Murderous Ink
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映像について書きます。 https://kinomachina.blog
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フクちゃんと荒姫さま

横山隆一は、戦時中の日本において政策に基づく漫画のメディアミックスで重要な役割を果たしました。黒澤明は戦意昂揚映画を製作。彼らの戦時中、そして戦後の行動、言動を追ってみます。
フクちゃんと荒姫さま
横山隆一は、戦時中の日本において政策に基づく漫画のメディアミックスで重要な役割を果たしました。黒澤明は戦意昂揚映画を製作。彼らの戦時中、そして戦後の行動、言動を追ってみます。
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軍産複合体の美学

冷戦初期のアメリカ。一見平穏に見えるこの時代に、よく見ると、大衆文化の片隅に兵器の存在が不穏な形で現れてきます。1950年代から60年代の雑誌広告をみると、軍需企業が武器の製造を誇示し、新型車のプロモーション映画には戦闘機が見え隠れする。アイゼンハワー大統領が警告した軍産複合体は、すでに社会の組織に深く入り込んでいました。モダニズムの美学のなかの兵器についてみてみます。
軍産複合体の美学
冷戦初期のアメリカ。一見平穏に見えるこの時代に、よく見ると、大衆文化の片隅に兵器の存在が不穏な形で現れてきます。1950年代から60年代の雑誌広告をみると、軍需企業が武器の製造を誇示し、新型車のプロモーション映画には戦闘機が見え隠れする。アイゼンハワー大統領が警告した軍産複合体は、すでに社会の組織に深く入り込んでいました。モダニズムの美学のなかの兵器についてみてみます。
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リパブリック・ピクチャーズは、ハリウッドの映画スタジオの中でも《連続活劇》を数多く製作した映画会社の一つである。連続活劇はどのように上映されていたのか。実際のシカゴの映画館を例に見ていきたい。
リパブリック・ピクチャーズの連続活劇
リパブリック・ピクチャーズは、ハリウッドの映画スタジオの中でも《連続活劇》を数多く製作した映画会社の一つである。連続活劇はどのように上映されていたのか。実際のシカゴの映画館を例に見ていきたい。
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成瀬巳喜男監督『晩菊(1954)』は、戦後の日本における中年女性の孤独と生き様を描いた映画です。三人の女性の物語が交差し、経済的な困難や過去の男との関係が織り交ぜられていきます。ここでは林芙美子の原作を見ながら、現代の私たちが見落としてしまいそうなディテールを追ってみます。
『晩菊』ノート
林芙美子の原作を通して、成瀬巳喜男監督『晩菊(1954)』のディテールに潜む秘密を追ってみる。
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『博士の異常な愛情』の作戦ボード(2)

『博士の異常な愛情』に登場する作戦ボード。実際にはあんな高性能のものは存在しなかったのですが、アメリカ国防省が採用したケルヴィン=ヒューズ型ディスプレイは、それでも最先端の作戦視覚化システムでした。このディスプレイはレーダー映像を撮影し、そのフィルムを自動現像し、1.8メートルのスクリーンに自動で投影するという画期的な装置でした。しかし、システムのタイムラグが爆撃機、そしてICBMの速度の向上により問題視されていきます。
『博士の異常な愛情』の作戦ボード(2)
『博士の異常な愛情』に登場する作戦ボード。実際にはあんな高性能のものは存在しなかったのですが、アメリカ国防省が採用したケルヴィン=ヒューズ型ディスプレイは、それでも最先端の作戦視覚化システムでした。このディスプレイはレーダー映像を撮影し、そのフィルムを自動現像し、1.8メートルのスクリーンに自動で投影するという画期的な装置でした。しかし、システムのタイムラグが爆撃機、そしてICBMの速度の向上により問題視されていきます。
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『博士の異常な愛情』の作戦ボード(1)

『博士の異常な愛情』は、冷戦時代の核戦争危機を象徴的に描いたブラックコメディです。しかし、あの映画で描かれた世界は冷戦の実態よりもはるかに「進んで」いたのです。実際の米ソの間には直通電話は存在せず、リアルタイムで爆撃機の位置を示す作戦ボードも存在しませんでした。当時アメリカが実際に使用していた作戦ボード「イコノラマ」についての話です。
『博士の異常な愛情』の作戦ボード(1)
『博士の異常な愛情』は、冷戦時代の核戦争危機を象徴的に描いたブラックコメディです。しかし、あの映画で描かれた世界は冷戦の実態よりもはるかに「進んで」いたのです。実際の米ソの間には直通電話は存在せず、リアルタイムで爆撃機の位置を示す作戦ボードも存在しませんでした。当時アメリカが実際に使用していた作戦ボード「イコノラマ」についての話です。
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マックス・スタイナーについてのノート (Part I)

