#10月29日は実福の日
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cyococyoco22.bsky.social
大遅刻しました🙏
過去のお題「流すように」お借りしました。戦闘中本体を飛ばした🌹ちゃんと、自分を投げた🌿さんの話
戦闘→事後、背景注意です。

#19日29日は実福お題の日
#10月29日は実福の日　
おめでとうございます🎉
October 31, 2025 at 3:33 PM
rkgktrzr.bsky.social
#19日29日は実福お題の日
#10月29日は実福の日

実福お題企画さまより、第四十七回お題 『拗ねる』 をお借りしました
光忠くん視点の、まだ始まってない実福です。
福ちゃんが出て来ない上に、キャラ崩壊でほんとすみません🙇‍♀️
October 30, 2025 at 1:52 AM
aoi-sb77.bsky.social
４．「食べ歩きデートで味覚狩り」
観光地の現パロ実福🌿🌹
遅刻ですが、タグ付けさせてくださーい💦

#10月29日は実福の日
October 29, 2025 at 3:12 PM
akaso.bsky.social
久しぶりのお題参加です
「地図」と「クレマチス」をお借りしました
🌹ちゃんのお使いであちこち歩き回される🌿さんのお話　（1/2)

#19日29日は実福お題の日
#10月29日は実福の日
October 29, 2025 at 2:45 PM
aoi-sb77.bsky.social
此方も過去の実福の日に合わせて作った子達。
絵も小説も紙もぬいもすべての実福を愛したい🌿🌹

#10月29日は実福の日
October 29, 2025 at 2:38 PM
aoi-sb77.bsky.social
どうしても当日に実福の日おめでとうをしたかったので、過去作の再掲にて失礼します。
幸せ実福がたくさん見られてハッピーデー🌿🌹

花の名は privatter.net/p/11236714

#10月29日は実福の日
花の名は - Privatter -
🌿🌹 365日後に実福になるお話。 実福お題企画様より「365日」「薔薇」のお題をお借りしております。
privatter.net
October 29, 2025 at 2:36 PM
reighost1029.bsky.social
ま、間に合った…！
実福の日おめでと～～～～💕🌿🌹💕

#10月29日は実福の日
October 29, 2025 at 2:34 PM
tanetohatiue.bsky.social
Xで一足先に上げておりましたがこちらでも。今年も実福の日おめでとうございます💐
#10月29日は実福の日
October 29, 2025 at 12:50 PM
meeko2858.bsky.social
#10月29日は実福の日
コイビト繋ぎいいよね
去年の再掲も失礼します🌿🌹
October 29, 2025 at 12:36 PM
rkgktrzr.bsky.social
#10月29日は実福の日

実福の日おめでとうございます！末永くお幸せに✨
October 29, 2025 at 12:30 PM
meeko2858.bsky.social
#10月29日は実福の日

コスプレパーツ撮りで失礼します🫣
October 29, 2025 at 12:19 PM
autchiled.bsky.social
幸せになれビ～～～～～～～～～～～ム！！！！！
#10月29日は実福の日
October 29, 2025 at 8:50 AM
hakuri1270.bsky.social
実福の日おめでとうございます❣️

【R-18】実福 / スパイス
privatter.me/page/676c252...
🌿さんに目隠しをする🌹ちゃんのお話

再掲ですみません߹ - ߹

#10月29日は実福の日
【R-18】実福 / スパイス
実福 / 実休さんに目隠しをする福ちゃんのお話 ◇ 筆者は受けにされるがままな攻めが大好物である ※軽度の攻め喘ぎを含みます
privatter.me
October 29, 2025 at 6:20 AM
meganeranbu99.bsky.social
＜実福お題企画＞流し目、拗ねる
記念日おめでとうございますの気持ちを込めたはずがロクでもない話になりました。ロクでもないのは実休さんです。
※モブのオリキャラが冒頭に居ます。

