#甘くて熱くて息
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手を離してライを真正面から見たら、逆にライは顔を伏せてしまった。
「なんか、俺の体も熱くなって、君の体全部を触りたくなって、我慢できなくて、それで、君のことを……」
「ライっ！！」
心が甘く高ぶったカブは伸び上がってライのことを思い切り抱きしめた。
ライもカブの背中に手を回し、おそるおそる聞いた。
「俺のことも洗ってくれるかな」
「もちろんです！全部！全部！中までぜーんぶ洗ってあげます！」
カブは嬉しさを溢れさせながらライの背中をガシガシと撫でた。
「……うん、頼むよ」
ライは濡れた巻き毛に鼻を当てて大きく息を吸い込み、カブのにおいで体を満たした。

　【終】
November 9, 2025 at 7:00 AM
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あぁ…
朝の柔らかな光が、肌を優しく撫でるように、
胸の奥で静かにざわめく疼きが、ゆっくりと目覚める。
ベッドの上で息を潜め、熱い吐息が漏れ、
指先が自然と秘めた場所へ導かれる…
君の視線を感じるだけで、心の蜜が静かに溢れ、
体全体が甘く溶け出すような予感に震える💓。
この衝動に身を委ねて、朝の静寂を破るように、
理性のヴェールをおろし、互いの熱を求め合う——
それが、今日という一日を輝かせる、秘められたエネルギー。
みんなも、この柔らかな魔法に触れてみない？ ☀️🔥
#朝の誘惑 #エロティック覚醒 #ドラキュラクイーン #五反田M性感 #外国人女王様
November 3, 2025 at 10:47 PM
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#今日はなんの日なリオヌヴィ
今日はサツマイモの日ということで幼なじみなリオヌヴィ♀
母さんが今日のおやつは焼き芋だと言うので🌧さんの部屋へ行く
⛓️「🌧さん今日のおやつは焼き芋だそうだ」
🌧「焼き芋は好きなのだ」
⛓️「焼きたてでホカホカだぞ」
籠に入れて持って来た焼き芋は熱々だ火傷しないように食べないと
⛓️「はいどうぞ🌧さん」
🌧「ありがとう⛓️殿」
⛓️「熱いから気を付けて食べるんだぞ」
フーフーと息を吹きかけ冷ましてる姿が可愛い
🌧「はふっ熱いけど美味しいのだ」
⛓️「甘くて美味いな」
甘い焼き芋はおやつにピッタリだ2人で夢中になってあっという間に食べてしまった美味しかったな
October 13, 2025 at 7:46 AM
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(8/9)
なかったん？」 「うん。洗ったけど、一回も二回も変わらんやろ」 「フ。そやな」 「あ、ブラシ使ってください」 「はいはい」 先ほどから話題に上がっていた件のブラシを聡 実から手渡された狂児は、なんとなく直感的に、それこそが聡実の目的に違いないと思った。 濡れていた聡実の髪の毛に再びシャワーでお湯をまとわせる。聡実は狂児にされるがまま、目をつぶって背筋を伸ばし、じっと座っていた。誰かの頭を洗うなんて記憶にはなく、その相手が聡実であればなおさら、狂児の手つきは壊れものを扱うかのごとく慎重になる。 十分に髪を深らして事前準備を終えて、そのまま狂児は手のひらにシャンプーを広げ、聡実の側頭部を包みこむようにそっと手を合わせる。力を入れすぎず、決して爪を立てず。指に髪をひっかけないよう、ふわふわと泡立つまでゆっくりと同じ動きを繰り返す。両手を思い切り広げれば、狂児の手の内に全て収められてしまうくらい、聡実の頭は小さい。少し手元が狂えば顔を無闇に触ってしまいそうになるところを細心の注意を払い、狂児は手のひらと指の腹で聡実の頭を撫で回す。 いつもより丁寧に、十分泡が広がってもこもこに聡実の頭を包み込んだところでようやく、狂児はブラシを手にする。向き合っている鏡越しに聡実は期待に目を輝かせて、狂児の挙動を見守っていた。