マックス・スタイナーといえば、『キング・コング』や『風と共に去りぬ』の映画音楽を手掛けた作曲家として有名です。彼はRKOで96本の作品に関わっていますが、トーキー初期の映画音楽の技術革新にも深く関わっています。特にリレコーディングの技術を利用し、音楽と映像の同期についての先駆者でした。
マックス・スタイナーについてのノート (Part I)
マックス・スタイナーといえば、『キング・コング』や『風と共に去りぬ』の映画音楽を手掛けた作曲家として有名です。彼はRKOで96本の作品に関わっていますが、トーキー初期の映画音楽の技術革新にも深く関わっています。特にリレコーディングの技術を利用し、音楽と映像の同期についての先駆者でした。
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今回は、戦時中の日本の映画批評をみたいと思います。
津村秀夫(1907-1985)は、戦時中から戦後にかけて日本映画批評界で影響力を持った人物として知られています。1931年に朝日新聞社に入社し「近代の超克」の座談会に参加。彼は映画批評を通じて、戦時中の映画政策を擁護し、ファシスト的な意見を展開しました。津村は特に娯楽映画を激しく批判し、その批評には強烈な罵倒が多く含まれていました。戦後、彼は自身の戦争責任を追及されることなく、映画界になおも君臨し続けたのです。
ある映画評論家の肖像
津村秀夫(1907-1985)は、戦時中から戦後にかけて日本映画批評界で影響力を持った人物として知られる。1931年に朝日新聞社に入社し「近代の超克」の座談会に参加。彼は映画批評を通じて、戦時中の映画政策を擁護し、ファシスト的な意見を展開した。津村は特に娯楽映画を激しく批判し、その批評には強烈な罵倒が多く含まれていた。戦後、彼は自身の戦争責任を追及されることなく、映画界になおも君臨し続けた。
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エドワード・ホッパーの「ナイトホークス」は、彼の数ある作品のなかでも最も有名な作品でしょう。夜の都会の片隅で見かけるダイナー。蛍光灯に煌々と照らされた店内。寂しいような、落ち着くような、不思議な場所。都会に住んだことがある人なら似たような場所をきっと見かけたことがあるだろう、そんな作品。しかし、これは描かれたとき、存在してはいけない風景だったというのはあまり知られていないと思います。どうして存在してはいけなかったのか。戦争が始まった頃のアメリカの話です。
エドワード・ホッパーと戦争
エドワード・ホッパーの「ナイトホークス」は、彼の数ある作品のなかでも最も有名な作品でしょう。夜の都会の片隅で見かけるダイナー。蛍光灯に煌々と照らされた店内。寂しいような、落ち着くような、不思議な場所。都会に住んだことがある人なら似たような場所をきっと見かけたことがあるだろう、そんな作品。しかし、これは描かれたとき、存在してはいけない風景だったというのはあまり知られていないと思います。どうして存在してはいけなかったのか。戦争が始まった頃のアメリカの話です。
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おぞましい野蛮が飛び出すとき

SNSによって保守派とリベラルの対立が深刻化していると言われていますが、その「2極対立」のエンターテインメントの歴史について考えてみます。最も影響を与えたのが1968年のウィリアム・F・バックリー・Jrとゴア・ヴィダルの討論番組でしょう。そしてCNNなどのニュース・エンターテインメントがそれをさらにおし進めていきます。ポリティカル・コレクトネスをめぐる議論は、この「2極対立」のフォーマットにすっぽりはまってしまったのです。
おぞましい野蛮が飛び出すとき
SNSによって保守派とリベラルの対立が深刻化していると言われていますが、その「2極対立」のエンターテインメントの歴史について考えてみます。最も影響を与えたのが1968年のウィリアム・F・バックリー・Jrとゴア・ヴィダルの討論番組でしょう。そしてCNNなどのニュース・エンターテインメントがそれをさらにおし進めていきます。ポリティカル・コレクトネスをめぐる議論は、この「2極対立」のフォーマットにすっぽりはまってしまったのです。
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『カサブランカ』はプロパガンダ映画だ

『カサブランカ』はプロパガンダ映画だろうか。多くの(特に日本の)批評家が戦意高揚的な要素を指摘しているが、どんなことが言われて来たのか。それをまとめてみました。
『カサブランカ』はプロパガンダ映画だ
『カサブランカ』はプロパガンダ映画だろうか。多くの(特に日本の)批評家が戦意高揚的な要素を指摘しているが、どんなことが言われて来たのか。それをまとめてみました。
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ポリティカル・コレクトネスのポリティクス

