イスラーム映画祭 2015 - 2025
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中東や北アフリカ、アジア各地に拡がる「イスラーム文化圏」を舞台にした映画を紹介する個人企画です。 【休業中】ですが元町映画館オンラインショップにてイスラーム映画祭アーカイブ2025を販売しています。 https://motoei.base.shop/items/107290916 公式HP : http://islamicff.com/
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🍉イスラーム映画祭無期限休業のお知らせ🍉
2015年12月にスタートしたイスラーム映画祭は、第10回をもって休業いたします。

中東や北アフリカ、アジア各地を中心に10年で35の国と地域の映画「102作品」を上映、東京・名古屋・神戸で計3万4,632名様にご来場いただきました。誠にありがとうございました。🙇

もともと10年をメドにしていたのと、コロナ禍や円安が進む中でも無理をして続けてきたため金銭面でも精神面でもついに限界に達したのが理由です。海外でも物価は上がって映画の上映料じたい10年前の約1.5倍になり、こうした状況と自分の生活を考えて判断しました。

今はやり切った感しかありません。
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本日、神戸新聞に来週18日公開『壁の外側と内側 パレスチナ・イスラエル取材記』『太陽の男たち』、パレスチナの手しごと品販売および連帯メッセージ展示の情報が掲載されました。

一方、同紙一面にはガザ停戦合意と大きくありますが、相変わらずイスラエル軍“一部”撤収などとパレスチナ側にとって不公正なものでしかない。

映画や展示でパレスチナの今をぜひ。
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パレスチナが最悪を更新する契機となった2023年10月7日から今日で2年となりました。

パレスチナの今を描く各地で好評上映中のドキュメンタリー映画『壁の外側と内側』が10/18(土)より神戸・元町映画館でも公開されます。18日にはパレスチナ映画の伝説的名作『太陽の男たち』も特別上映されますのでぜひご覧ください。

また同じく18日には監督の川上泰徳さんによるオンライントークもございますが、元町映画館では本作の上映期間(〜10/24まで)を通してパレスチナへのメッセージの展示や手しごと品の販売も行われます。

見て・聴いて・買ってパレスチナに対する理解と連帯が深まるきっかけとなる1週間をぜひ。
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明後日に迫った国際芸術祭「あいち」での『私は今も、密かに煙草を吸っている』上映@ワーニングプロジェクト。

100名まで増やした定員を超える予約が入っているそうですが、もともとそれなりに広さのある会場らしく当日参加も受け付けるとの事です。展示を観るついでにお時間があればぜひご来場ください。

もう人前で映画の話をする事もないと思っていましたけど、このアルジェリア映画は思い入れのある作品ですので頑張って喋ろうと思います。

なお、本イベントは無料ですが当日いろいろとご事情があってもどうかドタキャンはご遠慮ください🙇 芸術祭スタッフの方は一生懸命準備されていますのでその際はご一報をお願いします。
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中東アラブ圏をフィーチャーして現在開催中の国際芸術祭「あいち2025」のラーニングプログラムで10/4(土)上映されるアルジェリア映画『私は今も、密かに煙草を吸っている』ですが、応募が定員の60名を大幅に超えたため急遽定員を増やしたそうです。

珍しいアラブ映画を無料で観られる貴重な機会ですので良かったらぜひ下記リンクよりご応募ください。映画をご覧になるだけでも大歓迎です。
aichitriennale.jp/event/2025/L...
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中東アラブ圏をフィーチャーして現在開催中の国際芸術祭「あいち2025」のラーニングプログラムで10/4(土)上映されるアルジェリア映画『私は今も、密かに煙草を吸っている』ですが、応募が定員の60名を大幅に超えたため急遽定員を増やしたそうです。

珍しいアラブ映画を無料で観られる貴重な機会ですので良かったらぜひ下記リンクよりご応募ください。映画をご覧になるだけでも大歓迎です。
aichitriennale.jp/event/2025/L...
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イスラーム映画祭で何度もご協力いただいた編集者の安宅直子さんから『南インド映画クロニクル』という本をご恵贈いただきました。

1998年の『ムトゥ 踊るマハラジャ』ブームから27年。ボリウッドではなく“南インド映画”にフォーカスした知の集積が日本で編まれた事に感慨もひとしおです。まさに永久保存版の量と質。