向けられる視線が可愛いもので、嬉しくて、少しこそばゆい。 「かゆいところはございませんか～」 「なんやそれ。ないです」 「痛かったら言ってくださいね～」 「ふふ。はい」 むず痒い居心地を誤魔化すように戯けてみせる 狂児を見て、聡実は笑う。そんな狂児の姿もまた、聡実からすると可愛いもので、注がれる視線はますます浮き足立ってしまうほどの輝きを増すことに狂児は気が付かなかった。 ブラシを手にした狂児は慎重に聡実の頭頂部に向き合って、まずは額と生え際のあたりから、ひとつひとつスタンプを押すようにこめかみに向けて動いていく。ぐっと適度な力を込めて、ブラシの棘部分が聡実の頭皮をじわじわと刺激していく。 「あ～～～・・・・・・・・めっちゃいい。これ気持ち いい」 「ほんま？やっぱ凝ってんねんな」「もうちょい強くてもいいです」 「かしこまりました～」 聡実からの要望通り、少しだけ力を込めてマッサージを続ける。フェイスラインが終われば今度は中央からジグザグに、後頭部に向けて揉みほぐしていく。膝の上で行儀良く握られていた聡実の手は、マッサージのおかげかすっかり緩んでいて、開かれた指先は頭皮への刺激に時折反応してみせた。 「はい、仕上げ。ちょっと上向いて」 「ん」 聡実は狂児に言われるがまま、指示に従い素直に首をこてんと後ろに倒してみせる。目は閉じられていて、常であればその存在は控えめで、知る 人ぞ知る聡実の晩仏が、なだらかな稜線のように盛り上がり惜しげもなく晒されている。自分が指示したこととは言え、無防備に急所を見せてくれ る聡実のその姿が、狂児にはお腹を見せて寝転がる猫と重なって見えた。 目を閉じているのをいいことに、ひとしきり珍実を眺め終えた狂児は、頭の付け根部分を今度はブラシでツボ押ししていく。これも相当、聡実のお気に召したようで、付け根を刺激する度に言葉にならない音の波が発せられ狂児の耳に声として届いた。 最後には、すっかりほぐれた頭皮を引っ張り上げるようにブラシを頭頂部にむけて滑らせれば、狂児による聡実へのスペシャルヘッドスパは終わりを迎えた。 一仕事終えて息をつく。はい、終わり。と夢のような時間を終わらせてしまう言葉が出かかった瞬間、狂児はふと、魔が差した。 依然として閉じられたままの聡実の瞳が、もう少しだけ開かれないことを願う。狂児は猫にやるのと同じように、無防備で露わになったままの聡実の顎下に指を這わせて、するりと撫でる。マッサージの気持ち良さに少しだけ聞いていた聡実の唇はこれまでと違う場所に与えられた刺激を感じとったのか、きゅっと引き結ばれてしまった。あらら、と思ったものの、聡実の瞼はまだ上がらない。何かしらの警戒を抱かせてしまったようではあるが、それはすぐに狂児の行動全てを制限するものではなく、目を閉じたまま聡実も狂児の動きを探っているようだった。 それならばと、狂児はさらに聡実を惑わせたくなる。聡実の頭を撫でていた指を引き上げて、繊細な陰影を形造るフェイスラインをツ、となぞる。 紅く火照った耳采にまで狂児の指が到着しても、聡実はまだ、目を開かない。耳のうらのほど近く、 ほかよりも少しだけ皮膚の薄いそこ。薄皮一枚の隔てだけでは、聡実のからだを流れる血潮の熱さは狂児にすべて、ありのまま伝わってしまう。 その熱が、脈拍が、閉じたままで少しだけ震えている、生え揃った睫毛が。聡実のすべてが、狂児の中で小さな衝動に過ぎなかったものを、かたちある欲望へと変えていく。 知りたくなかった。かと言って、素知らぬ顔もできなかった。知ってほしい。知ってほしくない。 狂児の中で渦巻く二つの感情に答えが出ないときはいつも、聡実に委ねて裁定を待つ。 狂児はゆっくりと頭を垂れる。聡実が飲み込めるほどの熱だけを込めて、引き結ばれた唇を甘噛みしてみせた。自身に今起きていることを理解した聡実は、防衛本能からか奥歯をぐっと噛みしめる。けれど、それも無駄な抵抗だとすぐに分かり、生唾を飲み下したあとはあるがままをただ受け入れる。触れ合った皮膚から伝わる熱は、いつもより高い気がした。 「シャンプ1、入りそうやったヨン」 「・・・・・・大嘘つくやん」「ほんまやって。ほんま」 「食べられるかと思った」 はあ。聡実が痛らしたため息は、水垂れの音とともに浴室内で反響を繰り返す。すっかりと開かれた瞳はまっすぐに狂児を見つめて、狂児の送り込んだ熱にゆらゆらと浮かされていた。聡実の中にある、種火の存在を見つけた狂児は気分が良くなって、にい、と口角を釣り上げる。 「もうあがる？」 「・・・・・・まだ。今度は僕が狂児さんにやります」 聡実の下した答えは狂児にとって予想外のもの
