馬場芭葉
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馬場芭葉
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「ばばばば」と申します。
芸の一つとして始めた「易」の思想が面白く、没頭してしまっています。
序上下經圖

易経の卦の順序が爻の変に基づくという説を表す図。

この説曰く、卦は以下のように変じる
「乾→同人→无妄→益→頤→離」
「坤→師→升→恒→大過→坎」
「咸→大過→困→坎→師→蒙→未濟」
「恒→大壮→豊→震→復→屯→既済」

この故に易経の上経は乾坤に始まり坎離に終わり、下経は咸恒に始まり既未済に終わるという。

この図は大易象數鉤深圖に掲載された。
May 3, 2024 at 8:07 AM
水書連山八卦図

2005年、貴州省民族図書館に寄贈された水書に描かれた八卦図。
成立年代や文字数などが連山易の伝承と一致するので、この水書は連山易である可能性があるといわれる。
April 29, 2024 at 8:59 AM
太元方州部家八十一首圖

前漢の揚雄が、易経に老荘思想を取り入れて改作した『太玄経』で用いられる八十一首の生成を表す図。
易が陰陽の爻を6つ重ねて六十四卦を形成するのに対して、太玄経では天地人の三才を上から順に方、州、部、家の四層に重ね八十一首を形成する。
八十一首は「一方一州一部一家の中」から始まり「三方三州三部三家の養」に至るまで三進数の形式で時計回りに配置される。

太玄経は律歴、天文、五行、十二律など、いままで易経にこじつけられてきた理論を踏襲しつつ合理的にまとめている。
April 11, 2024 at 3:32 AM
九籌図

開物学の概念を表現するために、洪範九疇と易の概念を融合した図。

易の陰爻にあたる陰籌は黒(あるいは青)、陽爻にあたる陽籌は白(あるいは赤)で描かれる。

この図は皆川淇園の著作「易原」の卷頭に描かれた。
March 26, 2024 at 2:01 PM
彌綸天地圖、覆載圖

伏羲六十四卦方位図の並びを組み換えて四層の環状に配列した図。
外側の卦は乾、坤の小成卦を含む大成卦で構成されており、二十八宿に対応している。

この図は「易拇」に掲載された。
March 2, 2024 at 9:01 AM
「文王六十四卦圖」という名称の低画質な木版画をネットで見つけたので、見やすいように高画質な画像で再現した。

後天図に象数的な規則を見いだして六十四卦に応用、展開したものと思われるが、この図に言及する文献が見つけられず、出典、用途、製作者など、一切の情報が得られない。

どこかの易学の流派の秘伝か何かだろうか?

どなたか詳細をご存知の方はおられませんかね?
February 27, 2024 at 10:20 AM