今回のアニメ映画『この本を盗む者は』は、男性の家父長制ではないんだけど、女性から（祖母とか）であっても家父長制そのものには変わりない、そしてそれを打破することに重点を置き、自分が何を好きだったか思い出すような脚本となっているので、是非みなさんに見てもらいたいなあと思うのです。

深冬というキャラクターはとにかく「かわいくない」「しっかりしてるけどエゴが強くて素直じゃない」「ムスッとしてて不機嫌もめっちゃ出す、ごく普通の女の子」というのを意識して書いた子で、見ているうちに一緒に冒険している気になるような、どこにでもいる子。アニメっぽくないし、だからこそ柔らかい声とかアニメらしい女子キャラに合うようなキャスティングではなかったと思う。でもそこがすごくハマってた。
ちなみに片岡凛さんと私は誕生日が一緒！！！！！やったー！！！

しかもこの福山さんの演技、ある場面と別の場面でぜんっっぜん声が違ってて、すげーーーーーーってなりました。これは朴璐美さんもそうだったんですがこのお二人の演技合戦がめちゃくちゃやばいので是非お楽しみに！！

愛想悪くて不味いものを食べさせられたいわけじゃないんだけどなんかロマンを感じてしまうのである。