収集家として噂を耳にした観用少女なるものを取り扱う店に赴いた🦇が、店主🔔ちゃんと常に起きてる人形の📼くんと知り合い心を通わす話も見たいし、王道の人形📼くんに見初められて引き取る話も見たい

えｯｯｯちな話なんですけど、プレイの一環で｢お腹の中、ぎゅーってするけど出しちゃだめだからね…♡｣とか｢あと3回、ずりずりしたら止まるんだよ…♡？できる…？｣とか📼くん優位の焦らしプレイからのよしよしアフターケアがはじまる🦇📼のセッ久見たいです

アタリさんはじめまして☺️💕
こちらこそ〜！フォローありがとうございます！素敵な🦇🧡見させて頂いてます🫶
騒がしいｱｶｳﾝﾄですがよろしくお願いしますー！🫶😊✨

｢長時間片方の性に固定化していたSwitchは著しい生命力の低下と慢性的な身体の不調に悩まされていた。ﾋｭｰｺﾞの状態はそれに近かったから、今回少し強引な手段を取らせてもらったよ｣
｢…なるほど。｣
彼の説明は筋が通っていて疑う余地もない。また命を救われたようだ。…しかし納得のいかない部分がまだ残っている。

｢僕とﾘﾝはとある研究所でダイナミクスの研究へ協力をしていたことがあってね。少し特殊な体質なんだ。ﾘﾝは自発的に切り替えられるSwitch、僕は高ランクのDomだ。そこではSwitchの切り替えに利用できるホルモン剤の研究もされていて、僕もﾘﾝも危険が無い程度にSwitchの切り替えに協力していたことがある。｣

眠る前渡されたパンフレットのページが捲られる。｢ダイナミクスはシリオン以外の人間に必ずある分類でDom、Sub、Neutralに基本的には分けられてる。Switchという分類は比較的近年に証明された性でまだまだ謎が多いんだ。自発的に切り替えられる人はあまり多くはいない。別の性に接触することをキーにしている人が殆どで、自分よりも強いレベルの相手じゃないと切り替えれないなんてのもザラにあるという話だ｣
｢つまり、俺は今まで己より強いDom性に出会っていなかったと？｣
｢現状の仮説だとそうなる｣

｢セーフワードも決めずにコマンドを使ったこと、改めて謝らせてくれ。本当にごめん。緊急性が高いとはいえ信頼を欠くことをしてしまった｣
｢気に病まないでくれたまえ店長くん。俺自身に自覚はなかったが、君をそこまで焦らせるということは危ない状態だったのだろう。…あらためて詳しく説明をしてもらいたいがね｣
勿論だともという声を聞き、ゆっくりと起き上がる。拍子に肩にかかったブランケットがずり落ちた。小さな心遣いが自覚のなかったSub性を擽るかのようにじんわりと響く。自分はほんとうにSwitchなのだ。

意識が浮上する。最後に見た景色と変わらずソファに横になっているようだ。
｢おはよう。目覚めはどうかな｣
｢…ｱｷﾗくん｣
安心したような表情の📼が傍にいた。手には携帯が握られており誰かと連絡をとっていたようだ。
｢今日はﾋｭｰｺﾞはうちで休んでいくことを妹たちには連絡したからゆっくりしていてくれ。ああ、もちろんダイナミクス関連だということは伏せているからね｣
｢…きづかいに感謝する｣

世界から音が消えた。
普段見つめる特別な瞳とはまた違う。脳の裏側が弾けたように痺れるのに、彼から目が離せない。生まれた痺れは全身に広がって、彼と繋がる手から返ってきて、生まれ変わるようだった。
｢じょうずだね。安心して息を吸ってごらん｣
｢―――っ、｣
幸福がここにある。
ただ、見つめているだけなのになにかを許されるような心地だった。張り詰めた糸が急に緩むような脱力に襲われ眩む。
｢ゆっくり横になろう。ゆっくりでいいよ…じょうずだね。よくできているよ。｣
｢……、うん｣
いつの間にか横に座った📼の肩に縋る。
微睡みに呑まれてしまう。まだ君の瞳を見ていたいのに、身体は言うことを聞かなかった。

｢――ﾋｭｰｺﾞ、"僕を見て"｣

｢――他でもない君の頼みだ。やってみるといい。｣　通常の🦇であるならば相手を病院送りにしても足りないほどの不快感から暴れ出すところだが、不思議と嫌悪感はなかった。📼は顔をほころばせるとそっと🦇の手を握った。｢ありがとう。気分が悪くなったらすぐに言ってくれ｣

話を促すように📼の特別な目を見つめる。普段ホロウ内を勇んで突き進み安心感を与えてくれる瞳が少しだけ揺れた。｢ちょっとだけ事情が複雑だから説明しづらいんだけれど…わかりやすい理由としては僕がとても強いDomだから、かな。―実際に体験してみるのが一番だと思う。今悠長に話しているけれど、ﾋｭｰｺﾞの話を聞く限り生きていて一度もSub性になったことがないんだろう？とても危険な状態だ。僕で申し訳ないけれど、軽いコマンドを使ってみてもいいかな？｣ ソファに座った🦇の足元に跪いて懇願する。彼は自分がDom性だと言ったが、普通のDomが―彼の言うところのSwitchに跪いてこちらを伺ったりするだろうか？

｢まず結論から言うと、君はDomではなくSwitchだと思う｣　📼が戸棚から取った少しくたびれたパンフレットを差し出した。"はじめてのダイナミクス"と書かれたとある研究所監修の入門書のようなもののようだ。｢Switch、か。話には聞いたことがある。Domの性質とSubの性質の両方を持ち、切り替えることが可能な特異な性という話だったな｣パンフレットの中にある円グラフのなかでも特別少ない割合の性だった。｢なぜ俺がSwitchだと？今まで生きた中で俺はSubのような服従心や被虐性を感じたことは一度もない。しかし、君が根拠もなく断定的な言葉を使うとも思えん。｣

📼はまるで大変なことが起こったかのように焦った顔で🦇の手を取った。｢すまないけれど、今すぐ予定を変更して僕の部屋に行ってもいいかい？そこで詳しく話そう｣　断るまでもない。真剣な横顔を眺めて二階へと登る階段に足をかける。普段 努めて冷静に物事を捉え焦りに表情を崩すことの無い想い人の珍しい表情に浮かれていた。浮かれていて気づかなかった。今日自身が軽い気持ちで笑っていられる瞬間がここまでであることに。

｢Domだって？｣｢驚くようなことかね？｣まるで想像もしていなかったかのような驚きように🦇も驚く。先程も言ったように自分は傍目から見ても世間一般にいう"Domらしい"振る舞いをしている。迂闊に近づいてきた取るに足らない存在にGlare(グレア)を浴びせ震え上がらせたことだってある。親愛なるﾊﾟｪﾄｰﾝ兄妹の前で披露する機会こそ無かったが、それほど勘違いされるような振る舞いをした覚えもなかった。