suno (すの)
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長野と東京を往復する日々。
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ご無沙汰しています。
明日は長野に帰る道すがら、ちょこっとだけ寄り道旅をします。今度はちゃんと最後までポストしますので、お付き合いください!
京都でチームの仲間と酒を飲み、私はひと足お先に失礼して彦根の宿にチェックイン。
自動販売機に地ビールがあるなんて、東横インにしては珍しいな。
また、旅の途中で息絶えてしまい、2 ヶ月。生きています。
今日は京の都に来ていた。以前は隔週で上洛していたが、最近は月に一度。暑さの峠は越えた感があるが、歩けば汗をかく。
小牛田は東北本線、陸羽東線、石巻線が交わる交通の要衝だ。東北本線の普通列車も小牛田で必ず乗り換えが発生するので、列車が到着すると賑やかになる。
小牛田には小牛田運転区があり、陸羽東線と石巻線で使われるキハ 110 型気動車が出番を待っている。イベント車両の「風っこ」も見える。
石巻線の女川行きに乗り、キハ 110 を肴に残りの浦霞を楽しむ。石巻線も、初めて乗る路線だ。
古川で新幹線を捨て、陸羽東線に乗り換える。
陸羽東線は、東北本線の小牛田(こごた)と奥羽本線の新庄を結ぶローカル線で、途中の古川で東北新幹線と接続する。古川から新庄までは乗ったことがあるのだが、古川から東側が未乗のままだった。今回はこの未乗区間を潰しに来た。本数が少ない路線なので、新幹線の力を借りた。
仙台からは一駅だけ新幹線に乗り、古川へ。
東北新幹線の盛岡以南の駅には国鉄の残り香を見ることができる。いちばん国鉄の香りがするのは上野駅だと思うけれど。
昼は仙台で駅弁でも、と思っていたのだが、新潟でよく見る「米食べ比べおにぎり」があったので迷わず買った。ちょうど、最近ササニシキを食べてないなあ、久しぶりに食べたいなあ、と思っていたところだった。
だて正夢(白米)、金のいぶき(玄米)、ササニシキ(白米)のセット。具はなく、塩すらしていないが、それがいい。
「浦霞 特別純米 生一本」(宮城県塩竈市)も、ササニシキ 100% の酒だ。
福島発白石行きの列車でうつらうつらしていたら、白石に着いたところで目が覚めた。瞼を開くと、ちょうど向かいの席の人が私を起こすべく声を掛けようとしてくれていた。ありがたい。
白石(しろいしと読む)は温麺(うーめん)の街。短い冷麦のような麺で、温かいつゆで食べる。家ではよく作るが、現地で食べたことはないな。近々、来るか。

そして先月の旅の北限である槻木まで来た。今回はさらに北を目指す。
今朝の混んだ始発山手線で、隣に立っていた大学生らしき男子が私の首に掛かっているカメラを見て「カメラマンですか」と声を掛けてきた。
何でもカメラに興味があるのだが、何から入ればいいのが分からないらしい。一眼は高いし、大きくて重くて持ち歩くのがおっくうになるので、中古のコンパクトカメラから始めることを提案し、私の愛機 XZ-2 と Stylus 1s を薦めた。彼のスマホで検索して中古の相場感を見てもらったら食指が動いたようだ。

それにしても、若いのに見ず知らずのおじさんに気さくに話しかけてくれるのは嬉しいものだ。池袋までの 10 分弱しか話せなかったが、連絡先を聞いておけばよかったかな。
今日は 3 時半に起き、新宿 4:44 発の山手線外回りの始発列車で東京を発った。
朝 5 時前の始発列車を待つ人でホームがごった返している新宿駅。この街は狂っていると思うが、私もそんな狂人のひとりか。
村に存在する唯一の新幹線駅である新白河で朝食を調達し、さらに北を目指す。いまは郡山からの第 7 ランナー、福島行きに揺られている。
阿武隈鉄道で福島と宮城の県境を越えようとしていたところでポストが途絶えて 1 ヶ月近くも経ってしまった。旅先で斃れたわけではありません。
あのあとは、終点の槻木まで行き、東北本線を南下して郡山へ。駅構内の地酒の店「もりっしゅ」で福島の酒と食に舌鼓を打って、新幹線を乗り継いで帰長した。このあたりの話は、また機会があれば。

