【Web東京創元社マガジン 11月11日更新】
『スター・トレック』×ジョン・ル・カレの手に汗握る宇宙冒険SF!
【11月12日刊行】渡邊利道/ロブ・ハート&アレックス・セグラ『暗黒空間』(茂木健訳、創元SF文庫)解説[全文] #創元SF文庫
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『スター・トレック』×ジョン・ル・カレの手に汗握る宇宙冒険SF!
【11月12日刊行】渡邊利道/ロブ・ハート&アレックス・セグラ『暗黒空間』(茂木健訳、創元SF文庫)解説[全文] #創元SF文庫
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【11月12日刊行】渡邊利道/ロブ・ハート&アレックス・セグラ『暗黒空間』(茂木健訳、創元SF文庫)解説[全文]|Web東京創元社マガジン
本稿は2025年11月12日刊行の創元SF文庫『暗黒空間』巻末解説を転載したものです。(編集部) 装画=新井清志/装幀=岩郷重力+W.I 本書は、アメリカの作家ロブ・ハートとアレックス・セグラの合作で二〇二四年に刊行された長編小説Dark Spaceの全訳である。 人類が太陽系宇宙に進出し、火星や木星の衛星タイタンにまで入植した未来。人口は飽和状態にあり、どこから手をつけていいかわからない...
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November 11, 2025 at 8:22 AM
【Web東京創元社マガジン 11月11日更新】
『スター・トレック』×ジョン・ル・カレの手に汗握る宇宙冒険SF!
【11月12日刊行】渡邊利道/ロブ・ハート&アレックス・セグラ『暗黒空間』(茂木健訳、創元SF文庫)解説[全文] #創元SF文庫
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『スター・トレック』×ジョン・ル・カレの手に汗握る宇宙冒険SF!
【11月12日刊行】渡邊利道/ロブ・ハート&アレックス・セグラ『暗黒空間』(茂木健訳、創元SF文庫)解説[全文] #創元SF文庫
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【お仕事告知】杉本苑子『影の系譜』(朝日文庫)の文庫解説を書きました。1981年の作品の再文庫化です。秀吉の実姉・ともの視点で描かれた「豊臣きょうだい」の物語。現代では秀吉についてさまざまな解釈の作品がありますが、この時代の小説にしてはかなり大胆な説をとっててびっくりするよ。
publications.asahi.com/product/2567...
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朝日新聞出版 最新刊行物:文庫:影の系譜
空前の栄華を極めた豊臣秀吉だったが、その姉ともは、豊臣一族に流れる暗く残忍な血に気づいていた……。一介の雑兵から天下人まで駆け上がった秀吉と、その一族の栄枯盛衰...
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November 11, 2025 at 4:17 AM
【お仕事告知】杉本苑子『影の系譜』(朝日文庫)の文庫解説を書きました。1981年の作品の再文庫化です。秀吉の実姉・ともの視点で描かれた「豊臣きょうだい」の物語。現代では秀吉についてさまざまな解釈の作品がありますが、この時代の小説にしてはかなり大胆な説をとっててびっくりするよ。
publications.asahi.com/product/2567...
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オラフ・ステープルドン『火炎人類』読んだ
表題作と短編、ラジオドラマの台本に講演の文字起こしを収録していて、解説も合わせて作者の思想を覗くという面が大きい本だった
なぜ不戦に至るのかを短い中で辿っていく『種と花』『救急哨所への道』や、道徳と不道徳のせめぎ合いを俯瞰した視点から描くような『現代の魔術師』『手に負えない腕』、また未来予測も感じさせる世界観がSFとして魅力的な『東は西』『新世界の老人』と、特に短編たちが面白く印象に残った
表題作と短編、ラジオドラマの台本に講演の文字起こしを収録していて、解説も合わせて作者の思想を覗くという面が大きい本だった
なぜ不戦に至るのかを短い中で辿っていく『種と花』『救急哨所への道』や、道徳と不道徳のせめぎ合いを俯瞰した視点から描くような『現代の魔術師』『手に負えない腕』、また未来予測も感じさせる世界観がSFとして魅力的な『東は西』『新世界の老人』と、特に短編たちが面白く印象に残った
November 10, 2025 at 9:26 PM
オラフ・ステープルドン『火炎人類』読んだ
表題作と短編、ラジオドラマの台本に講演の文字起こしを収録していて、解説も合わせて作者の思想を覗くという面が大きい本だった
なぜ不戦に至るのかを短い中で辿っていく『種と花』『救急哨所への道』や、道徳と不道徳のせめぎ合いを俯瞰した視点から描くような『現代の魔術師』『手に負えない腕』、また未来予測も感じさせる世界観がSFとして魅力的な『東は西』『新世界の老人』と、特に短編たちが面白く印象に残った
表題作と短編、ラジオドラマの台本に講演の文字起こしを収録していて、解説も合わせて作者の思想を覗くという面が大きい本だった
なぜ不戦に至るのかを短い中で辿っていく『種と花』『救急哨所への道』や、道徳と不道徳のせめぎ合いを俯瞰した視点から描くような『現代の魔術師』『手に負えない腕』、また未来予測も感じさせる世界観がSFとして魅力的な『東は西』『新世界の老人』と、特に短編たちが面白く印象に残った
