散歩、写真、読書が好きで、大阪、京都、奈良をうろついてます。
父の会社を手伝うために、ハンブルグの取次会社に研修生としていくことになった「私」。1980年代という「ベルリンの壁」が崩壊する前のドイツが持つ空気感が感じられそう。
期限も完了基準も示されず、単に「研修生」としていろんな部署を次々と担当することになる。それらの職場の仲間との交流や、大家さんとの関係、友人との出会い、など日常生活が淡々と語られていく。
作者の経歴からして、おそらく自伝的小説だと勝手に思うが、特に大きな事件など起こらずに進むところに、かえって何か思うところがあるのかなとも思う。
意外と飽きずに読むことができた。
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親の希望である司法書士になることを諦め、非正規の図書館司書として働くまふみ、今回の派遣先は母校の小学校だった。実家に戻りたくないまふみはアパートを探し、製本工房付きのところに入居する。
登場人物がみな個性的で、それぞれ関わってくる感じがお話を複雑にしていているところが読んでいて楽しいところな気がする。
本が修復可能なように人生も修復可能、というふうに最初とらえたが、やり直すのではなくあくまで新たに作っていくんだと思い直した。
個人的には古本カフェのバイト鈴木くんが楽しい。
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箱根駅伝の「関東学生連合」シリーズ第4弾。
第一作で描かれた“伝説の学連選抜”の選手たちが、今回は監督・指導者として登場する。
た天才ランナーと言われた山城が、学連選抜の監督となる。故郷に戻り実家のレモン農家を手伝っていたはずが、断り切れずに大学陸上部の監督となってしまったから。協調性など全くなかったはずの山城が、ただでさえむつかしい学連選抜の監督業をこなしていく姿が実に面白い。
また、当時のランナーたちも優勝候補大学の監督や高校の指導者として登場する。
そしてなにより、走ってる選手たちの心理描写が素晴らしいと思う。
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