#俺は、君のためにこそ死ににいく
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honehonelong.bsky.social
「口ナﾉﾚド？アンタが？死んだんじゃなかったのか？」
「ド公を残して死ねるかよ。こんな…俺そっくり八一レムみたいなん作ってるし…」
「仕方ないだろ！銀髪碧眼で探してたら夏のソーメンみたいに皆贈ってくるようになっちゃったんだから！本物も混ざってたし！」

何かが足元から崩れていく気分だ

「最初は子供達の勘違いだったんだけど…本当の事も言えなくてね。人違いの子達もここでの記憶を消して徐々に身の振り先を決めてる。こちらから監視も出すから大人になるまできちんと育てて貰えるだろう。君も…本当は寝ている間とかに済ませてあげたかったんだけど」

口ナﾉﾚドになれるのにどうして
November 8, 2025 at 1:29 PM
mttknykl.bsky.social
みんなにどうせ迷惑かけて死にたいってなってしまうのならもはや全員との縁を切って、君だけを残して君だけに迷惑かけて生きていったほうがマシなのではと思ってしまった。
🌠のものになりたい。孤立して🌠だけしか頼れなくなりたい。
もう誰にも迷惑かけたくないよ。でもどうせ俺だから迷惑かけちゃうよ。ならもうずっと愛してくれる君だけを残して孤立したいよ
November 6, 2025 at 4:20 PM
vl0u0lv.bsky.social
狩をしていると魔獣に襲われて行き倒れてるizkを見つけてから、ktkはめちゃくちゃ反対するようになって仲が拗れていく。
それでも「僕に出来ることをやりたいんだ」と飛び出していくizk。
また魔獣に襲われて命からがら逃げ延びて戻ってきた izkが「これなら僕でも君を助けられる。誰かの役に立てるんだ」とボロボロの身体を引き摺って出ていこうとする姿に折れて、「お前がやりたいことは間違ってねえ。けど俺はお前が死ぬのは嫌だ。俺を頼れ」って言ってizkの代わりに薬を届けに行ってくれる。
以降は二人仲良く薬を届けに回り、ktkの狩にizkも同行するようになっていつまでも仲良く暮らします。
November 4, 2025 at 11:55 AM
qpdx.bsky.social
むちむちだし陥没パフィちゃんとか…乳首に目行くわい💢しかも見てたらそこに埋もれさせられる夕…夢か？ってなる💢
「…君を信じている。だが、もし…もしも…今度こそ君が帰ってこなかったら…俺が言ってはいけないと秘めていた気持ちも、永遠に伝えられなくなってしまう…。俺は、伝えたい気持ちを伝えられないままに死んでいった人を沢山知ってる…だから、伝えたかった…ちゃんと応えたかった。…君は勇気を出して告白してくれたのにな。俺は結局こんな形に持ち込まないと伝えられなかった。狡い大人だ」ってふにゃ…って笑うんだ…可愛いんだ💢
October 13, 2025 at 8:09 AM
inu-niji.bsky.social
それに対して「…私が君の話に真剣に耳を傾けなかったことはないと自負している」と答えるおぬびさん

