#伊部屋
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sorararara71.bsky.social
🐗「こ、これはヤベェ…」
(キメ学伊アオ)

いのぴの部屋にて。
つまづいてたまたまこうなったw

こっちも見に来る人そんないなくなったし気にせず置いてしまおう！←

#伊アオ
#鬼滅の刃
#キメツ学園
November 3, 2025 at 1:31 PM
nouaohr.bsky.social
📢OBOG応援

伊出佳織は佳樹から送ってもらった写真をはしゃぎながら見て、そのままのテンションで買い物に出かけました！「お花を買うのって本当に久しぶりかも！」とうきうきで花を買い、園芸部の作品を参考に部屋に飾りました。かなり気分があがる！佳樹と一成に「みんなによろしくね」と伝え、海の向こうからエールを送ります！

#青春に咲く_空に舞う
#青春に咲く_高文連
#青春に咲く_園芸部
October 29, 2025 at 9:09 AM
bekobeco.bsky.social
伊雑伊と不思議な部屋
October 18, 2025 at 12:10 PM
rnolomk.bsky.social
普通に仕事忙しくなってきたし部屋片付けたいしゲームやりたいし本読みたいしなにより雑伊書きたい気持ちだけはある…時間が足りない
October 3, 2025 at 12:30 AM
enazwanzig.bsky.social
WONKの江崎文武さんのラジオ(NHKラジオ→らじるらじる聴き逃し)で、ブライアン・イーノの特集をしていて、心地よい解説を聴いたら、イーノの良さを再確認できた
昔、伊映画(息子の部屋→ナンニ・モレッティ監督)を見に行って、いきなり知った音楽がかかり、あっ、イーノ？？？何でや！！とびっくりして静かに見ていたのに驚いてどぎまぎしたのはわたしです
October 1, 2025 at 10:56 AM
kokokofuzyo.bsky.social
【原藤】+伊、服、藤まる、ノッブ
※クソギャグ
※キャラ崩壊
※なんでも許せる人向け
※本当に怒らないでお願い。