上村勝彦『バガヴァッド・ギーターの世界』2007年
岩波文庫での訳者である著者が、1995年のNHK講座テキストを底盤に同書の解説を数行毎に付した労書です。
紀元後一世紀前後のインドにはアートマン(自己)の内にブラフマン(至高存在)があり、そこには神々をはじめとする一切が在するという思想が定着していた事が解ります。この考えは大乗仏教に取り入れられて、日本仏教の本覚思想へと連なります。
仏教経典を絡めてのサンスクリット語原文解説を平易に行っている所に凄味があります。
物語は、顕現するカーラ(時間・運命・死を司る神)が『マハーバーラタ』という叙事詩自体の主軸を伴う事が神話を醸しています。
岩波文庫での訳者である著者が、1995年のNHK講座テキストを底盤に同書の解説を数行毎に付した労書です。
紀元後一世紀前後のインドにはアートマン(自己)の内にブラフマン(至高存在)があり、そこには神々をはじめとする一切が在するという思想が定着していた事が解ります。この考えは大乗仏教に取り入れられて、日本仏教の本覚思想へと連なります。
仏教経典を絡めてのサンスクリット語原文解説を平易に行っている所に凄味があります。
物語は、顕現するカーラ(時間・運命・死を司る神)が『マハーバーラタ』という叙事詩自体の主軸を伴う事が神話を醸しています。
November 9, 2025 at 7:35 AM
上村勝彦『バガヴァッド・ギーターの世界』2007年
岩波文庫での訳者である著者が、1995年のNHK講座テキストを底盤に同書の解説を数行毎に付した労書です。
紀元後一世紀前後のインドにはアートマン(自己)の内にブラフマン(至高存在)があり、そこには神々をはじめとする一切が在するという思想が定着していた事が解ります。この考えは大乗仏教に取り入れられて、日本仏教の本覚思想へと連なります。
仏教経典を絡めてのサンスクリット語原文解説を平易に行っている所に凄味があります。
物語は、顕現するカーラ(時間・運命・死を司る神)が『マハーバーラタ』という叙事詩自体の主軸を伴う事が神話を醸しています。
岩波文庫での訳者である著者が、1995年のNHK講座テキストを底盤に同書の解説を数行毎に付した労書です。
紀元後一世紀前後のインドにはアートマン(自己)の内にブラフマン(至高存在)があり、そこには神々をはじめとする一切が在するという思想が定着していた事が解ります。この考えは大乗仏教に取り入れられて、日本仏教の本覚思想へと連なります。
仏教経典を絡めてのサンスクリット語原文解説を平易に行っている所に凄味があります。
物語は、顕現するカーラ(時間・運命・死を司る神)が『マハーバーラタ』という叙事詩自体の主軸を伴う事が神話を醸しています。
November 11, 2025 at 7:49 AM
ハヤカワ文庫SF2026年1月刊行予定『クローム襲撃【新版】』解説:円城塔。円城氏は『ハヤカワ文庫SF総解説2000』で『クローム襲撃』を担当している。
12月刊行予定『モナリザ・オーヴァドライヴ【新版】』解説の酉島伝法氏は『ハヤカワ文庫SF総解説2000』で《スプロール》シリーズを担当。
12月刊行予定『モナリザ・オーヴァドライヴ【新版】』解説の酉島伝法氏は『ハヤカワ文庫SF総解説2000』で《スプロール》シリーズを担当。
早川書房翻訳SF・FT班だより⑦2026年もやっぱりSFがおもしろい! 2026年1月の翻訳SF作品ラインナップ|Hayakawa Books & Magazines(β)
涼しいどころか寒くなってきました! 秋なんてなかった! 何を着たらいいのか、寝具をどうしたらいいのか、考えているうちに冬がやって来る気がします。 早川書房翻訳SF班では、毎月の刊行作品のおすすめをピックアップし、読みどころをお伝えする「早川書房翻訳SF・ファンタジー班だより」を発刊いたしました。翻訳SF・FT担当編集者(梅)(東)(井)(石)の4名が、「えっ、もう2026年の話!?」と怯えながら...
www.hayakawabooks.com
November 5, 2025 at 4:10 AM
ハヤカワ文庫SF2026年1月刊行予定『クローム襲撃【新版】』解説:円城塔。円城氏は『ハヤカワ文庫SF総解説2000』で『クローム襲撃』を担当している。
12月刊行予定『モナリザ・オーヴァドライヴ【新版】』解説の酉島伝法氏は『ハヤカワ文庫SF総解説2000』で《スプロール》シリーズを担当。
12月刊行予定『モナリザ・オーヴァドライヴ【新版】』解説の酉島伝法氏は『ハヤカワ文庫SF総解説2000』で《スプロール》シリーズを担当。
今、『小松左京全集 完全版19』を読んでいるのだが、解説が半村良だった(わかる人に届け)。『空飛ぶ窓』(文春文庫)からの転載。
November 5, 2025 at 10:44 AM
今、『小松左京全集 完全版19』を読んでいるのだが、解説が半村良だった(わかる人に届け)。『空飛ぶ窓』(文春文庫)からの転載。
娘発熱してから12時間以上経たないと検査で引っかからないとのことで、このあと医者に連れていきますが、それまで在宅ボーッとしてたので😅今読んでる「科学と仮説」続き読もうとしたらなんか飽きた🤣
ので積読ちくま文庫梶井基次郎全集の解説でも見るべと思って後ろ開いたら宇野千代の基次郎評伝があり
丁度昭和59年頃に書かれた内容で、宇野千代と基次郎?で1984?となり、確かテレビにも出てたよなあと思いこの人ググってみたら色々出るわ出るわ🤣
スーパーポジティブ奔放凄すぎる
見習いたい
火の玉女子。宇野千代は悪女か? - つらら庵日和。 share.google/XmnMm6pMgnWj...
