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人生の感想
日本に住んで結構な年数なのに未だ奈良に行ったことないのはどういうことなんだろう?と思い立ち、修学旅行のようなプランを組んで古都を徘徊した。大人になった今行ってちょうどいい解像度だった。全面を山に囲まれた土地にはおおらかな空気が流れていた。禰宜の方に30分ほどお話しを賜る機会があり、百人一首の系譜を〝大和〟に強く感じた。

新しい物事に触れるたび手繰り寄せる記憶が存在していることに喜びを覚える。同時に、手を伸ばしても鮮明に触れることが叶わない思い出があることも知る。美しい景色を目前に記憶の引き出しを開けて己と対峙するとき、変わり続けていくことこそが世界に対する誠意なんじゃないかと思う。いつでも。
November 5, 2025 at 12:49 AM
窓を開けるとしぶとく金木犀の香りがする。どこから香ってきているのかわからない、どこに咲いているかもわからないけど確かに近所に咲いている。窓を閉じてしばらくすると今度は熟した無花果のような香りに包まれる。目の前のネイティブフラワーから香っている。見た目はガチガチに固そうだし触ると実際固いのに、ねっとりと肌にまとわりつくような匂いがする。花が開けば開くほど香りが強くなってくる。まだまだ開花の余地がある。秋だなと思う。

ビカクシダが趣味の男友達とふりふりのお花が趣味の女友達が無事入籍したのでお祝いしに遊びに行った。相手の趣味の植物が自分の趣味ではないという話を延々聞かされた。いいのろけ話だった。
October 29, 2025 at 11:17 PM
たまに推し博物館のブログを覗くと、館内で飼育されているあらゆる生物名の頭に『私たちの(our)』という枕がついていて愛しい。私たちのサンゴ。私たちのタツノオトシゴ。私たちのヒトデ。飼育する側も集団だから複数形になっているんだろうが、なんだかとてつもなく大きなものの話をしているようで、豊かな気持ちになる。

海の生物って『海の〇〇』という名称のものが多くて、陸基準なんだなと思う。でもカタツムリとかなめくじは陸貝って言うな。貝は海基準なんだな。

海辺でするビー(チ)コー(ミング)が好きだけど、生きている生物は海水魚よか淡水生物に心惹かれる。ポリプテルスとか大きなナマズが見たい。清流が恋しい。
October 28, 2025 at 12:22 AM
『このアカウントを作って7年目』という通知を受けて、現実を見ていない時間の蓄積を目の当たりにした。SNS運用が性に合っていないという理解があったし、1年限りの期間限定のつもりだったし、何より創作は現実逃避だと思っていた。でも、創作に閉じこもるにはこの世界はあまりにも美しすぎる。もっと創作に狂いたかった。

人との関わりが殊の外面白いのと線を引くのが楽しくてここまできてしまいました。しかしながら私が真に愛したあの川はもうないのです。交流主体の界隈に身を置いているおかげでここ最近はTLの流れが速いんだけど、私は個々人が好き勝手生活やら思想やらの話だけしているような淀みが欲しい。ここは居心地がいい。
October 17, 2025 at 10:22 AM
旅行に行くたび生き様について考える。直近はちょっと失敗したかもなって思ったこともあったけど、己の判断と選択をそのときどきの正解としていきたい。積極的に状況を受け入れながらやっていく。たまにくよくよするくらいがちょうどいいような気さえする。どうせ迷いなき人生などない。

旅先の時間と経験が特別なものになることを知っているからこそ、いろんな人と特定の場所に行ってみたい。このような価値観は少数派だと言われたけど、出先で共有した体験は関係を特別なものに変えてくれるから、気の置けない友人以上に気になるあの人なんかと旅に出てみたいなと思う。懐かしいねと話題に上がるような空の色はいくつあってもいい。
October 16, 2025 at 12:45 AM
太宰府で参拝して、目についたお店でおうどんと瓶ビールを発注し、大きな木の下で飲み食いしながらうっかり手が滑ってしまって撮れた一枚がなんだか綺麗で気に入ってる。太陽の真下を歩いているときはそこそこ暑かったけど、木陰に入ると途端に風が涼しい。秋を感じる。蝉の声ももはや聴こえず、耳を澄ましても届くのは秋の虫の声ばかり。紅葉はまだまだだろうけど、いい季節の変わり目に来られてよかった。もう少し秋が深まったら、今度はあたたかいお酒で乾杯したいな。
October 14, 2025 at 12:46 AM
この間行ったシーパラで回したハンカチガチャのイラストがゆるくて気に入っている。同伴者に似ていてとても愛しい。私は手拭いのヘビーユーザーのため普段ハンカチは使わないんだけど、あまりにもかわいいのでたまにポケットの中に忍ばせて持ち歩いている。携帯できる思い出はいくつあってもいい。