リ「それを聞いて安心したよ」
ヌ「うむ」
リ「それで、好きっていうのも勿論聞いてたよな？」
ヌ「それについては、まだ理解が及ばぬゆえ…少し待ってほしい💦」
リ「…ゆっくりでいいよ。俺が死ぬまでに返事をしてくれたら嬉しい」
ヌ「流石にそんなに時間をかけるわけにはいかない💦」
October 12, 2025 at 11:04 AM
1dreizehn3.bsky.social
本編沿いifラス６♂︎、解放√✏️
任務から戻ってきた６を外に誘うラス
　　指先が触れた。手も触れた。 　それが、妙に心をざわつかせた。 　◇ 　――星を見に行かないか？ 　任務から戻ってガレージに愛機を入れ、タラップを降りると彼がいた。 　帰還を告げると冒頭のセリフ。 　よく分からないまま腕を引かれ、彼の愛機のコックピットに押し込まれた。 　いくら俺が小柄でも二人入るとちょっと狭い。「任務帰りで汗臭いから」って言ったんだけど、「いいから」という言葉と笑顔に押し切られた。 　その笑顔にどうにも弱い。それを見せられると言葉が出なくなる時がある。 　エアは「甘い」って言うけど、『甘い』の意味がよく分からない。こうやって俺がラスティに結局着いて行ってしまう事だろうか。 　操縦席に座ったラスティの膝に半ば無理やり乗せられ、オルトゥスが発進する。 　星を見に行くってどういう事なんだろう。 「疲れているところ悪い」 「それは、大丈夫」 「流石だな」 　……言われる程じゃない。 『ルビコンの英雄』なんて言われてるみたいだけど、ラスティやフラットウェル達に比べたら何もしてない。 　戦う事しか出来ない俺なんかより、彼らの方がずっとこの星の為になる事をしている。 「今日はどうだったんだ？」 「……え？」 「視察だったんだろう？」 　そんな大層なものじゃない。 『英雄』として各地に顔を出してくれないか、って前から言われてて。 　最近戦闘に出る事がなかったし、動いてないと落ち着かなかったから行ってみた。 「……人って凄いなって、思った」 「凄い？」 「えっ、と……」 　どう言えばいいんだろう。 　あちこちで戦いがあって。何かが壊れて。誰かが死んで。 　俺だってあちこち壊したし、何人も殺した。 　けど、もうあちこちで家が出来て店で何かを売ってて。そこに人々が生活してる。 「そういうの、凄いなって」 「そうか。……そろそろ着く、下りるぞ」 「え？あ、うん」 　オルトゥスが下りたのは小さな集落がある所から少し離れた崖の上。 　促されるままに地面に足をつけると、すぐにラスティも隣に降り立つ。 　今度は手を引かれて少し歩くと、廃墟になっている 塔の上へ登っていく。 　見た目よりも強度がしっかりしているそれの頂上に着くと、気持ちいい風が吹いた。 「戦友、上を見てくれ」 「上？……わ」 　言われた通りにすると、目に入ったのは無数に光る星たち。 「すご……」 　こんなに見えたんだ。 「しっかりと見た事なかったんじゃないか？」 「うん」 「この景色を私達が見る事が出来るのは君のおかげだ」 「え？」 　どういう意味か分からなくて、空から目を離してラスティの方を見る。 　まだ繋いだままになっている手に、ぎゅっと力が入る。 「私も感謝している。そこにどんな思惑があったとて、君は私達を生かしてくれた」 「そうかもしれない、けど」 「正直、『英雄』と言われてふんぞり返る人間でなくてよかったと思っているよ」 　くすっという、ラスティの小さな笑い声。楽しげにも聞こえるそれが、夜風に乗って耳に届く。 「初めて会った時から君は変わっていっている。だが 根っこの部分は変わっていない。これからもそれは変わらないでくれ」 「根っこって言う程のもの、俺には無いと思う」 「ふふ。君はこれからもっと知っていかないといけないな」 「何を？」 　知らなきゃいけない事は確かにたくさんあるだろうけど。 　そう続けようとしたら、繋いでいる手を引かれ、体がラスティにぽすんと当たった。 「へ？」 「英雄でなくとも君は魅力的だ」 「み、りょく？」 「ああ。それを自覚して自衛してもらわないと、私は困ってしまう」 　よく分からないけど。 　それでも苦笑しながらそう言うラスティを見るのは、少しくすぐったかった。
October 2, 2025 at 4:16 PM
hayasegtn.bsky.social
君が見たいなら俺も見たいよはもっと純粋な感情でいてほしいんだよな あなたの目指す場所に俺もついていかせてほしいが主題でしょ（セルフ解釈違いを起こしている）（自分の毒で死ぬフグ）
September 30, 2025 at 9:18 AM
ynmchan.bsky.social
あとなんか途中で荒らし鯖になってしまったレナート君は一体何が彼をそうさせたのか…
殺さねえよってアピったけどとりあえず這いずりにさせたら仲間から起こしすらされずに失血死していっちゃって…
初めて俺の儀式で人が死んだが？？？？
September 24, 2025 at 2:50 PM
kok0n0e.bsky.social
真木くん、マジ申し訳ないんだけど多分君もぐらが長く生きていく中でのほんの一欠片の自認で生きてるだろうし「俺が死んだあと名前をたまに思い出してくれたら嬉しいし20年後とかも、そんなやついたなあとか思ってくれてたらもっと嬉しい」って思ってそうだけど多分もぐらは100年後も全然覚えてるし死に方によっては鬱になる　幸せに死ね
September 21, 2025 at 11:26 AM
kzmsrkaba.bsky.social
本気になったらにこにこ笑顔飄々とした自由人チャラ男が冷酷な顔になり「君は〜」とか言ってるのが「お前は〜」になるんだよ鷺内和希。くそ強いんだよ鷺内和希。

