大恋愛したら性加害だった件
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大恋愛したら性加害だった件
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小説です。ゲイの「ボク」と「キミ」の大恋愛の記憶の記録です。フィクションかノンフィクションかはご想像にお任せします。不快な表現や描写があるかもしれません。ご了承ください。
【17】キミは夕方からバイトがあるということなので約束通り15時には解散した。ボクは今回も服を脱ぐ事はなかったがそれなりに楽しめたので満足だった。 ボクは今回の動画や写真をキミに送り3月25日0時ちょうどにキミから返信があった。

今、バイト終わりました〜
今日は調教ありがとうございました!
エロかったです!

ボクは朝になって当たり障りない返信をした。それから返事がなかったので28日になって来週あたり時間を作れそうかとLINEしたが風邪気味なので分からないと連絡がありその後お互いの都合などを擦り合わせて4月8日に 3度目の調教が決まった。
March 13, 2024 at 12:41 AM
【16】「もう我慢出来ないのかよ」ボクは笑いながらキミの腹を押す。「ダメっす、トイレお願いします」とプルプル震えるキミが可愛くてボクは許可した。ただし便座に座らず便座は上げボクに背を向けた状態で洋式便器に跨るように立ってするように命じた。もちろん排泄を見られる屈辱を与えるためだ。ボクはその様子を動画で撮影した。便座を戻して普通に座って出したらシャワーを浴びるよう指示してボクはその間に今日のために買った道具の準備をした。
March 10, 2024 at 10:42 PM
【15】部屋に着くとボクはキミに全裸になって挨拶するように命じた。恥ずかしそうに脱いで丁寧に服を畳んでいるキミの尻からローターの線が尻尾のように出ていてなんだか滑稽で可笑しかった。全裸になったキミの身体は興奮状態だったがボクは今回も服は脱がないつもりだった。前回同様に主人と奴隷の関係を徹底させるためでもあるが実は脱ぐのが恥ずかしかったというのもある。何故ならキミのナニは驚くほど大きいのに対してボクのは小さかった。矢口真里と前の旦那の身長差くらいサイズが違うことにボクはキミに拒絶されるのが怖かったのかもしれないし単純にコンプレックスだったのかもしれない。
March 9, 2024 at 12:40 AM
【14】紙袋に入っているものは「ローション」「ピンクローター」そして通称ケツワレこと「ジョックストラップ」の3点だった。もし俺の命令を正しく解釈出来ているなら今頃トイレの個室に入り紙袋の中身に驚きつつもローションで滑りを良くしたピンクローターをケツの穴にぶち込みスイッチを入れた状態で下着をケツワレに履き替えてくるだろう。デザートのマンゴープリンが運ばれて少し経った頃、キミは戻ってきた。「ちゃんと着替えた?」ボクの問いにキミは「はい」と答えて紙袋の中にある元々履いてきたボクサーパンツを見せた。
March 7, 2024 at 10:39 PM
【13】今から向かいます

待ち合わせの1時間ほど前にキミからのLINEが届いたのでドタキャンで会えなくなることはないだろうとホッとした。いや、一度会っているしキミに限ってそんなことはしないとは思うがアプリで会う約束をして【今から向かう】と連絡があって待ち合わせ場所についたらブロックされて会うことも連絡することも出来なく途方に暮れた経験が過去に何度かあったのでサイトやアプリの出会いなど実際に会うまでは信用出来ない世界だとボクは思っていた。
March 6, 2024 at 11:39 PM
【12】キミから都合のいい日時の連絡がきたのは3月16日の夜だった。

お疲れ様です!
24日の日中にもっと変態にしてください!
お願いします!

変態にしてほしいとお願いされるのはなんだか嬉しかった。それからLINEでやりとりをして24日は午後 3時までなら時間がとれるということなので昼飯を一緒に食ってからホテルにでも行こうかとざっくりした約束をした。
March 6, 2024 at 12:52 AM
【11】キミからの返信を待つ時間が随分と長く感じられたが約2時間後の23時10分にキミからのLINEが入った。ボクはすぐにでも既読にしたい衝動と格闘しながらその夜はLINEを既読にせず翌朝開くことにした。

お疲れ様です!
今バイト終わりました!

調教されたところはアザとか痛いところはないですよ!

コケた時の左足が少し痛いっすね💦笑

との返信だった。やっぱりあの時ぶつけた足を痛めてしまったか。ボクは申し訳ない気持ちでいっぱいになった。そしてボクは

ちゃんとベッドまで誘導しなかったからな。ゴメンな。約束覚えてるか?

と返信した。
March 5, 2024 at 9:01 AM
【10】タクシーで家に着く前に初調教で撮影した画像と動画をボクはキミのLINEに送信した。すると

今日はマジで楽しかったです!!
色々ご馳走になってありがとうございました!

