日光を開いた男、勝道上人の足跡を辿る旅。第1回の生誕の地・真岡編では、のどかな風景の中に壮大な物語の序章が隠されていることを発見しました。 さて、故郷で仏の道に目覚めた少年・勝道は、さらなる学びを求めて旅立ちます。 第2回の舞台は「下野・壬生エリア」。ここに、なんと奈良時代における”日本最先端の学術都市”があったのです！ 若き日の勝道上人が、ここで何を見て、何を決意したのか。古代のロマンが眠る史跡を巡りながら、その情熱に迫ります。

金運・開運のパワースポット！栃木と茨城の県境に鎮座する「フクロウの神社」鷲子山上神社 栃木県と茨城県の県境、標高470mの霊峰・鷲子山（とりのこさん）の山頂に鎮座する「鷲子山上神社（とりのこさんしょうじんじゃ）」。 全国でも非常に珍しい、神社の中心を県境が通る神社として知られています。大鳥居や本殿のちょうど真ん中を栃木県（那珂川町）と茨城県（常陸大宮市）の境が貫いており、境内には両県の社務所がそれぞれ存在するユニークな造りとなっています。 金運と幸運を呼ぶ「フクロウの神社」 鷲子山上神社は、別名**「フクロウの神社」**として全国的に有名です。 御祭神である天日鷲命（アメノヒワシノミコト）が鳥の神様であることから、そのお使いとしてフクロウが大切にされています。 また、フクロウは「不苦労（苦労知らず）」や「福来郎（福が来る）」といった縁起の良い語呂合わせから、運気上昇・金運福徳・厄難消除の象徴とされています。 主な見どころ（パワースポット） 境内は「不苦労」にちなんだ数多くのフクロウ像やパワースポットで満ち溢れています。 日本一の大フクロウ像 本宮に鎮座する、高さ7メートルにもなる黄金色の巨大なフクロウ像。神社最大のシンボルであり、圧倒的な存在感を放つ人気の撮影スポットです。 金運不苦労御柱（ごちゅう） 大フクロウ像の真下にある柱。この柱を笑顔で叩き、自身の苦労や悩みをフクロウに運び去ってもらい、金運や幸福を願います。宝くじ当選を祈願する参拝者も後を絶ちません。 フクロウの石段 社務所から拝殿へ続く96段（苦労）の石段。この石段を往復（2回×96段＝296）することで「不苦労（フクロウ）」となり、幸運を招くとされています。 水掛け不苦労 フクロウの像に水をかけ、自身の苦労を水に流して清めるスポットです。 豊かな自然に囲まれた「日本の自然百選」にも選ばれた境内は、四季折々の美しい景色も魅力です。

世界遺産「日光の社寺」。その礎を築いた一人の僧侶がいたことをご存知ですか？その名は勝道上人（しょうどうしょうにん）。今から約1300年前、数々の困難を乗り越えて日光の山々を開いた、まさに「栃木のスーパーヒーロー」です。 この新シリーズでは、そんな勝道上人の偉大な生涯を、ゆかりの地を巡りながら追体験！知られざる伝説や、周辺の美味しいグルメ、楽しいスポットも合わせてご紹介します。 記念すべき第1回は、すべての始まりの場所。勝道上人が生まれた「芳賀・真岡エリア」を探訪します。「え、日光の原点が真岡に？」と思ったあなた、そうなんです。こののどかな土地に、壮大な物語のプロローグが隠されていました。