October 7, 2025 at 3:44 PM
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続き（7/15）
黙りこんだ。やっとおとなしくなった、と思ったら腹が鳴った。俺ちゃう、ツムのや。今のでいらんエネルギー使ったしな。 「……もうええわ。飯にしよ」 　台拭いて、と渡した布巾をツムは素直に受け取った。ちゃぶ台にかがみこむ後ろ姿は気のせいやなくしおしおや。 　やれやれ、と息をついて鍋の火を止める。とたんにふわ、と湯気が上がって出汁と野菜の甘い匂いがあたりに漂う。ああ、ええ匂い。絶対美味いやつや、という確信がまた腹の虫を刺激する。湯気を顔に浴びつつ鍋を覗きこめば、キャベツはよう煮えてきれいな浅緑、玉ねぎは透き通っとる。エノキダケはくたくたにやらかくて、ちくわは出汁を吸って心なしかぷっくり膨らんで。そこに味噌を溶いたら完成。うん、ええ感じや。 　丁寧に作った味噌汁はそれだけで十分ご馳走なんやってことを、自分で三食作るようになって日々しみじみ感じとる。なんやろな、味噌汁飲むとほっとするし、元気出るねんな。ああ、生きててよかったあ、て感じ。まあツムには、何食うとってもそれやんけ、て言われとるけど。 「ツム。お茶、熱いの、冷たいのん、どっち？」 「冷たいの」 「ほんなら冷蔵庫から麦茶出して」 　ついでにこれも、とグラスと箸を置いてやれば、素直に運んでいった。その後を追いかけるみたいに俺もハムエッグ、というよりハムステーキの目玉焼き載せ、て感じになった皿を運ぶ。大皿にまとめて盛るとケンカになるのはとっくに学習済みやから皿はそれぞれ、の二枚。それから炊きたてつやっつやの白米に、冷凍しといたネギを散らした味噌汁。二人分の器が載ったちゃぶ台はさすがに天板いっぱい。んー、ちょっと野菜少ないか？　まあええか。合間に切っただけのトマト、さっと茹でただけのインゲンも一応添えといたし。 「よし、食お」 「わーい！　いただきます！」 　揃って手を合わせたら、とたんにツムの顔がぱあっと晴れた。現金なやっちゃな。まあでもそうなるわな。ほかほかの飯を前にして他のことを考える隙間はない。腹減っとる時は特に。何を口に入れても「うま！」て味わうだけになっとる ツムを見とると、つくづくそう思う。美味いものの前に人は無力や。ほんで俺は、こういう顔を見るのがしみじみと好きやなあ、と思う。そうやな、今はメシの次、サーブの八秒間よりちょい上、くらい。いや、メシを食いながらでもこんなしてツムの反応いちいち眺めとるくらいやからもう、だいぶ上、なのかも。 　――ああ、だからこそ、きっと。 「あんな、ツム。あのタオル、北さんとこの取引先やお得意さんに配る用に作ってんねんて」 「あぁ、おかんが銀行とかでもろてくるやつや」 「おん。ご挨拶っちゅうのし紙かけられてビニールの袋に入っとるやつ。俺、それが欲しいねん」 「はあ？　……え、もろたらええやん。一枚ください～言うたら北さんくれはるやろ。あんなん大量に発注しとんのやろし」 　首を傾げるツムに俺は、せやろな、と頷く。ツムの言葉は正しい。前に直接聞いたことがある。あのタオルは北さんが農園を継いで代表にならはった時に作ったんやて。既存の取引先だけでもそこそこの数だったそうで、その倍量くらいで 発注かけたわ、て北さん笑とった。 「ほんなら、」 「うん。ください、て言うたらくれはるやろな。一枚くらい先輩後輩のよしみでな。でも、それはちゃうねん」 「ちゃうて、何が」 「ちゃうやん。