季節の変わり目を理由に食道楽をしてる。鰹を食べては高知に行きたいと言い、牡蠣を食べては広島に行きたいと言う。昨日しこたま酔って帰ってきたら玄関にカマキリがいたので、捕獲して亀に与えた。我が家の秋の風物詩のひとつ。うまいものを食べるたび、今年もいい季節がきたなと思う。
October 10, 2025 at 12:27 AM
生き物の世話をしていると朝が溶ける。始めるまで少し腰が重いときもある(し、実際放置に近い飼育スタイルである)が、いざ掃除をおっ始めるとノリノリでこなしてしまうので、結局のところこういうのが好きなんだと思う。

生き物のことは好きだけど、撫でたい、触れたい、という欲求があまり強くない。ありのままそこにいてくれるだけで愛しいなあと思うし、介入したくないなと思う。触れられることがストレスになるような生き物しかいないというのもある。猫を撫でているよりも植物の葉っぱの上の埃を軍手で払ってるときのほうが生き物をやっている感じがする。最近は風呂桶に水を溜めて植物に一気に水遣りをするのがマイブーム。楽しい。
October 5, 2025 at 1:24 AM
宇宙を体験した。この人生で宇宙に行くことはないので、宇宙的なものに触れる機会の多かった2025年内にこれを知ることができてよかった。狭い空間の中でも無限を感じる、不思議な施設だった。

あまったるい宇宙の香りはベリー。焦げ臭い月面の香りはアンバー寄り。VRで体験する月面探索は足元から振動がくる。歩行が慎重になる。暗い空間から明るい空間に映ると眩しい。企業の努力は素晴らしい。

イメージドリンクはぎらぎらとラメが輝いていた。これを飲んだ私の体は果たして大丈夫なのだろうか。飲める銀河。スイカのような風味。カップの底から見上げてみたらきらきらと輝いていてすごく綺麗だった。夜空を諦めたくないと思った。
September 24, 2025 at 12:53 PM
九月場所見てきた!実に一年ぶりの現場である。両国は初参加。この一年間、地味な啓蒙に勤しんでいたおかげでフレンズに恵まれたなと感じた瞬間だった。いろんな人の思いやりによって生かされている。私も返していけたらいいなと思う。

ここ一年ですっかり固定のファンになったし、その間にたくさんの思い入れもできていたようで、推しの素晴らしさを語る口が止まらなかった。語りが止まらないのは久しぶりの体験なので自分でも驚いた。観察の角度が人と少し異なるようで、発見が多いとの評価をもらった。人と関わることで視野が広がるのが交流の意義と喜びだと思っているので、腹の底から嬉しくなった。話を聞いてくれてありがとうと伝えた。
September 19, 2025 at 12:22 AM
フレンズに文をしたためるにあたりいい感じのはがきを出先で探してみたけど心くすぐられるようなものと出会うことができなくて、代わりに写真を印刷して送ってみることにした 適当な手持ちのペンで裏に文字を書いたら難航したため、今度から細めの油性ペンを持ち歩こうかな…などと思いながらリュックを漁ったら細長い油性ペンがまろび出てきたので、私はもっと過去の私を信用してもいいんじゃないか?と思った

絵画は絵だから公式が出してるポストカードで事足りるけど、彫刻とか生き物、風景は角度とか時間帯によって見え方が変わるから、自分で撮影した写真に一定の独自性が生まれて良い 鑑賞体験のオチとして整ったように感じられた
September 16, 2025 at 5:31 AM
対して使うわけでもないのに家の中にそこそこの数存在しているものの筆頭、ブックマーカー マグカップの比ではない すごい数ある

