結果が求められる中での「物語性」は観る者に不利益な結果を考えずに、それに没頭できる都合の良い手段だと私は思う。

そのストーリーが真実に近いかどうかはどうでもよく、アプリゲームのシナリオの・ライトノベルの・ヒーロー漫画のような妄想を時に抱く。

例えば、選手は結婚や交際に異様なまでの潔癖さが必要とされ、騎手と馬は親愛の情で結ばれていなければならず、棋士同士は切磋琢磨する美しき友情が存在する。

そして、そうでなかったときに裏切られたと勝手に傷ついて泣く。唯の勝負事で、それ以下でもそれ以上でもないのに。

虚像は確かに辛い日常を救ける。しかし私は勝ち負けの中身の方が、私を裏切らないと感じている。

若い頃にやったことが将来のすべてになる(例:音楽の好みは14歳に聴いたもので決まる)、みたいな話、SNSでたくさん流れてきがちだけど、それこそが青いというか、まだ分かってないだけだよね。

全然そんなことないし、若いうちにすごいことしなきゃ、偉くならなきゃって焦らなくていいのに。ああいうどうでもいい呪いのせいで、大人になってから出会ったものを柔軟に受け入れられなくなりそうでもったいないよ。

何歳になっても新しいものに興味を持つ心くらいは欲しくない？

…ということすら書きにくくなったなぁ。あとね、そんなに人生早く決まったら、決められるなら、世話ないんだよ。

最近いちばん嬉しかったのはバビットの3着残し

たのしく