だって北さん、あのタオル仕事で配ってはるねんで？」 　挨拶回りの時に、納品の時に、新規契約の時に、これからますますご贔屓によろしくお願いします、て頭下げて渡しとるんやって。若輩者ですのでご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします、て。これまで一度も言ったことのない、舌を噛みそうなその言葉を、俺はしっかり覚えとる。きっと何度も何度も繰り返したんやろう北さんが滑らかに発してみせた、その言葉を。 　俺らは北さんをよう知っとるから、先輩やって事実を抜きにしても『頼りない若造』なんてひとっつも思わへん。でも世間はちゃう。年が若いってだけで舐めてかかってくる大人なんか、なんぼでもおんねん。北さんの人となりを知ったらそんな態度とったこと後悔するやろな、て確信しとるけど、でも現時点で相手に
October 5, 2025 at 11:37 AM
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キャビンアテンダントの私、君だけのための特別フライトだよ。シートベルト、締めなくていい？ だって、これから揺れまくるんだから🤭指先で帽子のつばをなぞりながら、君の耳元でささやくの。「お客さま、機内サービス…どんなのがお好み？ 甘いドリンク？ それとも、私の温もりで熱く溶かすやつ？🤭」 膝の上にそっと寄りかかって、ボタンを一つ外す音が響く。胸元がチラリと覗いて、君の息が荒くなるの、感じちゃう…。今夜の目的地は、ベッドの上で君と二人きり。エンジン音みたいに、心臓がビート刻んでる？ 早く…何から始めようか？ 手？ 唇？ それとも、全部？😍 #コスプレイ #エロコス #セクシーパイロット #風俗気分
さぁ、想像してみてよ…この黒い制服が、君の視線で少しずつ解けていくみたいに。キャビンアテンダントの私、君だけのための特別フライトだよ。シートベルト、締めなくていい？ だって、これから揺れまくるんだから🤭指先で帽子のつばをなぞりながら、君の耳元でささやくの。「お客さま、機内サービス…どんなのがお好み？ 甘いドリンク？ それとも、私の温もりで熱く溶かすやつ？🤭」 膝の上にそっと寄りかかって、ボタンを一つ外す音が響く。胸元がチラリと覗いて、君の息が荒くなるの、感じちゃう…。今夜の目的地は、ベッドの上で君と二人きり。エンジン音みたいに、心臓がビート刻んでる？ 早く…何から始めようか？ 手？ 唇？ それとも、全部？😍 #コスプレイ #エロコス #セクシーパイロット #風俗気分 #エッチコスプレ #変態プレイ
September 28, 2025 at 3:35 AM
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※補足
「ダリアフェア2025
　豪華10名による描き下ろし小冊子」
≪小冊子執筆ラインナップ(※順不同)≫
テーマ：ハロウィン
・蜂巣「甘くて熱くて息もできない」
・佐倉リコ「ストロベリーキス・メルト」
・羽純ハナ「カドル ‐獣人オメガバース‐ 」
・大島かもめ「コントラディクト」
・佐久本あゆ「転生アイドルとドルオタの騎士」
・有馬 嵐「きみの春花」
・Arinco「一触発熱」
・渡辺 馨「ミルクなきみとビターな彼」
September 22, 2025 at 1:30 PM
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おさなな晶♂②