北関東自動車道と一般道の両方からアクセス可能！一日中遊べる「日本一広い」道の駅 栃木県壬生町に位置する「道の駅 みぶ」は、その圧倒的なスケールと楽しさで、単なる休憩所を超えた一大レジャースポットです。 最大の魅力：ハイウェイオアシスと広大な公園 最大の特徴は、北関東自動車道（壬生パーキングエリア）と一般道の両方からアクセスできる「みぶハイウェーパーク」を中核施設としている点です。 さらに、この道の駅は「とちぎわんぱく公園」や「壬生町おもちゃ博物館」といった複数の大型施設と一体化しており、その敷地面積は「日本一広い道の駅」とも称されます。 「遊べる道の駅」としての顔 「おもちゃのまち」として知られる壬生町ならではの施設が充実しており、特にファミリー層に絶大な人気を誇ります。 とちぎわんぱく公園: 広大な敷地でのびのびと遊べる遊具や、季節の花々が楽しめる公園です。 壬生町おもちゃ博物館: 懐かしいおもちゃから最新のものまで、見て・触れて・遊べる体験型ミュージアムです。 道の駅ならではの「食」と「お買い物」 もちろん、道の駅としての魅力も満載です。 農産物直売所「みぶのやおやさん」: 地元・壬生町で採れた新鮮な野菜や果物が並びます。特産品のかんぴょうや、旬のいちごなども人気です。 お食事処・お土産: 地元の食材を活かしたレストラン「壬生蘭々亭」や、栃木・壬生の名産品が揃う「ときめきステーション」、フルーツパーラーなど、グルメやお買い物も充実しています。 「道の駅 みぶ」は、ドライブの休憩はもちろん、家族で一日中過ごすための「目的地」として、多くの人々で賑わう魅力あふれるスポットです。また、栃木県内で唯一「防災道の駅」にも選定されており、地域の重要な拠点としても機能しています。

豊かな水と緑に囲まれた、県東部を代表する憩いのオアシス「井頭公園」 栃木県真岡市に位置する「井頭公園」は、美しい自然景観と多彩なレクリエーション施設が融合した、広大な県営都市公園です。「日本の都市公園100選」にも選ばれており、四季を通じて多くの人々で賑わいます。 公園の主な魅力 井頭池（いがしらいけ） 公園のシンボルとも言える大きな池です。水辺を散策したり、スワンボートや手漕ぎボート（有料）を楽しんだりすることができ、訪れる人々に安らぎを与えてくれます。 四季折々の花々 井頭公園は花の名所としても知られています。 春: 約1,000本のソメイヨシノや八重桜が咲き誇る、県内有数の桜の名所です。 初夏〜秋: バラ園では色とりどりのバラが楽しめます。 その他: 梅、ツツジ、花菖蒲など、一年を通して季節の花々が園内を彩ります。 花ちょう遊館（はなちょうゆうかん） 園内にある温室施設で、熱帯の植物が生い茂る中を、約1,000頭もの蝶が一年中飛び交う姿を間近で観察できます。雨の日でも楽しめる人気のスポットです。 一万人プール（いちまんにんプール） 夏のシーズンにオープンする、県内最大級の屋外レジャープールです。流れるプールやウォータースライダーなどがあり、多くの家族連れで賑わいます。（※夏季限定営業） 充実した施設 広大な芝生広場でのピクニックはもちろん、テニスコート、野球場、フィールドアスレチックなどのスポーツ・レジャー施設も充実しています。 どんな人におすすめ？ 井頭公園は、その豊かな自然と設備の多様性から、 ご家族でのレジャーやピクニック カップルのデート ウォーキングやジョギング、スポーツ 写真撮影やバードウォッチング など、あらゆる世代の人々がそれぞれのスタイルで楽しめる、真岡市を代表する憩いの場となっています。

歴史と自然が息づく憩いの場「壬生町城址公園」 栃木県壬生町にある壬生城址公園（みぶじょうしこうえん）は、かつての壬生城の本丸跡地を整備した、町の歴史と豊かな自然が融合する公園です。 室町時代に築かれたとされる壬生城は、江戸時代には壬生藩の藩庁が置かれ、地域の中心でした。明治時代に建物は失われましたが、現在も当時の面影を伝える壮大な土塁（どるい）や水堀（みずぼり）が色濃く残っており、国の史跡指定（※一部）に向けた取り組みも進められています。 現在は、広々とした芝生広場や遊歩道が整備され、地域住民の憩いの場として親しまれています。 公園の見どころ 歴史を感じる城郭の遺構 当時の姿を今に伝える土塁や堀は、平城（ひらじろ）であった壬生城の規模の大きさを体感させてくれます。歴史散策に最適です。 県内有数の桜の名所 公園内には約250本のソメイヨシノが植えられており、春になると一斉に咲き誇ります。お堀の水面に映る桜や、土塁を彩る桜並木は圧巻の美しさです。 隣接する「壬生町歴史民俗資料館」 公園に隣接しており、壬生城の歴史や壬生町の文化に関する資料が展示されています。公園散策とあわせて訪れることで、より深く歴史を学べます。 壬生城址公園は、城郭の歴史に思いを馳せながら、四季折々の美しい自然の中でゆったりとした時間を過ごせる場所です。

