間月
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間月
@mdk6th.bsky.social
間月(マヅキ)と申します。オリジナルの少年・少女の妄想をぽつりぽつりと呟きます。それと、日常考えている事も呟いたり。腐属性なのでBLあります。ドールの写真もあります。どうぞよしなに。
→よく考えれば、意味が無いだろう。でも、これが、精一杯だった。アルミホイルに乗ったお菓子に、首を傾げる。「どうぞ」恐る恐る、手が伸びる。「あっ」ピタッ、と、手が止まった。「火傷に、注意な」お菓子と、顔を、見比べられる。心配だが、いたずら心は、忘れない。君のいる水面が、揺れた。
October 31, 2025 at 1:32 AM
元気そうなのに、どこか、いつもと違う。お菓子をちらつかせれば、飛びつくのに、違和感だ。もしかして、「寒い?」そう、問えば、かぼちゃに描かれた笑顔が、不器用に見えてくる。温かいお菓子って、何だろう…。自然に思い浮かぶくらい、君には、笑っていて欲しい。
October 24, 2025 at 1:32 PM
片方だけの瞳が、じっと、目の前を見つめる。いくつか置かれたそれは、見た目はほとんど変わらない。だが、中身は結構、違うのだ。これ!指差したものを、剥いてみる。黄色い。しかし、割ってみると、黒くなっていた。「ハズレだ」がっくりと、肩を落とす。秋の運試しは、始まったばかりだ。
October 10, 2025 at 12:33 PM
さらりと揺れる金色に、目を奪われる。夜空と同じ輝きが、瞬きをする度に、溢れた。どうしたの?見惚れていた、とは、恥ずかしい。でも、伝えたくなるほど、今日の君は「綺麗、だな」試験管に手を伸ばし、君の頬を、撫でた。ガラス越しなのに、仄かに温かい。君の、赤くなった頬の、熱だろうか。
October 6, 2025 at 2:49 PM
僅かに伏せられた瞳は、キャンバスを向いている。陽の光が、横顔を照らした。「眩しくないのか?」筆を滑らせている手が、止まった。別に。すぐに、キャンバスに戻ったが、こちらを向いた一瞬、隻眼が、きらり、光った。芸術は、よく分からない。でも、それは、美しいモノだと、思えた。
September 23, 2025 at 12:52 PM
半袖から伸びた腕を、随分と涼しい風が、撫でる。日差しは、眩しいのに、不思議と、柔らかく感じた。蝉の声が、聞こえない。風鈴の、音も。水面に、浮かんだ帽子から、アゲハ蝶は、飛び去った。空は、君、みたいなのに。遠く、耳の奥で、残響がする。君がいない、季節になった。
September 13, 2025 at 2:58 PM
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次回 #創作BLオンリー関係性自論8 は、【2026/2/20(金)23:00〜2/22(日)22:50】の2日間、完全有料開催(サークル参加費1,000円/一般参加は無料)となります。

体調面スケジュール面ともに、何卒ご無理のない範囲で参加をご検討ください。

参加申込期間は【9/6(土)0:00〜12/31(水)23:59】です。
ご縁がありましたらよろしくお願いいたします。

イベントページ:
pictsquare.net/ta8n9wdgd7j5…

全ての参加者の皆様、2日間お疲れさまでした。
ご参加本当にありがとうございました!

