末永史尚 / Fuminao SUENAGA
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美術家、東京在住 http://www.fuminaosuenaga.com
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渋谷区立松濤美術館で「井上有一の書と戦後グラフィックデザイン 1970s-1980s」を観ました。戦後前衛書の代表的なアーティスト・井上有一の作品を紹介しつつ、1970年代から80年代にかけてのグラフィックデザインの流れの中での井上作品の扱われ方に焦点をあてた展覧会。1950年代のアクション・ペインティングと前衛書の関わりを復習できたり、井上の作品集デザインを通して杉浦康平を理解できたり、バブル期広告以前以後のムードの違いを体感できたりと、学び盛りだくさんの良企画でした。11月3日(月・祝) まで。
shoto-museum.jp/exhibitions/...
井上有一の書と戦後グラフィックデザイン 1970s-1980s
shoto-museum.jp
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押井守監督「機動警察パトレイバー the Movie」をリバイバル上映によって初めて劇場で観ました。昔レンタルビデオで観たこともありましたが、東京の地理や風景を知っている今みた方が倍以上楽しめますね。聖橋を川から見上げた風景や、バブルの開発に取り残された下町の夏の暑さの表現が好きです(しかし調べると劇場公開の1989年の東京の最高気温は33.5度、劇内設定の1999年は34.8度だったりで、今よりは涼しかったはず)。
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昨日は勤務先の大学で実施された「芸術系教科等 担当教員等 全国研修会」の講師をで小学校の教員向けに自作紹介とワークショップの事例紹介、のちにワークショップ演習を担当しました。参加された皆さん熱意があって、短い時間でしたがご一緒できて楽しかったです。そして私は燃え尽き…。
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自分、高校時代にアマチュア無線の免許を取った人間だったりするのですが、ふとアマチュア無線って今どうなってるのかと思って検索してみたら当然のようにアマチュア無線ユーチューバーも存在していて電波とネットのグルグルした関係に震えた。
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朝からタスク山積み丸。
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気温が下がって、ようやく本気制作モード。
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本日は千葉市美術館で「開館30周年記念 未来/追想 千葉市美術館と現代美術」展を観ました。千葉市美術館が所蔵する現代美術のコレクションの中から選ばれた約180点によって戦後美術の展開をたどる展覧会。 ウェブサイトやチラシで想像していたのと違ったのは、実験工房や桂ゆき、工藤哲巳、三木富雄らの作品の量の充実度。そして、そこと関わっている草間彌生も含め、ちゃんとその作家の展開を追えるように時期をずらして収蔵されていることにも驚かされました。10月19日(日)まで。
www.ccma-net.jp/exhibitions/...
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30年前、私が学生時代に非常勤できてた中村一美さんが「学生時代、勉強しててよかった〜」とつぶやいてたのを覚えてるんだけど、いまめっちゃわかる瞬間がある。
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パシフィコ横浜で開催されたアートフェア「Tokyo Gendai」に行ってきました。なんか、物理的にキラキラした作品が多かった気がしました。
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私的には「絵画がない…」という感想もあり、まとめ方としてやや乱暴に映る部分もありましたが、規模を考えれば致し方ないのかもしれません。例えばセゾン美術館の影響は、ほとんどなかったことにされていました。
一方で、こうした展覧会に海外の作品が含まれているのは新しい点でした。日本で展示された海外作家の作品や、アーティスト・イン・レジデンスの紹介もあり、そのなかには私が調査してきたギャラリーシマダや山口でのレジデンスを通じて制作されたデイヴィッド・ハモンズの作品も展示されていました。
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しかも、対象が15年前の出来事となると、自分にとってはまだ「つい最近」のことで、出会いとしてではなく「懐かしい」と感じながら見ることになったのが新鮮でした。私も歳を重ねたものだ…。
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昨晩は国立新美術館で「時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989-2010」のレセプションに参加しました。展覧会自体は9/2から始まっていたので「レセプションは10日?」と思ったのですが、今週後半に開催されるアートフェア「Tokyo Gendai」との連携による日程だったようで納得しました。
1989年から2010年の日本の現代美術を複数の視点から振り返る展覧会で、このような回顧的な展覧会は以前はよく見かけましたが、久しぶりに開催された印象です。