べったーが良いよという方はこちら。
privatter.net/p/11749120

#19日29日は実福お題の日
#10月29日は実福の日
『スペシャルドーナツは、おひとり様ひとつまで』 そう書かれた立て看板を見た実休光忠は、そんなぁと呟いて肩を落とした。大きな上背がしょんぼりと項垂れ、整った顔立ちに哀しそうな表情が浮かぶ。へたれた耳と尻尾が見えてきそうなほどの落胆ぶりに、ショーケースの向こうの女性店員は少しばかり眉をひそめた。 「調べてから来れば良かったな」 実休の隣で少し困ったように笑う福島光忠は、まぁ仕方ないと兄の背を叩く。 「俺はいいよ。とりあえず、二つ買って帰ろう」 店員に、これを二つと言うその声を、嫌だよという駄々が遮った。 「光忠と三振りで食べようって約束したじゃないか」 「だから、俺はいいって。別のにするよ」 笑いながらショーケースを覗き込む福島をよそに、実休はいっそうしょんぼりと項垂れる。 「どうしても、駄目かなぁ」 「こら、無理言うな」 店員の眉間の皺が深くなる。 「だって、楽しみにしていただろう、福島だって」 「お前と光忠ほどじゃないよ。あ、このベリーのパイ、美味しそうだな」 「わざわざ休みまで合わせたじゃないか」 「こら、しつこいぞ。すみません、大丈夫です」 店員はちらりと福島を見て、そのまま隣の実休を見た。聞こえるか聞こえないかの小さな舌打ちの後、店員は素早くあたりを見回してから、黙ってトングを手にすると、紙箱に三つドーナツを入れて、九百円ですと言った。 「わぁ、ありがとう！」 ぱぁっと表情を明るくした実休の頭を容赦なくはた きながら、福島は首を横に振る。 「いいです、本当に大丈夫なんで……」 店員は平坦な声で言った。 「三名様なので、三つまでお買い上げいただけます」 そして、低く付け足した。 「三人いるように見えた。だから売った。いいな？」 これ以上ガタガタ騒ぐなよと強盗のような言葉を放ちながら、店員は紙袋を満面の笑みの実休に突き出し、申し訳なさそうな福島から代金を受け取った。 カランカランとドアベルの音を背に聞いて、上機嫌の実休とため息をつく福島は二振り並んで通りへと出た。本丸への帰路を行きながら、福島が口を開く。 「お前、やめろよな、ああいうの」 「どうして？」 悪びれた様子もなく大事そうに紙袋を抱えた実休を横目で見やり、福島は渋い顔をした。 「困ってただろ？」 「そうかな？」 実休は屈託なく笑った。 「僕たちに、三つ売ってあげたそうに見えたよ」 「だから、困ってたんでしょうが」 店員の葛藤の渋面を思い出し、福島は心底申し訳なさそうな顔をする。 「自分で決めた店のルールを自ら破るのは忸怩たるものがあるんだろ」 「だから、あの人が負けてくれるといいなって、僕は思っていたよ？」 「……計算ってわけでもないから余計にタチが悪いわ」 福島は先ほどの実休の様子を思い出す。同情を引く、憐れを誘う、そういう態度に躊躇いがない。この容姿でそれをやるからより一層始末に負えない。 「とにかく、やめろ、ああいうのは」 「せっかくドーナツ三つ買えたのに？」 「そういう問題じゃない、人の気持ちを弄ぶな」 気付かない方がいいことに、どうしたって気付いてしまう。訴えるような懸命な表情で、縋るような眼差しで、この男に見つめられてまともでいられるわけもない。矜持と天秤にかかった片方は、きっと最早良心だけでもなく。 「根はいい人だね、あの店員さん。すごく口は悪いけど」 それなのに、こんな的外れなことを平気で言う。 「長谷部くんにちょっと似てたなぁ」 無神経にも、程がある。 「……福島？」 黙り込んだ福島に、実休が不思議そうに声をかける。福島は返事をしないまま、二振りはしばらく帰路を行く。 「……怒ってる？それとも……拗ねてるのかな」 驚きの余りに声も出ず、福島はただ驚愕の表情で隣を見やる。実休は笑っていた。薄く、浅く、唇を持ち上げて。紫の流し目がすっと細まる。 「僕が、ああいうやり方をしたから」 「……お前、わかってやってたのか」 実休は応えずにただ横目で福島を眺めて笑う。 「僕は福島のためにしか、あんなことはしないよ」 「それが最悪だって話だよ」 誰かにとっても、自分にとっても。目的が何だとしてもあの手のやり口が許容できない狭量に、福島は情けないと天を仰ぐ。 「難しいなぁ。福島のためなら、僕は何だってしたいのだけれど」 「俺が、イヤ」 子供のような拗ねた口調を隠しもせずに福島は言った。実休の流し目が、昼間だというのに僅かに色めく。 「福島、さっきはあんなに大人だったのに」 「お前こそ、さっきの可愛げはどこ行ったよ」 「福島に取られちゃったかな」 「言いがかりはやめろ、この性悪」 本丸の門が見えてくる。 隠し持ったろくでもなさを一歩ごとに畳んで丸めて、ポケットの奥にしまい込む。 「ドーナツ楽しみだねぇ」 「……そうだな」 一番真ん中にあるものなんて、意外と誰にも見えないもので。 互いの他は、誰も知らないドーナツホール。
October 28, 2025 at 4:20 PM
tane-uriya.bsky.social
#19日29日は実福お題の日
そして
#10月29日は実福の日

