がんちゃん
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がんちゃん
@gamchan.bsky.social
大阪府在住のおじさんです。

散歩、写真、読書が好きで、大阪、京都、奈良をうろついてます。
【読んだ本】spring another season(恩田陸/筑摩書房)
既刊のバレエ小説『spring』のスピンオフ作品がつまった短編集。
実はどんなお話だったか忘れかけていたが、読み進むにつれ徐々に思い出してきた。
萬春、深津 はじめ、おなじみの登場人物が次々と登場し、本編では書かれなかったことや後日譚などが満載。
#読了
#yonda
February 4, 2026 at 9:59 AM
【読んだ本】メゾン美甘食堂(水生大海/ポプラ社)
住人専用の食堂があるマンション、メゾン美甘。そこの調理担当の女性が怪我をしてしまい、代役としてその甥がやってくる。この甥は料理の腕も悪くないのだけど、住民の悩み事などを聴き、真相を推理して解決してしまう。
そんな連作短編。
最後に、プロットができたので担当に連絡とあるが、この甥はミステリ作家志望で、できた作品がこの小説なのかもしれない。
#読了
#yonda
February 3, 2026 at 9:58 AM
【読んだ本】海風クラブ(呉明益/KADOKAWA)
恥ずかしながら、台湾の先住民のことは知らなかった。
先住民の少年と漢人の少女が山の洞窟で出会うところからお話が始まるが、単純にこの二人を軸にお話が進むのではなく、多くの物語が絡まりながら進む。その一つがセメント鉱山とその関連工場の開発に関する反対運動。
ひょっとすると台湾の人にとっては、実在の何かが思い浮かぶのかもしれない。
海外小説なんだけど、地名・人名以外はあまり違和感なく、日本のお話かと思ってしまう。
#読了
#yonda
February 2, 2026 at 8:27 AM
【読んだ本】神都の証人(大門剛明/講談社)
冤罪事件を扱ったミステリーというか、壮大な時の流れを描いた物語。無実なのに逮捕されてしまった人を救おうとする想いだけがそれを可能にする。
読んで面白いと思った。ただ、長すぎる気もするし、お話の展開が都合よすぎる気もする。なにより、そんなに何人も殺さなくてもと思ってしまう。
逮捕された人が無実なのなら真犯人は誰だということになるが、それを最終盤まであまり表に出さなかったのに、もっと早く気付くべきだった。
#読了
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February 1, 2026 at 9:58 AM
【読んだ本】大大阪という神話-東京への対抗とローカリティの喪失(長﨑励朗/中央公論新社)
書名の「大大阪という神話」というのは、そんなものはなかった、と言ってるのではなく、当たり前のように語られてる「大阪らしさ」についてのこと。
著者は大阪を題材に、全国的に進む「均質性」を論じようとしている。東京を意識し超越しようとすることが、東京と同じ指標で勝負することになってしまい 大阪らしさがなくなってきたと。
JOBK、吉本、阪急 という一見脈絡ない事柄を題材に歴史を検証していく。
読んでて実に新鮮で楽しい。
#読了
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January 31, 2026 at 9:58 AM
【読んだ本】成瀬は都を駆け抜ける(宮島未奈/新潮社)
成瀬シリーズも本作で完結とのこと。
大学生となった成瀬の日常(?)が描かれる。入学して出会う面々が、成瀬がまともに思えてくるような個性的な人ばかりなのに、読んでて自然に楽しいのがすごいところだと思う。
200歳まで生きるという成瀬なので、まだまだこの先も描いて欲しいような、このへんで止めといて欲しいような。個人的には、島崎の再登場がうれしい。
#読了
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January 30, 2026 at 10:00 AM
【読んだ本】推しとともに去りぬ(成田名璃子/講談社)
「推し」と一口で言ってもいろんなパターンがあるが、この本の中で共通しているのはその底なしのパワーというか壮絶な一途さ。
1作目のサッカー部の推しカプを持つ女子高生のお話の登場人物が出てくるお話が他にもあるが、個人的には関係のない 結婚のために阪神ファンのフリをする根っからのサッカーファン、の話が一番楽しかった。
オタ芸は「打つ」ものだということも久しぶりに聴いた(読んだ)。
#読了
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January 29, 2026 at 9:42 AM
【読んだ本】陽ちゃんからのそよ風(山崎ナオコーラ/河出書房新社)
読んでいて少し戸惑いを覚えた。「友情小説」とあったが、そんなに単純ではなく、実に多くの要素を含んでいるように感じた。
友だちのいなかった小学生のアマネが成長していく過程が描かれているが、今の世の中が生きづらい子にとってどれだけ大変か。
多様性だなんだと言葉ばかりが世間には氾濫しているが、それがかえって本人たちを苦しめてるのかもしれない。
もっとシンプルに他者との関りを意識しないといけないのかもしれない。
#読了
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January 28, 2026 at 10:00 AM
【読んだ本】細長い場所(絲山秋子/河出書房新社)
正直言って、一回読んだだけではほとんどわからない(あくまで私のレベルでは)
死後の話を書いているのか、死ぬ直前の一瞬の幻想をかいてるのか。読み進めてもつかみどころなくふわふわと彷徨う感じ。