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昨日は国立西洋美術館で「スウェーデン国立美術館 素描コレクション展 ―ルネサンスからバロックまで」を鑑賞しました。
スウェーデン国立美術館所蔵の素描コレクションから約80点を紹介する展覧会です。
構成は地域ごとにイタリア、フランス、ドイツ、ネーデルランドの4章。地域ごとの素描の性質の違いが明確に表れていて興味深いものでした。加えて、名のある画家の素描はやはり線の表情が豊かで無駄がなく、その力量に圧倒されます。
写真はその中でも特に素晴らしかった、アルブレヒト・デューラーの《三編みの若い女性の肖像》(1515年)。展覧会は9月28日まで。
アルブレヒト・デューラー
《三編みの若い女性の肖像》
1515年
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午後外出しようと思ってたのに、天候に阻まれたでござる。
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「国宝」ようやく観た。
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私は、この頃に河原温が美術手帖に掲載したテキスト内で「絵画のおへその手術」という言葉を用いていたのを覚えていて。伝統的な、安定した構図や上下空間からの脱却について書いていた中で用いられていたと記憶しているけども、そういえば絵の中では具体的なヘソ、描いてたんだなとあらためて思ったというだけのことですが。
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コレクション展に展示されていた初期作品2点はバラバラにされたものも含む人体像が上下左右のない空間の中に詰め込まれた、変形キャンバスに描かれた油彩作品である。共に横幅2メートル弱くらい。《カム・オン・マイハウス》の主題はよくわからない。建築物のイメージにある球や円筒と誇張された人体にある球や円筒が混ざりあっていることは読みとれる。《私生児の誕生》は描かれた人体がほぼ女性で、出産のイメージが人体パーツの中に見えている。ともにほぼグレーの絵であるが、一部分だけ抜けた背景を黄色や緑の強い色彩で塗ってある。今日の気づきは、簡略化・戯画化された人物像に必ず「おへそ」があること。
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・数字は違えど同じ対象を描いた作品が並んだ時に見えるのは、その差違と共通点だったりする。
・加えて、ルールの中で執着を感じるのは「ペイントすること」にだった。ペイントするだけで絵画作品になる、仕組みとしてのルール設定。
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・小さい作品はマスキングは使用していないと思う。
・上記、大きめ作品のマスキング後のペイントからは、「地色の上に数字を描いた」状態を目指して工程を重ねている、と読み取った。
・数字には筆触がギリギリ見える。
・本展では1987年4月5日から11日までの7点が並んでいる。そして全てグレーの色味が異なるので、都度混色はしていると思う。コレクション展の方で展示されていた初期作品《カム・オン・マイハウス》《私生児の誕生》(両方1955年)が一見グレーにみえて微妙に色味があったこととイメージがつながる。
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名古屋市美術館のコレクション展をじっくり見ました。来てから知ったけど、所蔵している河原温の日付絵画を全点展示した特集「河原温 一日を 一日で えがく」が開催されていました。これがとても良かったです。
忘れないようにメモ。
・作品は大小あるが、絵の厚みは一定
・大きめの作品の数字にはマスキングテープを使用している。白い下地の上に数字の形でマスキングし、着彩。マスキングを剥がしたあと、数字を白で塗っており、マスキング線を越えて着彩部分にはみ出している場合もある。ピリオドの部分など、割と思いっきり形を調整しているところもあった。また、塗った白の上に外からグレーが乗っているところもある。
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本日は名古屋。県立美術館が国際芸術祭前の休館なので、午前は名古屋市美の常設から(企画はカプコン展)。
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岡﨑さんの展覧会はほぼ見ていたはずの私、この絵画作品は記憶になかったのでいつ発表されたかを画廊の方に尋ねたところ、1995年の同画廊での個展で、とのことでした。見逃していたのかも知れません。なお、その個展の時に飾っていた位置に展示したらしいです。
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合板の接合とは写真のような部分のことです。理念的な形態とそれを実材で具体化するときの微妙な矛盾をどうにかする、その「どうにか」に魅力を見つけてしまいました。なおこの作品、4点展示されていますが2種類の同じ形態のユニットが角度を変えて組み合わせられることでできています。
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京橋の南天子画廊で岡﨑乾二郎「In Storage」を見ました。
1990年代からの絵画作品に加え、第二会場では新木場のSOKO南天子画廊で発表された立体作品も展示されています。
昔ながらの画廊空間なので東京都現代美術館での展示よりももちろんきゅうきゅうに詰め込まれているのですが、不思議とオフィスビルの画廊という場の方がしっくりくる感覚がありました。特に立体作品の合板の接合が面白く、思わず見続けてしまいました。会期は9月27日(土)まで。

nantenshi.com/exhibitions/...