マラヤーラム語文芸映画のお勧めとして2018年に上映した『アブ、アダムの息子』が載っているのも嬉しいです。サリーム・アフマド監督が来日してくれたのも今では良い思い出。

映画祭では他にマラヤーラム語映画を2作品上映しました(『青い空、碧の海、真っ赤な大地』『ナイジェリアのスーダンさん』)。
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🇵🇸『太陽の男たち』特別上映のお知らせ🇵🇸
10/18から神戸でも始まるパレスチナの今を取材したドキュメンタリー映画『壁の外側と内側』の公開を記念し、パレスチナ映画の歴史的名作『太陽の男たち』を1回限り上映いたします。またとない機会ですのでぜひご来場ください。

🎥10.18 Sat 14:30@元町映画館

本作は1936年イギリス統治下のパレスチナに生まれ、1972年7月8日に暗殺されたパレスチナ難民の作家ガッサーン・カナファーニーの代表作をエジプト人監督が映画化した歴史的な作品です。

1948年の「ナクバ(大破局)」から20数年後のパレスチナをめぐる状況が、原作との違いに込められています。
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なお、本作『私は今も、密かに煙草を吸っている』は、冒頭に性暴力を描いたシーンがございます。ご鑑賞いただける場合はどうぞご留意ください。
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🎥久々の上映会のお知らせ🎥
今週末から始まる『国際芸術祭「あいち2025」』の一企画として、10/4(土)に🇩🇿アルジェリア映画『私は今も、密かに煙草を吸っている』が上映されます。

上映後解説あり、入場無料・予約制ですのでご興味のある方は下記リンクよりご応募ください。
aichitriennale.jp/event/2025/L...

イスラーム映画祭9で上映した本作の時代背景は、アルジェリア軍とイスラム主義勢力が内戦を繰り広げていた1990年代。

抑圧下にあった女性たちの状況を、内戦後期にフランスへ移住した女性監督が女性用ハマム(公衆浴場)を舞台に戯曲化。それを自身で映像化した作品です。
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🎥久々の上映会のお知らせ🎥
今週末から始まる『国際芸術祭「あいち2025」』の一企画として、10/4(土)に🇩🇿アルジェリア映画『私は今も、密かに煙草を吸っている』が上映されます。

上映後解説あり、入場無料・予約制ですのでご興味のある方は下記リンクよりご応募ください。
aichitriennale.jp/event/2025/L...

イスラーム映画祭9で上映した本作の時代背景は、アルジェリア軍とイスラム主義勢力が内戦を繰り広げていた1990年代。

抑圧下にあった女性たちの状況を、内戦後期にフランスへ移住した女性監督が女性用ハマム(公衆浴場)を舞台に戯曲化。それを自身で映像化した作品です。
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現在公開中のブラジル映画『アイム・スティル・ヒア』を観ました。

公式の文言だと少し分かりにくいですが、かつての軍事政権による“強制失踪”とその被害者家族を描いた物語で、シリアの前アサド政権によるやはり強制失踪をテーマにした『アユニ/私の目、愛しい人』を彷彿とせざるをえない傑作でした。

とても感動したで終わっていいような話ではない本作のエンドロールを観ながら、いつか『アユニ』のヌーラ・ガジさんと、そのパートナーでアサド政権に拉致・拷問のうえ処刑されたバーセル・サファディさんをモデルにしたドラマ映画が未来のシリア人監督によって撮られ、それがアカデミー賞を獲ったらいいな…と切に思ったしだいです。
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明日からパレスチナのドキュメンタリー映画『壁の外側と内側』が公開されますが、翌31日には日本で最も新生シリアを密に支援する団体Stand with Syria Japanによる超貴重な現地報告会が対面とオンラインで開かれます。両方必見です。
ssj2025event04.peatix.com/event/4541631/

アサド政権が崩壊した際にはあれほど話題になったシリアも、そしていまだイスラエルによる虐殺が続くパレスチナも最近はすっかり報道される機会が減りました…。

だからこそ、実際に現地に足を運びそこにいる人々のリアルな声を伝えるべく活動する人たちの発信は信頼できます。ぜひ両方とも。
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川上泰徳さんの著書はとても分かりやすく、『壁の外側と内側』に寄せたコメントにも書きましたが、中でもレバノンの難民キャンプに暮らすパレスチナ難民の人々を3年がかりで取材した『シャティーラの記憶』は、パレスチナについて一から知りたい方にこそ“絶対おススメ”の名著です。

