madoka_incense@香人/香道研究家
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香人/香道研究家。日本の香りの伝統文化・香道の魅力をお伝えしています。東京国立博物館等の茶室で香道体験会や #香道具紹介 プロジェクト等。AI学習含む無許可利用厳禁。
Japanese Incense Ceremony(香道) Artist.
https://note.com/kaoritobunka/n/nab258387264a
Twitter/instagram→@madoka_incense
花宴

お気に入りの枝垂れ桜にご挨拶してきました。

また次の春を楽しみに…
March 30, 2025 at 3:43 PM
江戸時代の香道の伝書には、

「雨の日と雪の日には、お香を聞くと良い」

と奨める記述があります。

雨や雪で湿度が上昇すると、

空気中の香りの分子が運ばれやすくなり、香りを強く感じられる為、

これは科学的にも理に適った教えといえます。

香木や香水だけでなく、ご自宅で温かい珈琲や紅茶等の香りを楽しむにも良いでしょう。
March 5, 2025 at 9:27 AM
雛祭りこと上巳の節句🎎

古い雛道具の中には、細工の美しいもの、香道具を含んだものが見受けられます。

画像は京都・五条大橋の近くに本店を構える老舗のお麩屋さん

麩屋半兵衛さん併設「お辨當博物館」で、この時期に展示される雛人形です。

春らしさを感じられますように。
March 3, 2025 at 9:33 AM
資生堂は日本の香文化の発展に寄与してきた老舗。

業績悪化の報道が出ていますが、何とか持ち堪えて末長く続いてほしいです。

同社の調香師として第一線で活躍してきた

中村祥二さんの著作『調香師の手帖(ノオト)』は、

発売以来長年に渡り香水や香りを愛する人達に読み継がれてきた名著。

中村祥二さんは香道にも関心を寄せておられ、お体の調子を崩されるまで、私共のお香のお稽古場にも、度々お越しになっていました。

資生堂からも『花椿』の様な著名な企業文化誌に加えて、

研究紀要『香りと意匠』の様な読み物としても資料としても優れた書籍も多々出ています。

今宵は改めてその足跡を辿りたいと思います。
February 11, 2025 at 1:50 PM
🎍謹賀新年🎍

明けましておめでとうございます。旧年中はお世話になり、ありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願い致します🙇‍♀️

松を思わせる緑に、瑞鳥である鳳凰の地紋入りのお着物を。

新しい年が皆様にとって幸多きものとなります様に。
January 1, 2025 at 7:04 AM
クリスマスシーズン到来。
普段と変わらない過ごし方でも、いつもより華やいだ街の景色を眺めるだけでも楽しいもの🎄
December 25, 2024 at 8:22 AM
#これを見た人は何か赤いものを上げる

ちはやぶる神代も聞かず龍田川
唐紅に水くくるとは

いつかの奈良県竜田川の紅葉🍁

百人一首にもある在原業平の詠んだ和歌でも知られています
November 28, 2024 at 1:31 PM
今日は榊原喜佐子先生がお隠れになった日

慶喜公の孫として生まれ育った半生を記す『徳川慶喜家の子供部屋』等、貴重な史料を遺されました

太宰治『斜陽』の架空のご令嬢像とは異なる、逞しく戦後を生き抜く本物の華族のお穣様方の姿を綴る『殿様と私』は、

日本文学好きにもおすすめしたい一冊です

喜佐子先生のとても率直で、好奇心の強いお人柄や、

家の為の結婚しか絶対に許されなかった時代ゆえに柳原白蓮の様な不幸も多くあった時代には貴重な部類の夫婦仲の良さが偲ばれます

折を見て是非御高覧いただきたい本です
November 26, 2024 at 11:41 AM
奈良の旅より。

春日大社の参詣の後、
奈良ホテルのバーで一献。

凡そ90年前に、皇帝・愛新覚羅溥儀の御宿泊に備えて新調したカクテルグラスで、

美味しいカクテルを頂戴致しました。

蝋燭の灯りに照らされた、この時期に相応しい手彫りの菊花がまた美しく…

至福のひと時を過ごしました。
November 14, 2024 at 4:10 PM
漆の日という事で、漆の香道具をご紹介。

上の阿古陀香炉は、美術館・博物館や個人蔵等でも比較的ご覧になる機会が多い、代表的な香道具の一つです。

対して下の台は、ちょっと珍しい香道具です。

薫物壺(たきものつぼ)等をのせれば「香壺台(こうごだい)」或いは「薫物台」、

阿古陀香炉等の香炉をのせれば「香炉台」と、複数の使い方が出来る香道具です。

香筵(香席)の床の間に香を飾る時にも使えます。

徳川美術館の「初音の調度」をはじめ、

概ね江戸時代〜昭和初期以前の期間に作られた有力な大名・公家等の婚礼調度等、

特に格式が高く豪華な物に作例が見られます。

#漆の日
#うるしの日
#香道具紹介
November 13, 2024 at 10:30 AM
November 12, 2024 at 11:55 AM
船から眺める御来光。

