観劇の中心は井上芳雄さん、礼真琴さん、仁左衛門丈。
ミュージカル、ストレートプレイ、オペラ、クラシックなど。
近々の目標はコロナ禍で途絶えていた海外観劇再開。
観劇以外についても呟きます。魂はナイツテイル のアテネへ。
https://note.com/libra1983
今はもう…公演を楽しみにする気持ちよりも、また諦めなくてはならないのかとの気持ちの方が上回っており。
退団公演のラストスパートを楽しむよりも、自分が期待して落胆したくないという気持ちが上回ってしまっている。
みんなが最後の時間を愛おしむ中に絶対に水は刺したくない。私だってそのつもりでいたのだから。
ラミンのコンサートもナイツテイルも行けるのだろうか…ネガティヴなことしか思い浮かばない。
全てのチケットを手放せば自分で決めたこと=自分の所為だと諦めがつく。たったそれだけのことをできずに悶々としている。
今はもう…公演を楽しみにする気持ちよりも、また諦めなくてはならないのかとの気持ちの方が上回っており。
退団公演のラストスパートを楽しむよりも、自分が期待して落胆したくないという気持ちが上回ってしまっている。
みんなが最後の時間を愛おしむ中に絶対に水は刺したくない。私だってそのつもりでいたのだから。
ラミンのコンサートもナイツテイルも行けるのだろうか…ネガティヴなことしか思い浮かばない。
全てのチケットを手放せば自分で決めたこと=自分の所為だと諦めがつく。たったそれだけのことをできずに悶々としている。
だからこそ、なぜ私たちはここから一歩も動けないのだろうと。
何ヶ月も前から楽しみにしてきたこの日を楽しめないのだろうと。
仕方ないのはわかってる。納得もしてる。
それでも悲しいものは悲しいのだ。
コンバースの方は本当に丁寧に対応してくださり。観劇できるかどうか、決まったら知らせてくださいと言われていたので、17時に連絡を入れた時には声の震えを抑えられなかった。
この貸切が観たくて沢山買い物をして…出張先で当選通知を開いた時は本当に嬉しかった。あの瞬間で全てが終わって仕舞えば良かったのにと無茶苦茶な思いに駆られている。
だからこそ、なぜ私たちはここから一歩も動けないのだろうと。
何ヶ月も前から楽しみにしてきたこの日を楽しめないのだろうと。
仕方ないのはわかってる。納得もしてる。
それでも悲しいものは悲しいのだ。
コンバースの方は本当に丁寧に対応してくださり。観劇できるかどうか、決まったら知らせてくださいと言われていたので、17時に連絡を入れた時には声の震えを抑えられなかった。
この貸切が観たくて沢山買い物をして…出張先で当選通知を開いた時は本当に嬉しかった。あの瞬間で全てが終わって仕舞えば良かったのにと無茶苦茶な思いに駆られている。
地元コミュニティで連絡を取り合いたい人と今日連絡を取り合う必要がある人を除いて、LINEは全てミュートにした。
そして、最後は辛くてLINEもひらけなくなった。
本当に気持ちがありがたいのに。
一生懸命調べてくれたものを、それこそ1から10まですべて否定で返すのも。
「大丈夫だよ!」という励ましにありがとうと返さなくてはならないのも。
思い出してくれて、心を寄せてくれたことだけでも嬉しいのに。
現実を突きつけられることに耐えられなくなった。
地元コミュニティで連絡を取り合いたい人と今日連絡を取り合う必要がある人を除いて、LINEは全てミュートにした。
そして、最後は辛くてLINEもひらけなくなった。
本当に気持ちがありがたいのに。
一生懸命調べてくれたものを、それこそ1から10まですべて否定で返すのも。
「大丈夫だよ!」という励ましにありがとうと返さなくてはならないのも。
思い出してくれて、心を寄せてくれたことだけでも嬉しいのに。
現実を突きつけられることに耐えられなくなった。
そして、笑えないほどその通りに人が動いた。