ので積読ちくま文庫梶井基次郎全集の解説でも見るべと思って後ろ開いたら宇野千代の基次郎評伝があり
丁度昭和59年頃に書かれた内容で、宇野千代と基次郎?で1984?となり、確かテレビにも出てたよなあと思いこの人ググってみたら色々出るわ出るわ🤣
スーパーポジティブ奔放凄すぎる
見習いたい
火の玉女子。宇野千代は悪女か? - つらら庵日和。 share.google/XmnMm6pMgnWj...
火の玉女子。宇野千代は悪女か? - つらら庵日和。
おこしやす つらら庵 ♪ 世の中には、世間的に不貞を働いているのに何故か人々に愛され、ともするとその生き方が評価されるような人が稀にいます。 今はスキャンダルブームと言いましょうか、著名人有名人の不倫、浮気、黒い交際等がほぼ毎日の様に報じられています。 そして、その槍玉に揚げられているいる人はどこか無残で、更に非難を浴びせたくなるような顔つきをしているように見えます。 このような人々と、先に揚げた...
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November 5, 2025 at 1:10 AM
娘発熱してから12時間以上経たないと検査で引っかからないとのことで、このあと医者に連れていきますが、それまで在宅ボーッとしてたので😅今読んでる「科学と仮説」続き読もうとしたらなんか飽きた🤣
ので積読ちくま文庫梶井基次郎全集の解説でも見るべと思って後ろ開いたら宇野千代の基次郎評伝があり
丁度昭和59年頃に書かれた内容で、宇野千代と基次郎?で1984?となり、確かテレビにも出てたよなあと思いこの人ググってみたら色々出るわ出るわ🤣
スーパーポジティブ奔放凄すぎる
見習いたい
火の玉女子。宇野千代は悪女か? - つらら庵日和。 share.google/XmnMm6pMgnWj...
ので積読ちくま文庫梶井基次郎全集の解説でも見るべと思って後ろ開いたら宇野千代の基次郎評伝があり
丁度昭和59年頃に書かれた内容で、宇野千代と基次郎?で1984?となり、確かテレビにも出てたよなあと思いこの人ググってみたら色々出るわ出るわ🤣
スーパーポジティブ奔放凄すぎる
見習いたい
火の玉女子。宇野千代は悪女か? - つらら庵日和。 share.google/XmnMm6pMgnWj...
『すべての、白いものたちの (河出文庫)』ハン・ガン
正直に正直に感想を書いたよ…
私多分、文章から読み取る能力が低いので、めちゃくちゃ読みにくかったよ。
芸術性は高いということは理解できる。
でも、有識者の解説がないとわからん。
こういう文学もあるんだなあ…という勉強になった。
#読書メーター
bookmeter.com/reviews/1313...
正直に正直に感想を書いたよ…
私多分、文章から読み取る能力が低いので、めちゃくちゃ読みにくかったよ。
芸術性は高いということは理解できる。
でも、有識者の解説がないとわからん。
こういう文学もあるんだなあ…という勉強になった。
#読書メーター
bookmeter.com/reviews/1313...
すべての、白いものたちの aoyamiさんの感想 - 読書メーター
すべての、白いものたちの。1章、2章は抽象的な表現が次々と出てきて、その抽象表現は何を指している?と想像しながら手探りで読み進めた。自分が想像したものが多少外れていても、おそらく問題はなくて、概ね筋は理解できていたのだと思う。けど正直、“著者の言葉”に至るまで「この解釈で合っているのか??」という不安がずっとあり、最後は“答え合わせ“の感...
bookmeter.com
November 4, 2025 at 8:38 AM
『すべての、白いものたちの (河出文庫)』ハン・ガン
正直に正直に感想を書いたよ…
私多分、文章から読み取る能力が低いので、めちゃくちゃ読みにくかったよ。
芸術性は高いということは理解できる。
でも、有識者の解説がないとわからん。
こういう文学もあるんだなあ…という勉強になった。
#読書メーター
bookmeter.com/reviews/1313...
正直に正直に感想を書いたよ…
私多分、文章から読み取る能力が低いので、めちゃくちゃ読みにくかったよ。
芸術性は高いということは理解できる。
でも、有識者の解説がないとわからん。
こういう文学もあるんだなあ…という勉強になった。
#読書メーター
bookmeter.com/reviews/1313...