それからは仕事に忙殺され、日々の食事やお弁当の写真こそ撮れ、ここにポストする余裕すらなかった。
そしてこの一週間は東京で働きづめ。
何とか生きている。
かつて日本一長い駅名を誇っていた「やながわ希望の森公園前」。ワンマン列車の運賃表示器では、日本語では「希望の森」、英語では「Kouenmae」、運転手用の駅名表示は「公園前」だった。
福島に到着して、奥羽本線を完乗した。
福島からは、阿武隈急行線に乗る。阿武隈急行線は、福島と槻木(つきのき、宮城県柴田町。仙台の南約 24km)を結ぶ路線で、東北本線のバイパス線として建設されたが、国鉄再建法の絡みで廃止対象路線となり、第三セクター化された。
福島駅から 4.6km 先の矢野目信号場までは JR 東北本線の線路を爆速で走る。そこからは阿武隈急行の線路に入るが、電化かつ高規格路線なのでそこそこ速い。
www.abukyu.co.jp
全列車通過の大沢駅を通過。列車は来ないのに、ホームの電光掲示板に文字は流れていた。
さらに上り坂を上って、峠駅へ。峠の力餅の立ち売りがまだあると知って、慌てて時刻表を調べる。2 分ほど停車することを確認し、ホームに飛び降りる。米沢で買った峠の力餅は米沢支店製で、峠駅で売られているものとは違うらしい。ならば、買わないという選択肢はない。
大ぶりのあんころ餅が 8 個入って千円。峠駅を出ると、線路は下り坂になる。心なしか軽やかに聞こえるレールのジョイント音を聞きながら、力餅を頬張った。
米沢を出て最初の駅、関根で、若い男性が乗車してきた。車掌から福島行きの乗車券を購入していた。
関根を出ると 23~38‰ という急な上り区間が続き、電車は車輪を軋ませながら坂を上ってゆく。
ここから先、大沢(去年冬から全列車通過)、峠、板谷、赤岩(4 年前の春のダイヤ改正で廃止)の連続する 4 駅は、開業当時はすべてスイッチバック駅だった。今はスイッチバックは解消されているが、どの駅もスノーシェッドに覆われて薄暗い。地形も自然も厳しい所に線路を引いたものだと思う。
それはそうと、福島から青森までを繋ぐ奥羽本線のうち、福島~米沢間だけが未乗区間なのだ。この区間は最初は普通列車で走破したいと思っていた。
前述のとおり、この区間の普通列車は 6 往復しかなく、なかなかうまいこと予定を立てられずにいたが、今回はピシャッとハマる旅程を作ることができた。
酒は買わず、初めての板谷峠越えを楽しむ。
板谷峠と言えば、峠駅で「峠の力餅」の立ち売りがあったと聞いている。さすがにもうないだろうと思い、米沢で買っておいた。
在来線に乗っているのに新幹線が向かいのホームに入ってくるのは、頭では分かっていても違和感がある。
一般に「山形新幹線」と呼ばれている路線は、在来線の奥羽本線を走る特急列車である。新幹線が山形に乗り入れるに当たって、奥羽本線福島~山形(のちに新庄まで)の線路幅を在来線の 1067mm から新幹線の 1435mm に改軌した。こうすると今度は在来線車両が走れなくなるので、同区間を走る在来線車両も 1435mm に改軌した。このおかげで米坂線からの列車は山形まで行けなくなり、快速「べにばな」は山形新幹線開業とともに廃止となった。
また、山形新幹線開業前には 15 往復あった福島~米沢の普通列車が、山形新幹線開業時に 6 往復に減らされてしまった。まるで新幹線乗り入れの邪魔だと言わんばかりだ。
駅舎内に立ち食い蕎麦屋があるのを私は見逃さなかった。駅蕎麦保存会会員(いま作った)の私としては、何か食べねばなるまい。山形のだし蕎麦(560 円)にしよう。
袋入りの茹で麺とかなり甘めのつゆ、そしてだし。悪くない。
店名が「鷹」なのは上杉鷹山公にあやかったものか。おにぎりの「きなみ」とは何かと尋ねたら、胡瓜・南蛮・茗荷とのこと。

#青空ごはん部
米沢は米坂線の乗り換えで降りたことがあるくらいで、改札口の外に出るのは初めてとなる。
今回の米沢でのお目当ては、米沢ラーメンを食べること。とは言っても滞在時間が 1 時間 8 分しかないので、駅からすぐの場所にある「松月」で 1 杯いただくのが精いっぱいだ。
スッキリとしつつも油を感じる透明感あふれるスープに、中太縮れ麺。これは車を借りて梯子したくなる。
dailyportalz.jp/kiji/ramen-i...

#青空ごはん部
今泉からは鉄道で米沢へ。
ホームの売店に山と積まれた駅弁、行き交う人の多さに、都会に来たなと思う。洋風の駅舎も美しい。
米沢行き普通列車は 32 分後だが、すでに入線していた。
今泉はJR 米坂線と山形鉄道フラワー長井線(旧国鉄長井線)が 4 方向に分かれる交通の要衝だが、先述のとおり駅前には店のひとつもない。列車の本数も少なく、日中は閑散としている。
余談だが、ここ今泉駅は鉄道紀行作家・故宮脇俊三が玉音放送を聞いた駅で、宮脇俊三ファンの中では聖地のひとつとなっている。
今泉駅は、駅前に商店はないが旅館が 2 軒もある。昭和の駅前という感じだ。駅前食堂でもあればもっとよかった。
今度、泊まりに来たい。グーグルマップで見ると、徒歩 10 分圏内にコンビニと食堂数軒がある。
坂町からの 6 人に加えて小国で乗った 1 人の計 7 人を乗せ、代行バスは今泉までやってきた。
3 年近くも列車が走らないと、レールは赤く錆び、道床には草はもちろん灌木まで生える。
復旧したら、また乗りに来るからな。
県境を越え、山形県に入って最初の駅、小国(おぐに)に着く。ここで初めて 1 人乗ってきた。定期券を持っているので、日常的にこの代行バスに乗っているのだろう。
代行バスは荒川に寄り添い、米坂線の線路と組んずほぐれつしながら、国道 113 号線を走ってゆく。
今のところ、立ち寄ったすべての駅は駅名に「越後」を冠するが、運転手は越後を省いて「片貝です」「金丸です」とアナウンスする。

そして、橋脚が流された鉄橋を直している現場も見た。直す気がないのだろうなんて言って、すまなかった。ごめんね、JR 東日本。