友人宅に避難している間、私と友人の元には心配してくれたみんなが「〇〇経由したら」「△△は動いてるらしいよ」と連絡を沢山くれた。グループLINEでも心配の声をとどけてくれる人がいた。
でも、そのXで見たよとシェアされる情報は現地を知っている私たちにとって絶望を深めるものでしかなかった。
地形を、交通事情を、道を知っているからこそ。選択肢は猛スピードで消えていった。
そして、笑えないほどその通りに人が動いた。
友人宅に避難している間、私と友人の元には心配してくれたみんなが「〇〇経由したら」「△△は動いてるらしいよ」と連絡を沢山くれた。グループLINEでも心配の声をとどけてくれる人がいた。
でも、そのXで見たよとシェアされる情報は現地を知っている私たちにとって絶望を深めるものでしかなかった。
地形を、交通事情を、道を知っているからこそ。選択肢は猛スピードで消えていった。
身の回りにありそうな恋愛のシチュエーションを散りばめた本作は言葉の力を全面的に信頼しており。
会話として噛み合っている=成立しているのに可笑しいという絶妙なところを徹底的に攻めている。
ラブコメディを標榜するが、会話劇としての楽しさがコメディ要素を遥かに上回ってきたとの印象である。
炭酸の効いたレモンスカッシュを飲んだかのような軽やかさは、仕事帰りに軽く見るにちょうど良い質量だった。
身の回りにありそうな恋愛のシチュエーションを散りばめた本作は言葉の力を全面的に信頼しており。
会話として噛み合っている=成立しているのに可笑しいという絶妙なところを徹底的に攻めている。
ラブコメディを標榜するが、会話劇としての楽しさがコメディ要素を遥かに上回ってきたとの印象である。
炭酸の効いたレモンスカッシュを飲んだかのような軽やかさは、仕事帰りに軽く見るにちょうど良い質量だった。
細かな解釈の上に張り巡らされた配慮により身体の大きさだけでは表現しきれないもの、すなわち、己の恋心で阿修羅となった女性を完全に観客に納得させてしまった。
彼女にほんの少しの身長があり、彼女のために衣装が作られ、あと少しの稽古時間が与えられたならば。
本役として十分成立するだけの見事なつばきだった。
特筆すべきは、直接出門の血を舐める描写が消えた宝塚版において「お前の血、美味しゅうございました」の台詞を成立させた点。
阿修羅城の瞳という戯曲が出門とつばきの壮絶な恋物語であることを彼女の演技は再認識させてくれた。
新たなつばきを観られたことに心から感謝。
細かな解釈の上に張り巡らされた配慮により身体の大きさだけでは表現しきれないもの、すなわち、己の恋心で阿修羅となった女性を完全に観客に納得させてしまった。
彼女にほんの少しの身長があり、彼女のために衣装が作られ、あと少しの稽古時間が与えられたならば。
本役として十分成立するだけの見事なつばきだった。
特筆すべきは、直接出門の血を舐める描写が消えた宝塚版において「お前の血、美味しゅうございました」の台詞を成立させた点。
阿修羅城の瞳という戯曲が出門とつばきの壮絶な恋物語であることを彼女の演技は再認識させてくれた。
新たなつばきを観られたことに心から感謝。
彼女のつばきは台詞のひとつひとつが繊細。
危ういところは一部あれど、台詞回しは流麗で一言一句が確実に脳に届く点、ノンストレス。
宝塚版への演出改変でわかりづらくなった出門とつばきの血の縁が彼女の演技によってクリアに描き出された。台詞とその間合いですべてを表現するとの強固なる意思でつばきと阿修羅が同一人物であることを違和感な明示した。
闇のつばきを演じる素養として身体的素養は大きい。
娘役としても小柄な詩さんのディスアドバンテージは計り知れない。存在だけで押しつぶされるような物質的迫力は彼女にはないからだ。
彼女のつばきは台詞のひとつひとつが繊細。
危ういところは一部あれど、台詞回しは流麗で一言一句が確実に脳に届く点、ノンストレス。