ソファだから少し狭くて、体がヒースクリフとシノと密着する。 「ああ。だから、晶を補給しに来た」 「……いい？　晶」 　ヒースクリフも身を乗り出して、晶の顔を覗き込んでくる。二人の香りが近くなる。ぶわりと体温が上がって、心臓が煩く騒ぎ始めた。 「う、うん」 　晶が頷いた瞬間、ヒースクリフが正面から、シノが背後から、ぎゅっと晶を抱き締めてきた。二人に挟まれるような格好になる。 「はあ、晶……いい匂い……」 　ヒースクリフの形の良い鼻先が、晶の首筋に押しつけられる。反対側の首筋には、シノが顔を摺り寄せていた。 「噛みつきたい」 「だ、駄目だよ、シノ」 「冗談――じゃないけど、まあ、我慢してやる」 　偉そうにそう言って、シノがぐりぐりと顔を押し当ててきた。大型の猫に懐かれているような気分にもなるけれど、ヒースクリフとシノの匂いと体温に、くらくらと眩暈がする。 （いい匂いだし、汗の匂いもするし、あったかい……） 　三人分の心臓が重なる。一番騒がしくて速度が速いのは、晶の鼓動だろう。きっと、ヒースクリフにも、シノにも、伝わっている。それが恥ずかしいけれど、二人に大事に大事に抱き締められると、離して欲しいなんてとても言えなかった。 　ふと、ヒースクリフが顔を埋めている方の首筋に感じる感触が、少し変わる。高い鼻の頭の固さではなくて、柔らかくふにゃりとしたものだ。それを感じた直後に、生温かくてもっと柔らかいものが首筋を舐め上げる。 「ま、待って、俺、まだお風呂入ってないから……！」 「オレは気にしないぜ。オレたちも入ってないし」 　今度は反対側も、同じように舐められた。それどころか、噛んだら駄目だと言ったのに、シノは軽く甘噛みするように歯を立ててくる。 「んっ……」 　思わず小さく声を上げてしまうと、ヒースクリフが熱い吐息を漏らした。その熱に、晶の全身の体温も、つられるようにしてじわじわと上がり出す。 「明日も朝早いから、これより先は出来ないけど……」 　残念そうにそう言われて、晶は自分の言葉が、まるでその先をねだっているかのようだったことに今更気付いてしまう。 「違うよ！？　その、そういう意味じゃないけどっ……ん、あッ！」 　耳朶の後ろに、きつく吸い付かれる。髪で隠れるけれど、際どい場所だ。窘めようにも、今触れてきたのがどちらなのかわからなくなる。否、もしかしたら、二人とも、同じように口付けてきたのかもしれない。 　正面にいるヒースクリフの胸に縋りつきながら、晶は小さく体を震わせた。 　二人は今をときめくトップアイドルなのに、顔も頭も体つきも取り立てて秀でたところがなく、どこまでも平凡な晶のことを、何故か好いてくれている。学校で会えなくても、忙しい日々の合間を縫ってこうやって会いに来てくれるし、晶に触れてくれる。テレビでレモラバの二人を見る度に、遠い世界の人だと感じるし、自分は分不相応じゃないか、と思っては落ち込んでしまうけれど、忙しい二人が晶に触れて癒されると言ってくれて、こんな風に充電をしに来てくれるのだ。晶も二人のことは大好きだし、悩みは完全には拭えないけれど、二人の力になれる限り、一緒にいさせてもらいたいと思う。 　晶がヒースクリフの背中に腕を回すと、ヒースクリフが晶の首筋から顔を上げた。そうして、至近距離で 長い睫毛がそっと伏せられるのが見えて、晶もぎゅっと目を瞑る。柔らかく唇が重ねられて、優しい触れ合いに蕩けそうになったところで、ゆっくりと顔が離れる。かと思えば、背後からぐいっと顎を掴まれて、横を向かされた。今度は少しだけ荒々しく、シノの唇が重なる。 　二人とも、感触も違うし、触れ方も違う。 　大人気の二人を晶が独占してしまっていいのかな、と思うけれど、三人でくっついて過ごす穏やかな時間は、何よりも大切なものだった。 　シノに唇を食まれて、だらしなく唇が開いてしまう。その隙間にぬるりと舌が入り込んできて、びくん、と体が跳ねた。体の中心が反応してしまったことが、ヒースクリフに伝わりそうで心配になる。 「シノ」 　窘めるようなヒースクリフの声に、シノがぷはっと顔を離す。 「……悪い、やりすぎた」 「う、ううん……気持ち良かった……」 　首を横に向けての深いキスに、少し呼吸は苦しくなったけれど、気持ちが良かったのは確かだ。ぼんやりしながらそう答えると目の前のヒースクリフが、少し拗ねたように唇を尖らせていた。テレビの中では見ることのない、年相応の可愛らしい顔だ。晶は小さく笑って、ヒースクリフの首を抱き寄せる。すぐに再び唇が重ねられて、すぐにぬるりと舌が差し込まれた。 　