バーナム博物館長
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美と幻想の収集/批評/解説
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長沢芦雪『なめくじ図』。何て愉快な絵でしょうか。この絵はなめくじの這う軌跡を一筆書きの要領で描いたものですが、この軌跡に何らかの規則性があるわけではなく、また何かの模様や人間の顔等が浮かび上がるわけでもありません。そうではなくこの絵が描いているのは規則も目的もない自由な遊戯そのものであり、このような遊戯性がわれわれを惹きつけてやまないのだと思います。
#アート
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イタリア、ヴェネツィアのブラーノ島。この島はヴェネツィアの潟に浮かぶ4つの島からなる群島であり、特産品のレース編みとカラフルに塗装された家でよく知られています。このカラフルな塗装は漁に出た船が霧の中でも島と建物を視認しやすくするためのものであり、伊達や酔狂でやっているわけではありません。
#アート
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世界の外に世界があり、この世界の外にも世界があり、以下無限に続いていく。
#半透明の世界
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スペイン、マドリードのマヨール広場。この広場は1580年に国王フェリペ2世によって建設が開始され、1619年に完成しました。広場は129m×94mの長方形の形をしていて、四方を3階建ての建物によって囲まれています。この広場には世界最古のレストラン、ソブリーノ・デ・ボディン(1725年創業)があります。
#アート
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神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の籠手。マクシミリアン1世は武勇に優れ数々の戦いに勝利し、ハプスブルク家繁栄の基礎を築いた名君です。彼はデューラーを初めとする芸術家たちをさかんに保護しましたが、画像の籠手はこのマクシミリアン1世にふさわしい籠手と言えるのではないでしょうか。華麗な装飾が全面に施されていてため息ものの美しさです。
#アート
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パウル・クレー『ホフマンの物語』。この絵はクレーが愛読していたホフマン『黄金の壺』を主題としたものです。まず絵の左に描かれているのはアンゼルムスとゼルペンティーナが最初に出会ったニワトコの木だと思われます。また右に描かれているのはアンゼルムスが中に閉じ込められたガラス壜であり、中央に描かれているのは一本の百合が咲き出た黄金の壺です。物語のこれらの場面がクレー特有の色使いで描かれています。
#アート
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ドイツ、ウルムのヴィブリンゲン修道院。この修道院は1093年にハルトマン・フォン・キルヒベルクとオットー・フォン・キルヒベルクによって設立されました。修道院は華麗なバロック様式の建物であり、特に豪華な装飾が施された附属図書館(画像参照)が有名です。現在修道院の建物にはウルム大学医学部が入っており、また一部が老人ホームになっています。
#アート
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世界の中に世界があり、この世界の中にも世界があり、以下無限に続いていく。
#半透明の世界
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腐ってやがる、早すぎたんだ…
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実際オーストラリアにこんな感じの地上絵があります。「マリーマン」と言います。18禁要素があるので画像を添付するのはやめにしました。
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これは完全に一致していますね……
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ケムール人を知らなかったので検索してみました。グロいピクミンみたいなのが出てきました。確かに頭の感じが似ています。
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イタリアのチェントゥーリペ。この町はシチリア島にあるごく普通の町ですが、上空から見ると人間の形をしていることでよく知られています。町自体は紀元前から栄えていた古い町であり、第一次ポエニ戦争の時にローマの支配下に入り、その後オクタヴィアヌスに味方してローマ市民権を得ました。なお町が人間の形をしているのは意図したものではなく、まったくの偶然です。
#アート
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サクレ・ブラー。これはロンドンにあるグリーンハウスであり、トニー・ヘイウッドとアリソン・コンディによって建てられました。ハウスは廃棄されたステンドグラスでできており、実に色彩豊かで印象深い外見をしています。ハウスは2019年2月に撤去される予定でしたが、評判になったためかその後も撤去されずに残っているようです(現在も残っているかは定かではありません)。
#アート
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菱田春草『黒き猫』。春草は横山大観が称賛してやまなかった卓越した技量の持主であるとともに創意工夫の天才でした。たとえばこの絵は黒猫の毛の柔らかな触感を墨のにじみによって表現していますが、これは当時としては斬新な試みでした。その一方で耳と足先の毛は硬く描いてめりはりをつけています。この絵はとある事情によりわずか5日で描き上げられました。春草の技量のすさまじさが分かります。
#アート
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久々の青空頂きました。
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スペイン、マドリードのアルムデナ大聖堂(アルムデナの聖母大聖堂)。この教会は1883~1993年にフランシスコ・デ・クーバスの設計で建設されました。ご覧の通り教会は優雅で瀟洒な外観をしていますが、中は新古典主義、ネオゴシック、現代ポップアート等の様々な様式が混在していて非常に独特です。この教会のすぐ隣に王宮があります。
#アート #近代建築 #現代建築
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住んでみたらいろいろな意味で世界が変わりそうです。ドアや窓はどうしたのかはよく分かりませんが、だんだん曲がってきたら壊れたり使えなくなるのは事実です。今はたぶん特別注文でしょうね。
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イギリス、ウィンザーの曲がった家。この家は16世紀に市議会が違法に取り壊してしまった家の補填として建てたものです。その際市議会は材料費を安く抑えるために生乾きの木材を使用し、その後木材が乾燥すると家はこんなふうに曲がってしまったとか。でもこの家は曲がっていても何だか誇らしげに見えます。
#アート
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ポルトガル、トマールのキリスト修道院。この修道院は1160年にグアルディム・パイスによって設立されましたが、「修道院」と言ってもここはテンプル騎士団(キリスト騎士団)のポルトガルでの本拠地です。騎士団の本拠地であるため建物は修道院と言うよりも城塞になっています。画像は修道院の礼拝堂ですが、騎士たちはここで騎士らしく馬に乗ったままミサに参加したそうです。
#アート
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諸々の瞬間、諸々の場所、諸事物はそれぞれ一つの世界である。
#半透明の世界
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チャールズ・アラン・ギルバート『一切は虚飾(オール・イズ・ヴァニティ) 』。ギルバートは19~20世紀のアメリカのイラストレーターであり、この絵はいわゆる「メメント・モリ」の系譜に属するものです。絵は若い女性が化粧しているところを描いたものですが、少し離れて見てみると不気味な髑髏が浮かび上がります。また英語の「ヴァニティ」には「化粧台」という意味もあり、「一切は化粧台」という洒落にもなっています。
#アート
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グミでしょうか? ああいったお菓子もぞんざいに袋に詰めるのではなく、こんなふうに並べたら多少は売り上げが上がるかもしれません。
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アルミン・ブラスビッヒラーの家。ブラスビッヒラーは現代イタリアの建築家であり、彼の家は同国の南チロルにあります。画像はこの家のドアであり、ステンドグラスから差し込む光が家の中を多様な色で染め上げています。またブラスビッヒラーの家にはこのステンドグラスのドア以外にもドアの中のドア等があって遊び心満載です。
#アート #現代建築