見本誌いただきました。
上巻の解説を担当した、山本弘さんの未単行本化長編『輝きの七日間』が、河出文庫さんから出ます。
来週半ばには書店さんに並ぶので、ぜひお手にとってみてください。
今という時代にこそ読んで、考えていただきたいお話です。
上巻の解説を担当した、山本弘さんの未単行本化長編『輝きの七日間』が、河出文庫さんから出ます。
来週半ばには書店さんに並ぶので、ぜひお手にとってみてください。
今という時代にこそ読んで、考えていただきたいお話です。
November 2, 2025 at 2:12 AM
見本誌いただきました。
上巻の解説を担当した、山本弘さんの未単行本化長編『輝きの七日間』が、河出文庫さんから出ます。
来週半ばには書店さんに並ぶので、ぜひお手にとってみてください。
今という時代にこそ読んで、考えていただきたいお話です。
上巻の解説を担当した、山本弘さんの未単行本化長編『輝きの七日間』が、河出文庫さんから出ます。
来週半ばには書店さんに並ぶので、ぜひお手にとってみてください。
今という時代にこそ読んで、考えていただきたいお話です。
【Web東京創元社マガジン 10月27日更新2/2】
謎解きミステリの愉しさが詰まった瑞々しい少年少女の成長物語 #創元推理文庫
ロビン・スティーヴンス『グッゲンハイムの謎』(シヴォーン・ダウド原案、越前敏弥訳、創元推理文庫)川出正樹 解説[全文]
note.com/tokyosogensh...
謎解きミステリの愉しさが詰まった瑞々しい少年少女の成長物語 #創元推理文庫
ロビン・スティーヴンス『グッゲンハイムの謎』(シヴォーン・ダウド原案、越前敏弥訳、創元推理文庫)川出正樹 解説[全文]
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謎解きミステリの愉しさが詰まった瑞々しい少年少女の成長物語――ロビン・スティーヴンス『グッゲンハイムの謎』(シヴォーン・ダウド原案、越前敏弥訳、創元推理文庫)川出正樹 解説[全文]|Web東京創元社マガジン
本稿は2025年10月10日刊行の『グッゲンハイムの謎』(創元推理文庫)巻末解説を転載したものです。(編集部) ◆あらすじ 円形の建物とらせん状のスロープ。ニューヨークにある風変わりな構造のグッゲンハイム美術館で火事騒動が起き、カンディンスキーの名画が何者かによって盗まれた。家族と美術館を訪れていたテッドは、刑事に疑いをかけられたおばを救うため、「ほかの人とはちがう」優れた頭脳を駆使して犯行が...
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October 27, 2025 at 8:06 AM
【Web東京創元社マガジン 10月27日更新2/2】
謎解きミステリの愉しさが詰まった瑞々しい少年少女の成長物語 #創元推理文庫
ロビン・スティーヴンス『グッゲンハイムの謎』(シヴォーン・ダウド原案、越前敏弥訳、創元推理文庫)川出正樹 解説[全文]
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謎解きミステリの愉しさが詰まった瑞々しい少年少女の成長物語 #創元推理文庫
ロビン・スティーヴンス『グッゲンハイムの謎』(シヴォーン・ダウド原案、越前敏弥訳、創元推理文庫)川出正樹 解説[全文]
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サン=テグジュベリ/野崎歓訳『夜間飛行・人間の大地』(岩波文庫)読了。著者が自らの体験をもとに書いた二篇を収録。共通しているのは会社のパイロット業務を題材にしていること。どちらも死と隣り合わせの定期郵便航空を通じて、生きることの尊厳や責任などを描いている。ただ「夜間飛行」の方は自分からすると受け入れがたいところがあった。「大義」のために生命を投げ出すのが価値ある生き方だというのは、ひと昔前には一般的だったと思う。しかし「夜間飛行」で死んでゆくパイロットたちは、例えば宮澤賢治『グスコーブドリの伝記』とは違いただの「犬死に」でしかない。新潮文庫版の解説も読んだが、いろいろな意味で考えさせられた。
October 27, 2025 at 11:41 AM
サン=テグジュベリ/野崎歓訳『夜間飛行・人間の大地』(岩波文庫)読了。著者が自らの体験をもとに書いた二篇を収録。共通しているのは会社のパイロット業務を題材にしていること。どちらも死と隣り合わせの定期郵便航空を通じて、生きることの尊厳や責任などを描いている。ただ「夜間飛行」の方は自分からすると受け入れがたいところがあった。「大義」のために生命を投げ出すのが価値ある生き方だというのは、ひと昔前には一般的だったと思う。しかし「夜間飛行」で死んでゆくパイロットたちは、例えば宮澤賢治『グスコーブドリの伝記』とは違いただの「犬死に」でしかない。新潮文庫版の解説も読んだが、いろいろな意味で考えさせられた。
