うにねこ
banner
u2neko.bsky.social
うにねこ
@u2neko.bsky.social
独生独死独去独来、ツァラトゥストラはそう言った。
仔猫のほかに四頭の先住猫がいる。いずれもうちにやってきた猫だ。
隻眼の雄猫がいる。彼のようすがおかしい。居間の中心で毛繕いをするタイプではない。尻をなめているのだが、しょぼくれている。よく見ると赤くなっているのは肛門ではない。肉が見えている。
どこかでけがをしたのか。なにかの拍子に裂いたのか、あるいはけんかしたのか。しかしどこにも痕跡はない。出血の痕跡はなく、けんかをしたとしても、毛束のようなものが落ちていない。そもそも、彼は出血をしていない。
お盆である。かかりつけの動物病院は開いていないかもしれない。
朝一で電話をして診察をしているか確認し、連れて行く。
けがではなかった。
August 16, 2025 at 2:57 PM
おれを獲物と認識している仔猫。最近ずっと狙われているからケージから出せない。
July 21, 2025 at 2:15 PM
よく咬むようになったから、ふるい鍋つかみを手にはめる。「いいかい。これになら全力で咬んでいいよ」と洋画に出てくる父親のようになんども教える。
July 14, 2025 at 9:36 AM
仔猫、五五〇グラムを超える。うんちもおしっこも自分でやるようになり、こちらが手を貸すと厭がる。だが、まだトイレトレーニングは済んでいない。ミルクだけではなく、離乳食も口にする。元気だ。ぼくは夏バテ。
July 6, 2025 at 11:06 AM
ミルク後にひたすら暴れて部屋を散策する仔猫。
June 28, 2025 at 3:27 PM
カーペットがきたないのは見ないふりをしてくれ。ねこはかわいい。
June 26, 2025 at 1:04 PM
ここ数日仔猫の鳴き声が聞こえるなぁ、野良猫がどこかで産んだのかなと車庫のシャッターを開けたら、落ちていた。触ると冷たい。しかしミーと鳴く。
出勤前だったので懐炉をつけたタオルにくるんで、とりあえず保護。
仕事終わり、獣医に向かう。
生後三週間。まだ乳飲み子。うちにいる四頭はみな拾い猫であるが、さすがにこの時期から育てたのは野良だった母猫の帝王切開で産まれたおはぎのみ。育てあげたのは母で、いまは東京に行っており、家にはぼくしかいない。
で、まあがんばってるよ。体重は日に二十グラムずつ増えて、よく遊ぶようになった。落ちていたから「ぼたもち」と命名。未だ性別はわからない。
June 24, 2025 at 10:53 AM
去年胃潰瘍になって、今年胃腸炎。
いよいよ内臓にダメージが出てくる。古典文学で胃腸がどうこう愚痴を長々書いている部分に共感できてお得だ。
June 24, 2025 at 10:20 AM
『破墓/パミョ』
一族を呪う祖霊を鎮めるために墓を暴くが、そこからどんどん穴を掘るごとに位相が変わっていくサイキック術式ホラーミステリ。荒俣宏『シム・フースイ』シリーズのように規模感もおおきく、とにかくずっと、たいへんなことがおこっている、ああ、さらにたいへんなことがと思っているうちに終わるから二時間を超えても退屈しない。チェ・ミンシク、ユ・ヘジン名優おじさんコンビの顔面説得力に肯くしかない。巫俗の若者コンビもよい。かなり漫画的だが、キャラが立っているということだ。
April 19, 2025 at 9:59 AM