慈覚大師円仁の誕生地「紫雲山 壬生寺」 壬生寺は、日本天台宗の基礎を築いた高僧・慈覚大師円仁（794年～864年）が誕生した「聖跡」として知られています。 円仁は、比叡山で伝教大師（最澄）に師事し、後に遣唐使として唐（中国）に渡りました。 その際の過酷な旅の記録『入唐求法巡礼行記（にっとうぐほうじゅんれいこうき）』は、マルコ・ポーロの『東方見聞録』、玄奘の『大唐西域記』と並び、世界三大旅行記の一つに数えられています。 主な見どころ（パワースポット） 境内には、円仁の生誕にまつわるパワースポットがあります。 円仁産湯の井戸（うぶゆのいど） 円仁が生まれた時に産湯として使ったと伝えられる井戸です。「この水を飲むと安産になる」という言い伝えがあり、安産のパワースポットとして信仰を集めています。 大銀杏（おおいちょう） 樹齢約400～500年、高さ22メートルにもなる巨大なイチョウの木で、栃木県の天然記念物に指定されています。秋の黄葉は見事です。 大師堂（だいしどう） 円仁をお祀りするお堂で、1686年に建立されました。壬生町の重要文化財に指定されています。

生産量日本一を誇る「いちご王国・栃木」では、12月頃から県内各地の農園でいちご狩りシーズンが本格的に始まります。 この記事では、栃木県が誇る「とちあいか」「スカイベリー」などの人気品種の紹介から、県内のおすすめいちご狩りスポット15選、予約のコツまで、2025-2026年シーズンの最新情報を徹底ガイドします！

週末、どこへ行こうか家族会議。 「動物さんが見たい！」というお子さんの元気な声。 「せっかくなら一日遊べるところがいいな」というパパ・ママの計画。 「でも、人混みで疲れちゃうのは…」という、おじいちゃん・おばあちゃんのちょっとした心配。 そんな、家族みんなの「やりたい！」と「ちょうどいい」を、まるごと叶えてくれる場所が、ここ宇都宮市にあります。

冬の澄んだ空気の中、一面に広がるまばゆい光の世界。足利市にある「あしかがフラワーパーク」で開催される「光の花の庭」は、日本全国から多くの人が訪れる、まさに感動的なイルミネーションイベントです 。 「日本三大イルミネーション」にも認定されたその輝きは、まるで光の絵本の中に迷い込んだよう。一度は訪れてみたい、その圧倒的な魅力をご紹介します 。

新生活やおうち時間が増える中で、「お気に入りの器で食卓を彩りたいな」と思ったことはありませんか？ 栃木県益子町で年に2回開催される「益子陶器市」は、まさにそんな願いを叶えてくれる日本最大級の陶器市です。伝統的な益子焼から、若手作家さんの個性あふれる作品まで、たくさんの器が一堂に会するこのイベント。 器好きはもちろん、初めての方でも楽しめる「益子陶器市」の普遍的な魅力をご紹介します。

栃木県の冬は寒い、けれど、その寒さがあるからこそ出会える「特別な景色」があります。 日光市・湯西川温泉で毎年冬に開催される「湯西川温泉かまくら祭」は、雪深い温泉郷を無数のあたたかな光が包み込む、幻想的なお祭りです。 その美しさは「日本夜景遺産」にも認定されるほど。 今回は、なぜこのお祭りが多くの人を魅了するのか、お子さんから大人まで楽しめる「湯西川温泉かまくら祭」の普遍的な魅力をご紹介します。