【令呪が4画必要だった。】
　伊東先生と服部さんが実装され、先ほどまで召喚サークルの横にに第一再臨の藤堂（おやつつき）を置いて泣きながら石を溶かした立香はホクホク顔で再臨素材の数を確かめているところだった。 　「おーいマスターよ。さっき新入りが「原田ァァァァァ！！！！」って叫びながら油とマッチ持って走ってったけどよい？？」 　「いいわけないよねノッブ！！？？」 　どうしてそんな事になったのか、いや間違いなく走っていったのは召喚されてすぐ嬉しそうに藤堂の頭を撫でていた伊東である。あれは可愛い子どもを見ている目をしていた。 　慌てて再臨素材をしまって令呪の数を確認して走る。クソッ！2画しかない！！ 　ボイラー室に向かって走るとその近くの小さな廊下で対峙している伊東と原田がいた。索敵早すぎるだろ！！ 　いや、もしかしたら原田はこうなることを予感していたのかもしれない。だって完全に待ち構えてた構えだアレ。そういえば「今週あたりちょっとさわぐかもしれないっス」って言ってたな！！飲み会かと思ってたよ！！ 　槍の間合いに入らないよう一定以上の距離を保った伊東先生は低く構え片手には油をかまえている。腰にはマッチだ。切り捨てる手段を取らない所に本気度がうかがえる。死に損ね左之助は伊達ではない。 　「二人ともやめてここで油小路（文字通り）しないで！！」 　「どっちかってーと江戸の大火じゃないかと思うのワシ」 　場所が悪すぎる。ここはボイラー室の近くだ。カルデア爆発とか冗談じゃない。 　 　「原田くん。僕は生前から色んな意味で君を警戒していたよ。藤堂くんがここに来ていると早く知れればこんなことにはならなかったのに」 　「完全同意のもとでやってることにアンタがとやかく口を開く権利なんてねぇだろ」 　「いいやあるね！！藤堂くんはウチのコだよ！？態々ケダモノのエサにさせるわけないだろ！！」　 　「だったらもっと早くこいよ。センセイ？」 　ダメだ煽り合いが始まってしまった。 　後ろから慌てた服部が青い顔色をした藤堂を肩に乗せて走ってくる。 　「カルデアのマスター！！申し訳ない！！」 　「大丈夫よくあることだから！！！」 　「よくある！！？？」 　服部が驚いていると藤堂が「先生！？どうして原田さんと！？」と走り出そうとするのを服部が止める。第一再臨のフードがはらりとほどけて首元に大きくついた歯形が見えた。あーーー！！だから第1再臨だったんだ！！羽織着てなくてラッキーとか思って見逃してたオレの馬鹿！！ 　「というか平助、オレのこと真っ先に報告したのか？大好きな恋人だって？」 　ニヤリと笑う原田は確信犯だ。ひでぇ男だ。 　「違、いや恋人であることは間違いないんだけど、先生はすごいお人だから。たぶん僕の態度がおかしかったんだ…」 　藤堂は肩を落とす。あれこれこっちもまずいのでは。 　「先生、こんな半端者が恋人などありえないとお怒りになるのはわかります！！ですが原田さんは関係ありません！！お叱りになるなら僕を！！」 　「あ゛ぁ？？？？関係ないわけねぇだろうが昨日どんだけ深い関係だったか言ってやろうか平助」 　「ウチのコにセクハラやめてくれないかな原田君。そんな感じに無理やりに迫ったんじゃないの藤堂くんはちょっと必要とされれば受け入れちゃうところあるから」 　「伊東先生！！」 　「藤堂。別部屋に行こうここは伊東先生に任せて」 　「まって服部さん藤堂くん連れていかないで！！！」 　自責の念に駆られた藤堂が混乱して霊気が乱れているのが分かったのだろう。服部が別部屋に行こうと藤堂を肩に背負い直す。伊東先生はそちらをみないままだ。もしかして生前もこんな感じで藤堂を慮るあまり遠ざけてきたのだろうか。どこぞの黒ポメを思い出す。攘夷は黒ポメで新選組は白ポメだったのか。そんなこと言ってる場合か！ 　「藤堂さん！！あれですよね！両思いですよね！！」 　「えっ…。その、僕はすきだけど、原田さんは…」 　「嘘だろここでそれ言う！！？？」 　 　両思いだと言えばまだ鎮火したかもしれないのに最悪の言葉の濁し方をされた。立香が頭を抱えて叫ぶと同時に伊東が油を振りかぶった。原田は「あとでしっかり教え込んでやるから覚えてろよ平助！！」と叫びながら槍をぶん投げた。服部は伊東に加勢するため肩から蒸気を噴き出した。藤堂はなんとか止めようと油と槍の前に身を投げ出そうとしている。 　今が23時59分でよかった！！と藤丸は令呪を光らせた。 　
October 1, 2025 at 4:51 PM
snzkyuto.bsky.social
最近留伊が読みたくてね…
部屋を漁れば出てくるんだけど…
February 28, 2024 at 4:08 PM
dark89588smrm.bsky.social
実装順とすれば正月で召喚された剣は最初デアの仕組みを知ってから傍に護衛の必要がないと判断したが、記憶を持ちながらの現界だからやはりどこかで寂しいと感じる
そして月極制部屋の存在を認識すると速攻でQPを稼げそこを長屋風に改造した

一ヶ月未満で伊が鯖として召喚されてデアに辿り着いたのは後の話
December 30, 2024 at 2:38 AM
毎月1日は、小倉井筒屋に #大手まんじゅう が入荷する日。
昨日、今日と連休なので一番乗りでゲットしました！

#大手まんぢゅう
#備前名物大手まんぢゆう
#伊部屋
#小倉井筒屋
#岡山名物
#日本三大饅頭
#日本三大饅頭のひとつ
#あんこスイーツ
#和スイーツ
#こしあん
April 1, 2024 at 1:08 AM
mshrm3.bsky.social
課題か何かで一緒にする必要があって、「チッ、だっりぃな～。オイ、明日○時に部屋来いよ、遅れたらわかってんだろうな」みたいな五に、コクコクと無言で頷くしかできない伊だけど、それから自室に戻った五は、部屋でも片付けるか……とかそわそわしだすとか。
October 5, 2024 at 11:53 AM
hanako0915.bsky.social
昔も確か団蔵虎若コンビが部屋汚くして伊助がバリバリ掃除するみたいな話なかったっけ…？

団庄/虎伊と思ってみてるから今日の話美味しい
July 3, 2024 at 9:55 AM
unisindo.bsky.social
TETSUが出かけてる時に伊駒が部屋の掃除とか洗濯物置いたりして
「オレの部屋はそんなんしなくていいってんだろ！」
「掃除しないと身体に悪いだろ！」
てカーチャンと息子ムーブする漫画描きそびれたな