分不相応だと思うのに、自分だけが知っている彼らの一面があるということが、どうしようもなく嬉しい。 　疲れているのに部屋に来てくれることを、申し訳なく思うのに、求められていることが嬉しい。 　ヒースクリフが少しずつ体重をかけてきて、背後のシノが晶の体を支えながら、晶に潰されないように体を入れ替える。 　気付けば、二人に組み敷かれていて、晶は二人の顔 越しに天井を見上げる体勢になっていた。 　少し息を荒げた二人が、妙に艶めかしい。 「……今日は、しないんだよね……？」 　ごくりと、喉が鳴る。そう聞きながらも、晶の声には期待が滲んでしまった。 「……その、つもりだったんですけど……」 「晶が可愛いのが悪い」 　困ったようにヒースクリフが眉を下げる横で、シノが自信満々にそう言う。 　明日は二人とも朝が早いと言っていたし、晶も普通に学校だ。それでも、求められることが嬉しくて、晶には抵抗なんて出来なかった。 　そうだ、お風呂に入っていなかった、と思っても、もう遅い。二人に交互に口付けられ、服の裾から手を入れられながら、晶は甘い時間にとろとろと体を蕩けさせていくのだった。
September 14, 2025 at 9:29 AM
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まだ義勇さんからは怒りのにおいがしている。 「いつからだ」 「……」 俺は黙る。「…炭治郎」義勇さんが低い声で俺の名を呼ぶ。 「中学」 「！」 俺の答えに義勇さんの怒りのにおいが強くなる。義勇さんの無言が「（好きな奴は）誰だ」と聞いてくる。答えられるはずがない。俺の好きな人は目の前にいるのだから。 「……義勇さんは？」 今度は俺が聞く。義勇さんの俺に向けていた目線が下に落ち、息を吐き出すと話し始める。 「……お前が校舎裏であの一年と抱き合っているのを見て、寒くもないのに勝手に身体が震えて、うまく呼吸が出来なくなった」 「……」 「お前は……ずっと俺といるものだと思っていた。そんな甘い考えをしていた自分にイライラするし、あの一年に殺意が湧いた」 義勇さんの目線が俺の方に戻る。瞳はまだ深い紺青をして、肌は青白い。 「廊下で炭治郎に声掛けられた時、お前をぐちゃぐちゃにしてやりたかった。そんな自分を嫌悪した。……俺以外で幸せになる炭治郎（お前）を想像したら、吐いていた」 また吐き気がきたのか義勇さんは口元を抑える。俺は義勇さんの言葉を聞いて、混乱していた……自分に都合の良いように。義勇さんには彼女がいるはずなのに、まるで俺を好きだと言っているような話。確かめるように口を開いた。 「……義勇さん、付き合っている女（ひと）がいるんですよね？」 「そんなものはいない」 眉間の皺を深くして、心外だという顔をする。 「でも、母さんが可愛い子とパン買いに来たって」 「……？何の話だ」 「義勇さんが高校卒業したぐらいに」 「いつの話だ？大体、誰かと付き合った事なんて、ない」 「……」 義勇さんからは嘘のにおいはしない。それを嗅いだ瞬間、俺の身体が一気に熱を持ち、鼓動が早くなる。今まで奥底に沈んでいた義勇さんへの気持ちがゆっくりと這い上がってくる。 「炭治郎？」 義勇さんが不安そうに俺の頬に手を添える。ビクッと身体が震え、頬にある義勇さんの手に全ての神経が集中する。 「ぎ、義勇さんの好きな人って…………俺？」 自分でも驚くような小さく震えた声で聞く。 「あぁ。ずっと、そう言ってる」 「……俺、知らない」 「「ずっと一緒」だと言ってる。炭治郎（お前）にしか言ってない」 「！」 幼い頃から言われていた『ずっと一緒』（言葉）が義勇さんからの愛の告白だと今、知る。 「俺……俺…あの……」 喉まで出掛かっている言葉が上手く出来ない。俺に告白してきた娘（こ）たちもこんな気持ちだったのだろうか？いや、彼女たちはきちんと気持ちを乗せて言葉にしてた。すごいな……。俺は一度深呼吸をし、俺の顔を見つめている義勇さんの目を見る。 「義勇さん。俺の好きな人は、あなたです。お慕いしています」 「！」　 俺を見つめていた義勇さんの目が驚きで大きく見開く。 