映像でも本書の姿勢が見事に踏襲されています。

out-in-thewall.com#comments
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8/30(土)より今や懐かしく思える我が東京の故郷ユーロスペースにて、中東ジャーナリストの川上泰徳さんが初めて手がけたドキュメンタリー映画『壁の外側と内側』が公開されます。

2023年10月7日以降さらに最悪を更新し続けるパレスチナの現在地を描いた、もう一つの『ノー・アザー・ランド』とも呼べる秀作です。

取材時期は昨年7月、取材地はヨルダン川西岸各地とエルサレム。パレスチナの惨禍を視覚的に伝えるよりも、今そこに生きている人々の“声”をひたすら集めるという川上さんの実直な取材姿勢にあらためて胸を打たれました。これぞジャーナリストの仕事ぶり。

1本の映画としても大変よく出来ていますのでぜひ。
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Cinema Kobeでポーランド映画の巨匠アンジェイ・ワイダ監督の『コルチャック先生』を。

こういうホロコースト、ユダヤ人迫害の物語を観るたびに、今はイスラエルの戦争犯罪に晒され、日々殺され続けるパレスチナ人を連想する。

もう、今までと同じようにホロコーストの映画を観るのは難しい。(映画は掛値なしの名作)

**********

【読売新聞オンライン】
アカデミー賞受賞のドキュメンタリー映画出演のパレスチナ人、ヨルダン川西岸で入植者に撃たれ死亡
www.yomiuri.co.jp/world/202507...
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『私たちが光と想うすべて』もめでたくヒット中など、昨今のインド映画の盛り上がりを反映してか、今年の『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』もインドが舞台です。

『クレヨンしんちゃん』は実はインドでも大人気で、カシミール研究の拓徹さんによれば現地言語の吹替版は非常にレベルが高いとの事。

もちろん本作はインドでも公開予定で、なんと英語字幕付きの日本語版をはじめ(要はオリジナル)、ヒンディー語版、テルグ語版、タミル語版の4バージョンが公開されるそうです(凄)。

オリジナルも楽しみですが、逆輸入してその3言語の吹替版を日本語字幕で観てみたいです。そういう話はないのでしょうか?
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ところで、『バーフバリ』や『RRR』などインド映画の翻訳でおなじみの藤井美佳さんが初の訳書を出されています。

ウッタル・プラデーシュ州出身のヒンディー語作家ギーターンジャリ・シュリー著『砂の境界』。

高齢の女性が娘とともに因縁のインド=パキスタン国境を目指すという、イスラーム映画祭10で上映した『モーグル・モーグリ』や『カシミール 冬の裏側』とも背景がつながる壮大な物語です。
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明後日25日から欧州合作のインド映画『私たちが光と想うすべて』が公開されます。

まるでドキュメンタリーのように切り取られる湿度の高い大都市ムンバイの喧騒を舞台に(後半は別の場所)、同じ病院で働くタイプの違う2人の女性のリアルな生活感や人生観を穏やかに描いた、上質な人間ドラマです。翻訳は藤井美佳さん。

一見すると都会の生活に疲れた人間が自然の中で心を癒されてゆくというありがちな話に見えますが、舞台はインド。

「自分の人生は自分で切り拓ける」なんてヌルい思想が通じるようなインドは甘い社会ではない事を知っていると、味わいが増すかもしれません。仕事で疲れ切った、蒸し暑い夜に独りで観たい映画です。
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イラン出身の監督が撮り、アフガニスタン出身の俳優が主演するアメリカ映画『フォーチュンクッキー』を観ました。

まるで往年のNYインディーズを偲ばせる(舞台はカリフォルニア州フリーモント)モノクロの映像に時にダリ語が響くのを聴きながら、もはや移民の存在なしで成り立つ社会はこの世界にないとあらためて思う作品でした。

とはいえ本作はいわゆる「移民」がどうこうといった話ではなく人間の“孤独”と“居場所”についての物語。

本当のアフガン移民を主人公にこうした普遍性を持つ映画が今のアメリカでつくられる事に大きな意義を覚える、起伏もなく飄々としているけれどそこはかとない優しさを湛えたとても良い映画です。
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そういえば去年のちょうど今頃、某S川平和財団から「イスラーム映画祭と何かコラボできないか?」と話を持ちかけられ、話を聞くぐらいとなら思い虎ノ門へ出かけた事があった。

