子どもが泣くと都合が悪そうにして無視し、怪我をしても眉を八の字にするばかりで、なだめる事も思いつかない様子だった。怪我には最低限の手当てをし、あとは適当に希望的観測を口にして御仕舞。冷徹ではないタイプなのに、冷徹に思えるあの母のせっかちさは、対処法を知らないために逃げ出したいという焦りだったのだろう。今でも変わらない。
その卑怯な姿勢はしっかり子どもが見ておりbondが生まれないのだ。
彼女の中にある機能不全の影を大人になってから判り、ひとり静かに怒りを取り下げて、心の中で許す。
生まれたばかりの子どもは親を嫌えない。いつか祖母になったら私も謝らねばならない。
子どもが泣くと都合が悪そうにして無視し、怪我をしても眉を八の字にするばかりで、なだめる事も思いつかない様子だった。怪我には最低限の手当てをし、あとは適当に希望的観測を口にして御仕舞。冷徹ではないタイプなのに、冷徹に思えるあの母のせっかちさは、対処法を知らないために逃げ出したいという焦りだったのだろう。今でも変わらない。
その卑怯な姿勢はしっかり子どもが見ておりbondが生まれないのだ。
彼女の中にある機能不全の影を大人になってから判り、ひとり静かに怒りを取り下げて、心の中で許す。
生まれたばかりの子どもは親を嫌えない。いつか祖母になったら私も謝らねばならない。