この間もひとつ買ってしまった スコットランド製の皮のブックマーカー アメリカのおしゃれな雑貨屋に置いてあっておしゃれの記念に買った 分厚くて本に挟むのは正直躊躇われる 存在感があるのでその辺に立てかけておくだけでも満足感がある

昔は旅先でキーホルダーを買うのが趣味だったけど、そんなに鍵は持ち歩かないし、これなら嵩張らないと気付いてからホイホイ買うようになってしまった 適当な本を開くとたまに挟まっていてここにいたのかと思う そのまま閉じてそのうち忘れて、いずれまた出会う
September 12, 2025 at 12:23 AM
私が爬虫類に興味を持つきっかけとなったアルビノのワニが今月誕生日を迎えるらしい そうとは知らず先月会いに行ってしまった 長らく年齢を知らずにいたのだが今年で30だそうだ まだまだこれからだね 博物館の目玉と化していてめちゃくちゃグッズが展開されていたのでお人形を買い一緒に館内を回るなどしてぬい活が滾っている 今も目の前にいる とてもかわいい

あの街は8月が寒く、9月が暑い 寒暖差のことをすっかり失念していたので博物館で裏起毛のパーカーを買いそれを着て過ごす羽目になった もう少し寒くなれば日本でも着ることができよう 過ぎゆく季節に感傷を覚えるたび感情のひだが深く細かくなったなぁと感じる
September 7, 2025 at 11:53 PM
住み慣れた街を離れるための準備を粛々とこなしている センチメンタルな気持ちで過ごしたかったけど思ってた以上に忙しくてそんな余裕なくなってきた 思考を割けるさまざまのおかげで気が紛れていつも通りでいられているのだと思う 大変ありがたいことです

東から西までぶち抜きで線路が走っていて、踏切の真ん中に立つと空が大きく見えるのが好きだった この生活を失うのかと思うと寂しくなるけど、代わりに得られるものがあることも知ってる

自分の手の届かないところに広がる美しい光景を思うたび心が澄むような気持ちになるし、寂しさや悲しみが無くなることも一生ないんだろうなって思う この先も好きな光景が増え続けますように
September 4, 2025 at 5:31 AM
ゴッホ展、東京開催はとんでもなく混雑しそうだなぁと忌避感情が強かったので、夏の終わりに関西会場に足を運んだ 

人によって人の人生が語られる時、どこまで何が本当なんだろうって考えるけど、人柄については嘘はないんだろうなと思う テオの語るゴッホはテオにとって紛れもなくそうだったんだろう テオやヨーのような存在がいたらもっと著名だったかもしれない芸術家はこの世にどれほどいたんだろうな

没後評価されることは世界にとっても得難い価値だろうけど、大抵の人はその土台には乗れない 現世で身の回りの親しい人たちに自分の創作を見てもらえている現状に感謝したくなる 自分の家族と向き合いたくなるような展示だった
August 31, 2025 at 12:14 PM
荷物の整理をしていたら蛇の抜け殻のアルバム(1枚のみ)が出てきた 抜け殻をそのまま瓶詰めにしているもの、無精卵を乾燥させたもの、皮を剥いでタンニン染めにしたもの、地面に埋めたあと掘り返した骨、などなど、蛇に関してはいろんなものをさまざまな形で保管してあるんだけど、この存在だけすっかり記憶から抜け落ちていた 懐かしいな

その他、『読み返す機会が極端に少ないけど手放すことのできない本』の多さに圧倒されている ただでさえ小物が多いのにこの部屋には心の栄養が多すぎる ものの少ない部屋に憧れるけど、手の届く範囲に好きなものだけ敷き詰められている部屋の中で息苦しく生きていたいという願望も持ち合わせている
August 24, 2025 at 8:22 AM
現地に行った足でアニメ見てたら漫画が恋しくなってきたよ〜とフレンズに話して聞かせたら急にドクスト原作が手元に届けられた 二度目である これも一つの行動力だよなと思う