衝動本もう一冊くらい余裕で出そうやな…
January 21, 2025 at 11:06 AM
joootaros.bsky.social
hrhn五とﾘｰﾏﾝ七で「行きたくなぁい😩ｷｽしてくれたら頑張れるかも〜」とかごねる五にうるせぇなと思いつつ下で待ってる伊(マネ)に迷惑かけるわけにはいかないってｷｽしてやったら調子乗った五からもｷｽされてそこから盛り上がっちゃってちゅっちゅしまくってたら「さとる、いい加減にしな。そろそろ本当に遅刻するよ」って合🔑持ってる夏が部屋まで迎えに来て魂抜ける七の話が書きたい😄
June 29, 2025 at 1:33 PM
shiroyagi666.bsky.social
持ち帰ったら帰ったで枯れないから伊邪那美様の部屋がお花屋敷になっちゃうんだよ
May 30, 2025 at 9:37 AM
fmfmtakano36.bsky.social
伊が剣くんちゃんの部屋に上がった時、「そこの棚のコップ取ってくれ〜」「これか？」って適当な戸棚を開けるとコップや皿どころか小物一つ入ってないがらんどうの棚の中を見て、思わず息を呑んでしまう伊は見たいよね
August 9, 2025 at 3:36 AM
sorararara71.bsky.social
🐗「いいのができたぜ！！」

キメ学伊アオ落書き漫画
(正月設定)

アオちゃんの部屋で年明けにあるイベント用である物を書いていた伊(笑)

…から始まる話を描きます！続きは年明けに描きます〜
(今日は始まりだけをぬるっと置いときます←)

#伊アオ
December 30, 2024 at 10:11 AM
wasabi-maru.bsky.social
まじ……………ごめん、もう今日は一人部屋から出ないって約束するから…………言わせて…………伊、もしかしたらまじで案外誰にも依存せず一人で生きていけるタイプの子なのかもしれん…………………
January 29, 2025 at 6:42 AM
mshrm3.bsky.social
くなる。まるで制御権を奪われてしまったかのようだ。
声の主は虎の入れ替わり相手の五たった。すたすたとふたりの元へ歩いてくる。「油売ってないで稽古に戻るよ」
端から見れば虎が五を叱っているようで伊は混乱した。「五.条さん、ですよね……？」
そうだよ、と虎の姿の五は言った。そして伊の前髪をかきあげてから「別に何ともなってないよ」と言って髪を整えるように払う。伊の眼に写るのは虎の姿なのだが、しかしその笑い方は五のもので、しばしぼんやりしていた。

「悠.仁、僕の体で伊地.知をからかおうとしてたでしょ」
伊と別れて部屋に戻るとき、五がふざけるように言った。虎は慌てて、違うよと首をふったが、五は笑うばか
November 26, 2024 at 12:54 PM
mshrm3.bsky.social
伊と五を、しないといけない部屋に放り込んで、三時間くらい抱き合ってないと出られないとかしてほしい。離れたらやり直しみたいな感じの。時間経過にあわせて部屋の温度もあがってほしい。
January 27, 2025 at 1:11 PM
poeoepo.bsky.social
セックスしないと出られない部屋って打ったつもりのメモ帳見返したらサックスしないとって書いてあったのでいっそサックスする七伊でもいい　セッションしなよ　いや嘘すけべが読みたいよ
February 18, 2024 at 1:00 PM
kaunisvega.bsky.social
一晩経って、
「そうか、スナックゴードってTETSUが元々所有していた『あさひ学園に顔を出す前後に寝泊まりする元店舗の居抜き物件のヤサ』で、最近あさひ学園に顔を出すのにくっついて来る伊駒がハマーのあとつけてこのヤサまで付いてきちゃって、TETSUが生活してる部屋以外にも居室があったので(仮/別階とか)勝手に住み着かれちゃって、店部分の居抜きが勿体ないなぁって伊駒がぼやいてたので香津さんを呼んで、店持たせて情報収集させようぜってTETSUと香津さんで話し合い、『店の改装資金』は組持ちになったので『店を持たせたのは〜』って香津さんが発言した」
みたいな感じなのかな、と落ち着いた(長文)
kaunisvega.bsky.social ななし @kaunisvega.bsky.social · Feb 15
そうか、スナックゴードってかなり都心にあるけど、あさひ学園も「東京都北馬区(スパドク25巻カルテ6)」という多分練馬区と北区の辺りにあるみたいだし、スパドク時代にあっちこっち飛び回ってたTETSU的にもあさひ学園に顔を出す時に都内に「ヤサ」はあったほうが便利だろうから、それが現スナックゴードのあのビルなのかもなぁ。

