鬼塚大輔/DAISUKE ONITSUKA
@dai224.bsky.social
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映画評論家。静岡英和学院大学、常葉大学非常勤講師。キネマ旬報ベストテン選考委員(外国映画部門)。毎日映画コンクール第一次選考委員。S-Wave「CINEMA WAVE」(毎週金曜19:00-)パーソナリティ。下記URLからどうぞ。https://www.jcbasimul.com/swave
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 俺さまはビートルズよりもストーンズよりもザ・フーが好きなんですよ。04年に横浜で(エアロと一緒に)観て、08年に横浜で観て、12年にロジャーのソロ(「トミー」全曲演奏)を観た。04ではピートがMCで「俺たちの世代はダメだったが、お前らの世代は頑張れよ!」と言っていて、いや、それは無責任では、と思ったが、自分もジジイになると同じ思いになっちまうよ、すいません🙇
 俺さまが観たザ・フーにはキース・ムーンはいなかったわけだが、この映画を観るとキースの存在感が・・・。うん、俺はやっぱりザ・フーが好きだ。
#ザ・フー
 ラストの一景が蛇足、意味不明などと思っていたのをエンドクレジットの最後で大反省。作品に込められた想いが一気に深まり胸に迫る。
#牙狼TAIGA
 TV画面に「私立探偵マグナム」のオープニングが映る場面があり、やっぱり80年代のアイコンなんだなと、どうでもいいことに感心しつつ、シリーズ集大成らしさを楽しんだ。ラスト近くにはいくつか懐かしい顔も。
#死霊館最後の儀式
  ヒッチの「バルカン超特急」、ジョディ・フォスター主演の‘失踪した人がいるのに誰も信じてくれない’系のサスペンス・ミステリで前記二作にあった‘ガラスに指で書かれたメッセージ’もしっかり登場。フツーに考えれば真相はこうだろうが、そう思わせておいてサプライズがあるのだろうと思っていたら、その‘普通’が真相だったのがサプライズだった。キーラ・ナイトレイの記者が真相を皆に知らしめるために取る手段も、とある英国ミステリ映画の名作と同じ。とは言え、本格ミステリ映画は歓迎したいので、あまり悪くは言いたくない。のんびりと楽しめたし。
#第10客室の女
 これはやっぱり3Dで観たい!と字幕版は断念して沼津まで3D+4DX遠征。その甲斐はあった。事前にNINのサントラをヘビロテしてテンション上げておいた甲斐もあった。グリッド内の映像も良いが、自分的にはリアル世界観での追跡アクションや破壊スペクタクルがたっぷり観られたのにも満足。ジャレッド・レトにはあまり感心したことがなかったが、今回はストレートなヒーローを真正面から演じて頼もしい。今年の秋はギレルモ・デル・トロ版と、二本の『フランケンシュタイン』映画があるということか。
#トロンアレス
 武田梨奈のアクションスターとしてのポテンシャルは、これまで十分に生かされてこなかったと思っているので期待していたのだが、どれほど素材が良くても料理の仕方が悪ければ台無し、という当たり前の事実を確認するだけの結果となった。
#by6am夜が明ける前に
 生々しい生活感/幻想的な雰囲気、疾走感/静謐さ。相反する要素がナチュラルにスクリーンを満たす。始まってすぐに作品世界に引き込まれ、エンドクレジットの最後まで至福の時間。
#バードここから羽ばたく
 読了。著者自身が前書きで書いているように、ヨイショ本でも暴露本でもなく、映画史の巨大な謎とも言えるイーストウッドの偉大さ、人としてのダメさをバランスよく綴っている。イーストウッド作品に対する歯に衣着せぬ著者の評価も、我が意を得たりと思ったり、いや、それは違うだろ、と色々考えながら読み進めるのが楽しかった。
 迂闊にも初見時には気づかなかったのだが、これ、「エデンの東」が下敷きだよね。厳格な父、出来のいい兄、父に理解されず苦しむ奔放な弟。弟のせいで兄が・・・。そして和解。初めて観た時は「なぜ、家族のゴタゴタを延々と見せられるのか?」とウンザリしたが、「そこがキモだ!」と気づいた今回は心から楽しめた。
#アバター