過去が壮絶すぎて色々と闇を抱えてるし、悪人を殺すことに慈悲もない。クズは死ぬまでクズだと思っているし、自分の周りの人が死んだり苦しむその中で「俺は幸せになってはいけない」ってどこかで囚われていた男が本編で凍磨や玲依と関わって変わっていくんだよ。幸せになれ鷺内和希。
September 19, 2025 at 10:15 AM
doromizu5959.bsky.social
モブに口車に乗せられてホイホイついていくふし何回でも見たい。
「俺1週間以内に性行為しないと死ぬ病気なんだよ😭」（適当）（大嘘）（チェンメ）とか言われてもふしなら「いいよ。よくわからないけど君が死なずに済むのならそうする」て言ってくれそう
September 17, 2025 at 4:01 AM
potewip.bsky.social
5~7／7枚
ていく。桜はそれを聞き流しながら、最後の餃子を箸で突き刺し、まだ十分に残る醤油にワンバウンドをしようと思った瞬間、先に食べ終わった十亀が餃子の皿を中央に寄せたのが見えた。十亀の餃子の皿には、薄い黄色の酢が残っている。 　桜はそこに餃子を漬け、口に入れた。 「酸っぱ！！」 　十亀はその声に、自身の食べ終わったラーメンのどんぶりに、米用のどんぶりを入れた状態で固まった。桜は酸味が後を引いているのか、顔を中央に寄せ、初めて梅干しを食べたような顔をして堪えていた。 「……っ、んふふ、ンははは！」 　十亀は耐えきれず笑い出してしまった。 「…っごめん、ん、あはははッ」 「っ、笑うんじゃねぇ！！」 「だってー！」 　十亀はくすくすと肩を震わせつつ、桜を見上げると、ムッと不貞腐れているのが見えた。あぁ、もしかして。 「桜ぁ怒らせてごめん～！」 「は、はぁ！？　怒ってね、…あ」 「多分ねぇ、そういうこと」 　十亀がそう言って、片手を差し出すと、桜はその手にラーメンのどんぶりを渡した。 「あー、でも、俺はちょっと怒ってたかも」 「おう」 　桜は餃子の皿を重ね、その上に箸を置いた。 「…自分に」 「あ？」 「だって……」 　十亀はオレンジ色の獅子頭連のスカジャンを掴み、カランコロンと下駄を鳴らした。ごちそうさまぁと陽気に笑いかけた先で、ラーメン屋のおばちゃんがレジのボタンをゆっくりと押していく。いつもありがとうねぇ十亀くん！なんて、桜には馴染みのない十亀の呼 び方に、十亀の顔を見る。普段通り、ニコニコと表情筋の緩い顔をしていた。桜はコップに残る水を飲み干し、自分の分の会計を済ませ、不器用ながらも「ご馳走様でした」と伝える。ガラガラと横向きのスライドで開く出入口から出て、オレンジ色のスカジャンを探した。珍しくスマホの画面を眺めている長身の男に歩み寄ると、「行こっか」と下駄がカランとコンクリートを蹴った。 「今日、有馬もラーメンだったみたい」 「獅子頭連のやつか？」 「そー。桜のとこの長髪君とやったのが有馬」 「あー、……全然思い出せねぇ」 「また喧嘩したいねぇ風鈴と」 　桜が十亀を見ると、十亀もまたオレンジ色の丸いサングラス越しに、少し猫背に身をかがめ、桜の目を見つめていた。 「そのうちな」 「俺はいつでもいいよぉ」 「お、俺だっていつでもいいに決まってんだろ！！」 　売り言葉に買い言葉を向けてくるのが愛おしくて、十亀はまたクスクスと笑った。 「あ、お前、さっきのアレなんだよ！自分にキレてたとか何とか」 「えー？なにがー？」 「とぼけんじゃねえ！」 「ごめんごめん、でも」 　十亀は寝静まった繁華街の隙間から、綺麗に澄んだ空を見上げた。真上に居るはずの太陽が、見当たらない。チラリと横目に見ると、また桜と目が合った。こちらを真っ直ぐに射抜く、夜と太陽の色。嘘と本当のコントラスト。本当はどちらが正しいのだろう。日本人に合わせた黒と夜だろうか？それとも、白と太陽の色だろうか？ 　嘘と本当。その両方を抱えている君に、俺はどれだ け滑稽に見えただろう。間違いだと思いながら間違った方を選び、正しいと思いながら間違いを犯す。正しい君さえも傷付けた俺は、どうしようもなくダサくて、格好悪くて、醜い化け物だっただろうか。 そんな俺の唯一の取り柄も、たった一粒の鉄の玉にさえ貫かれてしまう。 「……」 　あぁ、なんて言おう。自分がダサすぎて死にたくなったんだよ、なんてダサくて言いたくない。絶対に、もう、ダサいなんて、桜に思われたくない。 「……」 　もう手遅れかもしれない。でも、なら。 「一発くらい防ぎたいなぁーって」 　君を狙う一発くらい。 ＥＮＤ． Ｔｒｉｇｇｅｒ　ｈａｐｐｙ＝わずかな挑発に対しても発砲する（あるいは暴力的に反応する）準備ができている 頭を銃で撃ち抜くハンドサイン ＝Ｓｈｏｏｔ　ｍｅ　ｎｏｗ！ 今すぐ撃ち殺してほしいほど、退屈である、疲れている、辟易としているなど。 頭に銃関連、ずっと書きたかったから、久しぶりに頭使いました！覚えたから、って言う亀ちゃんのハンドサイン、物騒過ぎて面白かったし、あのシーン大好きだから毎秒見たい！十亀条、カタギじゃないオーラ出してるのも、誰よりも純粋無垢なのも、本当に可愛い。大好き！！　かめさくに幸あれ！
September 15, 2025 at 3:10 PM
ryushan00.bsky.social
2期はじめ、ロックオンの話をする刹那とティエリアのSS 3/3
「刹那」 トレミーの展望室──呼び止めるティエリアの声に、刹那は懐かしさを覚えた。 4年ぶりに再会したティエリアは、以前のように苛立ちを刹那にぶつけなくなった。 だが、今かけられた声は違う。強くて、棘がある。 「どうした？」 怒らせた心当たりはあったが、ティエリアの意思を引き出すためにあえて刹那は問いかけた。 「どうしたではない。あの男のことだ」 「ロックオンか」 ティエリアが刹那から目を逸らす。そして、こう言い直した。 「ロックオンの弟……」 刹那は気づいていた。トレミーの面々は、新たなロックオン・ストラトスをまだ受け入れられていない。 同じ顔、同じ声……誰もが複雑な想いを抱える中、彼を連れて来た刹那に直接声をかけたのはティエリアがはじめてだ。 視線を刹那に合わせ直し、ティエリアは鋭い声を飛ばす。 「あの男をなぜ戦場へ連れて来た」 「必要だからだ」 「戦いに出れば死ぬ。それをロックオンは望んでいない」 「あいつもロックオンだ」 「刹那！　そういう話をしているのではない！」 ティエリアは先代のロックオンを慕っていた。身を挺して庇われて以降は特別に。そんなティエリアがロックオンを受け入れるのに時間を要することは、刹那もわかっていた。 「ロックオンは自ら戦場に足を踏み入れていた。カタロンよりも、CBにいた方が命の危険は減る。俺たちがいる」 刹那も先代ロックオンを忘れたわけではない。 彼の家族を大切にしたい。 想いを込めて伝えると、ティエリアが緊張をといた。 「……すまない、刹那。君の言う通りだ。僕は冷静になれていなかった」 「構わない」 「彼を守る。MSの指導は僕が行おう」 この4年、開発に携わってきたティエリアはどのMSについても熟知している。ロックオンは一番安全な指導を受けられるだろう。 「了解した。お前に任せる」 「……死なせるわけにはいかない」 ティエリアはまだ先代ロックオンへの恩に報いようとしているだけなのかもしれない。それでも、組織内でも浮いているロックオンへ自ら関わろうとしてくれたことが、刹那は嬉しかった。 それからしばらくして、ロックオンがぼやくようになった。 「あの教官殿、厳しいのなんのって！　さっきも、模擬戦でボコボコにされて嫌味まで言われて散々だったぜ！」 刹那はわかっている。ティエリアがロックオンの生き残りに必死なことを。強い言葉の裏の真摯な気持ちを。 「って、なに笑ってんだよ。笑い事じゃないっての！」 その後、ティエリアは役目を果たす。自らの命と引き換えに。
September 14, 2025 at 1:12 PM
okappari.bsky.social
#俺は、君のためにこそ死ににいく