そう思うとかなり年季入ったTETSUのヤサなのかもね。
February 16, 2025 at 3:50 AM
kotoc.bsky.social
伊剣センシティブヌードチャレンジ
剣ver.の対面 これはデアデアの伊織 コラボの長屋ぽい部屋を割り当てられているといいな〜
February 12, 2024 at 5:03 PM
sorararara71.bsky.social
出られない部屋の話をいきさつから真剣に描こうとしてるヤツがここにいます←
みんなだいたいいきなり始まってるのにねw
あんまいないよね、マジで最初から描く人😂
でも描きたいからいいや笑笑

#鬼滅の刃
#伊アオ
October 3, 2024 at 2:33 AM
dagomaru.bsky.social
伊剣で学パロネタ想像してたんだけど、なんでかラブコメになるんですよね。謎

幼馴染の伊殿(年上)と剣。家が近くて早朝の剣道の鍛錬も二人でやるんだけど、時々まだ起きてない伊殿の部屋に起こしにくる剣。目が覚めると伊殿の上に跨って寝顔覗き込んでて驚く伊殿と「なんだもう起きたのか」とつまらなそうな剣がいる。距離感バグってる二人。
剣の方が伊殿のことを意識してるけど、後から伊殿も意識して、だけど関係を壊したくなくて伊殿が取った行動が◯成年の主◯的なアレで、剣に「俺と勝負してほしい！」とか言い出して、告白かと期待した剣が拗ねるやつ。勝負して伊殿が負ける。

