「なつき〜〜!!これどう?」
「おーいいじゃん」
「なつきくん!今度みんなで〜」
「マジ?めっちゃ楽しそう〜!!絶対行くわ」
クラスの中心で、完璧すぎる笑顔でペラペラと喋る男を鬱屈した気分で眺めた。きゃらきゃらげらげら響く声が、耳元で唸る蝿のようだ。あのバカ野郎はクソ野郎と呼ぶべきか。とにかく。
バァァン‼️
手の中の辞書一式を机に叩きつければ、喧しい笑い声が止んだ
「眩暈がして手が滑りました……なつきさん。保健委員ですよね___保健室連れて行ってください」
それだけ言えばなかなかに変態的なのだけれど、いかんせんその香りが煙たさを纏っており、つまりは間違いなく煙草の類のものであることから、周囲を警戒せざるを得ないのが現状だ。
友人であるなつきさんの身内に喫煙者はいない。そもそも、ここ数週間前までは一切そんな匂いを漂わせることなんてなかった。
しかしある日を境に、なつきさんは酷く鼻につくその煙たさを身に纏い、僕のことを少しずつ避けるようになっていった。
「なつきさん。僕に隠していること、ありませんか」
同じ大学の同じ学科を受けているはずなのに、ここ最近は何故かすれ違いばかりだった。
それだけ言えばなかなかに変態的なのだけれど、いかんせんその香りが煙たさを纏っており、つまりは間違いなく煙草の類のものであることから、周囲を警戒せざるを得ないのが現状だ。
友人であるなつきさんの身内に喫煙者はいない。そもそも、ここ数週間前までは一切そんな匂いを漂わせることなんてなかった。
しかしある日を境に、なつきさんは酷く鼻につくその煙たさを身に纏い、僕のことを少しずつ避けるようになっていった。
「なつきさん。僕に隠していること、ありませんか」
同じ大学の同じ学科を受けているはずなのに、ここ最近は何故かすれ違いばかりだった。