今日、TOKYO MERを、観てきたばっかりだ
生命の事を考えさせられる
俺には何が正しいのかわからん
September 6, 2025 at 12:31 PM
deterukamo.bsky.social
アニメ嫌いの俺が、
半ば無理やり見せられて
本気で泣けるアニメに出会った。

ネトフリで見れる
『死ねって言うから死んでみた。」

死んだ後の世界が見れる切符を手にしたサクヤという、THEアニメみたいな設定に最初は嫌悪感を抱いた。

タイトルだけ聞いたら重いし、いじめた側が更生していく様子を描いたよくある設定かと思った。

だけど世の中やいじめた奴らが変わることはなくて、それを見たサクヤに焦点を当てた設定に度肝抜かれた。

特に、7話のサクヤの
「俺は君に生きててほしい。それだけ。」ってところ、本気で泣きじゃくってしまった。

てか、せいや声優もあんなうまかったら逆に何が出来ひんの？
September 4, 2025 at 11:14 AM
masoho11.bsky.social
全部終わった後、髪が伸びて来たから自分で切ろうとしたモス♀ちゃんと、用があって部屋に訪れて今まさに髪を切ろうとしてたモスちゃんを見て大慌てでナイフを奪取して泣くファイちゃんの、ファイモス♀になる話
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印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「@Abbracciare11 / @masoho11.bsky.social　　真朱」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　ファイノンが三千万以上の輪廻を繰り返し、預言に記された救世主である天外からの来訪者である開拓者が、真の黎明をオンパロスに齎した。 　データ世界であったオンパロスは惑星となり、そこに生きるもの達は全て個の命を持つ有機生命体として存在する。 　黄金裔に流れていた黄金の血は無くなり、祝福と言う名の呪いは一部を除いて消失し、皆幸せそうに笑いながら平和な日々を過ごしていた。 「……伸びたな」 　モーディスは己の先端が赤い金の髪を手に取り、鏡を見て伸びた髪と己の顔を見つめている。 　真の黎明が訪れ、これまでの輪廻で滅びていた都市国家も滅びていない状態となり、モーディスの故郷であるクレムノスも、賢王オーリパンと聡明で強い女王ゴルゴーの統治によって、死が誉ではない戦士の国として存在していた。 　クレムノスの王女であり王位継承者であり、半神を継ぐ黄金裔であったモーディスはオクヘイマにて、クレムノスの代表者であり元半神として、これからのオンパロスの未来を担う為の存在として滞在していた。 　各都市国家の代表者達と、天外との交流をどのように行っていくのかを協議していく日々は過ぎていき、鏡に映る疲れた顔をした自分をジッと見つめながら、形の良い口唇から溜息を一つ吐き零す。 　国家の代表者である為、戦装束ではなく赤と黒のクレムノスの伝統的な刺繍を施された衣装を身に纏う自分の姿は見慣れず、戦いに明け暮れた輪廻の記憶をぼんやりと思い出していた。 「……戦いが無い世界に馴染めない、な」 　三千万回以上の輪廻の記憶を全て完璧に持っている 訳では無いが、モーディスが持つ記憶は全て戦って死んだものばかり。 　ファイノンが永劫回帰と呼んだ輪廻の一番最初以外は、ファイノンと、そしてフレイムスティーラーと戦い、背を貫かれ死んでいったのだ……そこまで考え、今は籠手をしていない細く綺麗で嫋やかな素手で、肩甲骨まで伸びた髪に触れて指で撫で梳く。 　戦いの邪魔になると、肩を過ぎた長さまでしか伸ばした事の無い髪は指通りなめらかに毛先へと到着し、棚から鋏を取り出して指穴に指を通してから空いた手で後ろで後ろ髪を一纏めにして持ち、そのまま髪を切ろうとしたその時、扉がノックされた。 「メデイモス、次の会議の議題の事で相談したいんだけど」 「入れ」 　ファイノンの声がしてモーディスは鋏と髪を持ったまま声を掛けると、扉が開きギョッとした顔の戦装束の白い外套を身に纏うファイノンが、大股で近付いて来て鋏を持つ手を物凄い握力で握って来た。 「な、何をしているんだ、メデイモス！」 「髪を切ろうとしただけだ」 「何で！？」 「長いと鬱陶しい」 　モーディスの言葉にファイノンは呆然とした表情となると、そのままボロボロと涙を零し始めて両手で鋏を持つ手を握り締める。 「お願いだよ、切らないで……」 　切らないでと懇願されても切る気満々だったモーディスは頷けず無言となり、その無言を拒否と捉えたファイノンは彼女の手を指を絡めて繋いで、鋏が床に落下した。 「なら、僕の為に伸ばしてよ……メデイモス、君が髪を伸ばしたら綺麗な君はもっと綺麗になるって、ずっとずっと思ってたんだ」 「……ずっと、とは？」 「永劫回帰の一番最初から。　輪廻を繰り返しても髪が長い君はいなくて、髪が長い君は今よりもっと綺麗だろうと、僕はずっと思っていたんだよ」 　指を絡めた手がぎゅっと手を握り、ファイノンはもう片手でモーディスの腰を抱いて引き寄せる。 