酵母やがん細胞は、酸素があっても電子伝達鎖を用いた呼吸に加え、発酵でATPをゲットする好気的解糖という代謝状態をとります。これは非常に効率が悪く、なぜあえて不合理なことをするのかうまく説明できないことが課題となっていました。今回、我々は好気的解糖の新たな役割を提案しました。呼吸が不安的な時、発酵で生成したATPをミトコンドリアに送り込み、H+/ATPaseを逆回転させ、ミトコンドリア膜電位を維持し、アポトーシス誘導を抑制する、というものです。
www.mdpi.com/2218-1989/15...