「ポリティカル・コレクトネス」はどこから生まれてきたのか。レーガン~ブッシュ政権下の保守派によって「作られた」運動。保守系メディアが、大学での左派の研究や言論活動を誇張、時には捏造し、マスメディアが一般市民に恐怖感を煽っていくことになります。「ポリティカル・コレクトネス」は誰が煽ったか。どんなお金の流れだったのか。皆さんご存じのように、この用語は「ウォーク」や「キャンセル・カルチャー」といった新たな言葉に進化しています。
ポリティカル・コレクトネスのポリティクス
「ポリティカル・コレクトネス」はどこから生まれてきたのか。レーガン~ブッシュ政権下の保守派によって「作られた」運動。保守系メディアが、大学での左派の研究や言論活動を誇張、時には捏造し、マスメディアが一般市民に恐怖感を煽っていくことになります。「ポリティカル・コレクトネス」は誰が煽ったか。どんなお金の流れだったのか。皆さんご存じのように、この用語は「ウォーク」や「キャンセル・カルチャー」といった新たな言葉に進化しています。
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白黒にカラーを埋め込む

『シンドラーのリスト』に起きた技術的な問題。 どうやって赤い色を白黒映画に埋め込んだのか?それが映画館で引き起こした問題とは。今の時代では考えられないほど複雑だった事情です。 黒澤明の『天国と地獄』の有名な煙のシーンの撮影についても紹介します。
白黒にカラーを埋め込む
『シンドラーのリスト』に起きた技術的な問題。 どうやって赤い色を白黒映画に埋め込んだのか?それが映画館で引き起こした問題とは。今の時代では考えられないほど複雑だった事情です。 黒澤明の『天国と地獄』の有名な煙のシーンの撮影についても紹介します。
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Farage’s “I have no idea” line isn’t indecision, it’s calculated vagueness. By not rejecting Trump’s claim, he avoids alienating the anti-vax/anti-science bloc, while still sounding “reasonable” to others. This is how you hold together a coalition of distrustful counterpublics.
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It's really important for the media and public to understand what's happening here as it's the same playbook as the MAGA coalition. Find all the fringe groups who don't trust institutions for whatever reason and promise them to deliver what they want so they build enough of a coalition to gain power
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小津安二郎が戦時中に制作した『戸田家の兄妹』と『父ありき』は、戦後のGHQ検閲により一部シーンが削除されました。削除前の内容を読んでいくと、かなり印象が変わるかもしれません。
戦時中の小津安二郎作品の削除シーン
わたしたちの果てなき切望 (14) 小津安二郎が戦時中に監督した2作品を読む
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プロパガンダ映画に関する文章の続きです。
横山隆一と黒澤明について考えてみました。戦時中も「フクちゃん」を描き続けた横山隆一は、その事実を戦後どう考えていたか。黒澤明は「ヒューマニズムに満ちた」作品を多く残したと言われているが、戦時中はどうだったのか。
フクちゃんと荒姫さま
わたしたちの果てなき切望 (13) 南進政策のなかの横山隆一と決戦下の黒澤明。 フクちゃん 大塚秀志は「大政翼 … 続きを読む フクちゃんと荒姫さま
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プロパガンダには必ず表現者がいて、その表現者には表現をした責任がともなうはず。
しかし、多くの場合、頬かむりをしたり、なかったことにしたりしている。
斎藤茂吉、高村光太郎、壷井繁治、溝口健二、そして彼らを取り巻く言説を見ながら、表現の責任がうやむやになっていく様子を考えてみたいと思います。
プロパガンダの責任
プロパガンダを創るのは、クリエイターである。畢竟、クリエイターの表現上の責任というものは存在している。 新しき … 続きを読む プロパガンダの責任
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2D animation is booming in theaters. In China, the film Nobody is outgrossing many of Hollywood's recent CG films—on a $10< million budget.

It's only one example. As 2D films rise, Hollywood's decision to kill them off looks shortsighted. We explore:
animationobsessive.substack.com/p/the-hand-d...
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Animation with sand on glass

From: The Metamorphosis of Mr. Samsa (1977), dir. Caroline Leaf, National Film Board of Canada
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criterionchannl.bsky.social
🚨🚨 ANNOUNCEMENT 🚨🚨Starting next month, make the Criterion Channel your home for the best in Hong Kong cinema! On October 1, a major selection of long-unavailable movies from the Golden Princess library will make their streaming debuts on the Channel
A man holding two guns appears in an action scene. Text reads: “Treasures of Hong Kong Cinema—Coming to The Criterion Channel October 1.”
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トニー・レオン、ワン・イーボーが共演した『無名(2023)』
今一つ評価が高くないようですが、寡作の映画監督、チェン・アルの軌跡を追ってみてみます。鍵はタランティーノの『パルプ・フィクション』です。
無名(2023)
上海を舞台にした歴史ファンタジーと、寡作の映画作家チェン・アル監督の偏愛するプロット構造について 私たちの時間 … 続きを読む 無名(2023)
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「高畑勲の醒めない夢」週末批評のXスペース
志津Aさん:『火垂るの墓』はモラルか、アモラルか、で言えばアモラルな映画。
4時間あるので、ゆっくり聞きます。
x.com/worldend_cri...
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