前回のお題「銀木犀」をお借りしました！
お付き合いしてる🌿🌹がただイチャイチャしてるだけ
（1/2）
　俺たちの部屋にはティーセット専用の収納棚がある。 　実休と一緒に過ごすようになってから部屋で茶を楽しむ時間が増えた。そうなると揃いのカップやソーサーが欲しくなり、出かけた先で気に入ったものを買うようになる。絵柄が美しいものや、形がいいもの。兼定の二振りほどじゃないが気づけば数が増えていた。 　ただしまっておくだけ、というのも味気ない。実休にそう話したら、同じことを考えていたと言ってくれた。せっかくだからガラス戸のついた棚に置いて飾ろう。……とまあ、こうなったのだ。 　今日は朝からのんびり過ごしていて、午後のティータイムもゆったりと始まった。いや、始めるはずだった。 　実休がその戸棚を開ける。けれどすぐに「あっ」と小さな声を上げた。 「ごめん、福島……茶葉を切らしていたのを忘れていたよ」 「そうだったのか、すまん、俺も気づかなかったわ」 　横から実休の手もとを覗きこむ。茶筒には葉がわずかに残っていた。 「ギリギリいけそうじゃない？」 「どうだろう。淹れてみようか」 「他のと混ぜてブレンドにする手もあるぜ」 「なにかあったかなぁ」 　実休が自分の薬棚に視線をやる。俺も部屋を見回して、ふと閃きが降りてきた。 「桂花茶にするのはどうだ？」 「それはいいと思うけど……今から金木犀を取りに行くのかい？」 「金じゃなくて、銀なら今あるんだ」 　部屋の隅に飾っていた枝木を手に取る。白い小さな花を実休の目の前にかざすと、すんと鼻を引くつかせた。ちょっと犬みたい。笑うのはギリギリこらえたつもりが、すぐに気づかれ実休が頬を膨らませる。 「どうして笑っているのかな、福島は」 「ええ？　なんのこと？」 「僕が気づかないと思っているのかい？」 「思ってないし、笑ってないって！　ほらほら、早くこれでお茶にしよう、なっ！」 　まだ少し渋い顔をしながらも実休は手を動かし始めた。俺も本日のカップを二つ選び、先に並べておく。それからいつも実休が使う懐紙を拝借し、花を摘んでいった。 卓上に木犀らしい香りがほのかに薫る。 「いい匂いだね」 「そうだな。お茶にしたらどんな風になるのか楽しみだ」 　一式を乗せたトレイを実休が座卓の端に置く。運ばれてきたティーポットの蓋を開けて、茶筒をひっくり返した。続いて選り分けた銀木犀をガサッと投入する。ふたりしかいない空間では細かい作法は気にしない。実休も構わずお湯を注ごうとしている。 「少なめにしておこうか」 「いつも通りで大丈夫だろ」 「本当に？　入れてしまうよ？」 「いいよ」 　満タンになったポットに蓋をして、あとは蒸らすだけ。 　一通りセットが終わると、よいしょ、なんて掛け声とともに実休が隣に座った。細かい作法はないが、これはこの部屋での暗黙のルールだ。待ってましたと俺が寄りかかると実休も俺の頭に顔を埋めてくる。 「……やっぱ犬みたい」 「なにが？」 「実休が」 「それは褒めてくれているのかな？　かわいいワンちゃんってこと？」 「自己愛が強すぎるだろ！」 　耐えきれずに吹き出してしまった。 「そんな。かわいいと評判の僕なのに」 「あー、うんうん。かわいいよ」 「嘘のかわいいだ。酷いよ、福島」 　泣き言を言いながらも腹の前でがっちりと手を組んでくる。 　動けないくらいの力強さが、昨晩の強引さを想起させる。……落ち着け、明日は非番じゃない。 　ぞわぞわと腰の辺りに燻る邪念をなんとか振り払った。 「ほーら。実休、お茶冷めちゃうから」 「……仕方ないなぁ」 　少しだけ腕の力が弱くなる。その隙にポットを手に取って、それぞれのカップに注いだ。色味は……若干薄め。 「ねえ、福島……やっぱり薄くないかな」
October 28, 2025 at 3:23 PM
reighost1029.bsky.social
そろそろタグ置いておきますね✨️
今年も素敵な実福デーでありますように🌿🌹
過去の再掲も大歓迎です🫶