……あれ？？付き合えないパターン？？
November 22, 2024 at 6:27 AM
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3「春にして君は離れ」（1/2）雑渡と進路を決めた伊作の話
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 以下は本文の内容です。 　宣伝してあげようか。戦傷の手当てがうまいお医者です、軟膏の調合の腕もいいですよって。雑渡が言えば笑い声が返る。はは、それはいいですね。タソガレドキ忍軍の組頭の折紙付きなら名がすぐに売れてしまいそうだ。そう言いながら医務室の棚から振り向き、柔和な笑みを浮かべて伊作が、一つ余分に用意しました。軟膏を乗せた手のひらを向ける。 「近くの長屋に部屋を借りるつもりですし、忍術学園にも定期的に通う予定ですが、必ず連絡が取れるとも言い切れないですから」 　調合を保健委員たちに伝えておこうかとも思ったんですけど、と続けると伊作は一旦言葉を切った。目尻のこころもち上がった丸い目をふっと細めて、僕の定収入のために秘伝の軟膏にしますと言って笑い、雑渡の向かいに腰を下ろす。 「フリーのお医者さんになるんだもんね」 　はい、と伊作が頷く。蝋梅の香る頃になって、決めました、と告げられた。僕は忍者にはなりません。なりますと言われていたら逆に驚いたところだと雑渡は思った。忍者に向いていないからではない。能力としては適職と言えるだろう。それに金創術を知る忍者ならばどの領でも採りたがる。でも、きみの心は満たせなかっただろうね。十五だというのに、自らが進む道のはるか先を見ている目へと雑渡は返した。患者を生に引き戻す、いいお医者になると思うよ、きみは。 「利吉さんにも助言をいただきましたし、まあ、どうにかはなるかなと」 　忍術学園の出身者は多いですし、まずは忍者隊の伝手を、そこから武士にも呼ばれるようになればいいかなと思います。楽観的過ぎると思いますか？　と聞かれたのでいいやと首を振った。いいと思うよ。 「戦のない時期は薬草を採って、薬種問屋に卸します」 　現実的だねと雑渡は頷いてやって、心の中で続ける。きみは理想主義者ではないからね。 　合戦場で負傷した足軽の手当てをしている姿を見た時には、行者が信仰のためにおこなっているのだろうと理解した。功徳を積んでいるのだろうと。けれど忍者装束を身につけた姿で再会し、園田村のお堂で理由を問えばふざけた答えが返った。保健委員だからです。忍者の作戦のためだと言われれば納得もいっただろう。けれど冗談の顔や声でなく告げられた。馬鹿げたことをとその時には半ば呆れたが、金創術の実践を積むためと思えば頷けた。戦闘も手合わせを重ねて実力がつく。書物に学ぶだけでは、忍術学園の生徒の傷を見るだけでは確かに経験は足りないだろう。 　だが、それだけがおまえの理由ではないだろうと雑渡は思った。きみは、そのためだけに合戦場に赴いているわけではない。他の保健委員を伴う時には薬を売るだけということもある。だが、行者姿で向かう先は軟膏では手当ての足りない戦傷の多く見られる戦場だ。戦とは縁のない身であると明確に見てとれる白の装束を選ばなければ矢で射られ火縄銃で撃たれ、槍に刀に斬りかかられる恐れのある合戦場にわざわざ単身で立つ理由は、雑渡には一つしか思いつかなかった。 　―――おまえ、ただ負傷者の手当てをしたいだけでこんなことをしているの。 　それは雑渡にしてみれば理由ではなかった。けれどいくら世に通る道理を並べ立てても否定しかできない。それでは行いの説明がつかない。身を捨てるほどの善心かと最後に挙げてみて即座に捨てる。そうだというのならこんな目はしないだろう。もう助かる術はない、と判断した足軽に向けた目は慈悲でも許しを請うのでもなく、燃え盛る火のように雑渡には思えた。一番近いものならば怒りだろう。己へと向けられる怒り。 「伊作くんは現実をちゃんと見据えてるから大丈夫だと思うよ、私は」 　救うのだ、という驕りはみじんも見て取れなかった。生きろ、と叫ぶように目が言う。生きろ、と傷を探る 指先が吠える。治療を続ける手は優しく、語りかける声は穏やかだというのに身の内に火を飼うようだと雑渡には感じられた。不思議だ、と思った。そうしなければ爆発してしまう、とでもいうようじゃないか。それを選ばなければならない、という衝動のようなものがある。足軽の手当てなど誰が求めたわけでもない。戦の旗を振る者にとっては織り込み済みの減数だ。 　だから、きみはただ手当てがしたいだけなんだろう。怒りにも似た強さで、あるいは切実さでいてもたってもいられない。ならば忍者には向いていない。忍者であることよりも医者であろうとする衝動が勝る。 「実は、雑渡さんからはタソガレドキ忍軍に誘われるんじゃないかと思ってました」 　軟膏も手に入りやすくなるし？　雑渡はからかいに語尾を上げると、きみはうちなんかにきたらすぐに有休を使い果たすよと返した。そうでしょうね、お休みの日ばかりに合戦があるわけじゃないでしょうし。同意して伊作が笑う。尊奈門さんより先には有休がなくなっちゃいますね。 「有休がなくなったら無断で休むだろう、早々に抜け忍だ」 　解雇じゃなくて抜け忍ですか、それは困るなあ。追手が来ちゃいますもんねと呑気なこと言う。そうだよと雑渡は返し、蔵に縛って転がしておくしか止める方法はないだろうからねえと返す。 「まあ、そんなことしても縄抜けして出ていくだろうけどね、伊作くんは」 　十四のきみはもう合戦場へと手当てに赴くことを知っていて、十四の私は稚児にならずに雑渡の家を継ぐためには何ができるだろうかと計略を練っていた。いずれ狼隊の小頭になる、というそれ以外を一つも考えなかったのは、それ以外がある、と知らなかったからだ。私を取り巻く誰もがそれを教えなかった。可能性ではなく示されていたのは必然性だけだったから。 「きみは、これと決めたこと以外はやらないだろうし」 　選択肢が欲しかったとは今でも思わない。適性があった。忍者であること、雑渡の家を継いで狼隊の小頭になることは明らかに己に向いた道だった。だからこそ四隊を従える忍軍の組頭を任ぜられたのだ。でも、と雑渡は思う。私はいいけれど、タソガレドキの子らには忍者に向かない者もあるだろう。忍たまたちのように、その子らに可能性を示してやりたい。他にだって道はあるのだと、それを選ぶことがおまえにはできるのだと知らせてやりたい。 　十四の子に真っ先に継ぐ家のことを考えさせるのではなく、失った親を惜しみ、泣き、葬るための時間をまずは持たせてやりたい。みなが私のように立ち回れるものばかりではないのだから。 「いいお医者さんになれるよ、伊作くんは」 　なります、と伊作が頷く。たくさん書物を読んで、たくさん手当てをして、南蛮の技術も学びます。伊作が座りなおして背を伸ばす。僕はフリーの医師になって、呼ばれればどの領でも診るようになります。口元は柔らかく笑んでいるというのに、ごうごうと燃え盛る意思の火の目をして伊作が言う。 「戻ってきてくれさえすれば、診ます。僕で足りなかったら新野先生のお力を借りる。だからどこで傷を負っても戻ってきてください。内臓が腹からこぼれ落ちても、折れた骨が皮膚を突き破っていても戻ってきてください。僕を呼んでください」 　傷はかさぶたになってふさがります。治ります、と告げる声が刷くのは理想の光ではない、善き行いの輝きでもない。戦の旗印のような熱だ。熱病の熱、煽り立てる火の熱。 「そうしますよ、善法寺先生」 　でも、まずはそんな傷を負わないようにするねと続けると、あっそうですね、それがいいと思います。年相応の顔になって笑う。
March 29, 2025 at 2:29 PM