今時珍しい外箱付だが、その箱も少し変わってる。図書館本で読んでしまったが、改めて買って所有して、時間をおいてから読み直すべきか。
#読了
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January 27, 2026 at 8:02 AM
【読んだ本】蜂蜜パイ(村上春樹、カット・メンシック (イラスト)/新潮社)
村上春樹の短編にイラストをつけたシリーズの一冊。今回のイラストは、写実的なようでもあるが、どこか温かみを感じる。
36歳の小説家である淳平は、いかにも村上春樹の登場人物らしいというか、少し受け身で優柔不断。昔からのファンとしてはとてもなじみやすい。
もとは「地震の後」というテーマの短編集の中の一冊だったはず。読みだしてしばらくはそんなことも忘れていた。
#読了
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January 26, 2026 at 7:59 AM
【読んだ本】その本はまだルリユールされていない(坂本葵/平凡社)
親の希望である司法書士になることを諦め、非正規の図書館司書として働くまふみ、今回の派遣先は母校の小学校だった。実家に戻りたくないまふみはアパートを探し、製本工房付きのところに入居する。
登場人物がみな個性的で、それぞれ関わってくる感じがお話を複雑にしていているところが読んでいて楽しいところな気がする。
本が修復可能なように人生も修復可能、というふうに最初とらえたが、やり直すのではなくあくまで新たに作っていくんだと思い直した。
個人的には古本カフェのバイト鈴木くんが楽しい。
#読了
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January 25, 2026 at 9:54 AM
【読んだ本】考古学者だけど、発掘が出来ません。  多忙すぎる日常(青山和夫, 大城道則, 角道亮介/ポプラ社)
発掘現場経験が豊富な3人の考古学者が、その道に進んだ経緯や現場体験を順に語る。タイトルにあるような愚痴のような部分もあるが、大半は現場での過酷な経験談であり、全く知らない世界だけどそのすごさが少しは感じられたように思う。
エジプト、中国、中米と場所は違っても、過酷で危険な現場であることは共通してる。そんなところで生き抜くとはすごいと思ったが、無事に生き抜いたのでこんな本がかけるのかなと変なことも思ってしまう。
#読了
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January 24, 2026 at 10:27 AM
【読んだ本】チームⅣ(堂場瞬一/実業之日本社)
箱根駅伝の「関東学生連合」シリーズ第4弾。
第一作で描かれた“伝説の学連選抜”の選手たちが、今回は監督・指導者として登場する。
た天才ランナーと言われた山城が、学連選抜の監督となる。故郷に戻り実家のレモン農家を手伝っていたはずが、断り切れずに大学陸上部の監督となってしまったから。協調性など全くなかったはずの山城が、ただでさえむつかしい学連選抜の監督業をこなしていく姿が実に面白い。
また、当時のランナーたちも優勝候補大学の監督や高校の指導者として登場する。
そしてなにより、走ってる選手たちの心理描写が素晴らしいと思う。
#読了
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January 23, 2026 at 10:18 AM
【読んだ本】暗闇法廷(下村敦史/双葉社)
後天的な障碍者の訓練・支援をするNPOの施設長が殺され、全盲の入所者が容疑者として逮捕される。容疑者は深夜に被害者から呼び出しを受けたというが殺人は否定している。状況的に他に犯行が可能な人がいないという苦しい状況のなかで弁護人が奮闘する。
聴覚障害の証人が出廷するなど、あまり他ではみない状況でどうなるのか気になって読んでしまう。
言って良いのかどうかわからないが、大事なことはもっと早く言えよ、と思ってしまった。
#読了
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January 22, 2026 at 9:23 AM
【読んだ本】崑崙奴(古泉迦十/講談社)
大唐帝国が舞台で、当然ながら登場人物の名前が見慣れない感じばかりだったり、地名に土地勘がなかったりと読むこと自体に結構難儀した。人物の呼び名を複数の書き方をしてたりされると、自分の記憶力の無さが露呈してしまう。
怪奇な連続殺人を追う本格ミステリとのことだが、個人的には唐代の時代小説・冒険小説として楽しんだ。この時代すでに多くの国と交流していたというグローバル性も楽しい。
#読了
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January 21, 2026 at 10:24 AM
【読んだ本】マッドのイカれた青春(実石沙枝子/祥伝社)
ハーフの女子高生 槙島朱里ダイアナ は、その名前の頭文字から MAD と呼ばれていた。またそのたぐいまれな美貌で本人の意図しないところで問題を起こしていくことになる。そんなMADにまつわる人々が登場する連作短編。
いわゆるルッキズムに翻弄される高校生たちの青春小説、極端な設定のお話はあまり好きではないのだけど、その痛快さにやられたのか楽しく読むことができた。
#読了
#yonda
January 20, 2026 at 9:40 AM
【読んだ本】鳥の夢の場合(駒田隼也/講談社)
出だしから分からない。
「おれ、死んでもうた。やから殺してくれへん?」
どこまでが現実でどこからが空想の世界なのか、誰の視点のお話なのか。
