いただいてます。表紙はなんの写真なんだろう……?👀

開けさせた窓辺すずしく夏風と秋風をひとしく嗅ぎ分ける / 夏山栞
#tanka
かばん8月号の写真。爽やかな薄緑色の斑点模様の写真。何かのアップに見えるけど、これはなんの写真なんだろう……?(わからない……!)
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立花開さんに、「きれいな檸檬」の歌に7月総評で触れていただきました。ありがとうございます🍋

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