ヤヤモスレバ
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極私的ネッシー論を綴っています。
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【27】前半
 1773年にネス湖を訪れたS・ジョンソン博士は「長さが二十四マイル、幅は一ないし二マイル」(いちマイル=1609.344m)と、ほぼ正しく見積もっていた。

 ただし深さが「百四十尋」と世間で云われる点には疑念を表明。でも、いち尋(ひろ)約1.818m✕140=254.52mなので、現代の知見と概ね合っています!

 尋は英語で “fathom”。映画『原子怪獣現わる』(1953)の原題は “The Beast from 20,000 Fathoms”。核実験で蘇った恐竜・リドサウルスがNYを襲う物語だ。
〖つづく〗
[参考文献]
 サミュエル・ジョンソン博士によるネス湖の観察と所感は、こちらの資料にて。
【27】前半
 1773年にネス湖を訪れたS・ジョンソン博士は「長さが二十四マイル、幅は一ないし二マイル」(いちマイル=1609.344m)と、ほぼ正しく見積もっていた。

 ただし深さが「百四十尋」と世間で云われる点には疑念を表明。でも、いち尋(ひろ)約1.818m✕140=254.52mなので、現代の知見と概ね合っています!

 尋は英語で “fathom”。映画『原子怪獣現わる』(1953)の原題は “The Beast from 20,000 Fathoms”。核実験で蘇った恐竜・リドサウルスがNYを襲う物語だ。
〖つづく〗
 サミュエル・ジョンソン博士が『英語辞典』の「oat」の項目でスコットランド人をディスって怒らせた···というのは、あちらでは有名なエピソードらしい。

 え、参考文献? そんな海外の昔話より、世紀末の関東平野をいま生きるワシらの「rice」が大変やろが! 今日より明日なんじゃ ハァハァ

⇩リンが主役の『北斗の拳』第2話···な趣きの作品⇩
【26】後半
 このエピソードは『ヘブリディーズ諸島旅日記』(1785)に載る。

 なお、その怪物は「海馬[シーホース]」と呼ばれていたそうだ。だから最初から「UMA」だって言ってますよね、こっちは!!

 そんなボズウェルでさえ、ネス湖へ立ち寄った際「ウマ」については一言すら触れず──。

 ボズウェルの師匠で文人のS・ジョンソン博士は、なぜか大のスコットランド嫌い。彼らが食するオート麦を「イングランドでは馬の餌」と評したのだとか···。
【26】前半
 伝記作家のJ・ボズウェル氏は、1773年にスコットランドへ帰郷した際、ラーセイ島の知人から奇妙な話を聞かされた。

〈ここの湖に棲む怪物が、人間の娘を食べてしまった。怒れる父親は、豚の丸焼きの匂いで怪物を丘の上までおびき出し、炙った鉄串で倒した──〉

 だがボズウェルは、元ネタを即座に看破。以前《スコットランド・マガジン》誌で読んだ詩と、ほぼ同じ内容だったのだ。アイルランド語より訳出されたものらしい。

 題名が『アルビンとメイの娘』とも、ボズウェルは明示した。ただし、創作なのか実話ベースなのかまでは不明。これをかたった知人の真意もわからぬまま···。
〖つづく〗
【25】後半
 ホームズの無二の相棒・ワトスン医師は、名探偵から「ぼくのボズウェル」と称された。

 J・ボズウェル氏は、スコットランド出身の弁護士にして伝記作家。1773年には「ホームズ」に当たるロンドン文壇の大御所、S・ジョンソン博士を誘って帰郷の旅へ。それぞれが紀行文を著した。

 ふたりはネス湖にも立ち寄り、自然科学的な観点から所見を述べている。しかし、どちらも怪獣の存在にはなぜか言及せず···。

 決して興味がなかったからではない。むしろ別の場所では〝そういう噺〟を採集していたのだ。しかもかなりエグいやつ!
【25】前半
 スイスのライヘンバッハで滝壺に落ちて死んだと思われていたシャーロック・ホームズも、どっこい生きていた! ロンドンへ帰還を果たすまでの三年間は「大空白時代」と呼ばれる。

 それが「大」なら、ネッシーには「超空白時代」が。聖コロンバとの初遭遇は西暦565年。そこから1933年のスパイサー夫妻らに目撃されるまで、報告が途絶えていたのだ。千三百年間にもわたる不在って···答えはもう···。

