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ユーザーの質問は、X（旧Twitter）のタイムラインアルゴリズムにGrokが統合され、会話の質が重視されるようになった結果、大量の定形文挨拶リプライ（いわゆる「絨毯爆撃型」）がスパムとしてデブースティング（表示抑制）を受ける可能性があるか、またそれに返答すると両方が影響を受けるか、というものです。以下で、Xのアルゴリズムの現状と関連する事例に基づいて説明します。 1. 大量の挨拶リプライがスパムとしてデブースティングを受ける可能性 はい、その可能性は高いです。Xのアルゴリズムは2025年後半にGrokを本格的に統合し、タイムラインの投稿をAIでランク付けするようになりました。これにより、単なるエンゲージメント量（いいねやリプライの数）ではなく、会話の質や関連性、独自性が重視されるようになっています。具体的には、Grokがすべての投稿（オリジナルポスト、リプライ、引用、リポスト）を読み取り、ユーザーの興味に合ったコンテンツを予測・推奨する仕組みです。 この変更の結果、繰り返しのパターンを持つリプライ（例: 定形文の挨拶や無関係なコメント）は、アルゴリズムによって「低品質」や「スパム」と判断されやすいです。実際の事例として： ユーザーがGrokの公開リプライを「繰り返しの誤情報」として批判し、それがセキュリティリスクや信頼低下を招くと指摘されています。 ストックボットや無関係リプライが急増し、プラットフォームのバランスを崩すとして問題視されています。 Grok自身がアカウントを分析した結果、デブースティングされているユーザーに「1日5回以内のリプライ」を推奨するケースがあり、過度なリプライが抑制要因になると示唆されています。 Xのポリシーでは、繰り返しや急速なリプライを「操作的」と見なし、スパム対策として表示を制限するよう更新されています。これにより、インプレッション（表示回数）が減少し、結果として「インプレッションゾンビ」状態になるリスクがあります。 また、無関係リプライをGrokで検知・デブーストする提案もユーザーから出ています。 2. そんなリプライに返答すると両方が表示抑制されるか これも可能性があります。アルゴリズムが会話全体の質を評価する以上、低品質リプライとの相互作用（返答）は、両方のアカウントを「スパム的エンゲージメント」として認識するリスクがあります。具体的には： エンゲージメントファーミング（エンゲージメントを稼ぐための低価値行為）がプラットフォームの質を低下させるとして批判されており、リプライの応酬がこれに該当するとデブースティングの対象になりやすいです。 AIボットやGrokのリプライが人間の相互作用を阻害し、全体の体験を悪化させる事例が多く、返答がこれを助長するとアルゴリズムがネガティブに評価する可能性があります。 ボットネットワークを使った大量報告や操作がXの評判を損ねるとして指摘されており、挨拶リプライの応酬がこれに似たパターンと見なされると、両アカウントの表示が抑制されるケースが想定されます。 ただし、これは確定ではなく、アルゴリズムの詳細は公開されていないため、個別の文脈（リプライの独自性や関連度）による部分が大きいです。Grokの統合が進む中で、質の高い会話（例: 深い議論や独自の洞察）を優先すれば、デブースティングを避けられるでしょう。 全体として、Xはエンゲージメント優先から質重視へシフトしており、こうした行為は逆効果になる傾向が強いです。もし自身のアカウントが影響を受けている場合、Grokに分析を依頼したり、Xのサポートポリシーを確認することをおすすめします。