関係性自論 主催 熊猫二郎笹助
pictSQUARE - オンライン即売会サービス
※一部でも生成AIを使用した作品は当イベントでは出展禁止です※     ※ お願い ※    大変お手数をおかけして申し訳ありませんが、サークル申込を希望される際は、当ページ記載の全ての事項...
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August 31, 2025 at 1:55 PM
暑さに、項垂れる。机に伏せれば、接したところから、熱が生まれた。クーラーは、効いているのに。大丈夫?声のする方を、見やれば、水の中の君が、心配そうな、顔をしていた。白い、セーラー服が、眩しい。「大丈夫」説得力の無い声が、漏れる。遠く、蝉の声を聞きながら、意識が、沈んだ。
August 23, 2025 at 5:34 AM
連日の暑さが、嘘のような、涼しさ。感覚が、麻痺している、かも、しれない。それでも、確かに、涼しいと、部屋に流れ込む風に、そう、思った。涼しいね。同じ気持ちが、聞こえる。声を、見やれば、青い瞳が、弧を描いた。白縹の、明方、呼吸を始めた一日が、とても、涼やかなものに、思えた。
August 1, 2025 at 2:04 PM
一日過ぎてしまったけれども、昨日の作品なので。
July 7, 2025 at 11:06 PM
いつにも増して、多いはずなのに、きっと、君は、嬉しそうに、楽しそうに、受け取るはずだ。だから、これは、俺のわがままで、勘違い、だけど。「一緒に、食べないか?」小さな、甘い星を、差し出す。いいの?きらり、天の川を、映す瞳が、ほころんだ。どうか、君の疲れが、取れますように、なんて。
July 7, 2025 at 11:05 PM
薄墨とは程遠い、白む空を、見上げた。鞄の奥では、紺色の傘が、眠っている。出番は、なかなか来ない。どうしたんだろう。僕にもわからないんだ。思わぬ返事に、声に出ていたと、驚いた。柄を掴む手に、力が入る。「でも、君は、ここにいる」慰みだろう。それでも、言わずには、いられなかった。
July 2, 2025 at 9:43 AM
いつも見ていた白が、消えた。消えた、というより、無くなってしまった、が、正しい。もう、見られないのだろうか。そう、思っていると、君の傘が、白くなっていた。「えっ…?」どこに、あるのだろう。帰り道、探そう。意外にも、近くにあったと気付くのは、もう少し、先の話だ。
June 25, 2025 at 11:15 PM
紺色の、傘の隙間から、ピンク色が、見えた。「なるほど…」思わず、溢れた独り言は、幸い、雨音に紛れる。今年は、何色だろう、と、心待ちにしているのだ。きっと、この色を、吸い上げているに、違いない。謎の自信と、逸る胸。自室にたどり着き、ドアを開ける。答え合わせは、満点だった。
June 14, 2025 at 2:29 PM
Reposted by 間月
May 17, 2025 at 9:22 AM
解けかかった、生成りのリボンが、揺れている。結び直したいのに、身体が、動かない。大丈夫?それは、こちらのセリフだ。今出来る、精一杯の力で、君を見つめた。「大丈夫」季節の変わり目は、こうなりやすい。君と、もっと話したいのに。君の声が、遠くに聞こえ、そっと、瞼を閉じた。
May 16, 2025 at 1:05 PM
箱庭にある雑貨屋さんへの扉を開けました。
5/31までとなります。文学フリマ東京40の新刊は完売のためございませんが、試験管に入った“世界の素敵”である試験管少年の物語はございます。よろしければ遊びに来て下さいまし❁⃘
cosette.booth.pm
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May 14, 2025 at 12:05 PM
文学フリマ東京40の簡易お品書きになります。詳細はWebカタログ・BOOTHでも確認できます。
合言葉は【緑の指】
合言葉の詳細は、画像3枚目に記載しております✒︎
#文学フリマ東京 #文学フリマ東京40
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April 28, 2025 at 12:38 PM
文学フリマ東京40に出ます。新刊の準備も終わり。皆様に会えるのを楽しみにしております❁⃘
#文学フリマ #文学フリマ東京40
April 23, 2025 at 11:53 AM
寒い、といっても、冬とは違う。随分と暖かい風に、君の寒さを、改めて知った。それでも、君にとっては、寒いことに、変わりは無い。腕を摩る仕草が、目に入った。手を伸ばし、そっと、試験管を覆う。気休めかも、しれない。それでも、そうしたいと、確かに思った。
April 23, 2025 at 11:48 AM
はらり、花弁とともに、君の目から、涙が溢れた。外は、急に寒くなり、雨が降っている。ごめんなさい。小さく、紡がれた言葉に、胸が、痛くなった。綺麗だよ。桜が、言う。「あぁ、綺麗だよ」本心を、君に伝える。空の色を、映した瞳が、瞼に隠れた。君がいるから、見える世界が、あるんだ。
March 29, 2025 at 12:42 PM
いつもと違う、甘い香りがする。窓を開け、息を吸い込んだ。何だろう…。そう、思っていると、声を、かけられた。目線を下げれば、毛先が赤い、知らない君が、佇んでいた。やっと気づいた。細められた目に、不思議と、胸が痛む。もしかして、ずっと、いたのだろうか。ちゃんと、君を、知りたい。
March 13, 2025 at 12:45 PM
白い、ふわふわとした帽子が、目に入る。「それは?」そう、問えば、君は、嬉しそうに、答えた。もらったの!外を見れば、大粒の、雪。視線を下げれば、白が、佇んでいた。なるほど、そういうことか。どう?不安そうな顔に、素直に答える。「似合っているよ」君は、笑う。白も、笑っていた。
March 9, 2025 at 10:42 PM
この時期を、チョコレートがもらえるハロウィン、と、君は言った。言い得て妙だ。だから、「これは、ハロウィンだよ」小さな包み紙を、そっと差し出す。柘榴の瞳は、より丸くなった。ハロウィン…と、小さな口が、動く。「うん」気恥ずかしさを、誤魔化すには、丁度いい、魔法の言葉なんだ。
February 14, 2025 at 1:39 PM
「痛っ…」風の冷たさに、思わず、口から溢れた。その言葉に、君は、顔を逸らす。「大丈夫だよ」そう返せば、僅かに、こちらを見た。ごめんなさい。小さな声の謝罪に、この風が、君のせいだと、気づいた。きっと、その意味は。「遊ぼうか」いいの?と、柘榴の瞳が、揺れる。寂しかったんだ。
January 31, 2025 at 12:48 PM