#10月29日は実福の日
October 23, 2025 at 12:40 PM
jf1929odai.bsky.social
実福お題企画です。月二回のお題、10月分を発表させて頂きます。

10月19日、第四十六回お題
紅葉狩り　のんびり　きのこ　銀木犀（ギンモクセイ）

10月29日、第四十七回お題
地図　流し目　拗ねる　クレマチス

お題使用なしのフリー投稿、過去お題（参加要項のリンクより確認できます）歓迎！
October 1, 2025 at 3:00 AM
pthmsrx.bsky.social
栗拾いする実福🌿🌹（というより実→福）です
全年齢ですがちょっと拙くて恥ずかしいのでパスかけてます
もっとちゃんと書いたほうがいいと思いつつ、この機会逃したら一生投稿できない気がしてるので投げます

強化週間ありがとうございます……！
#10月29日は実福の日
privatter.me/page/672a20c...
栗拾い
栗拾いする実福です。 実福というより実→福。 ほんとにめちゃくちゃ拙いんですけど許してください。
privatter.me
November 5, 2024 at 1:51 PM
aoi-sb77.bsky.social
🌿🌹
わがまま弟ムーブする🌹に弱い🌿のお話。

前に書いたのと同じようなオチなのは私の嗜好です。
好きなものはなんぼあってもいいものですからね。

#10月29日は実福の日

かわいいひと
privatter.net/p/11247778
かわいいひと - Privatter -
🌿🌹 わがまま弟ムーブする🌹と、何やかんや甘い🌿のお話。
privatter.net
November 4, 2024 at 12:36 PM
aoi-sb77.bsky.social
銀杏を剥く🌿のお話。ゲストは沖田組。

#10月29日は実福の日

privatter.net/p/11246313
銀杏 - Privatter -
🌿🌹？ 銀杏を剥く🌿のお話。ゲストは沖田組。
privatter.net
November 3, 2024 at 2:55 PM
aoi-sb77.bsky.social
実福強化週間ありがとうございます。
現パロ兄弟な🌿🌹が好きすぎて色々な兄弟パターンを網羅したい欲がまろび出ました。

兄にネクタイを借りに来た弟のお話。

#10月29日は実福の日

埋み火
privatter.net/p/11243979
埋み火 - Privatter -
現パロ🌿🌹 兄にネクタイを借りに来た弟のお話。
privatter.net
November 2, 2024 at 1:01 PM
karasuma87.bsky.social
奇妙なバーの客になった🌹のある夜のお話
ツリーが長くなってすみません。読みづらいのでぴくしぶにもあとで上げます。

🌿🌹村に来て初めて経験することがたくさんあって、大変感謝しております。

#19日29日は実福お題の日
#10月29日は実福の日
November 2, 2024 at 11:34 AM
meganeranbu99.bsky.social
ついったの方に上げて、こちらへの展開を忘れてしまっていた……

実福お題企画さんから「薔薇、祝福」をお借りしています。当時、10/29に間に合わせたい一心で30分で仕上げたので諸々荒いですが（そして間に合わなかったのですが！）、せっかくなのでこちらにも置かせてください。