読書。明日舞台「リア王」を見に行くので予習。劇団「円」演出家の安西徹雄による光文社古典新訳文庫版を。シェイクスピアシリーズはほぼ予習しないで行くので、解説が知らないことばかりだった(恥)。意外と早く読めたので、河合祥一郎訳「新訳 リア王の悲劇」も読む。知らなかったことに、シェイクスピアの演劇には種本があって、リア王の種本では「何故こうなったか」が分かりやすいのに対して、シェイクスピアはいきなり始まるので見てる人は何がなんだか…になる(わかる)。そのわかりにくさについて、トルストイと批評家で論争になったことがあって、トルストイは近代人として物語の整合性を重要視したのではというのが面白かった。
October 28, 2025 at 11:12 PM
読書。明日舞台「リア王」を見に行くので予習。劇団「円」演出家の安西徹雄による光文社古典新訳文庫版を。シェイクスピアシリーズはほぼ予習しないで行くので、解説が知らないことばかりだった(恥)。意外と早く読めたので、河合祥一郎訳「新訳 リア王の悲劇」も読む。知らなかったことに、シェイクスピアの演劇には種本があって、リア王の種本では「何故こうなったか」が分かりやすいのに対して、シェイクスピアはいきなり始まるので見てる人は何がなんだか…になる(わかる)。そのわかりにくさについて、トルストイと批評家で論争になったことがあって、トルストイは近代人として物語の整合性を重要視したのではというのが面白かった。
鴨長明(蜂飼耳訳)『方丈記』(光文社古典新訳文庫)
原文は古文なので現代語訳版で『方丈記』を読んだ。この訳は平易な言葉で書かれているし、解説も丁寧だから読みやすいと思った。実際に読んだら、隠居生活の話よりも天災で困窮し死んでいく人々の話の方が厚く書かれていて驚いた。世の中が嫌になって隠居したい……って思うのは今も昔も同じなんだろうなぁ………と世知辛さがあった。原文も掲載されているのが丁寧で良かった。
原文は古文なので現代語訳版で『方丈記』を読んだ。この訳は平易な言葉で書かれているし、解説も丁寧だから読みやすいと思った。実際に読んだら、隠居生活の話よりも天災で困窮し死んでいく人々の話の方が厚く書かれていて驚いた。世の中が嫌になって隠居したい……って思うのは今も昔も同じなんだろうなぁ………と世知辛さがあった。原文も掲載されているのが丁寧で良かった。
October 23, 2025 at 9:28 PM
鴨長明(蜂飼耳訳)『方丈記』(光文社古典新訳文庫)
原文は古文なので現代語訳版で『方丈記』を読んだ。この訳は平易な言葉で書かれているし、解説も丁寧だから読みやすいと思った。実際に読んだら、隠居生活の話よりも天災で困窮し死んでいく人々の話の方が厚く書かれていて驚いた。世の中が嫌になって隠居したい……って思うのは今も昔も同じなんだろうなぁ………と世知辛さがあった。原文も掲載されているのが丁寧で良かった。
原文は古文なので現代語訳版で『方丈記』を読んだ。この訳は平易な言葉で書かれているし、解説も丁寧だから読みやすいと思った。実際に読んだら、隠居生活の話よりも天災で困窮し死んでいく人々の話の方が厚く書かれていて驚いた。世の中が嫌になって隠居したい……って思うのは今も昔も同じなんだろうなぁ………と世知辛さがあった。原文も掲載されているのが丁寧で良かった。
"1948年、入水直前に書き上げられた問題作は筑摩書房から刊行された。ちくま文庫40周年記念&特別カラー口絵収録。解説 安藤宏、多和田葉子"
太宰治 『人間失格』
comingbook.honzuki.jp?detail=97844...
太宰治 『人間失格』
comingbook.honzuki.jp?detail=97844...
『人間失格』
1948年、入水直前に書き上げられた問題作は筑摩書房から刊行された。ちくま文庫40周年記念&特別カラー...
comingbook.honzuki.jp
October 21, 2025 at 4:53 AM
"1948年、入水直前に書き上げられた問題作は筑摩書房から刊行された。ちくま文庫40周年記念&特別カラー口絵収録。解説 安藤宏、多和田葉子"
太宰治 『人間失格』
comingbook.honzuki.jp?detail=97844...
太宰治 『人間失格』
comingbook.honzuki.jp?detail=97844...