宝塚版への演出改変でわかりづらくなった出門とつばきの血の縁が彼女の演技によってクリアに描き出された。台詞とその間合いですべてを表現するとの強固なる意思でつばきと阿修羅が同一人物であることを違和感な明示した。
闇のつばきを演じる素養として身体的素養は大きい。
娘役としても小柄な詩さんのディスアドバンテージは計り知れない。存在だけで押しつぶされるような物質的迫力は彼女にはないからだ。
芸術鑑賞において、コストパフォーマンスもタイムパフォーマンスも私は気にしたことはない。
短ければいいというものでもないし、長ければいいというものでもない。作品に適したパフォーマンスやフォーマット、長さ、そしてコストがあるからだ。
ただ、既知の作品においては投下コストに応じた演者やパフォーマンス水準は求める。
その水準をクリアした作品を自分が気に入るか否かはまた別の話。
例えば、自分がその人の役の解釈が違うとなったとしても。
そもそもの水準が高ければ満足はできなくとも不満はない。水準が低ければ…お察しを。
芸術鑑賞において、コストパフォーマンスもタイムパフォーマンスも私は気にしたことはない。
短ければいいというものでもないし、長ければいいというものでもない。作品に適したパフォーマンスやフォーマット、長さ、そしてコストがあるからだ。
ただ、既知の作品においては投下コストに応じた演者やパフォーマンス水準は求める。
その水準をクリアした作品を自分が気に入るか否かはまた別の話。
例えば、自分がその人の役の解釈が違うとなったとしても。
そもそもの水準が高ければ満足はできなくとも不満はない。水準が低ければ…お察しを。
今の世の中が求めているものが、自分の嗜好とかけ離れているのか、集団の変容なのか―
AKBや坂道といったアイドル集団(才能と努力で上に行ける可能性がある媒体)が出てきたあたりから大きく変容したなと思います。
技術の向上と継承される芸のバランスが難しいのは理解するのですが、宝塚はエンタメ界におけるポジショニング戦略で自ら不利なところに行こうとしているなという気はしています。
今の世の中が求めているものが、自分の嗜好とかけ離れているのか、集団の変容なのか―
AKBや坂道といったアイドル集団(才能と努力で上に行ける可能性がある媒体)が出てきたあたりから大きく変容したなと思います。
技術の向上と継承される芸のバランスが難しいのは理解するのですが、宝塚はエンタメ界におけるポジショニング戦略で自ら不利なところに行こうとしているなという気はしています。
作品の、脚本のクオリティで、物語の質で盛り上がりたい。その作品をより魅力的にする演技や演出で話が弾む経験をしたいのだ。
私の観劇動機が演者(生徒)を観ることではなく、純然たる作品としての魅力に浸りたいである以上。
脚本に魅力を感じられる可能性が極めて低い大劇場作品のSS席1.4万、S席1.1万を払うことはできないだろう。
A/Bの値段が据え置かれたため、興味ある作品は観劇するだろうが、S席へのハードルは高い。
1.1万円あれば東宝やホリのA席や、小劇場ストプレに分配したい。
今の私の正直な気持ちとテンションである。
作品の、脚本のクオリティで、物語の質で盛り上がりたい。その作品をより魅力的にする演技や演出で話が弾む経験をしたいのだ。
私の観劇動機が演者(生徒)を観ることではなく、純然たる作品としての魅力に浸りたいである以上。
脚本に魅力を感じられる可能性が極めて低い大劇場作品のSS席1.4万、S席1.1万を払うことはできないだろう。
A/Bの値段が据え置かれたため、興味ある作品は観劇するだろうが、S席へのハードルは高い。
1.1万円あれば東宝やホリのA席や、小劇場ストプレに分配したい。
今の私の正直な気持ちとテンションである。
世の潮流に合わせ、宝塚が値上げをしたこと自体はいいことだと思う。