栃木県のほぼ中央に位置し、JR宇都宮駅へのアクセスも良い高根沢町。実は今、その「子育て支援の手厚さ」が、子育て世代やこれから親になる方々から大きな注目を集めています。 「子育てにはお金がかかる…」「初めての育児で不安…」「子どもとどこで遊ぼう？」 そんなママ・パパの悩みに、高根沢町は具体的なサポートで応えてくれます。この記事では、とちぎファン編集部が厳選した、高根沢町の魅力的な子育て支援の取り組みをご紹介します。

「子育てするなら宇都宮市」——。そんな言葉が聞こえてくるほど、宇都宮市は子育て世代へのサポートに力を入れています。 でも、「具体的にどんな支援があるの？」「うちも対象になる？」と、情報が多すぎて分かりにくいと感じているママやパパも多いのではないでしょうか。 この記事では、宇都宮市で子育てをするなら絶対に知っておきたい、家計に直結する「お金の支援」、いざという時に頼れる「時間の支援（預かりサービス）」、そして心の拠り所となる「安心の支援（相談窓口）」の3つのカテゴリに分けて、宇都宮市の取り組みを分かりやすくご紹介します。

宇都宮・塙田の路地裏に佇む。大人のための隠れ家「隠酒蔵 ぎやまん」 宇都宮市塙田２丁目、県庁前の喧騒から一本入った百目鬼（どうめき）通りにひっそりと佇む「隠酒蔵 ぎやまん」（ぎやまん -HANARE-）。 その名の通り、まさに大人のための「隠れ家」と呼ぶにふさわしいお店です。路地奥に進むと現れる京町家を思わせる風情ある店構えが、訪れる人の期待感を高めます。店内は、高級食材を扱いながらも気取らないカジュアルな雰囲気。気さくな店主が温かく迎え入れてくれます。 珠玉の肴と酒で酔う。完全予約制の「おまかせ」で過ごす夜 この店には、いわゆるメニューブックが存在しません。提供されるのは、店主がその日の仕入れとインスピレーションで仕立てる「予約制のおまかせコース」のみ。（※完全予約ではないようですが、席が空いていても入店できない場合があるので事前に予約するのが間違いないと思います。詳細は、電話・SNS等にて確認してください。）訪れる客は、前日までの予約を済ませた瞬間から、まだ見ぬ美味への期待に胸を膨らませることになります。 コースを彩るのは、ウニ、ノドグロ、アワビ、クエといった、全国各地から目利きして集められた一級の食材たち。店主の独創的な発想は、時に意外な食材同士を組み合わせ、ゲストの舌に新鮮な驚きと感動を届けます。 特に酒好きの心を掴んで離さないのが、少しずつ多彩に供される「おばんざい（酒の肴）」の数々です。一品一品に丁寧な仕事と工夫が凝らされており、その繊細な味わいは、まさにお酒のためにあると言っても過言ではありません。 そして、その珠玉の肴に寄り添うのが、こだわりの日本酒。料理の味を最大限に引き立てる銘酒が揃い、さらに客が自ら好きな盃を選んで楽しめるという趣向も、大人の遊び心をくすぐります。 厳選された食材、創意工夫に満ちた肴、そして旨い酒。そのすべてが揃う「ぎやまん」での一夜は、日常の喧騒を忘れさせてくれる、贅沢な時間となることでしょう。