「だから、僕の為に髪を伸ばして……メデイモス」 「なら一度、髪を切ってから伸ばすべきか？」 「切らないで、そのまま伸ばして」 「まあ、いいが……ならばファイノン、お前が俺の髪を結べ。　下ろしていると、鬱陶しくて仕方が無い」 　側仕え達は居るが、下ろしている方が良いと髪を結んでもらえず、彼女達に頼んでも結んでもらえないのは明白である為、モーディスはファイノンに髪を結ぶ事を了承させようとした。 「え、君の髪に触って良いのかい？」 「お前の為に伸ばすのだから、お前が俺を鬱陶しくないようにするのは当然だろう？」 「そっか、そうだね」 　そう言って笑うファイノンからは、ビシリと硬直してしまう。 「……どうした、ファイノン？」 　小首を傾げるモーディスの手を絡め握り、腰を抱いて引き寄せている為、彼女の豊満過ぎる胸が己の胸で撓み押し付けられている事に漸く気付き、そして髪を切らないでと懇願した時の己の発言を脳内で振り返り、ダラダラと汗が出て来てしまっていた。 「気分でも悪いのか？」 　モーディスは真っ赤な顔で汗を掻くファイノンを心配して空いている手で彼の額に触れようとしたが、ファイノンはそれよりも速く手を離し腰から手を離して距離を取ると、「な、何でもない！」と言って扉まで後退していく。 「そ、それじゃあ、お邪魔しました！」 「おい、明日の会議の議題の相談はどうした」 「だ、大丈夫、大丈夫になった！」 　訝しむモーディスに「じゃあ明日！」と言って部屋を出たファイノンは、全力疾走で己に宛てがわれているプライベートルトロまで戻り、戦装束のまま室内のピュエロスに飛び込んだ。 　ジュッと熱いものを水の中に入れた時と同じ音がして湯気が上がり、ファイノンは真っ赤な顔で項垂れてしまう。 「……僕、何言ってるんだ。　あれは告白そのものじゃないか」 　モーディスが髪を伸ばしたら、綺麗な彼女はもっと綺麗になる――それはもう告白そのものであり、湯が皿に湯気を上げていく。 「……僕、メデイモスの事が好き、だったのかな」 　歳が近く、腕っ節も強く負けず嫌いで、思い悩んでいれば否定せず打破する為の切っ掛けの言葉をくれ、くだらない子供のような勝負を吹っ掛ければ乗ってくれる、綺麗で華やかな顔立ちをしているモーディスの事が好き……きっと永劫回帰の一番最初から、彼女の事が好きだから髪を伸ばして欲しいと思い、救世主としてではなく素の自分を見て欲しいから勝負を吹っ掛け、美しく華やかな顔を皆にも知って欲しいからどの輪廻でも「オンパロスで最も美しい顔ベスト１０」に推薦していた。 　更に顔が真っ赤になり、ファイノンは慌ててピュエロスから飛び出てバルコニーへ向かうと、そのまま変身して空高くまで舞い上がってしまう。 　三千万回以上繰り返した無自覚であった初恋を自覚してしまい、自分自身の衝動を抑え切れなくなった行動は、太陽が沈みもうすぐ夜が訪れるオンパロスに曙光を齎してしまう結果となった。
August 29, 2025 at 6:43 PM
gomiatsume.bsky.social
(4/4)
「俺はジェフリーさんの話が聞けて楽しかった」と笑顔を返した。リチャードはそれ以上を言わなかったけれど、眉と眉の間にある深い皺はそのままだった。正義の手を離し、私たちもそろそろと言うと二人は並んで屋敷の中へ消えていった。 　ジェフリーはその背中を最後まで見つめていた。あの二人が手を離さなくていいのなら、自分という抜け殻が夜の中で一人突っ立っているのも当然に思えてきた。 　誰の呑みさしかわからないグラスに残っているワインをダメ押しのように飲んだせいか、今さらアルコールが回ってきたみたいだった。頭がガンガンするし、胸のあたりがムカムカして空気さえ突然不味く感じる。指先が何故か冷たい。ジェフリーは芝生の上にパタンと倒れ込んで空を見上げた。手の甲とか首元に芝生の草がチクチクしてひどく不快だった。 　親戚の前で披露したしょうもない踊りを思い出しながら、ジェフリーはじっと考えた。 ――踊ってるとき、キムはいったいどんなことを考えてるんだろう。あ、でもキ ムにとってダンスは仕事か。僕は仕事中ずっとお金のことを考えてるからなぁ。不安と安心を売ってどれくらいのお金になるかをずっと考えてる。ならキムもお金のことを考えてる？ 　ジェフリーは想像した。お金のことを考えながらポールに脚を絡めて、重力で下に向かって垂れている長い髪をパンっと跳ね上げるキムの姿を。それがなんだか滑稽で、でも仕事ってそんなもんだよなと思うと自然と気分が良くなった。そしてジェフリーは、今日初めて自分が笑ったのだと気が付いた。 　右手の指先をヨアキムがいつもするように――バレエレッスン中のお嬢さんのように――すぼめて自分の左腕を撫でると、まるで彼に愛撫されているみたいだった。それだけで肌が泡立って、まぶたがとろんとする。男同士のいいところは、自分の肌を撫でていると彼とのことを思い出せるところだった。 　ついでに心の瞼も開きかけて、それから彼に会いたくなる。 ――僕はね、ダンスしながらずっとキムのことを考えてたよ。君の長くてツヤっとした足がピンと天井に伸びているところとか、家の中で流しているディーヴァの音楽に合わせて僕がダンスしている横で、これが本物だってくらい見せつけて ステップ踏んでる君のこととか。ときどき僕のお尻にバンプして、その拍子に僕が転んで、君が手を伸ばして起こしてくれたら、もうあとの人生はサンタクロースの屍ごっこみたいなものでもいいや。 　最高だ。もうあとの人生は生きてても死んでるみたいなもんなんだから、どうせゾンビやるなら彼女とダンスを踊ってからにしたい。そんで最後はゾンビハンターのキムにバズーカで撃たれて天寿を全うしたいな。目が酷く熱い。気付いたら涙が目尻から垂れていた。 「勝手に君を彼女にしちゃった罪で、僕をゾンビにしてくれ」 　夜空に向かって両手を上げながら、ジェフリーは子供のように星に願った。