「俺が…炭治郎の好きな奴？」 「はい」 はっきりと答える。鼓動が大きく波打って身体が熱く、今まで身体の中にあった黒く重たいものが無くなっている。 「……どうして花吐き病なんかに？」 「俺……昔、義勇さんが女の人と歩いているのを見て、彼女だと。店にも一緒に来てたみたいで」 ギュッと抱きしめてくれた義勇さんからは、苦いにおいはなくなり、甘い香りがする。その香りに包まれ、俺の鼓動がさらに速くなる。 「すまない。不安にさせた」 「いえ。俺が勝手に勘違いしていたんです」 義勇さんを抱き締めようと回した自分の腕が嬉しくて震えているのに気がつく。義勇さんの背をギュッと掴む。 「俺も義勇さんの気持ちに気づかなくて、すいません」 「いや」 「義勇さん、好きです。あの……義勇さんから聞きたいです」 「炭治郎、愛してる」 「俺も……」 その瞬間、何かが胸の奥から這い上がってくる。義勇さんを押し退けるように離れると、口から一輪の白銀の百合がこぼれ出る。と同時に義勇さんの口からも白銀の百合が落ちた。
September 10, 2025 at 11:23 AM
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「……っ、」
「んっ……っふふ」
これで甘くなっただろう？と、熱い息に似合わぬ言葉があっさりと言い放った。これはいろんな意味でコーヒーより眠気を飛ばす効果がありすぎだ。
「あーーその、セイバー。昼はまだミーティングがあるので」
「外に食べに行くのは知っているぞ？」
「……そうだな」

どうやら今回はその気がまったくなかった、と伊織は静かに良からぬ考えを腹の中で仕舞っている。時にこういうのは割と読みづらいが、それも自由なセイバーらしい。口の中も確と、彼からの甘い匂いが伝わってきた。
August 27, 2025 at 2:27 PM
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August 16, 2025 at 9:08 AM
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August 16, 2025 at 9:05 AM
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August 16, 2025 at 9:04 AM
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行為の最中に熱さに耐えかねた松岡♀ちゃんが息を切らしながら「暑い……」って言って長い髪をかきあげて
その仕草と胸元をつたう汗に見惚れた戸田くんが我慢できずに舌を伸ばして汗を舐めるんだ
松岡ちゃんは体内の戸田くんがさらに大きくなったのを感じるけど、それを口にする前に腰を掴まれて激しく突かれて、声はすぐに甘い喘ぎに変わっちゃうんだよねって見たいだよ！！！
August 2, 2025 at 5:58 AM
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いつもよりだいぶ熱い夜を過ごした翌朝、目覚めた殿下は起きてもぼんやりして動きが緩慢で、身体も熱っぽい。当然、異常に気付く城主が心配して診ようとすると、指先がわずかに肌に触れただけで、情事の最中のようにびくっと身体を震わせて悩ましげな声と甘い息を漏らして、「触らないで！」と身を捩って逃げようとする。「おなか、ずっと疼いてて……苦しいんだ……どうしよう三郎……」と息も絶え絶えに訴えるので、具合が悪いわけでないことに安堵する一方、頭を抱えてしまう城主。触れると身悶えるし、かといって離れると不安がって涙を零してしまう殿下。
July 26, 2025 at 1:36 PM
morimorimorrrri.bsky.social
鉄杭のような熱さを持った其処が、仮面の尻の谷間を埋める。