世代を超えて愛される那須烏山の老舗洋食店「スライヴ・イーヴス」 栃木県那須烏山市に佇む「洋食厨房 スライヴ・イーヴス (Thrive Eaves)」は、大正13年（1924年）創業の老舗「長栄軒」を前身とし、100年以上の長きにわたり地元で愛され続ける洋食の名店です。 こだわりの地産地消と受け継がれる伝統の味 「スライヴ・イーヴス」の魅力は、なんといっても地元の食材への深いこだわり。柔らかくジューシーな「那須三元豚」や、最上級の「さくらポーク」、そして地元農家から直接仕入れる新鮮な野菜やお米をふんだんに使用し、食の安心・安全を大切にしています。 中でも、昭和40年代から続く看板メニューの「焼きロースカツ」は、熱々の鉄板で提供され、秘伝の自家製デミグラスソースとの相性が抜群。世代を超えて多くのファンを魅了し続ける、訪れたらぜひ味わいたい逸品です。ほかにも、ステーキやパスタ、懐かしい味わいのかつボウル（かつ丼）など、豊富なメニューが揃い、ご家族皆様でお楽しみいただけます。 心地よい空間で、特別なひとときを カフェのようにおしゃれで落ち着いた雰囲気の店内は、ランチやディナーはもちろん、記念日など特別な日のお食事にも最適です。丁寧な接客と心地よい空間で、ゆったりとした時間をお過ごしください。 長年の歴史に裏打ちされた確かな味と、地元の恵みを存分に活かした料理を、「スライヴ・イーヴス」で心ゆくまでお楽しみください。

明治の面影を今に伝える貴重な建築群「旧足尾銅山掛水重役役宅」 古河掛水倶楽部に隣接する「旧足尾銅山掛水重役役宅」は、足尾銅山の最盛期に所長や副所長といった幹部社員のために建てられた住宅群です。明治40年（1907年）の足尾暴動をきっかけに、鉱業所の中枢機能が本山から掛水へ移転された際に建設されました。 当時最先端の住宅建築 これらの住宅は、単なる社宅ではありません。洋風の応接室を備え、当時としては画期的であった中廊下式の設計を取り入れるなど、明治末期における最先端の住宅建築でした。特に所長役宅は100坪を超える広大な敷地を有し、接客空間と居住空間が明確に分けられた造りとなっています。 板塀で囲まれたそれぞれの邸宅、未舗装の砂利道、木製の電柱などが今なお残り、町並み全体が当時の姿を留めているのは全国的にも非常に珍しく、その歴史的価値から2010年には6棟の役宅と付属の変電施設、倉庫が栃木県の有形文化財に指定されています。 歴史を物語る資料館 役宅の一部は現在、鉱石資料館として活用されています。ここでは、足尾銅山で採掘された鉱石を中心に、国内外の貴重な鉱石約200点が展示されています。この建物は第二次世界大戦中に古河家の疎開先としても使われたため、庭には防空壕も残されています。 日本の近代化を支えた足尾銅山の歴史と、そこで暮らした人々の生活に思いを馳せることができる貴重な場所です。古河掛水倶楽部とあわせて、ぜひ訪れてみてください。

喜連川城 大手門 - 往時の威風を今に伝える、町のシンボル 栃木県さくら市喜連川、かつて喜連川藩の城下町として栄えたこの地の歴史を象徴するのが、お丸山公園の入口にそびえ立つ「大手門」です。 この門は、足利氏の流れをくむ喜連川氏の居城であった喜連川城の正門を、平成8年（1996年）に復元したものです。木造二階建ての堂々たる櫓門（やぐらもん）形式で、その重厚で壮麗な佇まいは、訪れる人々を圧倒し、あたかも城内へと誘うかのような風格を漂わせています。 門をくぐった先にあるお丸山公園は、市民の憩いの場として親しまれており、特に春には満開の桜が大手門の風景に美しい彩りを添える、市内有数の桜の名所としても知られています。 江戸時代の面影を今に伝える城下町の散策の起点として、また、喜連川の歴史と文化に触れる旅の始まりとして、この大手門を訪れてみてはいかがでしょうか。