藤本和子さんによる翻訳。いずれも、ロス・トーマス Ross Thomas の作品( The Mysterious Press と Briar Patch )。古書で購入。解説は別の方々が書いています。
ロス・トーマスの小説は、『愚者の街』(The Fools in Town Are on Our Side 松本剛史 訳、新潮文庫)をはじめ、近年また日本語に翻訳されはじめています。くだらないけれどおかしみのある会話が、牛のよだれのようにたれながされつづけます。これがクセになります。
ロス・トーマスの小説は、『愚者の街』(The Fools in Town Are on Our Side 松本剛史 訳、新潮文庫)をはじめ、近年また日本語に翻訳されはじめています。くだらないけれどおかしみのある会話が、牛のよだれのようにたれながされつづけます。これがクセになります。
October 20, 2025 at 1:09 PM
藤本和子さんによる翻訳。いずれも、ロス・トーマス Ross Thomas の作品( The Mysterious Press と Briar Patch )。古書で購入。解説は別の方々が書いています。
ロス・トーマスの小説は、『愚者の街』(The Fools in Town Are on Our Side 松本剛史 訳、新潮文庫)をはじめ、近年また日本語に翻訳されはじめています。くだらないけれどおかしみのある会話が、牛のよだれのようにたれながされつづけます。これがクセになります。
ロス・トーマスの小説は、『愚者の街』(The Fools in Town Are on Our Side 松本剛史 訳、新潮文庫)をはじめ、近年また日本語に翻訳されはじめています。くだらないけれどおかしみのある会話が、牛のよだれのようにたれながされつづけます。これがクセになります。
真知子
野上弥生子
ちくま文庫
帝大で社会学を聴講する真知子は、保守的な母親から結婚問題を持ち出され、プチ・ブルジョアの体面を精一杯取り繕う滑稽な日常にいらだちを覚える。傾きかけた家の事情で大学を去った親友・米子が抱え込む苦悩にも無力なばかりだ。
そんな彼女を焚きつけるように現れたのは、革命運動に信念を燃やす美貌の男・関。たちまち激しく魅かれ合うも、米子から彼の子を身ごもっていると知らされて──。
解説 小川公代
カバーデザイン 畑ユリエ
カバー装画 小宮りさ麻史奈
(筑摩書房紹介文より)
tohon.shop-pro.jp?pid=188992029
野上弥生子
ちくま文庫
帝大で社会学を聴講する真知子は、保守的な母親から結婚問題を持ち出され、プチ・ブルジョアの体面を精一杯取り繕う滑稽な日常にいらだちを覚える。傾きかけた家の事情で大学を去った親友・米子が抱え込む苦悩にも無力なばかりだ。
そんな彼女を焚きつけるように現れたのは、革命運動に信念を燃やす美貌の男・関。たちまち激しく魅かれ合うも、米子から彼の子を身ごもっていると知らされて──。
解説 小川公代
カバーデザイン 畑ユリエ
カバー装画 小宮りさ麻史奈
(筑摩書房紹介文より)
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October 18, 2025 at 6:06 AM
真知子
野上弥生子
ちくま文庫
帝大で社会学を聴講する真知子は、保守的な母親から結婚問題を持ち出され、プチ・ブルジョアの体面を精一杯取り繕う滑稽な日常にいらだちを覚える。傾きかけた家の事情で大学を去った親友・米子が抱え込む苦悩にも無力なばかりだ。
そんな彼女を焚きつけるように現れたのは、革命運動に信念を燃やす美貌の男・関。たちまち激しく魅かれ合うも、米子から彼の子を身ごもっていると知らされて──。
解説 小川公代
カバーデザイン 畑ユリエ
カバー装画 小宮りさ麻史奈
(筑摩書房紹介文より)
tohon.shop-pro.jp?pid=188992029
野上弥生子
ちくま文庫
帝大で社会学を聴講する真知子は、保守的な母親から結婚問題を持ち出され、プチ・ブルジョアの体面を精一杯取り繕う滑稽な日常にいらだちを覚える。傾きかけた家の事情で大学を去った親友・米子が抱え込む苦悩にも無力なばかりだ。
そんな彼女を焚きつけるように現れたのは、革命運動に信念を燃やす美貌の男・関。たちまち激しく魅かれ合うも、米子から彼の子を身ごもっていると知らされて──。
解説 小川公代
カバーデザイン 畑ユリエ
カバー装画 小宮りさ麻史奈
(筑摩書房紹介文より)
tohon.shop-pro.jp?pid=188992029
宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」読了
前職の直属上司(膳所在住)から是非とおすすめされた本。
話題になってるのは知ってたけど手に取るには至ってなかったところ、折角おすすめいただいたし文庫になったらと思ってた。
おもしろかったー!
成瀬を軸に、周囲の「普通の」人々も魅力的に描かれている。この物語の良さとか効能は、解説で森見登美彦氏が代弁してくれてた。
続編も文庫本になったら買お
前職の直属上司(膳所在住)から是非とおすすめされた本。
話題になってるのは知ってたけど手に取るには至ってなかったところ、折角おすすめいただいたし文庫になったらと思ってた。
おもしろかったー!
成瀬を軸に、周囲の「普通の」人々も魅力的に描かれている。この物語の良さとか効能は、解説で森見登美彦氏が代弁してくれてた。
続編も文庫本になったら買お
October 18, 2025 at 10:23 AM
宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」読了
前職の直属上司(膳所在住)から是非とおすすめされた本。
話題になってるのは知ってたけど手に取るには至ってなかったところ、折角おすすめいただいたし文庫になったらと思ってた。
おもしろかったー!
成瀬を軸に、周囲の「普通の」人々も魅力的に描かれている。この物語の良さとか効能は、解説で森見登美彦氏が代弁してくれてた。
続編も文庫本になったら買お
前職の直属上司(膳所在住)から是非とおすすめされた本。
話題になってるのは知ってたけど手に取るには至ってなかったところ、折角おすすめいただいたし文庫になったらと思ってた。
おもしろかったー!
