ツイステのハロウィンイベントは、ハロウィンが知られてない世界でハロウィンに憧れて自分で自分を除け者のように感じていた少年が、ハロウィンタウンで自分を出して友だちとの思い出を作って勇気をもらって、別の世界でハロウィンを拡げるというストーリーなんだけど。これはハロウィンタウンへの最高の祝福だと思った。

ネタバレ⚠️
サンタが雪のお裾分けくれたりサリーはジャックと結ばれたりでハッピーエンドぽい雰囲気だけど、クリスマスに憧れて真似したけどハロウィンしか知らないから結局疎まれて攻撃されて失敗してって悲しい話だな…というのが個人的な感想。ハロウィンタウンの住民たちについてハロウィンのためだけの存在というより、基本的に多くの人からは受け入れてもらえない除け者たちの集まりみたいなイメージで見てしまうので、その人たちが皆から愛されるクリスマスやってみて代表者が撃ち落とされ大失敗って報われなさすぎて悲しい。

50年前？の映画だと思うとかなりのクオリティだと思う。

※ネタバレ
本そのものの成り立ちや語りが読者まで繋がれてきてることそのものが、なんらかの悪しきものなどの意図の中だったり、呪術の一貫だったというオチは芦花公園のほねがらみ、梨のかわいそ笑、背筋の近畿（略）などにも見られるカクヨム世代ホラー小説を読み慣れると珍しくも何ともないんだが、とてもミステリーらしくじわじわ伏線がはられていることや、記憶や想像力…脳内に侵食する不条理さや、この作者独特のバランス感覚というか…不気味で奇妙な感覚が何とも好みである。
ちょっと読み取りきれなかったがプラナリアを葬った姉が反後で、実はあそこで「私」は死んでたのか？