或る本丸の末弟の告白。 実福要素はかなり薄めです。たまにはこういうのもいいかなと。

#19日29日は実福お題の日
#10月29日は実福の日
ありがとう、主。手伝ってくれて。お安い御用って、でも、大変だろう、棘もあるし、花びらは繊細だし。うん、そうだね、主にとっても大切な仲間だ。……そう言ってくれると嬉しいよ。どうしてもね、身内のことをお願いしてしまったような気持ちで、申し訳なくなっちゃって。水臭い？そうだよね。ごめんね、主。 そのままでいいから、ちょっと聞いてくれるかな。僕の、うん、そうだね、懺悔って言うと大げさかな。僕はね、最初、あの二振りに対してどう対していいのかわからなかったんだよ。当然？ふふ、そうかもね。いきなり兄だって言われてもね。他の本丸では、すんなり受け入れた燭台切光忠も、時間はかかっても上手な距離を見つけられた燭台切光忠もいたみたいなんだけど。どうしても僕は『弟』として見られるのが嫌だったんだよ。蜂須賀くんや一期さんを見ていたからというのも大きいけれどね。兄が弟に向ける無償の愛情みたいなもの、僕にはちょっと……うん、馴染まなくて。いや、正直に言ってるよ？……主、その言葉は僕の口からはさすがに言 えない。二振りが僕のことを本当に大事に思ってくれているのはわかっているからね。それは言っちゃいけない言葉だよ。それくらいは、わかってる。でも、うん、どうしても、駄目だったんだ。だから、二振りから距離を置いてた。二振りともそれはわかってくれたみたいで、無理に僕に近づこうとはしなかった。何かと僕のことを気にかけてくれていることには気付いていたけど、気付かないふりをした。貞ちゃんも伽羅ちゃんも鶴さんも気付いてたけど、何も言わずにいてくれた。本丸のみんな、主だって、僕の態度に気付いていたけど、何も言わずにいてくれた。僕はそれに甘えさせてもらってた。ありがとうって、思っているよ。 それでね、まぁ、あの二振りが、そういうことになっただろう？僕も知った時は驚いたけど、何よりも、隠せてると思っていることに驚いたよ。この本丸のみんなは、さっきも言ったように、優しいから。僕に対してもそうしてくれたように、あの二振りにも優しくしてくれた。気付かないふりをしてくれたんだよね。でも、結局、そのせいで二振りは、自分たちの 関係を秘密にし続けなきゃいけなくなった。優しい矛盾だ。特に、僕には絶対に知られちゃいけいないなんて、ばかみたいなことを考えてる。これ以上、僕に嫌われないように……なんて……ばかだよ。嫌ってなんていないよ。困っていただけだよ。なんでそうなっちゃうかなぁ。ばかだよ……僕も。二振りが、僕のせいであんな寂しい顔するなんて思ってなかったんだよ。見ちゃったらさ、もう、そのままではいられないだろう。弟扱いは今だって御免だよ。でも、それでもね。僕にしかできないことって、あるんだよ。弟にしかできないことってあるんだ。 ああ、もう十分だね。ありがとう、主。ふふ、いい匂いだね。部屋中、薔薇の香りでいっぱいだ。え、似合わない？なんで主の部屋でやったかって、そんなの、バレないようにに決まってるだろう？こういう驚きは、誰にも知られずに仕込むんだって鶴さんから教わっているからね。今日は二振りは畑当番だから、ちょうど僕の部屋の窓から真下を通るんだ。ああ、やっぱり気付いてたんだね。そうだよ、祝福のフラワーシャワー。これだけあれば十分 だよ。びっくりして上を見上げた二振りにね、笑って言ってやろうと思うんだ。僕は応援してるからねって。幸せな毎日を過ごしてほしいと思ってるって。あと、もし、言えたら。この薔薇たちに勇気をもらえたら。兄たちを祝福するよって、言ってあげたいんだよ。その結果、うんざりするようなことになるのかもしれないけど。まぁ、その時はその時だね。手伝ってくれてありがとう。あと、ここまでの僕の話を聞いてくれてありがとう、主。 じゃあ、行ってくるよ。
November 2, 2024 at 8:41 AM
tane-uriya.bsky.social
遅ればせながら、祝一年！
お題「薔薇」をお借りしました！