成瀬を軸に、周囲の「普通の」人々も魅力的に描かれている。この物語の良さとか効能は、解説で森見登美彦氏が代弁してくれてた。
続編も文庫本になったら買お
#読了 平川祐弘「ダンテ『神曲』講義 上・下」河出文庫
私がたまたま手に取った神曲は平川祐弘訳だった。本当に中世のイタリアのことなんか何も知らなかったので詳しい訳注にかなり助けられたし、訳注自体が読み物としておもしろかった。
その訳者が書いた神曲の解説ということで、読んでみた本。ダンテと、ダンテを先導するウェルギリウス。……の後ろについて解説する平川先生、みたいな感じ。楽しい(と言ったら語弊があるが)地獄巡りである。
私がたまたま手に取った神曲は平川祐弘訳だった。本当に中世のイタリアのことなんか何も知らなかったので詳しい訳注にかなり助けられたし、訳注自体が読み物としておもしろかった。
その訳者が書いた神曲の解説ということで、読んでみた本。ダンテと、ダンテを先導するウェルギリウス。……の後ろについて解説する平川先生、みたいな感じ。楽しい(と言ったら語弊があるが)地獄巡りである。
October 16, 2025 at 11:12 PM
#読了 平川祐弘「ダンテ『神曲』講義 上・下」河出文庫
私がたまたま手に取った神曲は平川祐弘訳だった。本当に中世のイタリアのことなんか何も知らなかったので詳しい訳注にかなり助けられたし、訳注自体が読み物としておもしろかった。
その訳者が書いた神曲の解説ということで、読んでみた本。ダンテと、ダンテを先導するウェルギリウス。……の後ろについて解説する平川先生、みたいな感じ。楽しい(と言ったら語弊があるが)地獄巡りである。
私がたまたま手に取った神曲は平川祐弘訳だった。本当に中世のイタリアのことなんか何も知らなかったので詳しい訳注にかなり助けられたし、訳注自体が読み物としておもしろかった。
その訳者が書いた神曲の解説ということで、読んでみた本。ダンテと、ダンテを先導するウェルギリウス。……の後ろについて解説する平川先生、みたいな感じ。楽しい(と言ったら語弊があるが)地獄巡りである。
4Gamer 🔗https://www.4gamer.net/games/649/G064901/20251016025/
「都市伝説解体センター」を民俗学の観点から解説する配信を10月24日21:00に実施。ハフハフ・おでーん氏も出演
同作の開発元である墓場文庫所属のグラフィッカー/デザイナーのハフハフ・おでーん氏と,民俗学者の島村恭則教授を招き,ゲームの解説と対談を行う
「都市伝説解体センター」を民俗学の観点から解説する配信を10月24日21:00に実施。ハフハフ・おでーん氏も出演
同作の開発元である墓場文庫所属のグラフィッカー/デザイナーのハフハフ・おでーん氏と,民俗学者の島村恭則教授を招き,ゲームの解説と対談を行う
「都市伝説解体センター」を民俗学の観点から解説する配信を10月24日21:00に実施。ハフハフ・おでーん氏も出演
www.4gamer.net
October 16, 2025 at 4:21 AM
4Gamer 🔗https://www.4gamer.net/games/649/G064901/20251016025/
「都市伝説解体センター」を民俗学の観点から解説する配信を10月24日21:00に実施。ハフハフ・おでーん氏も出演
同作の開発元である墓場文庫所属のグラフィッカー/デザイナーのハフハフ・おでーん氏と,民俗学者の島村恭則教授を招き,ゲームの解説と対談を行う
「都市伝説解体センター」を民俗学の観点から解説する配信を10月24日21:00に実施。ハフハフ・おでーん氏も出演
同作の開発元である墓場文庫所属のグラフィッカー/デザイナーのハフハフ・おでーん氏と,民俗学者の島村恭則教授を招き,ゲームの解説と対談を行う
#アークナイツ
https://www.youtube.com/watch?v=LDu8Ua0hFlc
とても丁寧な、ストーリーを理解するためにはどういう順番で読めばいいかの解説動画。
最近はじめたドクターに親切なまとめで、頭が下がります。
アークナイツ、そもそものテキスト物量がすごいからね……。
イベントがそこそこの頻度で開催されてて、そのたびに文庫約一冊くらいの量のテキストが追加されるんだから、当然といえば当然なんですが。
動画内でも何回もいわれてる通り、無理して読まなくていいと思うけど、読むとすごく面白いというか、ドカンと来るのが困りもの。
気分が高揚したり、ドーンと落と […]
https://www.youtube.com/watch?v=LDu8Ua0hFlc
とても丁寧な、ストーリーを理解するためにはどういう順番で読めばいいかの解説動画。
最近はじめたドクターに親切なまとめで、頭が下がります。
アークナイツ、そもそものテキスト物量がすごいからね……。
イベントがそこそこの頻度で開催されてて、そのたびに文庫約一冊くらいの量のテキストが追加されるんだから、当然といえば当然なんですが。
動画内でも何回もいわれてる通り、無理して読まなくていいと思うけど、読むとすごく面白いというか、ドカンと来るのが困りもの。
気分が高揚したり、ドーンと落と […]
Original post on mstdn.jp
mstdn.jp
October 10, 2025 at 1:13 PM
#アークナイツ
https://www.youtube.com/watch?v=LDu8Ua0hFlc