次の調教楽しみにしてます♡

おやすみなさい😍

とキミからすぐに返信があったのでボクは

俺も変態奴隷見つけて楽しかった。また調教してやるからな。もし本気なら次に会う時までオナ禁な。おやすみ

と書いて送信した。さっき別れたばかりなのにまた会いたくなっていたのはキミではなくボクのほうだったのかもしれない。
March 3, 2024 at 10:02 PM
【9】カラオケに着いたのは午前1時半頃だった。2時間の飲み放題にして部屋へ向かうと2人で使うには少し広く感じるサイズの部屋で明かりはやや薄暗く感じたが特に調節はしなかった。ビールとレモンサワーが運ばれ改めて乾杯した後、ボクはキミに服は着たまま床の上で四つん這いになるよう指示した。キミは嬉しそうに床の上で四つん這いになった。通路の外から見えそうで見えないドアの近くで四つん這いになったキミの背中にボクは靴を履いたままで足を乗せた。「お前は今からオットマンな。俺の足置きだ」
March 2, 2024 at 6:51 AM
【8】ひと通り焼き鳥や料理が運ばれ店員の来る気配もなくなったのでボクはローテーブルの下から右足を伸ばしてキミの股間のあたりを押した。履いているデニムの上からだったが不意を突かれたキミは「んんっ」っと声を押し殺した悲鳴のような声を漏らした。レモンサワーを半分ほど飲んで顔を赤くしていたキミは「こんなところでダメっす」と恥ずかしそうに、しかしどこか嬉しそうに言った。「調教されたくないの?」ボクは意地の悪い顔をしながら言う。そして「されたいです」と答えたキミに「お願いしますだろ」と返してボクは足で強くキミの急所を踏むように押した。
March 1, 2024 at 2:30 AM
【7】時間が経つのは早いものだ。ラブホの休憩が2時間になろうとしていたのでそろそろ出ようかと提案した。フロントに電話して帰ることを告げる。ボクはこのまま解散してしまうのはなんだか淋しいような気がしていた。LINEを交換してまた会おうなんて約束したところで2度と会わない人など星の数ほどいた。出会い系サイトやアプリなどではそんなことが日常茶飯事なのだ。通知が鳴り止まないとか誘われ過ぎて断るのが大変なんてことはごく一部の輝いている一般人の星にしか起らない。年は離れているけど何かの縁だって自分から引き寄せなければ切れてしまう。年上が好きそうだし奴隷になりたいようなのでダメ元でボクは今から飯に誘った。
February 29, 2024 at 2:18 AM
【6】自分がゲイと気づいたのはいつか。そんな質問をボクはした気がする。高校の頃、彼女はいたが同時に彼氏もいた。その彼は付き合う前は色々プレゼントしてくれたけど付き合ったら何もくれなくなった。でも好きだった。10歳年上の人だった。そして自分は年上の男性が好きなんだと気づいた。今は女性に興味はない。とキミは答えた。それを聞いて若くて可愛い子を落とそうと思ったらモノで釣るしかないよなぁ。しかも釣った魚にエサをやらないタイプか。と年上の目線で考えてしまったがボクはこの時、複数と同時に付き合えて何を与えてくれるかで判断しているキミ目線で考えるべきだったのかもしれなかった。
February 28, 2024 at 12:41 AM
【5】身体に落書きした卑猥な言葉は水性ペンを使ったので簡単に落ちる。キミがシャワーを浴びている間、ボクはベッドに横になりながら考え事をしていた。カッコ可愛い子だと思うがそれだけだ。年下過ぎるから?ボクと同じドMだから?今日だけの割り切った関係だから?多分ボクはまるで秋葉原でデビューイベントを終えたばかりのアイドルのようにドSなご主人様デビューという仕事を無事に終えたことに感極まっていたのかもしれない。そして浴室から出てきたキミはタオルで身体を適当に拭いて服を着るとボクの隣に寝転んだ。
February 27, 2024 at 9:25 AM
【4】繁華街から200メートルほど歩けばラブホテル街がある。フロントに声をかける必要のないホテルは男同士でも入れる認識だった。ボクはキミを部屋まで案内して服を全て脱ぐよう指示した。キミの緊張が伝わってくる。脱いだ服はきちんとたたむ性格らしい。顔を見ると手入れされた細い眉毛のせいかヤンチャな印象がある。身体はかなり細いがシックスパックで綺麗な筋肉だったし肌も綺麗でボク好みだった。ボクが脱いだのはコートだけでそれ以外は脱がない。上下関係をはっきりさせるためだ。そして全裸のキミにボクは土下座で挨拶するよう指示した。「まさひろです。今日は調教と撮影よろしくお願いします」細くて震えた声だった。
February 26, 2024 at 9:04 AM
【3】時々利用していたゲイ専用の掲示板に投稿されていた【調教してください】という文字をクリックすると【調教してくれるご主人様を探しています。虐めてください】と書かれていた。投稿時間は数時間前。投稿者の名前は【まさひろ】。もちろん偽名だろうが年齢は21歳。身長と体重も書かれていたが詳しくは覚えていない。173センチ58キロくらいだった気がする。ボクはどのように返信するのがいいか考えた。ボク自身がドSからもらったら嬉しいのはどんな文面か考えた。【掲示板見た。虐めてやる。道具あり。本気なら画像送ってこい】ボクは5歳ほどサバを読んだプロフィールを添えて送信した。
February 25, 2024 at 8:51 AM
【2】ボクとキミが出会った日は2015年の3月13日だった。その頃のボクは本業と副業を両立させる忙しい日々を過ごし恋愛からはだいぶ遠ざかっていた。と言えば聞こえは良いが要するにモテないしがないゲイだった。一重で塩顔の男らしい顔が割とちやほやされるゲイの世界でボクの顔はぱっちり二重の少し濃いめ。以前ゲイバーで飲んでいると隣でボクの顔をまじまじと見つめていた男性から「昔は二重に憧れたけど今は心の底から一重で良かったと思うの」とマウントを取られた過去もあるほどでとにかくボクの目はコンプレックスだった。
February 24, 2024 at 4:35 AM
【1】二年前の冬、キミが死んだ。18歳年下のキミが死んだ。最後の恋だと思っていたのに。生涯大切にするはずだったのに。菅田将暉の歌みたいに一生そばにいると信じていたのに。ボクの大切なキミはこの世から消えた、忽然と。キミは消えてしまったけどキミとの記憶は消えて欲しくない。忘れたくない。そんな身勝手な想いからボクはキミとの記憶を記録することにした。ボクの最初で最後の大恋愛の記憶の記録を。
February 23, 2024 at 2:17 PM