創作関係を中心に好き放題する場所。
広瀬流斗とか淡河立花とかなんかそんな名乗りがあった気がする。
創作熱が出たらうるさい。
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二人の言葉はもっともだ。アクセルであった間にいくつも理不尽を被ったが、ロウとアイリはいつだって正面から向き合っている。だからこそ、核心を叩きつけてくるのだ。
「罪悪感かしら?それとも諜報員としてのプライド?何にせよどれも中途半端にしてるのね」
呆れたと肩をすくめるアイリ。
「俺は…!」
「言い訳をするな!どっちつかずでいて誰を、何を守れよう。お前は決めるべきだ。それが出来ないような奴はいらん」
アクセルはそれ以上口を開けなかった。
二人の言葉はもっともだ。アクセルであった間にいくつも理不尽を被ったが、ロウとアイリはいつだって正面から向き合っている。だからこそ、核心を叩きつけてくるのだ。
「罪悪感かしら?それとも諜報員としてのプライド?何にせよどれも中途半端にしてるのね」
呆れたと肩をすくめるアイリ。
「俺は…!」
「言い訳をするな!どっちつかずでいて誰を、何を守れよう。お前は決めるべきだ。それが出来ないような奴はいらん」
アクセルはそれ以上口を開けなかった。
アイリが真っ直ぐ見つめてくる。アクセルはしばらく沈黙して考え、隠しても無駄だろうと口を開いた。
「……あの子に、クレウと呼ばれることが……辛い」
「自分の名前だろうが」
それは事実だが、そうではないのだと。
「彼女にとってクレウは、嘘で裏切りの意味になってしまった。怯え怖がらせるだけの名だ……」
もう温度のある呼び方をされることはない。それがただただ、冷たい。
「……我儘ね。あなた、自分でクレウに戻ることを選んだんじゃない」
正体がバレてしまった以上、偽りの意味はないと。
アイリが真っ直ぐ見つめてくる。アクセルはしばらく沈黙して考え、隠しても無駄だろうと口を開いた。
「……あの子に、クレウと呼ばれることが……辛い」
「自分の名前だろうが」
それは事実だが、そうではないのだと。
「彼女にとってクレウは、嘘で裏切りの意味になってしまった。怯え怖がらせるだけの名だ……」
もう温度のある呼び方をされることはない。それがただただ、冷たい。
「……我儘ね。あなた、自分でクレウに戻ることを選んだんじゃない」
正体がバレてしまった以上、偽りの意味はないと。