一読しただけではわかる代物ではないみたい。漱石の『文鳥』を読めば手掛かりがあるらしいが残念ながら未読。
結局、もやもやしたまま読み終えてしまった。
芥川賞系は、まず間違いなく私には分からないものばかりなのだけど、ごくたまに分からないなりにも面白いと思えるものと出会えることがあるので読んでる次第。
#読了
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January 19, 2026 at 10:12 AM
【読んだ本】白雪姫と五枚の絵 ぎんなみ商店街の事件簿2(井上真偽/小学館)
前作は、姉妹編と兄弟編の2冊構成だったが、今回はまとめて1冊になってる。それでも、「見立て絵」の謎という大きなストーリーに沿った連作短編が、それぞれ重なりながら違う側面を見せて語られていくところは継続している感じ。
謎解き自体は少し無理やり感も感じるが、登場人物の面白さで楽しく読める。
#読了
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January 18, 2026 at 9:54 AM
【読んだ本】Tシャツの日本史(高畑鍬名/中央公論新社)
下着ではなく、それ自体を見せて着る「Tシャツ」に関して、その変遷が書かれてる。単独の服として着用されるようになったのはいつなのか、米国での事例も含めて紹介されてるが、思ったより最近のことで驚く。
この本で特に着目してるのが、Tシャツの裾をインするのかしないのか。どうでもいいことのようにも思うが、時代背景と同調圧力に関して興味深い。また、特定のキーマンが歴史を変えていくことも面白い。
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January 17, 2026 at 10:05 AM
【読んだ本】千年のフーダニット(麻根重次/講談社)
壮大なタイトルだと思ったら、その通りのお話だったので驚く。
舞台は未来、コールドスリープの技術が発達し、千年後の世界へと眠りについた7人。予定通り千年後に目覚めた際にその中の一人が殺されてたことが分かる。
現代では未確立の技術などを前提とはしているが、よく読めば本格ミステリ。近未来の冒険小説としても楽しめた。
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January 16, 2026 at 9:46 AM
【読んだ本】アフター・ユー(一穂ミチ/文藝春秋)
いったい何が起こったのかと、登場人物同様に困惑し少し混乱しながらお話を読み進めた。そしてとても切ない物語、と言葉にしてしまうとよくあるお話になってしまうが、なかなか味わえない読書体験をした。
青吾が家に帰ると、同居していた恋人がいなかった。どうしたのか心配してると、見知らぬ男性と五島列島で事故に遭い行方不明になっているとの連絡を受ける。どういうことなのか全く理解できないままに、その男の妻と一緒に現地に行くことにする。
二人して現地で調査し、徐々に明らかになっていく事実。
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January 15, 2026 at 10:04 AM
【読んだ本】リデルハウスの子どもたち(佐原ひかり/東京創元社)
全寮制の名門校リデルハウスを舞台にした青春小説。その学校には特殊な能力を持った生徒だけを集めた「ラヴ」と呼ばれる場所があり、一般の生徒とは完全に隔離されている。またいくつか特別なルールがある。
そんな不思議な学校で学ぶ生徒たちを描きながらリデルハウスという特殊な学校の秘密を解き明かしていくのがスリリング。
#読了
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January 14, 2026 at 8:58 AM
【読んだ本】芭蕉はがまんできない おくのほそ道随行記(関口尚/集英社)
奥の細道の道中を、芭蕉に同行した曾良の視点で描く。
必ずしも秀でた俳人としては評価されていなかった曾良が、なぜお供に選ばれたのか。一門の中での曾良の立ち位置が分かって面白い。また、微妙な師弟関係が心地よい緊張感を醸し出している。
私でも知ってるほどの名句誕生の瞬間が描かれてくのも面白い。
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January 13, 2026 at 8:10 AM
【読んだ本】タクジョ! あしたのみち(小野寺史宜/実業之日本社)
タクジョ!シリーズ三作目、すっかり仕事にも慣れた夏子とその同僚たちが今日も街を走る。同じパターンのはずなのに飽きることなく面白い。
東京の地理は全く分からないが、なんとなく街の雰囲気も分かってくるような気がする。
お客さんの中には他の作品の登場人物も出てきてるが、他のお客さんもまた別の小説(シリーズ?)になるのかなと期待。
#読了
#yonda
January 12, 2026 at 9:48 AM
【読んだ本】二月のつぎに七月が(堀江敏幸/講談社)
面白い、楽しみながら読むことができた。
特に何か大きな事件が起こるわけでもなく、メインとなるストーリーがあるわけでもないのに、700頁超える大作を飽きずに読むことができる不思議。
青果市場にある「いちば食堂」、お客さんは市場関係者か近所の人ばかり。食堂の料理人、従業員、年中レインコートを着てる老人は始めとした常連客などそこにまつわる人々のお話。
内容のほとんどは登場人物の会話だが、他人の会話を聴いたり、会話した内容を他人に話したりという、ワンクッション置いたものが多く、そこがポイントのようにも思う。
#読了
#yonda
January 11, 2026 at 7:53 AM