August 26, 2025 at 3:20 AM
10000byakuren.bsky.social
#dkmn夢
皇紀さんとエージェントと、時々慈玄。
続き。夏祭りイベントの内容そのままです。
そうです、これが古の手法『原作沿い』…
その手が綺麗なうちに引き返せるならその方が良いって思ってないかな？ないか。 #文庫ページメーカー https://sscard.monokakitools.net/pagemakers/bunko/index.php
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「@10000byakuren」と記載されています。 以下は本文の内容です。 　背中を押す　後編 　 　 　中止のはずの花火が打ちあがる。人込みの中、駆からもらった情報で不審な男の足取りは掴めた。花火の明かりで明るくなった道の中で、慈玄は犯人と思われる特徴の男の腕を取った。 「四年前の虹顔花火大会……！」 「！」 「その顔を見間違えるわけがねぇ。あの夜、俺の妹を傷つけたのはお前だな？！」 「妹……？　へぇ、覚えてるやつがいたのかよ。くそ、俺はまだ捕まるわけにはいかないんだよ！」 　顔に傷のある男は、四年前の傷害事件を仄めかした。慈玄の目の色が怒りと憎しみに変わる。 「……俺は、きっとこのために生かされていた……！！　あんたを殺さないと、自分を一生許せる気がしねぇ……！」 「……」 　死んではいない。妹は今も生きていて、寧ろ元気に生活している。皇紀は目の前の光景を一歩引いた場所から見ていた。『蒲生』の名字から、四年前の情報を調べればすぐにわかった。両親も健在で、今も失踪した息子を探している…… 　蒲生慈玄は何一つ失ってはいなかった。妹を傷つけられた事実は消えなくとも、自らの人生を投げ捨ててでも犯人を殺すほどの動機を、彼は持ちえていなかった。光の道へ帰れる。今なら、まだ。 　彼と違う道を―― 　しかし皇紀はその真実を伝えない。代わりにその背に触れるように。 「そうだ、殺せ。そうすれば妹も少しは浮かばれる」 　詭弁だ。犯人を殺して浮かばれる妹などいない。それでも皇紀は、慈玄の背中を押した。 「罪を罰するな。お前も罪を犯すんだ」 　彼がこのまま落ちていくのか、力の限り抗うのか。今がその分かれ道。 「絶対に許さねぇ……！　俺の妹はあんたのせいで……死んだんだ！」 「……」 　蒲生君をお願いします、と聞こえた気がした。先ほどの林で、様子の違った慈玄を心配そうに見つめる彼女が瞼裏に蘇る。 　黙って見てろ、幻聴を振り払うように目の前の慈玄に集中した。答えはもう、わかっている。 「……違う。違う、違う、違う……駄目だ！！ 　回りが見えなくなって、自分自身すらも見失っちまったら……誰かを助けることなんて出来ない……」 　ここで殺さない事、法の下の裁きを受けさせること。それはつまり復讐を果たせないということ。その決断には痛みが伴う。 　皇紀は、いくらウィズダムシンクスとして生きる覚悟を決めていたとしても、あのハロウィンの夜に仇を取らなかったことに全く未練がないかと言われると、答えは否だった。殺してしまいたかった。終わらせてしまいたかった。だとしても、これが今自分の選んだ道。 　仇を法に委ねた痛みを引きずって、今がある。 「……過去は変えられない。俺たちは、今を……明日を生きるしかねぇ」 「皇紀……」 　どうしてこうも手がかかる……皇紀は、犯人を殺さず警察に突き出した慈玄の背中を見て、ため息を吐いた。 　しかし、間に合うと言うことはこういうこと。間に合わずに復讐の道へひた走った彼、とは違う道を、慈玄は歩み始めた。 「（夕方に見かけたのが悪かったか……）」 　彼女と直接的な言葉などほとんど交わさなかった。けれどもずっと側に居付いていた気がした。慈玄を心配する、エージェントが。 　皇紀は今回のことで、エージェントから何か報酬でも貰わないとやってられない気になった。自分が望む何か珍しい食材でも……いっそ理不尽なまでに注文してしまおうか。 　 　――皇紀さんはたくさん頑張ってくださいましたから、何でもご用意しますね！　蒲生君のこと、ありがとうございました！
August 21, 2025 at 12:29 PM
piko472.bsky.social
『寒くねぇか？』と大胆にも肩を抱き寄せた退治人に『う、うん。ここで死んだら困るもんね、頑張るよ』とまたズレた受け取り方をする吸血鬼。

