サヤ
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sayaemon.bsky.social
サヤ
@sayaemon.bsky.social
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読書 / 時々文章を書きます
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東はぼんやりと薄曇り、西はすかっと秋晴れ、北はコントラスト強めの積乱雲、頭上は低くて黒い雨雲と、どうにも定まらない空模様 干した布団の命運やいかに
これは私の読み手としての狭量さの問題 登場人物がかわいそうな目にあったり、悪いことをしていたりするのに耐えられない、そんなメンタルよわよわな読み手さえも納得させる物語はすごい、ということが言いたかった
悲恋かー、と読み終えた本を伏せて物思う
辛い話、悲しい話を気持ち良いと感じるのって、よくよく考えたら不思議
私はそういうものを読んだり書いたりしないタイプだけど(特に二次創作では)人気があるのは理解できる

悲しい目にあわせる、非道徳なことをする/させる、その上で物語を陳腐にせず、きちんと落とし前をつけるって、とても力量のいることなんだなと改めて感じた さすが神、手塚治虫…
巻末に小川洋子先生が寄せている『科学と物語の親しさ』が好きすぎて
『科学が解明しようとする世界は、時にどんな物語よりも神秘的であり、そこに人間が関わっている以上、必ず数値に表せない豊かな心の働きがのぞいて見えてくる。獲得した科学技術も、それを操る人間の品性によって、いかようにも姿を変えてしまう』
カカカカッと不思議な音がしたと思ったら、ヒッヒッヒッと高い鳴き声 姿は見えなかったけどジョウビタキかな オレンジ色かわいい もう渡ってきたんだね
今日は野鳥がよくさえずっている なにかお天気的に、季節的に、上擦りがちな日なのかな
タスク管理苦手…仲間です…!!😭🤝頭の中でとっ散らかっていたものを書き出すだけでもかなりスッキリして不安も減ったので、付箋作戦ぜひぜひ!
世のおしゃれ手帳勢はこれを毎日丁寧にしたため、コラージュし、専用のポーチに忍ばせ…しているのだろうけれども「そんな時間と丁寧さが備わっている人間なら、そもそもこんな管理作業は必要ない」という
あとメモ欄が地味に便利
・年末調整が作業途中だよ
・あの仕事は相手のお返事待ちで待機中だよ
・次にコンビニ行った時ネップリ印刷してきて
・展覧会予約日時どうする?
・あの振込済んだ?
・原稿のアレについて調べといて

など、今じゃないけど忘れちゃいけないやる事、やりたい事、アイデアをなんでも自分に投げておける
日々のタスクだけ追っているとぜっっっったいに忘れるけど、このメモ欄のおかげで取りこぼしが減った
やってみて分かったこと
・複数タスクを同時進行して集中力切らしすぎ
・勉強するなら朝家事を短縮するのが近道
・オタク事は内容によってタイミングを分ける(作文は全タスク終わらせてからじゃないと心配で集中できない、かわりに事務作業は隙間時間に捻じ込める)

総括
・時間の使い方…へたすぎ…!?
・毎日バタバタしているわりに成果が少ない
・業務の漏れが怖い
・オタク活動の進捗を可視化したい
・勉強時間を捻出したい

すべてまとめて解決するために「すぐやる人のノート術」のタスコンノートをしばらく試しているのだけど、なかなか良い

増えたら気軽に捨てられる&場所取らないA5の裏紙を4等分(朝昼晩メモ)して、100均の5色付箋を項目別に貼り付けるだけ
・動かせない用事
・仕事タスク
・オタク事タスク
・勉強自己実現タスク
・その他(期間無しタスク、買い物メモ)

完了は赤斜線、持ち越したら明日以降に貼り直し。バーチカル手帳だといちいち書き直さなきゃいけなかったけど付箋だと移動が楽
ここのところちっとも晴れないので星見ができない 忙しさもあって、10月の空はほとんど把握できていない気がする
秋風に吹かれた風鈴がとても良い音で鳴る🎐
真夏の間はとても窓を開けられる状態ではなく、24時間閉め切り冷房かけ続けだったので、むしろこれからが本シーズンまであるな
読むぞ読むぞ読むぞ読むぞゲームするぞ読むぞ読むぞ読むぞ片付けるぞ読むぞ読むぞ勉強もするぞ読むぞ読むぞ読むぞ読むぞ程々に人間活動もするぞ読むぞ読むぞ

