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悲しみ喜び無情に涙して多くの人々に愛され日本の伝統文化を培ってきた和歌を古人の美しい言の葉であなたにお届け致します。よろしくお願いいたします。 DMはお断り致します。 (福島県福島市) 🐑
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秋の菊 にほふかぎりは
かざしてむ 花より先と
しらぬ我が身を    🐿️    

紀貫之  古今和歌集

「挿頭(かざし)」は
草木の花や小枝を髪に
さすこと、髪飾り。
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うたたねに 恋しき人を
見てしより 夢てふものは
たのみそめてき    🪿    

小野小町  古今和歌集
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思ひつつ 寝ればや人の
見えつらむ 夢と知りせば
さめざらましを      

小野小町  古今和歌集
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🌙
月見れば ちぢにものこそ
悲しけれ 我が身ひとつの
秋にはあらねど     🐧           

大江千里  古今和歌集
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君があたり 見つつををらむ
生駒山 雲な隠しそ
雨は降るとも         

伊勢物語  (第二十三段)
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風吹けば 落つるもみぢ葉
水清み 散らぬ影さへ
底に見えつつ      🦢 

凡河内躬恒  古今和歌集
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黒髪の 乱れも知らず
うちふせば まづかきやりし
人ぞ恋しき          

和泉式部  後拾遺和歌集
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面影に 花の姿を
先立てて 幾重越え来ぬ
峰の白雲      🐇

藤原俊成 新勅撰和歌集
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いろいろに 身の憂きほどの
知らるるは いかに染めける
なかの衣ぞ         

源氏物語  (少女) 
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あるものと 忘れつつなほ
なき人を いづらと問ふぞ
悲しかりける        

土佐日記  (船出)
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あらたまの 年の三年を
待ちわびて ただ今宵こそ
新枕すれ       

伊勢物語 (第二十四段)
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天雲の はるかなりつる
桂川 袖をひてても
渡りぬるかな     🐕    

土佐日記  (帰洛)
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梓弓 引けど引かねど
昔より 心は君に
寄りにしものを   🦌    

伊勢物語 (第二十四段)
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秋の野に なまめき立てる
をみなへし あなかしがまし
花もひと時        

僧正遍昭  古今和歌集
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🍀
秋風に 初雁が音ぞ
聞こゆなる たがたまづさを
かけて来つらむ    🦤   

紀友則  古今和歌集

雁は手紙を運ぶといわれ
手紙のことを
「雁信(がんしん)」とも
言います。
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花に咲き 実になりかはる
世をすてて 浮葉の露と
我ぞけぬべき     🐧  

藤原道綱母  蜻蛉日記
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木の葉のみ 散りしく頃の
山河に くれなゐくぐる
鳰の通ひ路         

飛鳥井雅世 新続古今和歌集
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秋風に たなびく雲の
絶え間より もれ出づる月の
影のさやけさ      🐇 

左京大夫顕輔 新古今和歌集
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おなじころ尼にならむと
思ひてよみ侍りける 

捨て果てむと 思ふさへこそ
かなしけれ 君に馴れにし
我が身と思へば     🐕

和泉式部  後拾遺和歌集
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はかなしや 我が身の果てよ 
浅みどり 野辺にたなびく
霞と思へば       

小野小町  新古今和歌集
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🌙
志賀の浦の おぼろ月夜の
名残とて 曇りもはてぬ
曙の空        🐑   

後鳥羽院
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かけて思ふ 人もなけれど
夕されば 面影たえぬ
玉かづらかな        

紀貫之  新古今和歌集

「玉かづら」は
髪飾り、髪の美称
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🌙
手にむすぶ 水にやどれる
月影の あるかなきかの
世にこそありけれ       

紀貫之  拾遺和歌集  
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明日しらぬ 我が身と思へど
暮れぬまの 今日は人こそ
悲しかりけれ      🦢 

紀貫之  後撰和歌集
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秋風に 初雁がねぞ
聞こゆなる 誰が玉づさを
かけて来つらむ   🪿     

紀友則  古今和歌集

「玉づさ」は
手紙を意味します。
▫️