イム書房
@imshobo.bsky.social
小畑弘己『昆虫考古学』角川選書(2018) 読了
出版時「お前のための本が出てるぞ」と人に勧められたけど海外にいたから読めてなかった本。考古学における近年の昆虫資料利用のいろいろな展開と、著者の専門とする縄文土器の圧痕(粘土に偶然、あるいは意図的に練り込まれたムシや植物の痕跡)のおもしろさをコンパクトに紹介する。
(続く)
出版時「お前のための本が出てるぞ」と人に勧められたけど海外にいたから読めてなかった本。考古学における近年の昆虫資料利用のいろいろな展開と、著者の専門とする縄文土器の圧痕(粘土に偶然、あるいは意図的に練り込まれたムシや植物の痕跡)のおもしろさをコンパクトに紹介する。
(続く)
November 11, 2025 at 4:56 AM
小畑弘己『昆虫考古学』角川選書(2018) 読了
出版時「お前のための本が出てるぞ」と人に勧められたけど海外にいたから読めてなかった本。考古学における近年の昆虫資料利用のいろいろな展開と、著者の専門とする縄文土器の圧痕(粘土に偶然、あるいは意図的に練り込まれたムシや植物の痕跡)のおもしろさをコンパクトに紹介する。
(続く)
出版時「お前のための本が出てるぞ」と人に勧められたけど海外にいたから読めてなかった本。考古学における近年の昆虫資料利用のいろいろな展開と、著者の専門とする縄文土器の圧痕(粘土に偶然、あるいは意図的に練り込まれたムシや植物の痕跡)のおもしろさをコンパクトに紹介する。
(続く)
府中市美術館「フジタからはじまる猫の絵画展」
かわいおもしろためになった。藤田嗣治の猫がかわいいね〜ってだけじゃなく、彼が猫を描いたことに、美術史上どんな意味があるのか一緒に考えさせるような展示だった。あと、タイトルは「フジタ」だけど、プロローグとしての菱田春草や後輩の猪熊弦一郎の作品の存在感も大きく、盛りだくさん。木村荘八の猫の絵も、あ、この人こんなユーモアのある絵描くんだと発見。
府中市美術館はいつも学芸員が真摯に頭をひねった跡の見える企画で、応援したくなる。今回は物販の充実も危険。
かわいおもしろためになった。藤田嗣治の猫がかわいいね〜ってだけじゃなく、彼が猫を描いたことに、美術史上どんな意味があるのか一緒に考えさせるような展示だった。あと、タイトルは「フジタ」だけど、プロローグとしての菱田春草や後輩の猪熊弦一郎の作品の存在感も大きく、盛りだくさん。木村荘八の猫の絵も、あ、この人こんなユーモアのある絵描くんだと発見。
府中市美術館はいつも学芸員が真摯に頭をひねった跡の見える企画で、応援したくなる。今回は物販の充実も危険。
November 2, 2025 at 3:37 PM
府中市美術館「フジタからはじまる猫の絵画展」
かわいおもしろためになった。藤田嗣治の猫がかわいいね〜ってだけじゃなく、彼が猫を描いたことに、美術史上どんな意味があるのか一緒に考えさせるような展示だった。あと、タイトルは「フジタ」だけど、プロローグとしての菱田春草や後輩の猪熊弦一郎の作品の存在感も大きく、盛りだくさん。木村荘八の猫の絵も、あ、この人こんなユーモアのある絵描くんだと発見。
府中市美術館はいつも学芸員が真摯に頭をひねった跡の見える企画で、応援したくなる。今回は物販の充実も危険。
かわいおもしろためになった。藤田嗣治の猫がかわいいね〜ってだけじゃなく、彼が猫を描いたことに、美術史上どんな意味があるのか一緒に考えさせるような展示だった。あと、タイトルは「フジタ」だけど、プロローグとしての菱田春草や後輩の猪熊弦一郎の作品の存在感も大きく、盛りだくさん。木村荘八の猫の絵も、あ、この人こんなユーモアのある絵描くんだと発見。
府中市美術館はいつも学芸員が真摯に頭をひねった跡の見える企画で、応援したくなる。今回は物販の充実も危険。
今年はなぜか出会っていなかったコカマキリさん。杉並区の路上にて。
October 30, 2025 at 2:22 AM
今年はなぜか出会っていなかったコカマキリさん。杉並区の路上にて。
藤森栄一『古道』講談社学術文庫(1999)読了
藤森栄一の本を仕事でパラパラめくって滋味のある文を書く人だなあと思ってからなんとなく探していたが、古書で正面から探すとまあまあ値がついている。地元の図書館に少しだけあったので借りてきた。