『ビーキーパー』を観たが、なにがおもしろいのかまったくわからない。ステイサムが暴れているだけではないか。そもそもステイサム演じる主人公がどういう人物かわからない。養蜂家ということしかわからない。そしてさほど交流が描かれない隣人がフィッシング詐欺で自殺したというところを出発点に、怒りのまま突き進んでいくのだが、まったくひっかかる部分がないから暴れているだけにしか思えない。心理的葛藤がないのだ。暴れているステイサムにどう共感すればいいのかわからない。ひたすら暴れている男を観ているだけだ。悪役は憎たらしい。しかし憎たらしいだけだ。なにもない。隣人の孫娘がFBIの倫理としてステイサムを止めようとするが
March 12, 2025 at 3:50 PM
『よつばと!』十六巻は四年ぶりの新刊で、しかも巻末には描きおろしエピソードも収録されていて、にこにこで読んで無事あの箇所で二度見したわけです。あの鮮烈なショックは作者が周到に用意したサプライズというよりも、長年のファンに向けたじつに粋な計らいですよ。発売日初日にバラすなんざぁ、無粋もいいところですよ。せめてみなみなさまにいきわたってからおずおずと言及するものでしょうよ。と、なんかちょっと悔しくなってしまった。よくわからない感情なんだけど。
February 26, 2025 at 3:37 PM
『オオカミ狩り』のあれが出ててきたとき、映画の定番的に予想したものが観たかったなぁと寝るまえにかんがえたこと。あれが出てきたときに操舵室も攻略されていたのだけど、あれを出すタイミングとしては、犯罪者集団側がタンカーを掌握、警察側の生きのこりへ人質を取るなりして投降を呼びかけた直後、突如あれが現れて機関室で大暴れ、。タンカーが停止。異常に気づいた犯罪者側が船内捜索に、これを機と判断した警察側が動き出すけれど、あれが縦横無尽に暴れてどちらも人数を減らしていく。あれの正体が判明後、犯罪者・警察ともに共闘。無事たおすも、最初の因縁で殺しあい。なんか生きのこった女刑事が爆発するタンカーをひとり脱出。劇終
February 20, 2025 at 11:52 PM
手を動かさなければならないが頭は自由なとき、脳内で映画を再生したりして遊ぶが、最近さまざまな映画に『蟲師』のギンコさんを召喚して蟲煙草をスパーしながら「こいつは蟲の仕業ですな」と言わせている。
シャマラン映画ではやはり『オールド』『ハプニング』などのスーパーナチュラル・ホラーと相性がいい。だいたい蟲の仕業にできる。『ヴィレッジ』のオチが時空を切りとってしまう蟲の仕業になったときは笑ってしまった。
超自然要素は蟲のせいである。ゾンビは《カバネワタリ》という死体を動かす蟲が大量発生してしまったからであり、吸血鬼は《ヒカゲヒル》に憑かれたからだ。邪神系もだいたい蟲に置き換えられる。
February 19, 2025 at 3:35 PM
『悪魔と夜ふかし』がほんとうにすばらしいのでホラー好きは観て。70年代の深夜番組にて、視聴率低迷から脱するためハロウィン特番において悪魔憑きの少女を招いたことから起こった、とある事件。そのマスターテープが見つかったというていのファウンド・フッテージ・ホラーだが、4:3のノーマルサイズで映しだす放送形式とCM入りと同時にモノクロ・ビスタサイズで裏側が描かれる。この要素のおかげで後半の劇作部分に移行するのも違和感はない。主演のデヴィッド・ダストマルチャンを含め演者のパフォーマンスも際立っている。悪魔憑きの少女を演ずるイングリット・トレリがずっと怖い。
February 10, 2025 at 12:55 PM
いあ! いあ! くとぅるふ ふたぐん!
