砂場
zgq.bsky.social
砂場
@zgq.bsky.social
29 followers 25 following 2.2K posts
見たもの聞いたものの記録
Posts Media Videos Starter Packs
もともとゲリマンダリングで民主党が得られる議席数より共和党が得られる議席数の方が断然多かったので民主党がどれほどのことをできるかと見られていたが、州憲法改正という方法がとれれば計算が変わってくるというお話。先日のカリフォルニアの結果でその可能性が現実味を帯びてきた。

Why Democrats Could Win the Redistricting War - The New York Times https://www.nytimes.com/2025/11/07/upshot/democrats-redistricting-gerrymanders.html
Why Democrats Could Win the Redistricting War - The New York Times
Amending state constitutions seemed like a long shot, but Virginia’s move suggests more blue states may be willing to try, opening new possibilities.
www.nytimes.com
平野啓一郎『ある男』読了。流れで映画を見るつもりだったけど、さすがに無理だな。この時間までぶっ通しで読むぐらいにはおもしろかった。しかしこれを映像にするとどうなるんだろうなぁ。
「国家は、この一人の国民の人生の不幸に対して、不作為だった。にも拘らず、国家が、その法秩序からの逸脱を理由に、彼を死刑によって排除し、宛らに、現実があるべき姿をしているかのように取り澄ます態度を、城戸は間違っていると思っていた。立法と行政の失敗を、司法が、逸脱者の存在自体をなかったことにすることで帳消しにする、というのは、欺瞞以外の何ものでもなかった。もしそれが罷り通るなら、国家が堕落すればするほど、荒廃した国民は、ますます死刑によって排除されねばならないという悪循環に陥ってしまう」(p. 265-266)
平野啓一郎の小説を読むのはたぶん初めてだと思うけど、在日コリアンやジェンダー、選択的夫婦別姓といった現代的なトピックを織り交ぜつつ、たまにマイケル・シェンカーとか出してくるのでつい反応してしまうな。
「個室に全部、露天風呂がついてて、ベッドからそれが丸見えで。部屋が一つ一つ、完全にプライヴァシーが守られるようになってて、おしゃれな内装だけど、なんとなく卑猥で」というタイプの旅館を「高級なラブホテル」と形容(p. 67)
ふと思いついて平野啓一郎『ある男』(文春文庫、2021年)を購入し、読みはじめた。自分は小説を読む習慣が昔からなく、ごくたまに気分が乗ったらガーッと集中的に読む程度。自分で書く方にしても、想像力やセンスが要るような文章はまったく書けないので、ただただすごいなと思うが、たとえば「これから何十年と生きてゆくために備わったはずの思考の能力が、ただ、間近に迫った死を認識するために機能している」(p. 18-19)みたいな何気ない一文も、自分では到底書ける気がしない。
この類のオーディションは大から小までたくさんあり、危うさを感じるが、そこからこう発展するケースがあるのか。

「検察側の冒頭陳述や捜査関係者によると、中学生は配信アプリで誰がアイドルになれるかを競うオーディションに参加。その視聴者で、投げ銭で中学生を応援していたのが男だった。オーディション開催期間(約2週間)のライブ配信中に約200万円を投じたという。
 男は昨年12月頃、配信を手伝うという名目で中学生と連絡先をSNSで交換。『マネジャーになってあげる』、『勉強を教えてあげる』などと繰り返し連絡した。福岡市のレンタルルームで面会し、今年1月と4月にわいせつな行為に及んだという」