無自覚ながら🌹ちゃんに贈り物をしてあげたいと思った🌿さん。
しかし彼が選んだ品は胡散臭い開運グッズだった……から始まる🌿🌹

#10月29日は実福の日
#19日29日は実福お題の日
穏やかな午後の空気を審神者の怒声がぶち破る。震源である執務室から肩を落とし出てきたのは意外にも実休と福島であった。 「ごめんね、福島……お前を巻き込んでしまって」 「いや、俺ももっと早く気づけば良かったんだけど……」 　普段は鷹揚または朗らかにしている二振りが揃って落ち込んでいる。その原因は数日前に実休が購入した置物にあった。 『運気が上がる！　これであなたも人生ばら色！』 　これはとある雑誌の裏面に大きく書かれた宣伝文句である。見る者が見れば胡散臭いアオリ文と、価格に見合うのか分からない商品の写真に顔を顰めただろう。しかし実休は喜び勇んでギラギラとした龍の置物を購入した。 　通常、新刃には手が出ないような金額であったが夏の連隊戦で本丸にやってきて三か月、給金を特に使うことなく貯めていた実休には支払えてしまう額だった。 　届いた置物を抱え、実休はすぐに福島の部屋を訪れた。そして満面の笑みで愛する弟に品物を手渡す。 「これで君の毎日がバラ色になるんだって！」 　大好きな福島の全てが、彼の好きなバラ色に染まるなんて素敵だ。実休は心からそう信じていた。 　一方、受け取った福島は困惑していた。 　だがそれは突然敬愛する―それ以上の好意を自覚はしている―兄から贈り物を貰ったことに対してで、贈られた品がよもや詐欺紛いの通販商品とは思いもしなかった。 実休より早く顕現したとは言え福島もまだ生後六か月。しかも江戸城の蔵の中から見出された彼は少々箱入りの気質があった。 　贈り物の異様さに気づく者がいないまま、ふたりの世界が広がっていく。 「ありがとう。嬉しいな。俺のために選んでくれたのか？」 　はにかみながら福島は龍の置物を両手で抱えた。側から見ればなんとも厳しい様相だ。 　しかし喜ぶ福島の姿を前にして実休は胸が苦しくなり、首を傾げながら痛む場所に自身の手を当てた。気づいた福島も同じく頭を横に傾ける。 「どうしたんだよ」 「わからないんだ。少し、ここが痛いような気がして……？」 「大丈夫なのか?!　俺も触っていい？」 「う、ん」 　置物を側の棚に預け、険しい表情で福島が実休に触れた。ジャージの上を節くれだった指がおそるおそる這う。その感触に実休の心臓はますます速く脈打つ。 「どの辺が痛むんだ……？」 「えっと……もう少し、こっちで……」 　彷徨う指を実休が導いた。体の左側でふたりの手が重なり、福島の頬に赤みが増す。 「……確かに、ここ、ドクドクしてる、な」 「僕はどこか欠陥があるのかなぁ」 　実休は手のひらの下にある福島の指先を握った。 「……っ、だ、大丈夫だって！　薬研くんなら何か知ってると思うよ」 兄を安心させるように福島は笑う。 　しかし、実休の行動は大抵「したいと思ったから実践してみた」である。 　欠けている自認を持つ実休は「欠陥があるかも知れない」なんて口にしながら然程不安を抱えてはいなかった。それでも弟の指を握りしめたのは自分の中にある「福島にもっと触れたいから」という純粋で不純な動機による。 　実休は手を握ったまま、半歩、福島との距離を詰めた。 「じ、実休？」 「薬研くんには後で聞いてみるよ。ただ、福島が撫でてくれると和らいだ気がして……」 「そっそうか。役に立てたなら良かったよ」 「だからもう少し……お前に触れてもいい？」 　返事を待たずに実休の手のひらが福島の頬を撫でた。既に福島自身の瞳の色より赤いというのに、その肌は更に熱を帯びる。 「ち、近いって」 「駄目かな……？」 　体だけでなく顔も近づく。耳元で響く低音に福島のほうが耐えられなかった。 「ダッ……ダメだーっ‼︎」 　パシンッと乾いた音と共に福島が部屋から飛び出した。 　残された実休は追いかけることもなく、ひとりポツンと立ち尽くす。体温がすり抜けていった手で自身の顔を撫でる。ただし打たれた頬ではなく、重ね損なった唇に触れた。 「……やはり僕は、おかしいのかな？」 特別なものを贈りたい。唇を重ねたい。その行動を発端となる心に実休はまだ気づいていなかった。 　さて、少しばかり自覚をしている福島は大般若の部屋に駆け込んでいた。 「般若くん、いる?!」 「どうしたい、福ちゃん。あんたがノックもなしに訪ねてくるなんて珍しい」 「ご、ごめん。ただ、今、俺、頭が混乱していて……！」 　茹で蛸のような福島に「ははぁ、なにか進展があったのか」と大般若は微笑む。 「まぁ、座んなよ」 　緩む口元を隠すこともなく、大般若が向かいを手で示す。少し落ち着いた福島は勢いよく開けた襖を優しく閉じて、勧められた座布団にトスと座り込んだ。 　初な福島はこの大般若をよき相談相手として頼っていた。日本号と居ては昔話に花が咲いてしまい、燭台切と居ては兄心が先に出てきてしまう。そんな中、同派であり江戸城の蔵仲間でもある大般若には話しやすかった。 　今も先程あった衝撃的な出来事をなぞりながら百面相している。 「さっき、俺、驚いて……実休のこと叩いてしまって……」 「そんなに驚くことがあったのかい？」 「実休の顔がすごく近くにあって！　これくらいだよ、これくらい」
November 2, 2024 at 12:47 AM
reighost1029.bsky.social
実福よ幸せであれ…！
#10月29日は実福の日
November 1, 2024 at 3:26 PM