目次を見ると「中国人には集団生活が欠けている」「中国は倫理本位社会である」「道徳を以て宗教に代える」「中国は国家か否か」など大変刺激的、魅力的なテーマが並んでいる。
訳者たちのご尽力を壮としたい。
目次を見ると「中国人には集団生活が欠けている」「中国は倫理本位社会である」「道徳を以て宗教に代える」「中国は国家か否か」など大変刺激的、魅力的なテーマが並んでいる。
訳者たちのご尽力を壮としたい。
作者が台湾南部の嘉義駅から阿里山の日月潭に向う登山鉄道の車中で見たことを素材とした童話。
途中乗車してきた製糖会社の重役と思われる紳士を見送りに来た社員の古ボケた麦わら帽子に1匹のイナゴがじっと縋っていた。帽子をとってお辞儀をした際にそのイナゴは座席の上に飛び下りた。
帽子から汽車へ乗り換え座席にいるイナゴのことを考えると、おかしさがこみ上げてきて、作者はしばらく目を放すことができなかった。作者が下車する時も、イナゴはそこにいた。
「蝗君。大旅行家。ではさよなら。用心をしたまえーー途中でいたずらっ子につかまっててその美しい脚をもがれないように。失敬。」
作者が台湾南部の嘉義駅から阿里山の日月潭に向う登山鉄道の車中で見たことを素材とした童話。
途中乗車してきた製糖会社の重役と思われる紳士を見送りに来た社員の古ボケた麦わら帽子に1匹のイナゴがじっと縋っていた。帽子をとってお辞儀をした際にそのイナゴは座席の上に飛び下りた。
帽子から汽車へ乗り換え座席にいるイナゴのことを考えると、おかしさがこみ上げてきて、作者はしばらく目を放すことができなかった。作者が下車する時も、イナゴはそこにいた。
「蝗君。大旅行家。ではさよなら。用心をしたまえーー途中でいたずらっ子につかまっててその美しい脚をもがれないように。失敬。」
幽明のあわいを描いた心のこもった作品である。
幽明のあわいを描いた心のこもった作品である。
①東京古書会館での稀覯書展と展示即売会に行き、福沢諭吉『増訂華英通語』1860年初版上下本の復刻版を入手。②国立公文書館での「世界へのまなざし:江戸時代の海外知識」展で新井白石『西洋紀聞』自筆稿ほかを嘆賞。さらに③東京国立近代美術館「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」で、丁寧な解説と優れた構成による広義の戦争画・メディア展を見た。充実した疲労感と共に友人と本郷での酒食を満喫。
①東京古書会館での稀覯書展と展示即売会に行き、福沢諭吉『増訂華英通語』1860年初版上下本の復刻版を入手。②国立公文書館での「世界へのまなざし:江戸時代の海外知識」展で新井白石『西洋紀聞』自筆稿ほかを嘆賞。さらに③東京国立近代美術館「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」で、丁寧な解説と優れた構成による広義の戦争画・メディア展を見た。充実した疲労感と共に友人と本郷での酒食を満喫。
『日本政治学出版の舞台裏』をめぐって、本と編集と出版の話をしました。延長試合となり「その3」もあり、現在編集中。近々アップされる予定です。
jpn01.safelinks.protection.outlook.com?url=https%3A...
『日本政治学出版の舞台裏』をめぐって、本と編集と出版の話をしました。延長試合となり「その3」もあり、現在編集中。近々アップされる予定です。
jpn01.safelinks.protection.outlook.com?url=https%3A...
神護寺の後に高山寺に詣り、(松下圭一先生ご夫妻の紹介により)山主の小川千恵さんにお会いしてお話しを伺ったことも懐かしい。25年前のこと。
神護寺の後に高山寺に詣り、(松下圭一先生ご夫妻の紹介により)山主の小川千恵さんにお会いしてお話しを伺ったことも懐かしい。25年前のこと。
《詩が詩であるためにはこうした、事前には何をどう書くことになるのかわからないが、それでも何かどうしても書いておきたい衝動があって成立するものであって、それは書かれたあとにのみ書き手にもその内容が知られるという厄介かつ快楽的なシロモノなのである。》
《詩が詩であるためにはこうした、事前には何をどう書くことになるのかわからないが、それでも何かどうしても書いておきたい衝動があって成立するものであって、それは書かれたあとにのみ書き手にもその内容が知られるという厄介かつ快楽的なシロモノなのである。》
一節「高橋真と『アイヌ新聞』の挑戦」、二節「『北の光』と新生北海道アイヌ協会」、三節「進駐軍とアイヌ民族の言論活動」で構成されている。
戦後現代のアイヌ文学と言論活動のスタートを切った高橋真と、北海道アイヌ協会の言論活動とを扱い、さらにGHQとの関連での「幻のアイヌ独立論」についても論究していて、とても刺激的である。著者の博捜にも感心する。
一節「高橋真と『アイヌ新聞』の挑戦」、二節「『北の光』と新生北海道アイヌ協会」、三節「進駐軍とアイヌ民族の言論活動」で構成されている。
戦後現代のアイヌ文学と言論活動のスタートを切った高橋真と、北海道アイヌ協会の言論活動とを扱い、さらにGHQとの関連での「幻のアイヌ独立論」についても論究していて、とても刺激的である。著者の博捜にも感心する。