ついに邪神像を手に入れたぞ。こつこつ500円玉を貯金してクトゥルフ様の復活に備えるのだ。
February 1, 2025 at 7:26 AM
そのときどきの資料で死体が映っているものやら邪神が表紙になっているものやら頽廃的な芸術やらが転がっているので、未就学児には少々刺激がつよい、しかしやってきた姪たちが知らない間にドアを開けるかも知れない。だから「ぼくの部屋にはおばけがいるよ」と言ってある。嘘はつきたくない。だからおばけを購入した。
January 24, 2025 at 9:48 AM
本年のお酒とおせち(食ったあと)
お酒は蓬莱の純米吟醸無濾過生原酒袋しぼり。とてもおいしい。
January 1, 2025 at 12:55 AM
今年は身体にガタがきた歳でした。尚継続中。
来年は健やかに暮らしたいですね。

干支の焼きものがひと揃えあって、毎年交換しているのです。
蛇は苦手だけど、巳年の親子白蛇はかわいい。よく子蛇を置き忘れる。
December 31, 2024 at 9:10 AM
『悪魔の手』
フランスの古典的ホラー。原作は『火の娘たち』の幻視者ネルヴァルの短篇『魔法の手』らしい。いわゆる『ファウスト』的な物語。悪魔と契約し栄光を手にするも、そのさきにはしっぺ返しが待っている。
ある山荘に左手のない男がやってくる。ほかの宿泊客たちは興味津々、さきほど銃声が山間に響き、警察が訪ねてきたばかりだ。男はちいさな箱を抱えている。停電になり、その小箱が消えた。うろたえる男は奇妙な人生について語りはじめる。
影を採りいれた大胆な構図がすばらしい。どこかドイツ表現主義のにおいがする。
ネルヴァルの原作『魔法の手』の筋立ては、映画後半に明かされる左手の持ち主たちの物語で
December 20, 2024 at 3:46 PM
以前、山奥のとあるホテルがならずものとそっくり入れ替わって数日間経営をつづけるというものを読んだことがあるけれど、お食事処あり露天風呂ありフロントあり、おそらく20部屋以上のホテルでそれはないと思った、山奥ホテル経験者。
作者にとっての透明人間になっているのが、食材を卸しにくる業者であったり、数時間の作業で帰る清掃スタッフであったり。そういうところは社員のほうがすくなく、地元のパートアルバイトで構成されている。民宿だったならば成立しただろうけれど、この規模で、バレずに経営するのは無理だろう。
おなじように、終末もので、ちかぢか終末が訪れるなか、いつもの業務をつづけるとある人物がいる。
December 15, 2024 at 10:04 AM
ホラー好きを公言しているが、ゴアの始祖ハーシェル・ゴードン・ルイスは未見だったので、アマプラ見放題終了間際に『血の祝祭日』『カラー・ミー・ブラッド・レッド』を視聴。『2000人の狂人』はなかった。

『血の祝祭日』
ここからゴア描写ははじまったとされる記念碑的作品。
エジプトの邪悪なる女神イシュタルの復活を目論む狂信者が生贄となる女性をつぎつぎと殺戮していく。
スプラッタ映画の常道、煽情的な裸、過剰なほどのスクリーム、いちゃつくカップルから狙われるなどなどがすでに示される。縦軸としてオカルトの謎解きがあるのも。
この映画の主役である狂信者ファードが片脚を引きずる、ある種の障害をもっているのも
December 1, 2024 at 2:29 AM
ショートショート
kakuyomu.jp/works/168180...
ハロウィンの前夜(八州 左右基) - カクヨム
ハロウィンの小咄
kakuyomu.jp
October 27, 2024 at 10:10 AM
マンドレイクを手に入れたぞ。
これで不老不死になるんだ。
August 20, 2024 at 9:26 AM
ペンギンSFアンソロジーという企画に投稿した短篇を当初の目論見どおりのかたちに加筆修正。ビジュアル重視のトンデモニッポン紀行。
kakuyomu.jp/works/168180...
エウロパの人鳥匠:ディレクターズ・カット(八州左右基) - カクヨム
旅に出よう。エウロパの絶海に浮かぶ、日本の末裔たちの温泉島へ。
kakuyomu.jp
July 8, 2024 at 11:54 AM
ゆっくりゆっくりと『ヘルボーイ』を集めている。あと五冊だが、いよいよ古書価格もたかいものばかりだ。
おなじ轍を踏んではいけないとプリニウス『博物誌』を一冊ずつ購入することにした。今年中にはなんとか揃うだろう。もってくれ、在庫。
April 28, 2024 at 12:54 PM