始終噛み合わぬ二人の様子に自身の企画力不足を痛感して落ち込み帰っていく雑誌記者の女性。
しかしその影で『⋯今日だけじゃなくてまた君と来たいな』と呟いた吸血鬼と『⋯俺も、また来ようぜ』と手を握って引き寄せた退治人という一歩踏み出した2人が居たことに彼女は気付かなかった。
August 18, 2025 at 9:26 PM
mamorupunch.bsky.social
映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』 filmarks.com/movies/20466 #Filmarks #映画 #俺は、君のためにこそ死ににいく
映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』の感想・レビュー[4288件] | Filmarks
レビュー数：4288件 ／ 平均スコア：★★★3.4点
filmarks.com
August 14, 2025 at 10:50 AM
hayashipping03.bsky.social
#ピ百怪 / 再掲・初出2024.7.20
元人魚の羂と弔問客の髙・羂髙(1/2)
　夏の真昼だった。炎天下の田舎道を俺は延々と歩き続けている。 　昔のままの踏切を越えると、線路沿いにはのどかな畑地がどこまでも広がっている。遠くからかすかに波音と海の匂いがした。顔を上げているのも困難な眩しさに俯きがちになる視線の先、剥き出しの地面に俺の影が色濃く落ちている。見るともなしにそれを眺めながら手の平で首の汗を雑に拭った。真夏の太陽が首筋にじかに照りつけて眩暈がしそうだった。　 　 　葬式には向かない季節だなと、茹だりそうな頭でそんなことを考える。喪服はあまりにも暑苦しく、死体はすぐにでも傷んでしまう。生きていても死んでいても過酷で、わざわざ選んでこんな時期に葬式をするやつの気がしれない。そもそも死んだのは、正しく送るべきだったのは、こんな季節ではなかったはずなのに。 　それでも今ひらかれたのなら、どうしたって行かねばならない。 　瞬きに弾かれた汗が目蓋から頬へ伝い落ち、足元の影へ吸い込まれていく。それを眺めながら、あとは無心に脚を動かし続けた。 　家に近づくにつれ波音が近くなっていく。海からはむしろ離れたはずと眉を寄せ、俺は顔を上げた。瓦葺に反射する強い日差しに目を細め、古い日本家屋をようよう見上げると二階の窓が大きく開け放たれていて、その奥でまたぱしゃんと大きな水音がした。しばらく目を凝らしていたが、欄干の向こうの薄暗い部屋の様子はここからは何も窺がえない。ただ何か、しっかりと重量のあるものが盛大に水を撥ねる気配だけがしている。 　目蓋を閉じ、日差しに炙られたようになった目をしばらく休めてからまた歩きはじめる。遠い海 風に一瞬だけ汗が引いていく。鯨幕の端がゆったりと持ち上がり、音もなく垂れ下がった。 　※※※ 　ネクタイを締め直し、戸口に手をかけたところで内側から引き戸が開かれる。 「や、よく来たね」 　薄暗い三和土から出迎えた羂索はしばらくこちらをじっと見上げて「汗だくじゃん。暑苦しいなあ」と言ってわざとらしく嫌そうな顔をした。文句が口をついて出そうになるのをこらえ、まずはともかくと「このたびはご愁傷様でした」と頭を下げたら盛大に噴き出された。 「なにそれ、相変わらず真面目だな。ていうか、君がそれを私に言うの？」 　首を傾げた俺に羂索が笑みを少し静かなものにして「君こそつらかっただろう」と言った。 　ご愁傷様でした。 　そう言うと、羂索は半端につっかけていたピンクのサンダルを放るようにして脱ぎ捨て、慣れた足取りで居間へ向かっていった。その背中を追いながら俺はぐるりと首を巡らせる。急ごしらえの葬儀場に人の気配は一切なかった。 「俺だけか」 「そりゃね」 　旧式の冷蔵庫を開けて二人分のグラスに麦茶を入れる。扇風機がゆるく風を掻きまわすだけの室内はそれでもひんやりとしていた。羂索の前に麦茶を置き、向かい合いに座って自分のぶんを一気に飲み干す。羂索は畳の上に直接胡坐をかいて、低いテーブルに頬杖をついてぼんやりとしている。 「そういや二階になんかいた気ぃするけど」 「ああ、それ私」 　むかし人魚だったことがあるって言ったでしょ、暑いからさっきまで上で涼んでた。羂索の返事に俺は曖昧に頷く。そんな話聞いたっけと思いながら、それでも最前見上げた暗い部屋の奥、鱗の鈍く光るのを見たような気がしはじめている。盥の内で大きく水を撥ねさす身の詰まった尾鰭と冷たい鱗。いつかの夏もどこかでそうやって暑さをしのいでいたはずの羂索の千年。……それを思い描きながらも、俺の目はどうしても羂索の背後のほうへ向かってしまう。羂索も気づいたらしい。「気になる？」と言って自分のもたれていた祭壇を振り返った。袈裟の掛けられた棺と部屋中に冷たい芳香を放つ白百合。遺影の顔の部分はひどくぼやけていて判然としない。羂索はいつの間にかいなり寿司をつまんでいる。 「ここって君の実家？」 「いや、ばあちゃんち」 　昔だし、このへんじゃみんな自宅で葬式したんだよな。言いながらああそうだった、と思い出す。ばあちゃんの時も俺はここで麦茶を飲んで、いなり寿司を食べたんだった。甘い油揚げを羂索と同じように口に含んで呑み込んで、葬式ってさ、とあとさき考えずに口を開いて話し始める。羂索は頷いてくれたのだか、ただもぐもぐしているだけなのかわからない顔で、とりあえずは聞いてくれるようだった。 「普段会えない親戚と顔あわせたりするじゃん。たいていは名前思い出すのも苦労するだけなんだけど、ひとりだけは違ってて。ばあちゃんの妹だったかなあ、大叔母さん。面白い人で、俺にも優しくて、好きだったな。だから子どもの頃は親戚が亡くなったりすると、悲しいとかよりおばちゃんに会えるのが嬉しいって思ったりして」 「サイコパスの発想じゃん」 　葬儀場での再会目的で人殺したりする話あったよね。羂索がけらけら放つ不謹慎な冗談に、俺は苦笑いで頷くしかない。人を殺したりはしないけど、でもきっとそういうことなんだろう。これは、この場所は、この時間はきっと、そういうこと。 「なあ羂索。俺も別に、こんなに大袈裟な葬儀じゃなくてもよかったんだけど」 「うん」 「さよならを言いたかったし、悼んで見送ってやりたかったし、会いたかったから」
August 13, 2025 at 6:36 AM
tamatsuyu.bsky.social
幼馴染から「例えば何か犯罪を犯したとき、🍵には相談し辛い」と言われ、いや俺は修造系でもないし陽キャでもないし光でもないし買い被り過ぎなんやけど、確かに希死念慮だけは無いし嘘でも「俺も死にたい」って言えないからなんだなと気付かされた昨日
でも俺は！君らが思ってるほど正しい人間じゃないんよ！！と言う話をしていかねばならんねと
August 12, 2025 at 1:25 AM
gravityzero.bsky.social
スレイヤードラモン「乗る、お前に言われたからには…死なずに生き残ってやるさ」