圧巻の厚みと旨さ！行列の絶えない塩谷の名店「とんかつ ステーキ篠」 栃木県塩谷郡塩谷町ののどかな風景の中に佇む「とんかつ ステーキ篠」は、その味と驚きのボリュームで、遠方からも多くのファンが訪れる人気店です。 名物は圧巻のボリューム！分厚いポークステーキ この店の代名詞とも言えるのが、熱々の鉄板でジュージューと音を立てて提供されるポークステーキ（ポークソテー）です。まず驚かされるのは、その圧倒的な厚みと大きさ。鉄板の上で堂々とした存在感を放ちます。 しかし、その見た目のインパクトとは裏腹に、ナイフを入れれば驚くほど柔らかく、噛むほどにジューシーな豚肉の旨みが口いっぱいに広がります。特に、食欲をそそる香ばしいニンニクソースがたっぷりとかかった「ニンニク焼き」は、多くのリピーターを虜にする看板メニューです。 とんかつもステーキに負けない逸品 店名に冠する「とんかつ」も、もちろん絶品です。こちらも驚くほどの厚さにカットされたロースかつは、衣はサクサク、中はしっとりと柔らかく、豚肉本来の甘みと旨味を存分に味わえます。そのクオリティとボリュームからは考えられないほどのコストパフォーマンスの高さも、多くの人に愛される理由の一つです。 活気あふれる店内で味わう満足の一皿 店内はいつも活気に満ちており、お昼時には満席になることも珍しくありません。訪れる際は、時間に余裕を持つか、開店直後を狙うのがおすすめです。 ドライブやツーリングの目的地としても人気で、お腹を空かせた多くの人々の胃袋をがっちりと掴んで離さない名店です。

豚骨の旨味を極限まで引き出した博多ラーメン「龍ノ髭」 宇都宮で本場・博多の味を堪能できる「博多龍ノ髭」。豚骨の旨味を極限まで引き出した、濃厚かつクリーミーなスープが自慢の博多ラーメン専門店です。 職人が炊き上げるこだわりの豚骨スープ 看板メニューである基本の「白とんこつ」は、厳選した豚の頭骨を長時間丁寧に炊き込み、骨の髄から旨味を絞り出した本格スープ。熟練の技で余分なアクや臭みを取り除き、濃厚ながらも後味はすっきりとした、最後の一滴まで飲み干せる一杯に仕上げています。 本場の流儀で味わうストレート麺 スープに合わせるのは、博多ラーメンの真骨頂であるストレート麺。麺の種類も「博多細麺と九州中細麺」の二種類から選択でき、パツっとした歯切れの良い食感が特徴で、濃厚なスープと絶妙に絡み合います。麺の硬さは「はりがね、バリカタ、かためん、ふつう、やわめん」の5段階からお好みに合わせてご注文いただけます。 「替え玉」で心ゆくまでお楽しみいただくのはもちろん、麺大盛が無料なのも嬉しいポイントです。  個性が光る多彩なメニュー 定番の「白とんこつ」のほか、香ばしい焦がしニンニク油が食欲をそそる「黒とんこつ」、さらに博多屋台の名物「焼きラーメン」や、「つけめん」などがあります。パリッと焼き上げた「ひとくち餃子」や、ラーメンとの相性抜群の「ねぎチャーシューごはん」といったサイドメニューも充実しています。

足尾銅山の栄華を今に伝える迎賓館「古河掛水倶楽部」 栃木県日光市足尾町、かつて日本最大の銅山として栄えたこの地に、当時の面影を色濃く残す「古河掛水倶楽部（ふるかわかけみずくらぶ）」が静かに佇んでいます。明治32年（1899年）、足尾銅山を訪れる政府高官や華族といった来賓をもてなすための迎賓館として建設され、日本の近代化を支えた鉱都の華やかな歴史を今に伝えています。 歴史と建築の粋が融合した和洋折衷の美 大正初期に改築された建物は、外観は気品ある洋風、内部は和室と洋室が巧みに組み合わされた和洋折衷の木造建築です。渡良瀬川のせせらぎを望むその姿は、鉱山の喧騒の中にありながら、訪れる人々に安らぎと格調高いもてなしを提供してきました。その歴史的・建築的価値から、2006年には国の登録有形文化財にも登録されています。 館内に足を踏み入れると、そこはまるで時が止まったかのような空間が広がります。特に注目すべきは、現存する国産第一号といわれる貴重なビリヤード台です。他にも大正13年製のドイツ製ピアノや、古河財閥とゆかりの深い渋沢栄一の書などが展示されており、当時の華やかな交流を偲ぶことができます。 第二次世界大戦中には古河家の疎開先としても使われ、その際に造られた防空壕が今も敷地内に残されています。 日本の近代産業を支えた人々の息吹と、明治・大正の華やかな文化の香りに触れることができる、貴重な場所です。 現在も古河機械金属株式会社の福利厚生施設として利用されていますが、週末を中心に一般公開されており、どなたでも見学することができます。 入場料: 大人（高校生以上）：500円 小・中学生：300円 ※20名以上の団体割引あり

