バースセイバー(クリムゾンストーム)
ドール(ボークス、アゾン、ねんどろいどどーる)
イラストまとめ https://xfolio.jp/portfolio/kkagurazaka
めっちゃちゃんとしてて可愛く描かれてて塗りもあんまりはみ出しておらず凄いです…!
めっちゃちゃんとしてて可愛く描かれてて塗りもあんまりはみ出しておらず凄いです…!
良平「🔞って書いてあるよ。未成年は売ってもらえないんじゃない?」
美咲「そんなー!私が18歳以上になってるエイプリルフールはどこにあるの!?」
良平「🔞って書いてあるよ。未成年は売ってもらえないんじゃない?」
美咲「そんなー!私が18歳以上になってるエイプリルフールはどこにあるの!?」
「ありがと! 頼りにしてるね!」
――山田くんの男心など知る由もなく、高校生バースセイバーたちはいつも通り色気もへったくれもなく呑気にスイーツブッフェに舌鼓を打つのであった。
「ありがと! 頼りにしてるね!」
――山田くんの男心など知る由もなく、高校生バースセイバーたちはいつも通り色気もへったくれもなく呑気にスイーツブッフェに舌鼓を打つのであった。
ブッフェ台から持ってきた色とりどりの期間限定ストロベリースイーツを前に喜色満面の美咲の姿があった。
「さっきの山田くんって人めっちゃこっち睨んでなかった?美咲さん、何か恨みでも買った?」
向かいで良平は怪訝そうに眉を寄せる。
「ええ??恨まれる覚えはないけど……クラス一緒だけどほとんど話したことない人だし」
ゼリーを口に運びながら美咲は心底身の覚えのない様子で首を傾げた。
「またBL妄想して不気味がられたとか……?」
「それもないよ、山田くんの交友関係知らないからカプの組みようがないし」
ブッフェ台から持ってきた色とりどりの期間限定ストロベリースイーツを前に喜色満面の美咲の姿があった。
「さっきの山田くんって人めっちゃこっち睨んでなかった?美咲さん、何か恨みでも買った?」
向かいで良平は怪訝そうに眉を寄せる。
「ええ??恨まれる覚えはないけど……クラス一緒だけどほとんど話したことない人だし」
ゼリーを口に運びながら美咲は心底身の覚えのない様子で首を傾げた。
「またBL妄想して不気味がられたとか……?」
「それもないよ、山田くんの交友関係知らないからカプの組みようがないし」
佐藤さんは渡辺とかいう男の腕に軽く触れて歩を促す。
「じゃあね、佐藤さん。また明日」
また明日も何も教室で顔を合わせた所で別に会話もないんだけど。
二人はこちらに背を向け、サンシャインシティプリンスホテルに消えていく――
佐藤さん、そんな子じゃないと思ってたのに……!
バイト先の人じゃなかったのかよ!
これからあの男が彼女を組み敷いてあの巨乳を好き放題するんだと思うとぼくは敗北感で胸がいっぱいになった。
佐藤さんは渡辺とかいう男の腕に軽く触れて歩を促す。
「じゃあね、佐藤さん。また明日」
また明日も何も教室で顔を合わせた所で別に会話もないんだけど。
二人はこちらに背を向け、サンシャインシティプリンスホテルに消えていく――
佐藤さん、そんな子じゃないと思ってたのに……!
バイト先の人じゃなかったのかよ!
これからあの男が彼女を組み敷いてあの巨乳を好き放題するんだと思うとぼくは敗北感で胸がいっぱいになった。
「そんなことないよ!バイトで知り合った子だけど毎日話してて……あ、通話とかでね!仲良いし、楽しく遊んでるだけだよ!」
……藪蛇だったようだ。佐藤さんのこんな慌て方を見たくなかった。
「札幌支部の渡辺っす。いつも美咲さんに世話になってます」
無愛想を音にしたような声色で男はぼそっと挨拶のようなことを口にする。
美咲さん!?何下の名前で呼んでるんだ。重い前髪も癇に障る。米津玄師気取りか。佐藤さん、こんな陰気な遠距離の男が本当にいいのか!?
「そんなことないよ!バイトで知り合った子だけど毎日話してて……あ、通話とかでね!仲良いし、楽しく遊んでるだけだよ!」
……藪蛇だったようだ。佐藤さんのこんな慌て方を見たくなかった。
「札幌支部の渡辺っす。いつも美咲さんに世話になってます」
無愛想を音にしたような声色で男はぼそっと挨拶のようなことを口にする。
美咲さん!?何下の名前で呼んでるんだ。重い前髪も癇に障る。米津玄師気取りか。佐藤さん、こんな陰気な遠距離の男が本当にいいのか!?
男に向かってそう説明してから佐藤さんはぼくに「こんにちは」と控えめな声であいさつした。
「こんにちは。池袋で会うなんて偶然だね。佐藤さんは買い物にきたの?その人はお兄さん?」
流石に顔が全然似てないから違うだろうと思いながらもぼくは聞きたかったことを尋ねる。
「ううん、バイト先の友達。札幌支部の子で、用事で東京に出てきたっていうから案内してるんだ」
佐藤さんの答えを聞いてぼくは少し安心した。
バイト先の人。しかも札幌。そんなに親しいわけじゃなさそうだ。
「そうなんだ。休みの日にまで仕事の人に付き合わされて大変だね」
男に向かってそう説明してから佐藤さんはぼくに「こんにちは」と控えめな声であいさつした。
「こんにちは。池袋で会うなんて偶然だね。佐藤さんは買い物にきたの?その人はお兄さん?」
流石に顔が全然似てないから違うだろうと思いながらもぼくは聞きたかったことを尋ねる。
「ううん、バイト先の友達。札幌支部の子で、用事で東京に出てきたっていうから案内してるんだ」
佐藤さんの答えを聞いてぼくは少し安心した。
バイト先の人。しかも札幌。そんなに親しいわけじゃなさそうだ。
「そうなんだ。休みの日にまで仕事の人に付き合わされて大変だね」
普段学校では決まった女子グループで固まっていて、男子と話している所なんか見たことがない。
ぼくが話しかける余地もないけど他の男のものにもならない、そういう子だと思っていたのに――
凝視していたら視線に勘付かれたのか、佐藤さんと学ランの男は同時にこちらを振り向いた。
「山田くん…?」
目が合うと佐藤さんは軽く会釈してくる。
彼女に向けて踏み出そうとしたら、男は半歩前に出てぼくと佐藤さんの間に体を割り込ませた。
「誰?知り合い?」
明らかな警戒の眼差しでぼくを見る。
普段学校では決まった女子グループで固まっていて、男子と話している所なんか見たことがない。
ぼくが話しかける余地もないけど他の男のものにもならない、そういう子だと思っていたのに――
凝視していたら視線に勘付かれたのか、佐藤さんと学ランの男は同時にこちらを振り向いた。
「山田くん…?」
目が合うと佐藤さんは軽く会釈してくる。
彼女に向けて踏み出そうとしたら、男は半歩前に出てぼくと佐藤さんの間に体を割り込ませた。
「誰?知り合い?」
明らかな警戒の眼差しでぼくを見る。
こういう時こっちみたいな避難所があって良かったと思いますw
こういう時こっちみたいな避難所があって良かったと思いますw