途端、のろりと伸びてきた坊ちゃんの腕がグの服を掴む。さっきの、と呟き引っ張るような動きに合わせ坊ちゃんとグの距離が近づくにつれ、服を掴んでいた腕はゆるくグの首の後ろに回される。さっきの、もういっかいいってよ。微睡みつつの声に一度目を瞬かせたグがまた微笑んで、また明日。と言うと坊ちゃんの口元が綻ぶ。回された腕に自然と引き寄せられるままやわく唇を重ねたところでするりと腕が落ちていく。唇を離したグの目に穏やかに寝息をつく坊ちゃんが写り、あまく笑みを浮かべると、おやすみなさい。良い眠りを祈りながら囁くように呟くともう一度密かに唇を落とした。

これも付き合ってない坊グレ

レックナート様も紋章持ちだから宿星でええやんか(思いつくままにうつとこうなる、反省)