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ふとした事がきっかけで、秀一がアナウンサーになったらどうなるんだろうと妄想してみました。 #文庫ページメーカー https://sscard.monokakitools.net/bunko.html
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 以下は本文の内容です。 【プロット】秀一がアナウンサーを職業とする世界線 秀一が府立大の学生の時、映像研究会の仲間と知り合いになり、よく連むようになる。 ある日、一緒にバイトしないかと紹介されたのが畿内の放送局。どんなところか知りたいという好奇心から話に乗ることに。 バイトに採用されたのはラジオ部門で、番組に届く郵便物の仕分けや集計、発送の準備等々と言ったところ。またシフトが朝７時からとか、昼過ぎから等と不規則だが比較的柔軟にシフトを入れることができ、学業を疎かにせずジャズバンドサークルとも両立させることができていた。 しばらくバイトを続けていると、思っていたより放送局の雰囲気が自分に合っているような気がし、またスタッフの方たちの勧めもあり、ダメ元で放送局も就活することに。すると総合職で合格。他の企業も内定をもらっていたが、好奇心が勝り放送局に就職を決意。 入局し研修も終わり配属発表時、なぜかアナウンサー部に配属。どうやら秀一を気に入った人がいるらしい。学生時代のサークルや、さらに遡ると高校時代新入生歓迎やら文化祭やらで何度かＭＣをさせられた経験が活かせるかもと考え、不安しかないがこれも機会と捉え腹を括る。 一方、幼馴染であり高校時代からの恋人である久美子は、性根である人に流されやすい性格に翻弄され、教師になりたいかどうかの自問自答を続ける学生生活を送ったが、府の教員採用試験に合格、しかも神様の悪戯か母 校の北宇治高校が最初の赴任地となる。 社会人となった二人は日々忙殺され、時々ＬＩＮＥや電話で近況報告するだけとなり、なかなか会えなくなってしまう。せめてもの、として久美子は高校時代秀一から誕生日プレゼントでもらったイタリアンホワイトのヘアピンを常に見えるところに置いておき、心の拠り所とする状態がしばらく続く。 秀一は、持ち前の人当たりの良さと滑舌の良い声から次第に人気が出てくるようになり、少しづつではあるがラジオやテレビの露出が増えるようになる。 時々テレビで目にするようになった秀一の姿を見る久美子は、秀一の活躍 を嬉しく思う反面羨ましく思うこともあり、また会えない期間が長くなるにつれ、嫉妬も感じるようになる。 ついに、久美子は秀一の成功を望むあまり別離を決意し、秀一を呼び出し別れを告げる。 一瞬たりとも久美子のことを忘れることがなかった秀一は、忙しさに感け久美子へのフォローを怠ったことを心から詫び、そのままプロポーズ。 久美子は生徒たちや他の人の心に寄り添うばかりでなく、自分の心にも寄り添う必要性を悟り、プロポーズを受けることに。 秀一は、また久美子の気が変わらぬうちにと同棲を提案。お互いの職場の中間あたりのマンションを借り、同棲を始める。
January 12, 2025 at 1:13 PM