まずは寝よう

(脱稿当日の脳内)
金木犀が!今年も香った!!
風が強いので家中の窓を開け放って楽しんでいたら、リビングを甘い匂いがふわっと吹き抜けていったので慌てて外へ
薄黄色の蕾が沢山ついてる 開花する前からこんなにしっかり香るんだな うれしい
日課のラジオ体操、ここ数日忙しさにかまけてさぼっていたら、今朝びっくりするほど腰が痛くて目が覚めた
普段腰痛とはあまり縁のない人間なので、慌てて飛び起きて詫びラジオ(?)を丁寧にやったらば、腰周りや肩周りが楽器か?というほどパキポキペキパキ軽快に鳴り響き、全身がじんわり温まって楽になったので、やっぱりラジオ体操ってすごいかも…!とより信仰を深くした

ラジオ体操の数分でダメになるような仕事や家事や原稿は、そもそもがダメです(真理)
昨日は智恵子さんの命日だし、今夜はグレーテルのかまどでレモンコーヒーをやっていた どんな味なんだろう
なんとなく知っているはずのことでも、きちんと調べるのが大事 今夜も読書に救われました感謝
今更に、仲秋が八月、中秋が八月十五日と知った ひえー!今日の今日まで知らなかった!ひとつ間違いを正せたよかった…!
それはずつとずつとさきの事だ。
太陽が少しは冷たくなる頃の事だ。
その時さういふ此の世がある為には、
ゼロから数字を生んでやらうと誰かが言ふのだ。
さうか、天文学の、それは話か。
仲秋の月ださうだ、空いちめんをあんなに照らす。
おれの眼にはアトムが見える。
(『天文学の話』高村光太郎)
中秋の名月、分厚い雲に遮られて光の気配しか感じられなかった残念…
グールドがインタビューで「冬の北極圏に行きたい、日が低い時期に行きたい」と答えているのを読んで、分かる…!!となった

「あなたの演奏から秋の気配を感じます」とインタビュアーに言われたのを、ありがとうと受け取った後で、「かなり孤独でいられた生涯最良の一ヵ月」について触れている箇所

「そこには昂揚感がありました。慎重に使うべき言葉ですが、あの独特な孤立感を的確に表現する言葉はこれしかありません。(中略)遅かれ早かれ、私は闇の中で冬を過ごす予定です。これも確かです。」

やっぱり、暗くて静かな場所が人には必要
秋の模様替え 金木犀のお香が良い匂い
『後悔』についての文章に偶然、連続であたる

あのときああすればよかったと
そんなやくざな仮定法があるばっかりに
言葉で過去を消そうとするけれど
目前の人っ子ひとりいない波打際は
目をつむっても消え去りはしない
(略)
くり返す波の教えるのは
ただの一度も本当のくり返しは無いという事
けもののように言葉をもたなかったら
このさびしい今のひろがりを
無心に吠えながら耐える事もできようものを
(谷川俊太郎『後悔』)

でももし後悔という言葉よりもっといい言い方があれば、私はそれを使いたいです。永遠に擦り減らない後悔もありますから。自責は愛よりも寿命が長いですし。
(ハン・ジョンウォン『詩と散策』)
昨日、皇居でご年配のシスターと擦れ違った
九段下の駅から武道館へ向かう橋はライブ参加者でごった返していて、私もその一員として、友人と合流すべく田安門へ向かっていたのだけど、バンドカラーである赤黒の洋服やグッズが溢れる雑踏の中を、青みがかったグレーの修道服を身にまとったシスターが一人、泳ぐように歩まれていく様があまりにも涼やかで、清潔で、見惚れてしまった
決して他人を押し退けたり割り込んだりはせず、人の波に上手に乗って、気持ちの良い軽やかさで坂道を下るシスターの真っ白な頭巾が、宙を飛ぶ綿毛のようにも、川面に光る魚の鱗のようにも見えた その行く先をいつまでも追ってみたいと思わせる美しい姿だった