カ「えーと、凄く、すごーーく嬉しいけど、俺の事好きだと何か困る事でも……？？
漆「おれがそんなこと言ったら、お前、おれに同情して別れられなくなるだろ
カ「ん？？？？？
漆「だから、いい、忘れてくれ
カ「ンン？！？！？！？！

漆ﾁｬﾝが無意識にカレシさんを視線で追っかけてるのも目を引く人だから当たり前のことだと思ってたんだな～～

それが見たいです……っ！！

あまりの衝撃に思わずﾝｸﾞｯて声が出てしまい咳をするフリをしながら漆ﾁｬﾝに背を向けて頭に血が上ってしまったのと心臓がバクバクなってるのを必死に隠しながら思考停止してるカレシさんの横で、無意識だしたまたまだろうけど好きって言葉に反応するように突然背を向けられた漆ﾁｬﾝは自分なんかに好意を向けられても迷惑だろうなって改めて思い少し距離をとって布団に潜ってしまうんだ

兄弟が巣立ってからしばらくして、漆ﾁｬﾝが一人で暁ちゃんとこに遊びに行ってさ、カレシさんに甘えるようになんて出来ないけど、ソファに座る暁ちゃんの膝に頭を乗っけてそっと目を瞑る様子をさ、夢見てもいいじゃない……