思ったとおり朴訥さの中に詩情の通った良いエッセイだった。特に山岳部の遺跡の描写に生気が溢れていて、実際に戦前から信州の深山を逍遥した山屋の足腰が書かせた文章だということがよくわかる。著作ぜんぶ読みたい書き手がまた一人。
藤森栄一の本を仕事でパラパラめくって滋味のある文を書く人だなあと思ってからなんとなく探していたが、古書で正面から探すとまあまあ値がついている。地元の図書館に少しだけあったので借りてきた。
思ったとおり朴訥さの中に詩情の通った良いエッセイだった。特に山岳部の遺跡の描写に生気が溢れていて、実際に戦前から信州の深山を逍遥した山屋の足腰が書かせた文章だということがよくわかる。著作ぜんぶ読みたい書き手がまた一人。
October 29, 2025 at 10:26 AM
藤森栄一『古道』講談社学術文庫(1999)読了
藤森栄一の本を仕事でパラパラめくって滋味のある文を書く人だなあと思ってからなんとなく探していたが、古書で正面から探すとまあまあ値がついている。地元の図書館に少しだけあったので借りてきた。
思ったとおり朴訥さの中に詩情の通った良いエッセイだった。特に山岳部の遺跡の描写に生気が溢れていて、実際に戦前から信州の深山を逍遥した山屋の足腰が書かせた文章だということがよくわかる。著作ぜんぶ読みたい書き手がまた一人。
藤森栄一の本を仕事でパラパラめくって滋味のある文を書く人だなあと思ってからなんとなく探していたが、古書で正面から探すとまあまあ値がついている。地元の図書館に少しだけあったので借りてきた。
思ったとおり朴訥さの中に詩情の通った良いエッセイだった。特に山岳部の遺跡の描写に生気が溢れていて、実際に戦前から信州の深山を逍遥した山屋の足腰が書かせた文章だということがよくわかる。著作ぜんぶ読みたい書き手がまた一人。
マルカメ、ヨツモンカメノコ、クズクビ。晴れの日大好きトリニティ。
October 17, 2025 at 3:49 AM
マルカメ、ヨツモンカメノコ、クズクビ。晴れの日大好きトリニティ。
海野和男『自然観察12カ月』岩波ジュニア新書(1983)読了
海野さん30代半ばのお仕事。小中学生むけに平易な言葉で内側から門を開く。執筆協力者を得て、虫だけじゃなく鳥と植物についてもふれている。
書かれて40年経っているので、ここに書かれていないことを思うと、その間に日本の自然に起きた大変化が浮き彫りになる効果もあり。(気候変動、外来種、シカ害etc.)
海野さん30代半ばのお仕事。小中学生むけに平易な言葉で内側から門を開く。執筆協力者を得て、虫だけじゃなく鳥と植物についてもふれている。
書かれて40年経っているので、ここに書かれていないことを思うと、その間に日本の自然に起きた大変化が浮き彫りになる効果もあり。(気候変動、外来種、シカ害etc.)
October 16, 2025 at 4:56 AM
海野和男『自然観察12カ月』岩波ジュニア新書(1983)読了
海野さん30代半ばのお仕事。小中学生むけに平易な言葉で内側から門を開く。執筆協力者を得て、虫だけじゃなく鳥と植物についてもふれている。
書かれて40年経っているので、ここに書かれていないことを思うと、その間に日本の自然に起きた大変化が浮き彫りになる効果もあり。(気候変動、外来種、シカ害etc.)
海野さん30代半ばのお仕事。小中学生むけに平易な言葉で内側から門を開く。執筆協力者を得て、虫だけじゃなく鳥と植物についてもふれている。
書かれて40年経っているので、ここに書かれていないことを思うと、その間に日本の自然に起きた大変化が浮き彫りになる効果もあり。(気候変動、外来種、シカ害etc.)
移転再オープンされた国立の三日月書店さんへ。さっそく「こんなに買うつもりでは」が発生。洋書もあれだけ絶妙に並べられるとつい手が伸びてしまいます。
通院の寄り道先確定です。
通院の寄り道先確定です。
October 14, 2025 at 7:54 AM
移転再オープンされた国立の三日月書店さんへ。さっそく「こんなに買うつもりでは」が発生。洋書もあれだけ絶妙に並べられるとつい手が伸びてしまいます。
通院の寄り道先確定です。
通院の寄り道先確定です。
October 14, 2025 at 5:16 AM