夾雑物のない海原のそれには、陸とは異なる趣がある。
November 4, 2024 at 12:25 PM
お着物で秋の味覚パーティーへ。

汝窯の青磁を髣髴とさせる着物と、絶妙な色合いの草履を合わせて。

教科書通りなら小物は全て白にするところでしょうが、
敢えてそれを外して、しっくりと馴染む組み合わせを考えるのが楽しいのです。

#着物
#kimono
October 26, 2024 at 2:43 PM
スカイツリーは晴れた日の昼間に見ても特に何も思わないのだけれど、

日が暮れた荒天の後の、雲に覆われた姿には、得体の知れない趣がある。
October 23, 2024 at 12:41 PM
1920年代、大正時代に着工した洋館・学士会館。

建築お好きな方は是非。

残念ながら年内に閉館との事ですが、
再開発後も旧館の趣が残される事を願ってやみません…
October 21, 2024 at 11:08 AM
雲の晴れ間のスーパームーン

やはり秋の月は良いものですね
October 17, 2024 at 1:49 PM
#香道具紹介
現代の太陽暦では3月中旬〜下旬頃にあたる旧暦2/10。

この日は、紫式部が生み出した平安時代の名作『源氏物語』梅枝の帖で、薫物合が行われた日です。

この梅枝の帖をモデルにしたと考えられる蒔絵の香合を眺めていると、

紅梅の咲く光源氏の邸宅・六条院で、

香の美を競い合う人々の姿が目に浮かぶようです。

解説はこちら↓
incense-ceremony.com/2021/03/24/%...
March 19, 2024 at 12:05 PM
いよいよ旧正月。

月の満ち欠けに基づく太陰暦(旧暦)のお正月は、

明治以降の太陽暦(新暦)よりも、少し遅れてやって来ます。

香道の世界で愛好されている香木「伽羅(きゃら)」の故郷の国・ベトナムでは、

旧暦の御正月に、桃や梅の花を飾って、新春を迎えたお祝いをするそうです。
February 10, 2024 at 2:26 PM
京都の北野天満宮の御本殿の前には、

「平安時代より原種を受け継ぐ唯一の飛梅」(北野天満宮調べ?)

とされる、梅の木があります。

“東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花
主(あるじ)なしとて春を忘るな”

菅原道真公を追って、屋敷の梅が飛来したという紅梅伝説。

支柱に支えられている、手前の細い紅梅の木が、その飛梅なのだとか。
February 8, 2024 at 1:26 PM
こっちは平成の香記録…

この執筆さんは余りに字がお上手なので、比較対象には向きませんが、

疲れ気味の時は美しいものを見たい。
February 8, 2024 at 1:18 AM
明治時代の給料計算書。

遠目に見ると、

香道の香記録の様な気がしなくもない。
February 8, 2024 at 1:08 AM
今年も雅客がお見えになりました。
January 16, 2024 at 10:59 AM
今年は随分と暖かい晩秋ながら、
暦の上では初冬を迎えました。

京都御所の紅葉も色づき始め、陽に透けて輝いていました。
November 9, 2023 at 2:14 AM
少しずつ風が秋めいてきました。

食卓にも少しずつ秋らしさを取り入れたいと、

葡萄柄のお湯呑み🍵をデザートカップに見立てて、

ティラミスを作りました。

お湯呑みにしては良い感じだなと思っていたら…

仕上げに振りかけるココアをうっかり忘れてしまいました。

マスカルポーネクリームが見えているのはご愛嬌。笑
September 13, 2023 at 12:35 PM
旧暦七月七日、七夕の節句。

灯明と供物を用意して香を焚き、天皇が織姫彦星の再会を祈る「乞巧奠(きこうでん)」が行われます。

「天の川と渡る舟の梶の葉に思ふことをも書き付くるかな」

と、後拾遺集にも詠まれた梶の葉に願い事を書く風習が、

現在の短冊に願い事を書く元になりました。
August 19, 2023 at 2:42 PM