でも「イランとか、中東の大使館と関わりたくないんですよね。国民を弾圧してますし」と正直に言ったら気まずい空気になりそれきりだったけど。😅

まぁその時点で10の構想は出来ていたし映画祭も畳む気だったのでどのみち縁はなかった。

先方は先方でこちらを「“大人の話”が一切わからない意固地な映画好きがやっているイベント」とは思っていなかっただろう。イベントを長く続け認知されてくると「面倒臭いなぁー」と思う事も増える。それも止めた理由。
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中東がますます緊迫する中、7月に東京の東中野でイラン映画を10作品上映するタイムリーな企画が開かれます。事前予約制のようですので、イランにご興味のある方はぜひお出かけください。

おススメは名作『花嫁と角砂糖』のナガール・ジャワヘリアンが主演する『ペインティングプール』(2013)です。

ただ、ラインアップには革命防衛隊のプロパガンダ映画も混ざっています。

イスラエルやアメリカへの非難は当然でも、イランとてこれまで中東に戦火の種を蒔き散らしてきた国…。“映画を通じてイラン国民に想いを馳せる”ならともかく、まかり間違っても“イランを応援する”というナイーブな発想は持たれぬようご注意ください。
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イスラーム映画祭アーカイブ2025はおかげ様で計614冊もお買い上げいただきました。

が、売り切れるよりは余る方がマシと思って刷り過ぎた結果かなり在庫が残っています。送料を含めると割高になりますが宜しければ下記元町映画館オンラインショップよりお買い求めください。
motoei.base.shop/items/107290...

ちなみに昨年のアーカイブも同オンラインショップよりお買い求めいただけます。こちらは残り22冊です。2020の1冊目から23年の4冊目まではすべて売り切れました。ありがとうございました。

眺めるだけでも楽しいパンフレットだと思いますのでどうぞ宜しくお願いいたします。
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イスラーム映画祭10は1,235,081円の赤字という事になります。これでも自分は身内の技術者や専門家の方々に安くしていただいたので、本来ならもう100万赤字でも当たり前なぐらいです。

とはいえ、年収200万円台の人間がよく助成もスポンサーもなしにこんな事を10
年も続けたなと我ながら感心します。😊
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イスラーム映画祭10は興行的には盛況でしたが、それでも黒字にならないフシギを最期なのでお見せします。
映画祭を開きたい方はご参考に!

まずは今回映画祭が得た収益です。

渋 谷 2,957,367円
名古屋 346,450円
神 戸 719,950円
  計 4,023,767円

でした。次に支出。

◎上映権利料
 1,885,779円
◎字幕翻訳・監修・二次使用料
 1,258,975円
◎デザイン・映像素材制作・印刷費
 1,563,430円
◎アーカイブ原稿料・トーク出演料
 390,880円
◎その他経費(交通費・人件費等)
 159,784円
計5,258,848円

でした。
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とはいえ、こんな個人企画が10年続いたのも、ご来場くださったお客様や、字幕翻訳家の方々、トークやコラムでご協力いただいた専門家の方々、そして10年支えてくれた身内のデザイナーと映像技術者とHP制作者、何より企画に「一切口を出さず」自由にさせてくださった東京・名古屋・神戸の3つの劇場の皆さんのおかげです。

映画祭で取り上げた事柄は忘れないよう、今後もシリアのSSJをはじめパレスチナなどを支援する方々への応援は続けます。関連映画の情報も時には発信するつもりです。諸々の状況が好転するならまた何か企画する…かもしれません(Inshallah)。

イスラーム映画祭10年間、本当にお世話になりました。
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🍉イスラーム映画祭無期限休業のお知らせ🍉
2015年12月にスタートしたイスラーム映画祭は、第10回をもって休業いたします。

中東や北アフリカ、アジア各地を中心に10年で35の国と地域の映画「102作品」を上映、東京・名古屋・神戸で計3万4,632名様にご来場いただきました。誠にありがとうございました。🙇

もともと10年をメドにしていたのと、コロナ禍や円安が進む中でも無理をして続けてきたため金銭面でも精神面でもついに限界に達したのが理由です。海外でも物価は上がって映画の上映料じたい10年前の約1.5倍になり、こうした状況と自分の生活を考えて判断しました。

今はやり切った感しかありません。