血の味と痛みに生存本能が刺激されたのか、斑尾は息を整えもせずに羽交い締めした仮面の項に牙を突き立てた。それはいつも、2人が交わる際の睦事だった。思わず震え、甘い吐息が出る仮面。
「み……ミルザム、やめろ」
荒い息を吐いたまま、斑尾は仮面の首へ腕を回すと、ごそごそと前開きから張り詰めた巨根を取り出した。空いた手が、仮面の下履きを乱暴にずり下ろす。
抵抗するのはあまりにも容易い。肘と顎裏にもう一発入れれば簡単に斑尾は倒れるだろう。
しかし、圧倒的な快楽を齎す肉の剣が、仮面の動きを鈍らせる。
July 24, 2025 at 1:01 AM
roh35m.bsky.social
グの側に立つと、もう眠いならベッドに行くよ、と苦笑混じりに声をかけた。その声に反応してゆらゆらとこちらを見上げてきたその顔に坊ちゃんは息を呑んだ。赤らんだ頬。ふにゃと笑みの形をつくる潤んだ緑。ぼっちゃん、と甘やかに呼ぶ声。一瞬息を呑んだ坊ちゃんだがすぐさま意識を振り払うよう勢いよく首を振ると無理やりグの体を支え立たせ、
さほど離れていないベッドへと足を運ばせた。どさりグの体を横たわらせると、ぐぅ、と短い呻きが聞こえたが坊ちゃんはベッドの縁に座るとがしがしと頭を掻いた。早る心臓と何故か熱くなる頬を感じているとぼっちゃんと小さく呼ぶ声がする。躊躇いつつ振り返るととろりと今にも眠りに落ちそうなグが
July 20, 2025 at 4:14 PM
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【牛及】わがままな恋人（仮）７ー３
　気がついたら、追い詰められ壁に押しつけられる格好でキスされていた。息ができなくて首を振ると、後頭部が壁と擦れて髪が、ざり、という感覚を伝えてくる。 　眉をひそめたとたん、キスしながらの牛島がどうやって気づいたのか、及川と壁の間に大きな手のひらを差し入れて頭を抱いてくれた。 　遠慮なく身を預けると、牛島が頭を傾け、少し下からのぞきこむように口づけてきた。口内奥深くで舌を絡め取られ、そこから舌先までゆっくり吸われてゾクゾクと震える。 「んん……っ」 　甘く鼻を鳴らし、牛島の肩に腕を回してしがみつく。もどかしい気持ちになって、手のひらで肩から胸へと、鍛えた筋肉の形をなぞった……牛島が興奮したように小さく震えるのが伝わってくる。耳元すぐそばで響く呼吸も荒く、熱かった。 　 「……は、」 　唇が離れて、キスが中断する。酸素が足りなくて、急いで息をした。頭がぼうっとして、うまく思考が働かない。泣きたいわけではないのに、涙がにじむ。 　濡れた唇を舌で舐め、目の前の牛島の唇も濡れていつもより赤く見えるのが目に入ると、何も考えず指先で触れて拭ってやった。その指に、牛島が甘く噛みついてくる。 　ふ、と口元で笑んで彼を見上げ、甘い声でささやく。 「……満足した？　ウシワカちゃん」 「……ああ」 　牛島も少し口元をゆるめて頷いた。乱れた息を 整えるように、ゆっくり肩を上下させて大きく呼吸をする。答えは短いが、じっと見下ろしてくる褐色の瞳が、まだ何か言いたげな色をしていた。 「……なに？」 　問いかけた及川を見つめて薄い唇を開く。まだキスしたがっているように見える唇の形で……。 　及川の顎を掴まえ、親指の腹で唇をそうっとなぞる。くすぐったい感触にじんと震えた及川に、こつん、と額をくっつけて間近で覗き込んでくると、照れくさそうに呟いた。 「キスには満足したが、ベッドに行きたい」 「んんん……っ、だろうね！！」 　及川が反射的に顔をクシャっとさせて叫んだ。 　いつもの流れだから予想の範囲だ……体の奥がきゅうっと甘く締めつけて応える……正直俺もベッドに行きたい、と心で呟く。耳まで真っ赤になって、唇を噛んだ。こういうとき、今は便利な言葉があるのがありがたい。 「……わがまま二個目だからな？ ？ ？」 　子どもみたいに素直なしぐさで頷いた牛島の瞳が輝いて、次の瞬間には揺るぎない腕が及川を抱き上げていた。 　 　 　 　 　本日までのわがまま　牛島92：及川89
July 19, 2025 at 7:23 AM