雇用環境(特に賃金)が少しでも改善されるのならばそれは寧ろ歓迎されるべきことだ。
ただ、この値上げはコンテンツ力の向上なしには成立しないのではなかろうか。
過去10年の作品で。
出演者関係なく、作品としてよかったと会話が盛り上がる作品の大多数は「別箱」と呼ばれる大劇場以外の演目であり。オリジナル作がメインの大劇場作品では数えるほどしかそれがなく。
そして、その大半が版権もの、すなわちコンテンツ力が一定以上あるものばかりなのだ。
世の潮流に合わせ、宝塚が値上げをしたこと自体はいいことだと思う。
雇用環境(特に賃金)が少しでも改善されるのならばそれは寧ろ歓迎されるべきことだ。
ただ、この値上げはコンテンツ力の向上なしには成立しないのではなかろうか。
過去10年の作品で。
出演者関係なく、作品としてよかったと会話が盛り上がる作品の大多数は「別箱」と呼ばれる大劇場以外の演目であり。オリジナル作がメインの大劇場作品では数えるほどしかそれがなく。
そして、その大半が版権もの、すなわちコンテンツ力が一定以上あるものばかりなのだ。
その体制を10分取るだけでも腰は痛くなる。
そして、足を開いて座るなという書き込みもよく見るが、腰を前にずらせば膝が前の座席にあたるので足を開かざるを得ない。
普通に座れば、前の座席の座面の下に足を滑り込ませることができるが、腰をずらすとそれもできないのである。
これをマナーと言われてしまうと観劇などできなくなるのだ。
着座する人の座高に合わせた椅子というのが出てくるのはまだまだ先の話だと思うので、劇場側も子供以外の座高の低い人へのクッションの貸出等、もう柔軟に対応してもらえたら有難いと思う。
その体制を10分取るだけでも腰は痛くなる。
そして、足を開いて座るなという書き込みもよく見るが、腰を前にずらせば膝が前の座席にあたるので足を開かざるを得ない。
普通に座れば、前の座席の座面の下に足を滑り込ませることができるが、腰をずらすとそれもできないのである。
これをマナーと言われてしまうと観劇などできなくなるのだ。
着座する人の座高に合わせた椅子というのが出てくるのはまだまだ先の話だと思うので、劇場側も子供以外の座高の低い人へのクッションの貸出等、もう柔軟に対応してもらえたら有難いと思う。
ただ、前に大きな男性が来て、役者の足元が見えないといった程度の経験は身長が100cm程度の幼少時から数多あり(当時は子供用クッションの貸出はほぼなかった)。
また、そのことで不満に思ったこともない為、正直、そこまで色々と言う必要があるのだろうかとさえ思っている。
座高の低い人にも言い分があるのは理解する一方、こちらとて好き好んでこの身長になったわけではないのだ。
ただ、前に大きな男性が来て、役者の足元が見えないといった程度の経験は身長が100cm程度の幼少時から数多あり(当時は子供用クッションの貸出はほぼなかった)。
また、そのことで不満に思ったこともない為、正直、そこまで色々と言う必要があるのだろうかとさえ思っている。
座高の低い人にも言い分があるのは理解する一方、こちらとて好き好んでこの身長になったわけではないのだ。
その点を、2回の訪問で理解し、手持ちの他社ブランドとの取り合わせなども言及してくる点、あっぱれとしか言いようがない。
インターネットでも商品は購入できるが、絶対に彼女から買いたい。
そう思える担当者が久々にできたことをとても嬉しく思っている。
こういう方が増えると、お洒落もショッピングも格段に楽しくなるのよね…
その点を、2回の訪問で理解し、手持ちの他社ブランドとの取り合わせなども言及してくる点、あっぱれとしか言いようがない。
インターネットでも商品は購入できるが、絶対に彼女から買いたい。
そう思える担当者が久々にできたことをとても嬉しく思っている。
こういう方が増えると、お洒落もショッピングも格段に楽しくなるのよね…