おおさと
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成人腐。超偏食。kkgiの話しがち
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 またチョコレートを食べている。そう思って見ていたら「食べるか」と差し出された。
「今日のはミントチョコだ。案外口に合う――」
 言い終える前に口を舐めた。ビターなチョコとミントの匂いがした。
「本当だ。スースーする」
 手早くマスクを元に戻せば、「もういいのか?」と確認された。
February 18, 2026 at 8:03 PM
 薬局内を見ていたら最強の爽快感と書かれた目薬があった。疲れ目をスッキリさせるようだが、最強とはどれ程か。
「よし試そう」
 面白がったガイが購入を決め、早速目薬を使った。ところが片目にさした途端、「くっ」と呻いて固まる。
「大丈夫?」
 強過ぎる刺激に涙が滲んでいるようだった。
February 17, 2026 at 8:42 PM
 側から「ふあ」と欠伸の声がした。時計を見れば十時を回っている。
「そろそろ寝るか」
「まだいい。テレビ終わってないし」
 顔は眠そうだが番組の続きが気になるのも本当のようだ。あと少しで終わるというので待っていると、さっきのがうつったのか欠伸が出た。
「眠かったら先に寝ていいよ」
February 16, 2026 at 11:49 PM
 梅の花が見頃を迎える。枝いっぱいの紅や白の花も見事なものだが、辺りを包む甘い香りも心地よい。
「そういえば去年は遅かったね」
「そうだったか?」
 一緒に見た記憶は確かにある。しかし時期までははっきりしない。
「そうだよ。さて、来年はどうかな」
 一年後の答え合わせが楽しみだ。
February 15, 2026 at 10:26 PM
 バレンタインデーが終わった。特別楽しみだったわけではないが、過ぎてしまうとどこかうら寂しい。
「お祭りみたいなものだしね」
「では次の祭りに備えるとしよう」
 三月といえば。
「ひな祭りだな」
「そこはホワイトデーでしょ」
 鋭いツッコミに怯みつつ、新たな目標ができてよかった。
February 14, 2026 at 9:26 PM
 夜、食事を終えたタイミングでプレゼントを取り出した。毎年恒例ではあるのだが、渡す瞬間だけは少し照れてしまう。
「これ」
「ありがとう」
 喜ぶ顔にほっとしたのも束の間。「最初にくれたプレゼント覚えてる?」から始まって、思い出話が止まらない。ムードがなさすぎるのもどうかと思った。
February 13, 2026 at 10:58 PM
 火影邸の廊下を歩いていると奥からカカシが来るのが見えた。駆け寄って話しかけようとしたら、向こうが先に「明日って空いてる?」と訊いてきた。
「予定はないが、今晩じゃだめなのか?」
「今晩がだめっていうか、明日に意味がある感じ?」
 妙に念押しすると思ったら明日は二月十四日だった。
February 12, 2026 at 9:48 PM
 足がもつれてすっ転んだ。蓄積した疲労によるもので、立ち上がりたくても動けない。するとカカシが寄ってきて介抱を始めた。
「大丈夫――じゃないね。無理するから」
 呆れ口調だが抱き起こす手は優しい。
「すまない」
「謝るよりお礼言ってよ」
 気の置けない軽口に胸がじんわり温もった。
February 12, 2026 at 1:35 AM
 夕方に肉屋の前を通ると揚げたてのコロッケのいい匂いがした。
 買い食いのつもりで「食べてくか?」と訊ねたら、「いいね。何個買ってく?」と返された。うちで食べると思われていた。
 まあ冷凍のご飯を解凍すればすぐに食べられる。そう算段して帰宅し、冷凍庫を開ければ――ご飯はなかった。
February 11, 2026 at 12:31 AM
 夜中に寒さで目が覚めた。それもそのはず、掛けていた布団がなくなっている。おそらく寝返りの弾みでベッドの下に落ちたのだ。大胆な寝相には慣れてきたがこれは困る。布団を掛け直すついでにがっちり抱き込んで寝直した。
 翌朝、抱きついたまま起きたせいで「寝相が悪い」と揶揄われてしまった。
February 9, 2026 at 10:55 PM
 いつも同じ格好でいたら、「それしか持ってないの?」と聞かれた。それとは動きやすさ優先の特製スーツである。着替え用に複数あると返せば、大きなため息を吐かれた。
「行きたいお店があるんだけど、入れてくれないだろうな」
 そんな畏まった場所、誘う相手を間違っているとしか思えなかった。
February 8, 2026 at 10:28 PM
 出先で椿油を購入した。その地の名産品ではあるが、宣伝文に吸い寄せられたのだ。
 帰郷後に渡したら「珍しいな」と驚かれた。土産自体滅多にないのに、ヘアケア製品では面食らうのも無理はない。
 何しろ買った自分が驚いた。艶やかな髪というフレーズで連想したなんて、相当に侵蝕されている。
February 7, 2026 at 10:32 PM
 カカシに勝負を挑んだら拒まれた。
「いつまでも勝負って。もう子供じゃないんだから」
 確かにガイは先月十八になった。世間では成人だろう。しかしそれが何なのか。
「大人が勝負してどこが悪い」
「もっと違うことしなって言ってんの」
 そうして差し出されたのはいつもの官能小説だった。
February 6, 2026 at 7:32 PM