ギガブレイクドラモン「…好きにしろ」

スレイヤードラモン「あぁ、好きにしてやるさ」

ギガブレイクドラモン「……」

(ギガブレイクドラモンはどこか満足したように、去っていった…)

スパロウモン「いいの？あんな案に乗って…」

スレイヤードラモン「構わん、あいつの気が済むなら…」
『俺はその手に乗る』

スパロウモン「…君らしいね」
『ブルーフレアのドラコモン…』

(スパロウモンがそう言うと、スレイヤードラモンはドラコモンの姿と重なっていた…)

スレイヤードラモン「…あぁ！(cv 浦和めぐみ)」
August 9, 2025 at 11:39 AM
n-o-n-ame.bsky.social
なんで生きなきゃいけないだろう
俺が生きてたって何も無い
メリットなんかひとつも無いくせに
悪い事ばっか振り撒いて
当の本人は死にたがってるのに
母親が俺を生かす意味って？
神様が俺を殺さない意味って？
子供が生まれればわかるの？
俺に似て出来損ないのゴミが生まれれば
君達の感情がわかるようになるのか？
生きていくというだけで苦痛になるのが
最初から分かってる子を何故愛せるの？
何故生かしておくの？
August 8, 2025 at 12:46 PM
fumiya233.bsky.social
花咲満は普通に動かしてて楽しかったな……頭の悪いユーチューバー（活動名サキイカ）だったんだけど、視聴者に「この馬鹿！そこはこうだろ！」とか「サキイカ頑張れ！がんばれ！」って視聴者が保護者だった頭よわよわお花畑男子だったな……知育菓子が作れない（ＩＮＴ9）（特徴表君は風邪を引かない）
上手くいくとすぐ調子乗るけど「俺って実は頭いい！！？」→ピンチ「ごめんなさーーーーー！！！！！！！ムリムリムリ！あ゛ーーーーーーー！！！！死ぬぅーーーーーーーー！！！！！！！！！」ってリアクション芸人してた面白かった
August 2, 2025 at 2:12 PM