前読んだときとは目線が違うはずだしちょうどいいやと思って1巻から読んでいるが、先生らの巻頭・巻末コメントにいちいち目頭が熱くなる

「自然を描けるということが本当に嬉しいのです」
「毎週、私は巨大な木と寄生木、コケについて考えます」

大きな大きな木について考えるとき、苔とは切っても切れない 私もその感覚を知っている いいな、私も自然が描きたいな、とごく自然に思った そういう原稿をやる必要があるということなのだろうと思った
August 20, 2025 at 9:46 AM
水族館で、来館者を中心に鰯がその周りをぐるぐると回るように設計された小さな丸い展示室があった プラネタリウムみたいだと思ったし見上げた鰯の軌道が星の光跡写真のようだとも思った 宇宙も海もそんなに変わらないのかもしれない 地球が回る限り皆静かに弧を描いている

旅に行くと刺激と判断の連続により自我と決断力が強化されて強火になって戻ってきがちなんだけど、今回は見知った土地懐かしい人たちとの再会の時間だったから安心と愛着を自覚して穏やかな傾向に着地したな、という内省 どこに行って何をしてもいい、全てを享受していきたい 知識も喜びもユーモアも悲しみも全部ひっくるめていつかひとつの大きな何かになればいい
August 12, 2025 at 1:18 PM
現地民におすすめしてもらって訪れた街、メヒコの国旗がぶら下がってるし店の看板にスペイン語書かれてるし町民もスペイン語話してるし一瞬国境越えたかと錯覚したがどうやら昔領地だった頃の名残らしい 土地の歴史を使用言語から知るの、実地感があって良い フィールドワークだ

カニとかエビとかムール貝なんかをトマトソースで煮込んだ料理、海鮮の濃ゆい出汁が出てて美味だった 家でも似たような料理をよく作るから舌によく馴染む カニを食べる用のハサミがついてきたが、直前でラッコが盛大にカニを噛み砕いている様を見ていたのでリスペクトよろしく殻ごと直に噛み砕いていただいた これもひとつのフィールドワークの形かな
August 11, 2025 at 12:55 PM
現地民に教えてもらっていろんなところで海鮮を食べまくっている お勧めしてもらわなかったらわざわざ生牡蠣は食べなかったであろう

日本で食べる牡蠣はレモンが至高だが、ここで食べる牡蠣はチリソースが一番うまかった 空気中の湿度の問題かもしれない ここは夕どきは特にからりと乾いていて、少し肌寒い この国の少し寒い夏がずっと好きだった

サマータイムの後押しもあり20:30を回っても日が沈まなくて、時差と酔いとで自分がどこにいるのかわからなくなる 新しく始めたこと、継続している習慣、明日したいこと、もう会えない人の話などをした 空がずっと白んでいて月が大きくて美しかった いい時間だった
August 8, 2025 at 9:44 PM
世界一好きな水族館に来た 何度でも自然の美しさを再認識できるロケーションで、学びも多く、子どもと一緒に何度でも訪れたい場所だと思った 前に来たときはそんなことは微塵も考えなかったので、私も歳をとったのだなと感じた 悠久のときを思う

とにかく至近距離で対象を観察できる機会が多いのと、トイレ前に子ども用の遊具や学習施設が多くて感心する 話は年齢を問わず人が楽しめるものが好きだから、学びの場が開けているという豊かさに感動する 十数年の時を経て少し形は変わったけれど、私の自然に対する信頼の礎に確かに存在している場所だなと確信した

野生のラッコをたくさん見られて嬉しかった🦦帰国したら鰯が食べたいな
August 7, 2025 at 5:51 AM
昨日の日記 帰り道で見上げた空の色
July 29, 2025 at 5:21 AM
最近飲み屋で大相撲を見る機会があってすごく熱かった!現場に行きたい!ってキラキラした顔でフレンズが話してきてくれて、すごく嬉しかった 本気の顔だった 今度一緒に観ようねって約束した

推しが土俵際までぐいと押されると、ああ負けてしまう、と瞬間的に思ってしまうのだが、そこから体幹や技で相手をいなして勝ち上がる力士を見るたび、自分の弱さを突きつけられる 私が諦めかけていたとき、彼は諦めていなかったのだと 見ているだけの私はただ信じることすらできないのかよ、それはダサいだろと思うし、アスリートって本当にかっこいいなとも思う

「勝ちたい」と「負けない」は似て非なる 「負けない」私でありたいよな
July 24, 2025 at 1:42 PM
家の中に『飲んだくれの墓場』みたいな空間あって好き
July 20, 2025 at 1:22 AM
日記 ゲンナマ・サキュバス
July 15, 2025 at 11:41 PM