楠木すぐり-Suguri Ch-【はつレジ】

はじめに：極上の溺愛TL漫画 皆様、こんにちは。 さて、世の中には数多くの恋愛漫画、TL（ティーンズラブ）コミックが存在しますが、本日皆様に熱を持ってご紹介したいのは、その中でも群を抜くインパクトと中毒性を誇る作品です。 viviONが出版する、楠しめこ先生が描く傑作『俺はキミに欲情しまくる変態です…～嫁への性欲が半端ない！～』。 まず、このタイトルを見てください。 『俺はキミに欲情しまくる変態です…』 ……すごいですよね。直球、というかもはや豪速球です。書店や電子書籍サイトで見かけた瞬間、思わず二度見し、「え、これってそういう過激なだけの内容？」と一瞬ためらってしまう方もいらっしゃるかもしれません。 ですが、断言します。この作品は、その衝撃的なタイトルと、中身の「純粋すぎる溺愛」との間に横たわる、あまりにも巨大な「ギャップ」こそが真骨頂なのです。 「最近、心からキュンキュンできる漫画に出会えていない」 「ただ甘いだけじゃなく、何か強烈なフックのある設定が好き」 「クールなイケメンが、自分にだけ見せる『残念』な姿に萌える」 もしあなたが一つでも当てはまるなら、本作はまさに運命の一冊となるでしょう。 この記事を読み終える頃には、あなたもきっとコウくんとマナカちゃんの「究極のバカップル」の虜になっているはずです。 基本情報：『俺キミ』の世界 まずは、本作の基本的なプロフィールを整理しておきましょう。この情報を押さえておくだけで、作品検索がスムーズになります。 項目 内容 作品名 俺はキミに欲情しまくる変態です…～嫁への性欲が半端ない！～ 著者 楠しめこ 出版社 viviON ジャンル TL（ティーンズラブ）コミック 主な舞台 現代日本（新婚夫婦の自宅、旅行先など） 本作は、viviONが誇る人気TLコミックの一つとして、多くの読者に愛されています。著者の楠しめこ先生が、原作と作画の両方を手掛けており、その美麗な筆致で描かれる世界観にどっぷりと浸ることができます。 作品概要：異色設定の純愛物語 では、本作が一体どのような物語なのか。その核心に触れていきましょう。 本作は、クールでかっこよく、仕事もできるエリートな夫が、実はとんでもない秘密を抱えている…という新婚夫婦の物語です。 その秘密こそが、タイトルにもある「変態」の正体。 なんと夫のコウくんは、愛する妻・マナカの「匂い」を嗅いだ瞬間に理性が蒸発し、下半身が制御不能なまでに反応してしまう、極めて特殊な『マナカの匂い発情体質』の持ち主だったのです。 重要なのは、これが「誰でもいい」わけではなく、世界中でただ一人、愛する妻マナカの匂い「だけ」に限定して発動する、という点です。 これは、彼の愛が深すぎるがゆえに発症してしまった、いわば「愛の病」。 物語は、この「強すぎる性欲」と「特異な性癖」という、一見するとコメディや、ともすればシリアスな問題になりかねない設定を、「純愛」というフィルターを通して描いていきます。 夫の異常な体質という秘密を、新妻が真正面から受け止め、二人で一緒に「体質改善」のために奮闘する。 これは、単なるイチャラブ漫画ではありません。 「好き過ぎて半端なく欲情した結果、キミを傷つけてしまうかもしれない」と苦悩する夫と、「夫の苦しんでいる姿なんて見たくない！」と健気に夫を支えようと行動する妻。 そんな、どこまでも一途でピュアな二人が織りなす、異色の「設定勝ち」純愛ラブコメディなのです。 あらすじ：ネタバレなしで紹介 物語がどのように始まり、二人がどう「変態」という名の試練に立ち向かっていくのか。序盤の展開を、ネタバレなしでご紹介します。 新婚なのに、キスさえない日々 主人公の・マナカは、長年片思いしていた、クールでかっこいい幼馴染・コウくんと結婚することになり、幸せの絶頂にいました。 しかし、彼女の胸中は不安でいっぱいでした。 なぜなら、この結婚は両親同士が昔、冗談で交わした「許嫁の約束」に、コウくんが（なぜか）乗った形で実現したもの。肝心のコウくんが自分をどう思っているのか、彼の気持ちが全く分からないままだったのです。 新婚生活が始まっても、コウくんは確かに優しい。優しく接してはくれるものの、マナカが妻として近づこうとすると、なぜか巧妙に避けられてしまうのです。 結婚したのに、キスさえしてくれない。 「もしかして、私だけが浮かれていて、コウくんはこの結婚を後悔しているんじゃ…？」 「彼は、私のことなんて好きじゃないんじゃ…」 新妻マナカの不安は、日増しに募っていきます。 発覚！夫の秘密は「匂い発情体質」 そんなすれ違いの日々が続いていたある夜、事態は急変します。 不安と寂しさで眠れないマナカ。そんな彼女の隣で、寝ているはずのコウくんの様子が明らかにおかしい。そしてついに、彼は寝ているマナカに覆いかぶさり、まるで理性を失ったかのように、彼女を熱く愛撫し始めたのです。 （可愛い…止められない…） 彼の心の声（モノローグ）と共に、ついにコウくんの秘密が暴かれます。 彼がマナカを避けていたのは、嫌いだからではなかった。 むしろ、逆。 マナカのことが「好き過ぎて半端なく欲情した結果」、理性が焼き切れてしまう。彼女の匂いを嗅ぐだけで、自分の意志とは無関係に「変態」になってしまう。 それが彼の隠していた『マナカの匂い発情体質』だったのです。