下野薬師寺を守護する、歴史深き鎮守の杜「薬師寺八幡宮」 国指定史跡・下野薬師寺跡のすぐ東隣に鎮座する「薬師寺八幡宮」は、かつて広大な寺域を誇った下野薬師寺の鎮守社（ちんじゅしゃ）として創建された、由緒ある神社です。神仏習合の時代、寺院を守護するために祀られたのがその始まりとされ、1200年以上の歴史を誇ります。 ご祭神とご利益 主祭神として、武運の神、国家鎮護の神として広く信仰される、誉田別命（ほんだわけのみこと＝応神天皇）をお祀りしています。また、相殿には玉依姫命（たまよりひめのみこと）と神功皇后（じんぐうこうごう）が祀られています。 これらのご祭神の神徳から、国家安泰、家内安全、厄除開運、安産・子育てなど、幅広いご利益があるとされています。 見どころ 本殿（県指定有形文化財） 現在の本殿は、江戸時代初期の寛文13年（1673年）に再建されたものです。一間社流造（いっけんしゃながれづくり）という建築様式で、随所に見られる精巧な彫刻が特徴です。特に、正面の扉や向拝（こうはい）の龍の彫刻は見事であり、江戸時代の神社建築の特色を今に伝えています。 歴史を感じる参道と境内 鳥居をくぐり、緑豊かな木々に囲まれた参道を進むと、静かで落ち着いた空間が広がります。隣接する下野薬師寺跡の壮大さとは対照的に、こぢんまりとしながらも凛とした空気が流れており、古代から続く祈りの場の神聖さを感じさせます。 古代の大寺院・下野薬師寺の創建と時を同じくして祀られ、その盛衰の歴史と共に歩んできた薬師寺八幡宮。下野薬師寺跡、そして現在の薬師寺（旧安國寺）とあわせて「三点セット」で訪れることで、神と仏が共に人々の信仰を集めていた時代の面影をより深く感じ取ることができます。歴史散策の際には、ぜひこちらにも足を延ばし、静かな境内でお参りください。

古代日本の仏教文化を今に伝える東国の中心寺院、国指定史跡 下野薬師寺跡 栃木県下野市に広がる下野薬師寺跡は、古代日本の仏教文化を語る上で欠かせない、きわめて重要な遺跡です。7世紀末の創建とされ、奈良の都から遠く離れた東国（現在の関東地方）において、仏教の中心的な役割を担った大寺院でした。その歴史的価値の高さから、国の史跡に指定されています。 東国の仏教センターとしての役割 下野薬師寺は、国家によって建立された「官寺」であり、その規模と役割は地方寺院としては異例のものでした。最盛期には、奈良の薬師寺にも匹敵するほどの壮大な伽藍を誇っていたと考えられています。 特に重要なのは、日本に3つしか設けられなかった「戒壇」の一つが置かれたことです。戒壇とは、僧侶として正式に認められるための儀式「受戒」を行う場所であり、奈良の東大寺、福岡の観世音寺、そしてこの下野薬師寺にのみ設置が許されました。これにより、下野薬師寺は東国における仏教の最高学府、そして僧侶を養成する拠点として、絶大な権威を誇りました。 悲劇の舞台、そして再生へ この寺院は、奈良時代に起きた僧・道鏡をめぐる事件の舞台としても知られています。称徳天皇の寵愛を受け、絶大な権力を握った道鏡は、天皇の死後にこの下野薬師寺へ左遷されました。日本史の大きな転換点に、この寺院が深く関わっていたことがうかがえます。 平安時代以降、律令国家の衰退とともに寺は徐々に勢いを失い、16世紀には廃寺となったと伝えられています。しかし、その跡地は大切に守られ、発掘調査によって回廊や建物の跡が次々と発見されました。 史跡公園としての現在 現在、下野薬師寺跡は「下野薬師寺歴史館」を併設した史跡公園として整備されています。公園内には、創建当時の建物の基壇（建物の土台）や礎石が復元され、往時の雄大な寺院の姿を偲ぶことができます。特に、回廊跡の規模からは、いかに広大な敷地を誇っていたかが実感できるでしょう。 隣接する「下野薬師寺歴史館」では、発掘調査で出土した瓦や土器などの貴重な文化財が展示されており、寺の歴史や古代の仏教文化について深く学ぶことができます。 緑豊かな公園は、市民の憩いの場としても親しまれており、歴史散策やウォーキングに最適です。古代東国の中心地であった下野薬師寺跡で、悠久の歴史の流れに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