とても丁寧な、ストーリーを理解するためにはどういう順番で読めばいいかの解説動画。
最近はじめたドクターに親切なまとめで、頭が下がります。
アークナイツ、そもそものテキスト物量がすごいからね……。
イベントがそこそこの頻度で開催されてて、そのたびに文庫約一冊くらいの量のテキストが追加されるんだから、当然といえば当然なんですが。
動画内でも何回もいわれてる通り、無理して読まなくていいと思うけど、読むとすごく面白いというか、ドカンと来るのが困りもの。
気分が高揚したり、ドーンと落と […]
https://www.youtube.com/watch?v=LDu8Ua0hFlc
とても丁寧な、ストーリーを理解するためにはどういう順番で読めばいいかの解説動画。
最近はじめたドクターに親切なまとめで、頭が下がります。
アークナイツ、そもそものテキスト物量がすごいからね……。
イベントがそこそこの頻度で開催されてて、そのたびに文庫約一冊くらいの量のテキストが追加されるんだから、当然といえば当然なんですが。
動画内でも何回もいわれてる通り、無理して読まなくていいと思うけど、読むとすごく面白いというか、ドカンと来るのが困りもの。
気分が高揚したり、ドーンと落と […]
#岩波少年文庫100冊マラソン 75冊目読了
J.R.R.トールキン『ホビットの冒険 下』
巻末に『冒険者たち』の斎藤惇夫先生による解説が載っており、テンションが上がりました。
ちなみに『ホビットの冒険』と『冒険者たち』はどちらも大所帯の冒険物語であり、比較してみると面白いなと思っています。
J.R.R.トールキン『ホビットの冒険 下』
巻末に『冒険者たち』の斎藤惇夫先生による解説が載っており、テンションが上がりました。
ちなみに『ホビットの冒険』と『冒険者たち』はどちらも大所帯の冒険物語であり、比較してみると面白いなと思っています。
October 9, 2025 at 2:01 PM
#岩波少年文庫100冊マラソン 75冊目読了
J.R.R.トールキン『ホビットの冒険 下』
巻末に『冒険者たち』の斎藤惇夫先生による解説が載っており、テンションが上がりました。
ちなみに『ホビットの冒険』と『冒険者たち』はどちらも大所帯の冒険物語であり、比較してみると面白いなと思っています。
J.R.R.トールキン『ホビットの冒険 下』
巻末に『冒険者たち』の斎藤惇夫先生による解説が載っており、テンションが上がりました。
ちなみに『ホビットの冒険』と『冒険者たち』はどちらも大所帯の冒険物語であり、比較してみると面白いなと思っています。
澁澤龍彦編『変身のロマン』(河出文庫)をお送りいただきました。『暗黒のメルヘン』と対となる、変身譚を集めた傑作アンソロジーの新装版。今回も装画は林由紀子さん、装幀はミルキィ・イソベさんですてきです。解説は東雅夫さん。私の大好きなアポリネール「オノレ・シュヴラックの失踪」やジョン・コリアーの「みどりの想い」、カフカの「断食芸人」が収録されていたりする。日本からは「高野聖」「デンドロカカリヤ」「山月記」「牧神の春」等々――。
October 7, 2025 at 11:39 PM
澁澤龍彦編『変身のロマン』(河出文庫)をお送りいただきました。『暗黒のメルヘン』と対となる、変身譚を集めた傑作アンソロジーの新装版。今回も装画は林由紀子さん、装幀はミルキィ・イソベさんですてきです。解説は東雅夫さん。私の大好きなアポリネール「オノレ・シュヴラックの失踪」やジョン・コリアーの「みどりの想い」、カフカの「断食芸人」が収録されていたりする。日本からは「高野聖」「デンドロカカリヤ」「山月記」「牧神の春」等々――。
好きだった本の訳者解説文を読みたくてKindle版を買ったら解説だけが載ってなくて これだったよな〜〜…?と思いながら文庫を注文した 待ち遠しいぞ
October 6, 2025 at 6:07 AM
好きだった本の訳者解説文を読みたくてKindle版を買ったら解説だけが載ってなくて これだったよな〜〜…?と思いながら文庫を注文した 待ち遠しいぞ
遙かな昔、若さゆえの自意識過剰で『古代中国の性生活』をどうしても買うことができなかった(学生には高かったし)が、このたびめでたく講談社学術文庫から柿沼陽平解説で刊行されたので、ついに拙宅に『性生活』(そういう約し方をするな!)が迎えられた。『医心方』を傍らにおいてじっくり読みたい。こうした「養生術」は必ずや日本の貴族にも影響を与えているだろうから、業平、光源氏などの描かれ方にも何がしか反映されているはず。今日は終日読書と授業準備。お供はプシプシーナ珈琲のブレンド枯葉。焼き芋に合う味。猫はいつものように甘えたあと昼寝中。
October 4, 2025 at 3:52 AM
遙かな昔、若さゆえの自意識過剰で『古代中国の性生活』をどうしても買うことができなかった(学生には高かったし)が、このたびめでたく講談社学術文庫から柿沼陽平解説で刊行されたので、ついに拙宅に『性生活』(そういう約し方をするな!)が迎えられた。『医心方』を傍らにおいてじっくり読みたい。こうした「養生術」は必ずや日本の貴族にも影響を与えているだろうから、業平、光源氏などの描かれ方にも何がしか反映されているはず。今日は終日読書と授業準備。お供はプシプシーナ珈琲のブレンド枯葉。焼き芋に合う味。猫はいつものように甘えたあと昼寝中。