 スコットランドに活版印刷術が導入されたのは1507年。その点を割り引いても、以後の文献ではどうだったのか──?
〖つづく〗
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陸戦用ジェガンA型 マン・ハンター仕様
◇旧式化に伴って刑事警察機構に払い下げられた地上仕様のジェガンA型を、マン・ハンター仕様に改修した機体。対MS用兵装を全てオミットし、市民への威圧を目的とした12.7mm対人用機銃を股間部に装備している。
『ウルトラマンオメガ』のアツい展開に鼻血が出そうです‼️

・レキネス⇒青龍
・トライガロン⇒白虎(黄色いけど)
・ヴァルジェネス⇒朱雀

って捉えるなら、いずれ玄武に相当するメテオカイジュウも登場するのでは···?🤔

アユ姉は「カメが好き」と公式サイトにも記述がありますし🐢

(そして「オメガとゼットさん同一人物」説も、まだ捨ててはいません😅)

m-78.jp/videoworks/u...
ウルトラマンオメガ
ヒーローも怪獣も存在しない地球に、突然「ソラ」から落ちてきた宇宙人。その姿は、赤き宇宙ブーメラン「オ…
m-78.jp
【24】後半
 当連載では、ネッシーの正体を「未知の巨大なヤゴ」と想定してきた。その手前、御大への敬意も込めた折衷案を捻り出さねば···。

 ヘビとトンボで···あ···「獣人ヘビトンボ」がいた!『仮面ライダーアマゾン』の第13と14話(1975)に登場し、悪の秘密結社・ゲドンを裏切ってアマゾンと共闘する。

 展開次第では彼が仮面ライダー7号を、あるいはスカイライダーとさえ名乗っていたかもしれないのだ。多元宇宙に於ける初代ネッシーの「並行同位体」と呼ぶにふさわしい。
【24】前半
 史上初のネッシー遭遇譚は、西暦565年、ネス川での出来事だった。宣教師の聖コロンバが、祈りの力で荒ぶる怪獣を鎮めたという。

 聖コロンバは、スコットランド史を紐解くとき必ず幕開けに名前の挙がる、実在した偉人である。

 アイルランドの王族に生まれながらも修道士となり、海を渡ってやって来た。ネス川を訪れたのは、当地の王様から布教の許可を得るためだった。

 こうしたリアルなバックボーンとは裏腹に、肝心な怪獣の姿かたちがいまひとつハッキリしない。時代は下り、12世紀に著されたアイルランド語版『聖コロムキル伝』では「蛇」と記述されているそうだが──。
〖つづく〗
[参考文献]
『聖コロンバ伝』が編纂された経緯は、こちらの資料に詳しいです。
【23】後半
 なお、追跡用の舟を向こう岸まで泳いで取ってくるよう命じられた弟子の名前は、ルンゲ・マック・ミン。かくもディテール細かく『聖コロンバ伝』には記録されているが──。

 実のところ『聖コロンバ伝』は、彼の没後100周年を記念して編纂された作品である。よくもまァ、見てきたように書けますね···!?

 とはいえ聖人伝とは、さまざまな奇蹟が列挙されているもの。ひとつだけを取り上げて真否を問うことは慎みたい。神秘なままでいいじゃない!

「ネッシーだけはガチ···ならぬナチ」
 ならば、その影響が及ばぬ時代へと遡ってみよう。
【23】前半
 映画『シャーロック・ホームズの冒険』(1970)では、スコットランドのネス湖に潜む怪獣の謎へ、かの名探偵が挑んだ。

 ホームズの服装は、おなじみ鹿撃ち帽とインヴァネス・コート。あのケープ付きの外套は「ネス川の河口」を意味する街・インヴァネスが発祥の地とされる。

 ネス湖からほど近いその川を舞台に、最古のネッシー遭遇事例は起きた。西暦565年。ネス川を渡ろうとする村人を、怪獣が次々に噛み殺していたのだ···。

 そこへ現れた宣教師の聖コロンバが、杖をふるって怪獣を撃退したという。
〖つづく〗
Reposted by ヤヤモスレバ
バスターランチャーを持たせる永野護先生もビックリな重量感