古代の法燈を今に継ぐ、歴史と祈りの寺「下野薬師寺」 国指定史跡「下野薬師寺跡」に隣接し、その悠久の歴史と法燈を現代に受け継いでいるのが「醫王山 下野薬師寺」です。古代寺院の衰退後、室町時代に足利尊氏によって全国に建立された安國寺の一つ「下野安國寺」として再興された歴史を持つ、由緒ある寺院です。 良時代に絶大な権勢を誇った大寺院が時の流れとともに衰退した後、その由緒ある地に新たな祈りの灯をともしたのが、下野安國寺でした。その後、由緒ある「下野薬師寺」の名を再び掲げ、古代から続くこの地の仏教文化の中心としての役割を担っています。広大な史跡公園が「過去」を物語るのに対し、この寺院は「現在」も続く祈りの場として、静かに時を刻んでいます。 本堂は、ご本尊である薬師如来像が安置されています。現在の建物は江戸時代中期の享保18年（1733年）に再建されたもので、落ち着いた風格が漂います。 御朱印をいただくこともできますので、史跡散策とあわせてぜひお参りし、古代から続く祈りの心に触れてみてください。

宇都宮動物園は、動物との距離がぐっと縮まる自然の中のテーマパーク 栃木県宇都宮市にある宇都宮動物園は、「自然とどうぶつとこどもたち」のふれあいをテーマにした、心温まるレジャー施設です。昔ながらのどこか懐かしい雰囲気を持ちながらも、動物たちの生き生きとした姿を間近で感じられる工夫が随所に凝らされており、子どもから大人まで一日中楽しむことができます。 間近で感じる動物たちの息づかい 宇都宮動物園の最大の魅力は、なんといっても動物との距離の近さです。園内の多くの草食動物たちに餌やり体験ができ、特にキリンやゾウに直接餌をあげられるのは、子どもたちにとって忘れられない思い出になるでしょう。目の前で長い首を伸ばすキリンの姿は圧巻です。 もちろん、ライオンやトラといった猛獣たちも迫力満点。すぐ目の前で吠える姿や、リラックスして過ごす様子をじっくりと観察できます。他にも、カバやサル、鳥類など約90種400点の動物たちが、訪れる人々を待っています。 懐かしい遊園地と多彩な施設 園内には、動物園だけでなくレトロな雰囲気が魅力の遊園地も併設されています。定番の観覧車やメリーゴーラウンド、ジェットコースターなど、小さなお子様でも安心して楽しめるアトラクションが揃っています。 さらに、夏にはプールがオープンし、犬とふれあえる「わんわんワールド」など、季節や好みに合わせて様々な楽しみ方ができるのも大きな特徴です。 宇都宮動物園は、動物について学び、ふれあい、そして遊ぶことができる、魅力あふれるスポットです。ご家族やご友人と一緒に、心に残る一日を過ごしに訪れてみてはいかがでしょうか。 ※営業時間や料金、イベントの詳細については、お出かけ前に宇都宮動物園の公式ウェブサイトをご確認ください。